231 獣ノ國 - under the ground -
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[恐らくこの鸚哥の弟は心配するだろう 判っていてもすぐに返す気になれなかった。
鸚哥も鸚哥で手首から肩に 怪我もないのにびっこをひきながら移動していたから わかったうえでこうしているのだろう。]
――もしかしたら、おまえさんが本当に あれの兄なのかもしれんな。
[肩に乗る鳥の頭を人差し指の腹で撫でた。 ただの鳥とは思えなかった。
扉を開けて部屋に入れば、小さな和室に、 けしてものが多いとはいえぬ中、 机の上に赤い羽根が一つ。]
(59) 2015/07/15(Wed) 01時頃
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ここは私が泊まっている部屋だよ。 獣に何かあればすぐ駆けつけられるように ……むこうの扉は あれは外に続いている [彼は、相手が獣であることすら考慮にいれず 最早人間にそうするように話しかけて 鸚哥を机の上かどこかに導いた後、]
――……なあ、
[ずるり、と気だるげに扉に背を預けた。]
何が狙いだ
[投げかけた言葉はいつもよりぞんざいだったが 鳥の前で柔和に取り繕う気にもなれなかった。
この鸚哥がただ迷い込んできたとも思えぬし 何か、目的があって動いているなら 存分に利用されようじゃないかと そう、思うのだ。*]
(60) 2015/07/15(Wed) 01時頃
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[結果が出る。なんの?
結果を伝えられなくなったら。なぜ、伝えられなくなる?
血の気が引いた。クラリッサのその言葉は、ジリヤの言葉を受けてのもので、ジリヤが話したことといえば、女医の言いなりになるなという話で……]
いけないわ。
[ジリヤが必死に止めている。感情に強く訴えるその説得に、私は冷静にならねばと思った。
情に訴える方はジリヤに任せるべきだと]
クラリッサ、考えて。あなたは、本当に人間になりたいの?
それとも、外の世界に行って、自由になりたいだけ?
お願い、考えて。
[お願い、と私は繰り返す。
だって、心から女医の薬を信頼していたなら、あんな言葉は出てこない。
クラリッサはいつも女医に好意的だったけれど。
その薬がどれだけ危険なものなのか、本当は気づいているのでしょう?**]
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>>67 ―― 森に帰ってどうする。 あの世界でお前たち、どうしていきていくつもりだ まなざしと暴力がいずれお前たちを殺す外の世界で。
……いや ははははは、 ここにいても同じか。 なら、 ……ならば ありのまま”い”きていける場所に ”い”くのが当然という事か。
[鸚哥の言葉は想像どおりのもので 彼は鮫の後姿を思い出しながら明朗に笑い 前髪をかきあげ額に手をやった。]
ノア君は…………部屋の名札がなくなっていたね
[彼は未だ、ノアが辞めたことをはっきりとは知らないが 見慣れた廊下の見慣れぬ部分から、 きっと。]
(70) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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[彼は静かに顔をあげる。] [鍵を閉めて扉から離れた。]
([――ダシテクレタラヒミツ。 脅しているつもりなのだろうか。>>68 滑稽と言えば端から滑稽な彼には効いていない。])
……人の口に戸は立てられぬというからねえ
秘密にするも何も、……ないだろう?
