78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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悪いけど、やっぱ無理があるな。 無理はよくないってことだろ。
[嘗ては別れていなかった堕天使にそう告げた。]
シ ュ ガ ー テ ロ 『 耽 美 な る 炎 罠 』
[大鎌《サイス》で地面に円を描くと、堕天使の動きを封じるかのよう炎があがる。 父親から手渡されたものにオマケがついていた。 ソレのお陰で力が少し増していた。]
(225) 2012/02/04(Sat) 00時頃
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この間のオレのほうが弱いわけだよ…。 ところで。 ………ここで、アンタを殺せば未来は変わるだろうな。
[そのまま契約主である女に斬りかかった。 傷をつけることはできた、けれど――――。]
浅いか――――、時間切れだな。 …逃げるが勝ちってことで、じゃあ、また。
[そのまま、闇の炎に呑まれて消えた。]
(226) 2012/02/04(Sat) 00時頃
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―現代/自治区/図書館周辺―
もどってきたら…コレか。 いや、おかしいだろ、普通に。
[見上げればそこに黒い巨人《アンノウン》がいた。(>>210)]
………レイディ、久しぶりに会ってアレなんだが。 今、どういう状況なんだい?
[現代の時間にすれば20分も経ってないだろう。 しかし、時空の向こうで2週間を過ごした男にとってはかなり久しぶりに思えた。]
………レイディにアレは譲るよ。
[疲れている様子だったが、蹴られたこともあったので。 まずは譲ってみることにした。(>>120)]
(231) 2012/02/04(Sat) 00時半頃
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それから……頭脳班に宿題だ。 レイディのその凄まじい"創造力"なら問題ないはずだ。
[1つのメモを渡す。]
古の神の技術に≪L.O.S.T≫ってのがある。 Longs、Obtain、Storm、Tyche。 繋げて読むと『憧れを得る星命の渦』らしい。
これを覆す、新しい定義を考えろ。 それが宿題。 すぐに、ってワケじゃない。でも必ず必要になる。
頭脳労働だ、いけるよな?
[少女の反応を見ることもなくただ、押し付けた。]
(233) 2012/02/04(Sat) 00時半頃
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そう言う事か。星の癌《ダニ》の分際でまた、面白い事を。
[人知れず浮かべた笑みは、実に面白い物を見てしまったと言わんばかり]
(……倒せる物ならば、倒して見せろ。オスカー。
この澱んだ世界を、星を。
それでも望むのならば。
私を、零に還して見せろ)
[破壊と混沌《カオス》の翼を羽ばたかせる背後には、津波が洪水の如く押し寄せている。
もしかしたら、あれに呑まれて死ぬかもしれない。
だが、もし生きて、再び見える事があったならば。
その時こそ、この世界を零に還す者として――**]
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図書館、潰されるのは困るから。
[黒い巨人《アンノウン》が振り下ろした拳。 それを止めるかのように大鎌《サイス》を振った。 金属がぶつかり合うような高い音が鳴った。]
頭、落とせばいいのか、コレ? ……やるしかねぇけど。
[黒の巨人《アンノウン》の拳を弾き返した。]
(274) 2012/02/04(Sat) 02時半頃
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………おもっ。
[弾き返すも、その衝撃に手が痺れた。 手を振りながら衝撃を逃がす。]
………どうするかな、コレ。 真正面から戦うにはちょっとなぁ…。
[図書館から気配を逸らすように攻撃を加えて、反転させる。 こちらに表情歪ませる存在には気づいていない。(>>275)]
(276) 2012/02/04(Sat) 03時頃
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っう!!やっぱ、手が痺れるな。 バランス崩すしかねぇか。
[もう1度、巨大な拳を弾き返す。 けれど右腕に集中しすぎていて、反対側への注意が疎かになっていた。]
やばいな…。
[大鎌《サイス》で攻撃を受け止めようと防御姿勢をとる。 けれど、光の力を感じて眉をひそめた。(>>277)]
………。 死んでほしいと思ってたんじゃなかったっけ? 何しにきたの、こんなとこに。
[こちらから目を逸らす相手に向かってそう問いかける。]
(284) 2012/02/04(Sat) 03時半頃
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消すのかよ。 中途半端なことするなら出てくんなよな…。
[やりにくいったらない。 どちらかと言えば嫌われているのはこちらである。]
……おふくろから、コレ、渡せって。 あー…邪魔だなー、ホントこいつ。 のんびり、話してる暇はなさそうだ。
[10年前に受け取ったものを女へと投げる。 それは、大事なものだとすぐに分かるだろう。]
(286) 2012/02/04(Sat) 03時半頃
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…………。
[厳密に言えば母親から手渡されたわけではないが。 母親が常々、彼女のことを心配していたのは本当だったので。 よしとすることにした。]
…………なんとか、っても。 え……正気? 協力とか、正気なの姉貴? アンタが嫌いなオレ、悪魔だぜ?
