人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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 そんなの厭だ。


 一層、二人息絶えて。
 何もかもを失ってしまうべきなのでしょうか。

 だけど、私は進化する。
 私はまだ、進んでいく。

 あの人を失っても、私は未だ終わらない。


 
 だから 私は生きたい。


【人】 奏者 セシル

― 翌朝 ―

[完全に音が途絶えたわけではなかった。
そこかしこに、こえとおとがする。

手持ちの楽譜全てと、酒瓶と、細々した色々が詰め込まれ、少々不恰好になった鞄を提げながら、それでもいつもは人と行き違うこともあった通りを歩く。

いつものように、ただ歩く。

そうして立ち止まったのは、自宅の次に足を運んでいるアレヴィ家の前。
いつものように、気負いなく。ただ、戸を叩こうとする手が、少し彷徨ったけれど、結局は伸ばされ]

 っ、

[すか、と内側から開けられた為に、空振りした]

(196) 2010/07/03(Sat) 17時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 17時頃


【人】 奏者 セシル

 ……だから、ちゃんと、支度を整えて外に出ろと。

[反射的に抱きとめて、さて、どうしたものか頭は回らなかったが。
ほぼ反射に近い反応で、いつもの小言は口をついた。

何とはなしに、悲しげにも、安心したようにも見えるだろう表情で、見上げる頭をぽんぽん撫でながら。
居るんだなあ、なんて確認していたりする]

 なんでって。もう生活の為に出稼ぎしなくて良いなら、此処に居るよ。
 此処以外に、死に場所なんて無いし。まあ、オルガンの傍で死ねたら良いけど。

 お前こそ、何で。……死んだら、元も子も無いだろう。

(199) 2010/07/03(Sat) 17時頃

【人】 奏者 セシル

 そう何でも細かいで済ませるから、お前はいつまで経っても色気のひとつも無くて、まったく……。

[はあ、と溜め息を吐きながら。
何か変えるつもりもなかったけれど、こうもいつも通りの言葉しか出てこないのに、可笑しくなって、ミッシェルの頭の上で、笑いを零すも。
切実な表情に、目を細めて笑みを消し]

 どうして、此処じゃないと駄目なんだ。
 おれは門外漢だけど、作るだけなら、道具さえあれば街でも何処でも、出来るんじゃないのか。
 ……アレヴィの小父さんが、遺言でも残したのか?

[今から街へ向かうことは出来ないけれど、それでもそう、真剣に問いかけ。
ただ、自分のことについては、軽く笑い]

 おれは、だって。生きてる限り、弾けたらそれで良いから。

(201) 2010/07/03(Sat) 17時半頃

奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルの目元を、笑んだまま、柔く指先で払ってやり。

2010/07/03(Sat) 17時半頃



 そう、あなたは生きたい、のね。

[その言葉を聞けば、それ以上は今は語る事無く。
静かに、彼女の進化を、歩む道を見守る事を決めた。]


【人】 奏者 セシル

 ……まあな。何かあった時に、自分は村を空けがちだし、誰か安心して面倒看てくれるやつを見つけて欲しかったのも、小父さんの墓前に花嫁姿見せてやりたいっていうのも、結局は、おれの考えるお前の幸せでしか無かったから。
 別に何言わなくても、良かったのかもしれないとは、思ってるよ。

[今のまま、と何でもないその言葉が、ひどく寂しく響く。
寄る辺無い子供のように、服を握るミッシェルを、柔らかく抱きしめた]

 ……そうか? 小父さんは、此処でないと作れないと言っていたけれど、此処では完成させられなかったんだろ。
 だったら、もしかしたら、外で作ってみたら、案外あっさり出来たかもしれない、とか考えないのか。

(205) 2010/07/03(Sat) 18時頃

【人】 奏者 セシル

 お前には、そういう、出来るかもしれないこれから先があるけど。
 おれは別に、そうでもない。演目に、急に穴を空けるのは申し訳ないけど、チャンスを待ってるやつはいくらでも居るんだから、おれが弾かなくてもすぐに良くなる。
 だったら、此処で最後まで弾いていられれば、それで十分過ぎるくらい、幸せだ。

[いつも気丈にやり返してくる声は震えていて。
ゆらぐ瞳が、湖みたいで綺麗と、柄にも無く思えば、少しだけ理由に嘘を吐いて。
ふ、と微か苦い笑みを浮かべ、あやすように額にくちづけた]

