56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[やることがある、と言われて何を思ったか]
なあ、お前、俺の傍に仕えるのが役目だったよな。
……何かあったら、タダじゃ済まねーぞ。
[それは、遠まわしの心配で。]
俺がいないと不安か?
[俺は大丈夫だと安心させる様な声音で。]
こう見えても、…寂しがりなんだよ。
[どこか余裕を持った声色に、
冗談なのか本気なのか取れないような言葉を。]
命令なら行ってやらん事も無いぞ。
[男に返す声音は、何時も通りの淡々としたもの。]
…俺が捕まえた捕虜が、脱走した。
フィリップと、神父がそいつに殺された。
お前も気をつけろ。
[いくら剣の腕が良くても、人を殺す技術に特化した人間を相手にする事は難しいだろう。]
へえ、んじゃいつでも命令される準備しとくんだな。
[いつも通りの彼女の返答に、
自分も少しだけ、いつもの調子を取り戻して。]
誰にモノ言ってんだ。
…見つけたら、殺す。
[睨みを効かせた瞳は、赤。]
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――医務室――
[怪我人の数は増えている 先程切られた首の傷も再度痛み出し それでも、苦しむ人を元気づけるために、ローズマリーは声を掛け続ける
そこに居る、人影――>>80]
イアン・レッドフィールド赤騎士団長様
[触れれば弾けそうなその覇気に、しかし引く事も無く]
この度は……お悔やみを、申し上げますわ
[後ろからそっと、声を掛ける]
(82) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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ローズマリーは、ペラジーの声に気付くと、す、と振り返る
2011/07/03(Sun) 00時頃
お前には、無駄な危険を犯してほしくは無いのだが。
[殺気を漂わせるような囁きに、ゆったりとした口調で返して。]
…俺が殺るから。
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[ペラジーの姿に、眉根を寄せる 昨晩の衝突は未だに意識の底に燻っている]
貴女……衛生兵なのですわね
[にべもなく、呟きつつ イアンの軽い問い>>87に、首筋を抑えつついつもの公女の笑みを向ける]
重症ではありませんわ、ノーリーンが護ってくれましたもの 犯人は、敵国の……領主護衛の一員でしてよ 名前は、確か、テオドール
[ぐ、と歪められた瞳に、暗い光]
貴方の仕事は、ただ一つ 敵を討ち果たすのみです
和解の道は、もう、無いのですわ……
(96) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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もう、良いのですわ……
[囁いたような小さな呟きは、聞こえただろうか セシルはもう、ローズマリー達を完全に敵として捉えているのだと、わかってしまった]
領主護衛だからこそ、ですわ 向こうも、仕掛けてきているという事でしょう?
[イアンの言葉>>100に、微笑みを零した]
護るのは、わたくしではありません この国、ですわ?
[かつて、私を護ってと言った公女の姿は 少しずつ、少しずつ、擦り切れてゆく
ペラジーと親しく声を交わす姿>>104を、じいと見る 近い間柄、親しい間柄 それは、羨ましいと、同時に憎いと思った それを失った自身は――?]
(107) 2011/07/03(Sun) 00時半頃
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…なら任せたぜ。
[言って、今しがた公女から聞いた話を思いだし]
…どうも、姫様にも手ェ出してたらしいな。
領主護衛だって聞いたけど?
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