[一歩、畳を音も無く。椅子の上の”兄”の傍へ。]
([獣はやはりここで生きてここで死ぬべきだ。 外に遣ってかなしく死なせてしまうくらいなら。])
[ゆらり、黒髪が揺れる。 感情無き目に鸚哥を映し、死人の如き白い手で]
([叫ぶ狂気と妄執は着物の下、拳を硬く握らせて])
(71) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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―― いま ここで おまえさまが 死んだら。
[ にっこり笑って、 もう一歩を踏み出した。 *]
(72) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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…………嘘だよ、嘘。 茶番だ。
[鸚哥に伸ばす手がその首を絞める直前に、 彼はからりと笑ってあっさりと引き下がる。 脅しすぎて噛み付かれたとしてもきっと飄々とした儘。
小首を傾げ、机からメモ用紙を取ると それを細長い形に切る。そこに文字を記した。]
(73) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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『第三棟の大扉は指紋認証がある。普段は管理人がいないと開けることができない。』
[恐らく弟の方なら理解するだろう事を書いてから、 くるり、小さく筒状にすると、そっと鸚哥に差し出した。 渡せ、という意味を込めて。]
……いきていたいもんなあ、
[ふと、そんな不明瞭な言葉を吐くと、 彼は鸚哥に手をさしのべ、乗れと合図し 扉を開けて階下へと。**]
(74) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 06時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 06時半頃
お願い。
ここから出て行くのに役立つものが、さっき手に入ったの。
[施設内の地図。管理を強化などと言う油断ならない声の主の存在に、ここで秘密を明かしてもいいものかと躊躇っていたけれど。
それが、クラリッサを止めるために有効なカードとなるのなら、今切らなければ後悔する]
お願いよ、クラリッサ。
[もしも、クラリッサが命を落とすようなことがあれば。
そのこと自体もとても大きなショックだけれど。
ジリヤがあの女医に、何をするかわからない。
ジリヤが今度こそあの女医を手にかけようとして、危険と判断され殺される。
そんな悪夢のような死の連鎖が起こる可能性だって。
お願い、と繰り返す唇が震えた**]
オイッ!オイッ!クラリッサ…ッ!ごめンッて、わかってンだったら…!
[謝罪の意味を悟ると、駆け出して。もう、手遅れかもしれない。だが、だからと言って、この脚を止めるわけにはいかない。…本当は、もっと早くにかけ出すべきだった。この、棘に隠した臆病さが、今は、ただ恨めしい]
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[ふわりとした赤い羽毛は、 その小さな勇気を表す火の色のよう。>>77>>79
身じろぐことなく ひとのごとく 黙して弟たちを想う内心までは測れずとも ただ、死を覚悟する鸚哥に 執着するように手を伸ばした。
彼が瞳に灯す火は、影も耀く望月の色。 それはさながら月に宿りし幽鬼の様。
それでも動かぬ揺らがぬ鸚哥に 一つ、微笑みかける。 その心は素晴らしいものだと。
……悪には”善”がいなけりゃ格好がつかぬ。]
(83) 2015/07/15(Wed) 16時頃
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――けれども君、命は粗末にしていいものではないよ。
[そこにどんな理由があったとしても。
脅しに脅し返しておいて、そんな事をいう。
……昨日少しだけ話した猫の獣人を思い出した。*]
(84) 2015/07/15(Wed) 16時頃
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[『マタネ!』と鳴いた鸚哥に『もう捕まるな』と苦く笑い 梯子を下り、弟のいるところへと兄を解放する。 飛んでいく鸚哥を迎える弟の顔には、 少しは喜色はあっただろうか。定かでは無いが。]
(……『悩み 悲しみに 沈めるときも 祈りに 応えて 慰めたまわん』……だったかな)
[だったら、 慰めるだけでなくて 救ってほしい。 罪無きひとたちを。]
[――助かった、と云う鸚哥>>80に目を細めて、]
……いきなり迷い込んでくるから何かと思った。 もう少し気をつけておやり。
[あくまで茶番を続けると、 多くを語らず、静かに図書室の外へと歩きだす。**]
(85) 2015/07/15(Wed) 16時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 16時頃
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― 第二棟 庭園 ―
[――彼は侭、ふらりと奥の第二棟へ。
生体認証と云うのは、 死体では反応せぬとどこかで聞いた。 ならば、屹度指を切り離しても、同じ事だろうなと 酷い思考をぐるぐるぐるぐると回しては
気づけば 作り物の牡丹や桜、蒲公英が揺れる庭園に向かっていた。 第二図書室の方へ向かおうとしたところ ――ふらり、足元をよろめかせ ]
……、は、 くそ、歳か。
