199 Halloween † rose
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[顔の前に人差し指。]
この魂使ってもう一回生物として――寿命も姿もただの猫として生きるか
[今度は中指を伸ばした]
コイツを魔力に還元して、寿命も生態もただの猫じゃねぇ――軽く魔物として生きるか。
[以前、他の下等妖魔から聞いた話は、契約を解除しても、まだ多少の魔力は残る、契約者である人間が置いて死ぬまで、ずっと傍にいられるというもの。
けれど実際には、若干の違いがあった。
その妖魔が、また別な契約形態だったのか、それとも、魔として生きることに躊躇いがなかったのか……今更、知ることなど出来はしないが。]
ボス、おれは………
[悪魔との契約を破棄するということは、思っていたより、ずっとずっと、重い事柄だった。
けれど、決断に、そう時間を有することはなかった。]
おれ、ただの黒猫に戻るよ。
[たとえ、どんな永い時を得たとしても、その先にあるものが永遠の別れであるならば、そんなものに意味はない。
ならば、たとえ短い時であっても傍にいて、いつの日かまた、巡り会うことが出来るなら……]
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―ホテル―
[開け放した窓は、帰ってくるクシャミのために。
暫くはそこで揺らぐ薄水色のカーテンや 日常を取り戻した静かな通りを見つめていたが。 コツコツと響いたノックに顔を上げる。
従業員から来客があると知らされ、 ロビーまで下りてみると。>>113]
(153) onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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リー! ―…また会えるのを、楽しみに出来るんだな。 俺もまた会いに来るよ。 ここの時計はなんせ年寄りだ。きっとまた壊れる。
[彼がどんなハロウィンを過ごしたのかは、 次に会えた時に晩餐を囲んで聞くとして。
住所や電話番号、住まいも兼ねた時計店の屋号を教え。 今は、握手を交わし、 出来たばかりの友達との再会の約束を結ぶ。*]
(154) onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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―部屋―
[部屋へ戻ると、ベッドの上にはカボチャのバケツ。 ハロウィンに置き去られたような鮮やかなオレンジ色は ずっとクシャミが携えていた色だ。
戻っていたのかと室内に視線を巡らせたが、 求める姿はどこにもない。]
……ミー?
[呼ぶ声は、キミに届くのだろうか――?]
(157) onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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[猫の鳴き声と、涼やかな鈴の音が聞こえた。
そぞろ巡っていた眼差しは再びベッドの上に戻り、 そこでバケツから顔を覗かせる小さな黒猫を見つける。]
(185) onecat69 2014/11/02(Sun) 18時頃
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……おかえり。ミー。
[抱き上げると、温かかった。とても温かかった。 胸に抱いて、とくとく弾む心音を重ねる。
無垢な金瞳はどこまでも澄んでいて まるで初めて世界に触れる仔のように濡れて光っている。 だから、か。
ふたりで駆けた街の明かりを 菓子にはしゃぐキミを 不器用に踊ったタンゴのリズムを 重ねた手の熱さを 何度も名を呼んでくれた声を 月夜に交わした約束を 思い出して。
声を殺して、少しだけ泣いた。*]
(186) onecat69 2014/11/02(Sun) 18時頃
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―海の見える街―
[潮風に抱かれた海沿いの小さな街に 時計塔の鐘が響く朝。 越冬のため旅立つ海鳥が朝靄を切った。
パンが焼きあがる匂いが立ち込める路地を、青年は駆ける。 深まる秋の朝に白く蕩ける息を弾ませて。]
ただいま!ミー、ミーさん!