[逆に恐怖を感じつつ。 けれど、同じ色をした瞳が真剣味を帯びているの見れば巨人の拳を避けて、その拳の上に飛び乗る。]
(289) 2012/02/04(Sat) 04時頃
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いいぜ、好きなようにヤレよ。 オレが姉貴に合わせる。
[大鎌《サイス》に闇の炎が灯る。 それを構えると、黒い巨人《アンノウン》を睨み付けた。
瞳の色は徐々に紫に変わっていく。]
………はずすなよ? なんかあったら、オレが庇ってやるさ。 でないと、お袋とと両方の親父にオレが殺されるから。
[損な役回りだ、とため息をつく。]
(290) 2012/02/04(Sat) 04時頃
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…酔っぱらってんの…? ま…いいや、サンキュー。
[そのまま、肩を駆け上っていく。 姉の青い光が巨人《アンノウン》を足止めしたこを確認すれば、そのまま頭の上まで登っていき、そのまま飛び上がる。]
外すとかマジないから。 ちゃんと、止めててくれよ、姉貴。
[空中で、大鎌《サイス》を振り上げた。]
(293) 2012/02/04(Sat) 04時半頃
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堕ちろ――――っ!!
スパイデックライン 『 絢 爛 な る 飛 瀑』
[そのまま、巨人の頭に闇の炎の刃を叩きつけ一気に振り下ろす。 懸念すべきはこの黒の巨人《アンノウン》が黒の粒子で作られていること。 己の力では完全に倒すのは心許なかったが。
手ごたえはあったがどうか。 地上に着地すれば、すぐに距離を取り黒き巨人《アンノウン》を見上げた。**]
(294) 2012/02/04(Sat) 04時半頃
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……あぁ。
先程はわざわざすまなかったな。
良い息抜きになったよ。
[勿論、先程の港町での事を言っている。
禍の匣《BOX》を破壊した訳でも、抗う者に死の眠りを与えた訳でもないが、らしくもない行動に、特に悪びれた様子もなく]
ふふ……妾の肉体に瑞々しい気が漲っておるわ。
妾が真の姿《カンゼンタイ》になるのも、時間の問題よ。
[桃 茜はニィッと笑みを浮かべている。]
『お前の真の姿《カンゼンタイ》か、それは楽しみ。
だが。
……なんだ?
私達皆が、未だ誰も彼も真実の力の具現《アラガエヌメガミノスガタ》を晒してはいないわけか。
全く。遊びではないんだぞ?
……なぁ?監督者《エピスコポス》』
[己もまた、真実に死女神《アトロポス》としての姿を解放している訳では無い。
それを棚に置いて、同じく、未だ肉体を、黙示録の人形に委ねている監督者《エピスコポス》に、水を向ける]
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―回想・自治区/図書館付近―
…だから、そもそも相性悪いんだって。 姉貴が本気出せよ。
[姉の力のお陰で巨人《アンノウン》から距離を取る。 そのまま巨人《アンノウン》を見上げる。 動きは姉から放たれた矢で動きを止めた。(>>297)]
やればできるじゃん。 残念だけど解決はしてないか。 って、……レイディたち呼ばれたか。
[背後で光が見えた気がして、振り返る。 そこにいたはずの2人の姿はなかった。(>>328)]
(450) 2012/02/04(Sat) 23時半頃
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ん?