[苦く笑うや否や、 在った桜の幹に、静かに体を凭れさせた。**]
(86) 2015/07/15(Wed) 16時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 16時半頃
――――……お願い。生きて。
[そう、祈ることしか、もうできやしない]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 22時半頃
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― 第一図書室 ―
[投げかけられた言葉>>93に、一つ、立ち止まる。]
( ――違う )
(何も知らずにいけば、きっと、きっと お前達は捕まえられてしまうから ――その後のことが想像に難くないから
……だから、)
[彼は未練がましく口を開きかけて、それから。 ――ふ、と笑いを漏らした。]
(109) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
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ははっ。
まさか、愚直に上に行けば 逃げられると思っていたのか。
お前さんは馬鹿だねえ。
もう少し……”工夫”がいるだろう? ”鳥頭”じゃあないなら さ。
[くるり、僅かに振り返った瞳は嘲笑の色を灯した。 袂に入れた左手を抜き出し、 とんとん、とこめかみを叩くと、 瑠璃色をちらりと一瞥した後、音も無く歩き去る。
後に何を言われたとて、きっと振り返らずに。*]
(110) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
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― → ―
[ざらら、と薄が鳴る音がする。
黒い闇夜に女が一人、 蛇の鱗持ちたる女が一人。 黒髪を靡かせ、蒼い着物を揺らし 其処に、立っている。
( ……、)
彼は静かに、女の名を呼んだ。
( ……、私はどうすればいい。) ( 彼らを逃がすには、)
(114) 2015/07/15(Wed) 23時頃
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[ 女は笑う。 三日月のような笑みをうかべる。 そうして、漆のごとき掌を差し伸べる。 手には、銀に光る 小刀が一つ。 彼は震える手をそれに伸ばしかけて――
――罪を唆す蛇の幻影は、 月影が宵の空に滲むと共に、]
『……、 …月見さん?』
―→現実 第二棟 庭園 ―
[びくっ、と体を震わせて、目を醒ます。]
――――っ!
(115) 2015/07/15(Wed) 23時頃
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[偽物の花をつけ撓む桜の枝を背にして 見たことのある長髪がゆれていた。]
……あーろん、君。
[彼は辛うじてヴェスパタイン>>99を呼ぶと、 気まずそうに頬を搔き、 酷く眠そうに瞬きを二三度した。]
あー。すまない。 眠っていたのを見つけられてしまったね。
[サボりだって云わないでくれよと、 茶化すような言葉をかけてから 何かあったかな? と首を傾げた。*]
(118) 2015/07/15(Wed) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 23時頃
[ 悲痛な針鼠の声も、別れを告げるような猫の声も
懸命に引き止める梟の声も 聞こえてはいるのに。
僕は諦めることに慣れすぎていて、焦燥も自責すらも無く
彼女との約束がなければ
自分の身ですら執着しない関心の無さ。
正しくなかろうと 猫がそれで良いのなら
僕は正す心算は毛頭無いし、嘆く心も持ち合わせない。
自分のことのように怒り 嘆くふたりが
僕にはとても眩しかった。
( あんなふうに 誰かに執着できた頃は )
兄といっしょに 喪ってしまったみたいで。
ただ、ひとつ思った事といえば
悲しむ梟は見たくないという 独善的な思考。
( ああ、やっぱり。……僕は、卑怯だ。) ]
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[何か夢でも、という言葉に、彼は苦笑を零す。]
……ちょっと昔の夢を。 あゝ、サボるし、嘘だってつくさ。
[こくり、頷いて、長い髪の向こうにある瞳を 覗きこむように小首を傾げる。 白桃色の花弁が黒い水面にひらり、 煌めいたように思うが それもまた、瞼に閉じられ見えなくなった。
困惑しているのだろうか、という言葉に ふ、と笑う。]
そのように見えたよ。 なんだか、感情を持て余しているようだった。
[私は深い事を知らないけれど、と あの時聞いた通信の声を思い起こしながら、]
(133) 2015/07/16(Thu) 00時頃
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[ゆらり、徒花の花弁が揺れた気がした。]
……そうだね。 ある時は、彼らを獣と罵り ある時は、彼らに”ひと”を重ね合わせ……
[随分と身勝手だ、と苦笑しては、]
――お前さんはどうして、ここに、
[いいかけた問いは、マイク越しに聞こえた声に遮られる。 彼はぱっ、と身を起こすと、 こちらを見たヴェスパタインの瞳を見返して]
行こう。
[そう云って、駆け出した。 アマルテアの切羽詰った声。 ――酷い胸騒ぎがした。]
(135) 2015/07/16(Thu) 00時頃
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――→医務室
やめなさい!!!