[時計店の裏口から台所に飛び込んだ青年は 年寄りの黒猫と若い黒猫のためのミルクをパンで火にかけ、 港で拾った魚を餌皿に放り込む。
先月から任された時計塔の深夜整備の仕事明けだが 鼻の頭を赤くして笑う青年の顔付きは明るい。]
(190) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃
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親方。行ってきたよ、時計塔は今日も健康だ。 あの分だと来月の点検までは何の心配もない。
[先に朝食を囲んでいた時計屋の一家に混じって卓に着くと 今日もまた穏やかな一日が始まる。
――…あの小さな街で過ごした 不思議なハロウィン祭から、先月で三年が経った。
朝から賑やかで華々しかった祭の情景や 広場のマジックショー、ダンスパーティの夜の明るさ、 経つ日に交わした友達・リーとの再会の約束は 良い思い出として今もはっきりと覚えている。
しかし、それだけだ。
それでも時々夢を見る。 知らない丘の知らない屋敷の屋根上で月を見る夢を見る。]
(191) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃
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[夢のせいでほんの少し感傷的な気分で目覚める朝は、 決まって、傍らで眠るミーを抱き寄せて瞳を見つめた。 不明瞭な夢に見る月を思わせる金色の瞳。]
ミー、好きだよ。 俺達はずっと一緒だ。 ミーは、俺の猫だもんな。
[そして、ぴんと尖った耳にそう囁くと 寂寥めいた靄は晴れて明るく笑えた。
この子の傍は常に温かくて楽しくて。 一緒なら、きっとずっと笑っていられる。*]
(192) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃
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―1,November 2014 ホテルのロビー―
海が一等広く見える場所を教えるよ。 ……生きてりゃ、何度だって会える。
[握手を交わし、一度だけリーの肩を抱いた。 いつかの再会に期待し、今の別れを惜しんで。
囁かれた秘密には薄く笑みを浮かべて、]
ふ…っ は、魔女まで本物なのか。
[楽しげに笑った。 そしてグレッグも大切な秘密をひとつ打ち明けた。 「俺は、悪魔の黒猫に、恋したよ」と。*]
(196) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時半頃
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―あれから二十年―
[時を経るにつれて時計店は随分と静かになった。
新参の仔猫に「ミー」という呼び名を奪われて たまに不貞腐れたように背を丸めていた黒猫は、 十年程前、それでも最後は穏やか目を細め息を引き取り。
店を切り盛りしていた夫妻は 弟子に時計店の看板を託して家を出た。 娘夫妻の傍で余生を過ごすという彼らを、 皺の増えた笑い顔で見送ったのは5年前の夏。
重ねた別れはどれも寂しさを呼んだが、 いつも抱いて過ごした黒猫が隙間を埋めてくれた。
訪れたひとりと一匹の毎日も ずっと変わらず温かな日々だった。]
(216) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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[仕事中はカボチャのバケツを傍に据え 時折、年のせいで昔よりずっと乾いた手で黒猫を撫で。
寒い日には身を寄せ合って眠り、 春先の午後は日溜りで昼寝をして。 ハロウィンに合わせて翼の飾りを背負わせたりもした。
なんでもない事が幸せだった。 本物の家族を持つ事は無かったが、寂しくは無かった。
いつも隣にミーが居てくれたから。]
(217) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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―いつかの春の日―
[最近めっきり年を取った黒猫を抱く。 この頃のキミは眠ってばかりで少し寂しいよ。
それでも抱き上げると甘く鳴いて見つめてくれる。 俺はそれが堪らなく嬉しいんだ。 愛しくて堪らないんだ。 だから、
逝かないでくれ。 俺を置いて、逝かないでくれ。]
(218) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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[閉じた瞼は最愛の金色を隠したまま。 何度呼んでも、眠りから彼を呼び戻せはしない。
彼の最期の際。 どこか懐かしい声と錆びたはずの鈴音が聞こえた …気がした。 澄んだ鈴音は誰かに彼が昇る事を伝え遠くへ響く。
命が喪われゆく小さな身体に雨が降る。 温かな涙の雨。いつまでも。いつまでも。
ミーが居てくれて。ミーに会えて。 俺は幸せだったよ。ありがとう。 ……ありがとう。*]
(219) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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―最期の日―
[くたびれたリボンに結わえた錆びた鈴と 陽に焼けた古いカボチャの形のバケツを置いた机で 老人は最期の日まで仕事を続けた。
年寄りがひとりで営む小さな店を頼ってくれる 街の人々に支えられて。
その日は、春の風が花の香を運ぶ晴れた日だった。]
(222) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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[老いた指先で鈴に触れ、少し揺すってみると、 いつかのように澄んだ音が鳴った気がして。 懐かしむように細めた目は、そのまま閉ざされる。]
『やっと、会いにいけるよ。随分長く待たせたね。』
[正午を知らせる時計塔が打つ鐘の音を聞きながら 眠るように、キミの傍へ。**]
(223) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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悪魔とヤんのはすげぇイイらしいぜ?