(206) 2010/07/03(Sat) 18時頃

奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルの頬を撫で、ただその雫を拭い去ろうと。

2010/07/03(Sat) 18時頃


【人】 奏者 セシル

 そりゃな。だから、駄目だったのかもと思うが。

[顔を埋めてしまうのに、どうした、と問いはするけれど、上げさせるわけでもなく、ただ髪を撫でつけながら]

 ……居なくなった人間の表情って、厄介だよな。どうしたって、もう上書きされないから、消えやしない。

 ――ばぁか。おれだって、お前が死ぬのなんて嫌だから、こう言ってるんだろ。

[駄々に困った大人のような、それより割り切れていない困り顔で、やっぱり笑って撫でてやるくらいしか、今出来ることはなくて*]

(213) 2010/07/03(Sat) 18時半頃

奏者 セシルは、流浪者 ペラジーは、あるじと一緒に行ったのだろうか、と馬蹄のあとを見て、ふと思った。

2010/07/03(Sat) 18時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 18時半頃


 だけれど、

 もしも、


 "その時" が 在るならば

 私など切り捨てて下さい。


 それも、私の、願いです――――


 ”その時”

 あなたがどの道を選択するにしても。
 あなたが何を望むにしても――…。

 私が、その時に生きていられたら――…。


 あなたの希望に添うように、するわ。


【人】 奏者 セシル

[子供に戻ってしまったように泣くミッシェルを、撫でながら抱きしめていたのは、どれくらいのことだっただろう。
彼女に死んで欲しくないとは思えど、心のままに泣く方法なんて、とうに忘れてしまって。
ばかでも良いと泣く彼女を、少し羨ましくも思ったりもした]

 ……ヴェス?

[ふいに、弟の声が聞こえたように思い、視線を上げる。
常の、愛を叫んでいるそれとは随分、違う声音。

ヴェンリッヒ邸の様子を見に行こうと思っているんだが、一寸。とミッシェルに断ってから、その姿を探して、きょろ、と通りを見回しながら進み]

(239) 2010/07/03(Sat) 21時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

 ヴェス。何かあったのか。

[その姿を見つければ、小走りに駆け寄って、すらりと高い彼を見上げ。
今の事態を考えれば、間抜けとも思える問いを掛け]

 おれは行かないよ。お前は……行かないのか?

(241) 2010/07/03(Sat) 22時頃

【人】 奏者 セシル

 ……そう? 馬鹿と、ヴェス自身が言うことは、いつもと言うほど無かったような気もするけど。

 案内は、荷の運搬に慣れているひとが上手くやってくれていると思うよ。おれは何時も、乗せて貰っているだけだから、口を出すほどじゃない。

[落ち込んで、いるのだろうか。
話を聞いたなら、それも当然のことなのだろうけれど、何だか。
緩く首を傾げたまま、彼の口上を聞き]

 ……今更なんて。もしヴェスが、そうしたいと本気で思ったんなら、おれは力を貸すよ。
 あの頃から年月が経ったからこそ、……ヴェスが、そうしたいのなら。

[その言葉が纏うくらさを、振り払うように首を振る。
悲しげな素振りは見せない。だって、そうさせてしまったのは自分なのだから、そんな権利は無い。
何処かぼんやりした、常の表情で、ただ真っ直ぐ彼を見上げ]

(248) 2010/07/03(Sat) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 笑わないよ。おれが、ヴェスの何を笑うと思うの。
 どうしてそう、自分で片付けてしまう?
 彼女への想いの伝え方も、彼女がどうしたいのかも。
 街へ一緒に行きたいと、伝えたわけでもないんだろう?

[一息に言ってしまってから、ひとつ、笑う。
それは勿論、彼へ向けてではなく]

 ……それとね。あのひとは、おれとは何でもなかったんだ。
 おれに気遣ってか、あのひとは何も言わなかったし、おれも自分から否定するのが嫌で、教えるのが今更になってしまったけどね。

(249) 2010/07/03(Sat) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……ミッシェル。

[一拍置いてから、おかえり、と躊躇う表情の彼女へ、柔く笑み。
ん、と考えるような仕草をしてから]

 双方向の愛って奇跡かもね。みたいな。

[ふい、と首を傾げた]

(252) 2010/07/03(Sat) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 おれも、叶え方なんて分からない。

[首を傾げるミッシェルに、雛鳥みたいだと、くすり笑うも。
ヴェスの問いかけに、笑みを収め]