[がらり、扉を開ければ、 地獄でもないのに濃い血の馨が漂う。
彼は惨状を目撃するや否や、 ジリヤとアマルテアの間に割って入り ひとまずジリヤを突き飛ばそうとした。
その血にぬれた髪が、 彼の腕に突き刺さることはあるだろうか。 それでも、一先ずアマルテアを守らねばと*]
(137) 2015/07/16(Thu) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/16(Thu) 00時頃
[ 数刻前 ]
「 いつか、 」?
[ 問い、問われた声を僕は鸚鵡返しした。
―――いつか、許されると思った。
それは紛れもない事実で、僕もまた、そのつもりだった。
許してくれると思って、思って、 ……いや、願っていたのかもしれない。
だってそうしたら、僕の罪は、赦される。 ]
―――でも、 …それは、 ” いつ ”?
[ 僕の潰れた声が、彼らに聞こえたかは解らない。
幾ばくもの「 消えた光 」を見てきた。 そうして今回も、そうだと思った。
だってそれが、 「 正しいこと 」だと思ってた。 なのに、
これじゃあまるで、 僕が間違えてるみたいじゃあないか! ]
…………、
[ ついぞ僕は声を発することはなかった。 欹てていた耳にすら、音が入らなくなる。 沈黙。 世界が僕をあざ笑う。
―――「 地下の僕 」を組み立てる、 土台が脆く崩れた気がした。 ]*
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( はじめは、ただの?)
[ヴェスパタインの口から漏れた言葉を 追おうとして、 心の中に一つ留めた。 走り出してしまえば質問を重ねることはできず 「急ぐのはあまり好みでは無い」という言葉に 思わず、苦笑を零したけれど 同感だった。*]
― 医務室 ―
[ジリヤ>>139の華奢な体は男が突き飛ばすには容易く きらり、煌めく雪原の色の髪は 今は毒々しく血塗れていた。
――腕に突き刺さった何本かの針が痛みを齎す。 ぽた、ぽた、ぽた、と白に朱を塗りたくるように 薬臭いはずの医務室に凝る血の馨。
視界の端、アマルテア>>140が倒れ その唇が「ありがとう」と紡ぐのが見えた。]
(144) 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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メティス先生……。 ご無理はなさらずに、って……言ったじゃないか。
[どうして、という問いは届かない。 意識を手放す彼女に、彼は険しい顔をして、 こくりと頷いてから] (……それじゃあ同じだ。まるでおんなじなんだ。 お前さんが嫌う”猿”と。 お前さんはそれでいいのか。)
[ふらふらと立ち上がるジリヤに向けて 苦虫を噛み潰すように思って
――ヴェスパタインが低くジリヤの名を呼ぶならば そちらはお任せします、と一つ、視線を遣り
彼は腕を止血することすらなく ふと表情を消して地上へと連絡を済ませていく。]
(145) 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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……クラリッサ君? 大丈夫かい
[そうして、その途中。 実験の副作用に見舞われた獣人に 針の刺さらぬ手を差し伸べれば 彼女が視力と手の感覚を失っていることに 気づけただろうか。定かではない。
もしもそうだと知ったなら、 酷く哀しげな顔をしただろうけれど。
……そうして、地上からの救援を待つ*]
(147) 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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