[舌なめずり一つ、彼に言い訳を与えて−−−深く深く、ベッドに沈み込む。
運命を共にする影二つ*]
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―天の三叉路―
[――……光が見える。
現から持ちだした錆びた鈴ひとつを握り締めて 暗闇を貫く長い階段を登った先の光に目が眩んだ。
本当の天と地上の丁度真ん中、 三方に開かれた路の起点となる光の世界。
そこで待つキミに会えたら。 きっと真っ直ぐに駆けて行って抱き締める。]
(237) onecat69 2014/11/03(Mon) 01時頃
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[光の中。
安寧と温もりを約束された天国への扉は開かれている。 かつて魔に触れた魂の一点の染みは 昏い夜の住人たちの世への切符にもなろう。]
ミー。一緒に行かないかい? また出会って、また恋したい。ミーに。
[ミーの手を取りグレッグが見つめるのは、 心臓の音で刻む日々が待つ現世へ続くスロープだった。]
(238) onecat69 2014/11/03(Mon) 01時頃
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[“あの頃”と同じように強く手を繋いで、 ふたり揃って光の中へと歩み出す。
次の世、如何なる姿形で出会おうとも、 高鳴る鼓動が教えてくれるに違いない。 魂に打たれた楔で繋がる唯一の存在を。]
探すよ。必ず、探しだす。 約束だ。
[新たな約束を刻んだ魂は行く。
いつしか 辺りは闇に 呑まれ 繋いでいた手は解けた粒子となり 輪郭を失う 温もりの記憶だけを 遺して
こうして、ふたちの命の物語には幕が引かれ…――
――…新たな生命が はじまる *]
(254) onecat69 2014/11/03(Mon) 02時頃
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いっしょだ……グレッグ。
”ずっと”一緒にいよう、な……。
[向けた笑みには、小悪魔の片鱗が*]
いいのかよ?
そうそう真名なんて呼べねぇんだぞ。
[そろそろ聴こえるだろう、と囁く甘言。
胸に刻んだそれを、契約完了の証として求めた]
なぁ、 和希 ?
[慰めと、希望の意味を持つその花が。
春を連れてきてくれたのだ
―――其処に肌寒さは、もう、ない。]
逸れンじゃねぇぞ、和希。
[それでも、隣に”彼”が在る。
唯一の心安らげる場所。永い生も何もかも預けられる存在。
相手を思う時、悪魔の心に芽生える想いは愛に等しいのだろう
いつか口にした砂糖菓子のように甘く優しい *それこそが*]
……私は、変わらず君の友人だよ。
何が変わろうと、変わらなろうと。
ねぇジェレミー。
だから、――…いつか店に遊びにおいで
虹の架かる橋の下で、待っているよ。
[虹を冠る店は、あの街にはもう無い。
あるのはただの、空き地のみ。
店に訪れた住人は首を傾げる
此処には雑貨屋があったはずなのに、と。]
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―遠い未来―
Trick or Treat! キャンディ、クッキー、チョコレート!
[黒いマントを翻して、少年は高らかに声を上げた。
今夜は街中が甘い匂いに包まれるハロウィンの日。 やっと友達との巡回を認められて意気揚々はしゃぐ 6歳になったばかりの子供たちの一軍も街を行進する。]
(320) onecat69 2014/11/03(Mon) 22時頃
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