……我の姿?
[淡々としゃべる声音は、ほとんど感情を宿さない]
我は監督者《エピスコポス》であり、宇宙《そら》の一部。
故に定形を持たぬ存在
[この器《人形》の中に封じられたのは宇宙《そら》
漆黒の翼に宇宙が見えるは、収まりきれぬ監督者《エピスコポス》が漏出たもの。]
汝は我をこう呼んだではないか―――
”運命《ラキシス》”と。
何だと……体が負荷に耐え切れず、腐敗を起こしたか。
[桃乐茜は少し考えたあとに]
……『あの男』に頼むしか、ないな。
[半辺天の声に、ふと意識を向ける]
あの男か ―――頃合いだろう。
[先ほどから世界を満たす4匹の獣の気配。
それは常に彼女の傍にあったから、何を言わんとしているのかは察しがついた。
―――否、それもまたすでに定められた運命だからか]
汝一人で十分か?
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[少女たちが消えるその前に。 見上げていた巨人《アンノウン》が再び動きだした。(>>346)]
……ふりだし、ってことね。 ホント、ドSだよ……鬼畜だね。 なんとかできたらなんとかしてるって。 姉貴はもうちょっと冷静に物事見たほうがいいよ。
[人差し指で耳栓をつくり、姉からの不平文句をスルーする。 そんなことをしていたら巨人《アンノウン》が体制を崩した。(>>385) その力の持ち主が少女であることは容易に知れた。]
なんだかんだ言ってやることやるじゃんね。 案外、"優しい"って気づいてない、っていうか…放っておけない性格というか。
[そんな性格でなければ、この世界のために――――なんて。 できるはずもないのだから。]
(461) 2012/02/04(Sat) 23時半頃
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呼ばれた先に、セイカの"可能性"がある――――。 キミはそれを乗り越えるだろうけど。
可能性と希望は同一じゃない――。 でも、キミはその先に希望を見る。
この世界の人々はキミに希望を見た。 それは事実なんだから。
[それが偽りだろうとも、心の支えであることは偽りでなく。]
(463) 2012/02/04(Sat) 23時半頃
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……『あの男』?
[あの男。
一致するかの自信とまでは行かないが。
ある心当たりを、つい先程眼にした]
あれは。
あの癌《ダニ》"共"と言った方が、正しくないか?
[しかし、それもまた、定められた運命なのだろう]
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そんなワケで、頑張ってる女の子のために頑張るわけだけども。
[巨人《アンノウン》から因果《カナシミ》が抜けたことに気づいて構える。 何かまた別なことが始まるのではと警戒するが、そのまま動きを止めた。]
…………行ってこいよ。 姉貴いなくてもなんとかなるし。
[そう手を追い払った。 近づく気配――――――。 姉にはとっととこの場を離れてもうら必要があった。]
姉貴になんかあると多方面から殺される…。
[そんなことを口にしながら動かなくなった巨人《アンノウン》を見据えた。]
(466) 2012/02/05(Sun) 00時頃
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ただ、『あの男』が覚醒するのに間に合うかどうか――せめて時間が稼げれば、良いのだが……
[虚空《ソラ》を飛びながら、半辺天は思案の様子を浮かべる。]
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……オレは誰かに頭下げるの性に合わないんだよね…。
[巨人《アンノウン》は還っていく。 それを空へと見送って、現れた女(>>418)に紫の瞳を向けた。 平伏せ、と言ったその言葉を鮮明に覚えている。]
オレは全然久しぶりじゃないけどね。 1時間ぶりぐらいだ。 相変わらずセンスも性格も鬼畜さも変わらないね、アンタ。
[虚無の空間に座する女に大鎌《サイス》を向けた。]
オレのこと覚えていてくれるなんてね。 忘れていてくれてよかったのに。 覚えていてほしい人は忘れてるっていうのに酷い話だよ。
[冗談交じりにそう言った。]
(476) 2012/02/05(Sun) 00時頃
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全てはすでに定められていること。
間に合うも、間に合わぬも、それは汝の責に非ず。
だが、そうだな。時間稼ぎか。
[思案するような沈黙]
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