 おれは、何処へも行く必要が無いなら、此処に居たいから、此処に居るよ。
 願っても動いても、叶うとは限らないけど、どちらもしなければ、まず叶わないさ。

[何だか、まともに目を合わせたのが久しぶりの気がして、こんな時に少し嬉しくなった。
でも、それも、答えへの想いも、表情には出さぬままで、見つめ返し]

(256) 2010/07/03(Sat) 23時頃

ヴェス。
愚図ってても、死んじゃうんだろうけど。



私には、何もできないよ。
セシ兄は、私のこと、見てないもん。


私は、ヴェスみたいに。

まっすぐに気持ちを伝えることなんて、出来ない。


どうすればいいか、わかんないもん。


【人】 奏者 セシル

 此処でも弾くよ? 素晴らしいことに、この村にはオルガンもピアノもある。

 好きにするし、ヴェスも好きにしたらいい。
 聞き飽きたと思うけど、使えると思った時には声を掛ければ良い。

 ご忠告、ありがとう。大丈夫さ、……おれはいつだって、やりたいことしかやってないから。

[皮肉げなその表情のほうが、常の彼らしいけれど。
少しだけ、残念な気分を感じつつ、踵を返す背を見送り、風に運ばれた呟きに、無言で口端を上げた]

(261) 2010/07/03(Sat) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 そりゃね。出来れば叶えたいと思うものなんじゃないか。

[小さく息を吐いたミッシェルの頭を、ぽんと撫で]

 さて。今度こそ、ヴェンリッヒ邸を見に行くか。
 誰も居ないなら居ないで、火事場泥棒宜しく、ピアノを弾かせて貰おうなんて思っては、 ……ん。

[歩き出した先、常ならば人の波に遮られ、其処に人が居ようと気にならなかっただろう場所。
支度をするでもなく、無言で其処に居る少年>>258の姿に、目を細めた]

(262) 2010/07/03(Sat) 23時半頃

だから 諦めるのか?

だったら 厚意に あぐらでもかいてればいいさ。
言葉じゃなくても 出来ることくらいあるんじゃないのか?

モラトリアムは 長くないぜ


─…っ

[心で呟いたことに、返事が返ってくるとは思わなかったから驚いたものの。
何故、と思わなかった自分もいて。]


…諦めたく、ない。

私のこと、見てなくても、子供扱いでも。
セシ兄に、笑ってて欲しい。

…ありがとね、ヴェス。

ヴェスも。諦めないんだね。


さて――

[聞こえるということ、伝わるということ。一呼吸の間にどうでも良くなって]

どうだかな。
願っても動いても叶わないことは あるからな。
要は 自己満足出来るかどうか それだけだ。

だから――礼を言われる筋合いはない。

[いつものようにざくりと切り捨てて]

まぁ――脈はなくもないんじゃないか?

[皮肉るように言って話を打ち切った]


奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルが声を掛けるのに任せ、ひらりと手を振ってから。

2010/07/04(Sun) 00時頃


うん、それでも。
ありがとう、ヴェス。

脈?
─…ないよ、絶対。

セシ兄があのひとのこと、忘れるわけないじゃない。

[もう話す気はないだろうヴェスに、それでも礼を言って。
儚い笑みをたたえたまま、彼の言葉を否定した。]


【人】 奏者 セシル

[行くところが無い、という答えは多分、珍しくないのだろうけど。
口にしたのが少年だからか、些か痛ましいいろを浮かべそうになって、軽く目を伏せ]

 ええ。オスカー君は……此処で何を?

[問いには頷き、ふ、と広場を見回せば、別の姿>>263がやって来るのが見え。
ぼうっとしていると危ないですよ、と空を見上げるひとへ声を掛けた]

(270) 2010/07/04(Sun) 00時頃

【人】 奏者 セシル

 そうですね……。
 此処と大通りは、村の中でも大抵、賑わっていましたから。

[視線を巡らしても、すぐに人影を誰なのか判別出来てしまう今。
小さいなりに、自給自足で活気を保ってきた姿を、鮮明に思い起こすのは容易いことで、その落差に軽く胸元を押さえた]

 考え事、ですか。

[静かになった今は、むしろそれに相応しいかもしれないが。
良い考えは纏まりましたか、と考えを巡らせていたんだろう少年の頭をぽんと撫で、訊いてみる]

(274) 2010/07/04(Sun) 00時半頃

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