283 突然キャラソンを歌い出す村2
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[…霧が薄くなったのは、刹那の事。 人影も猫も、霧の中へと見えなくなった**]
(335) 2018/09/11(Tue) 03時半頃
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[それは、つまりは。
『ヨスガ』が、
いなくなるってことだ]
首を狩られて尚、首があると?
あり得ない。
あってはならないことです。
だってそんなの、
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―回想:ナツミが裏山に行く前>>442 夜の街―
[ナツミが見つめる霧の向こう>>442。 アコースティックのギターサウンドが、ぽろぽろと流れる。しっとりと湿るこの濃霧のせいか、聞こえる音は、少し寂しげな音を出した]
♪ もやもや 闇夜にまず半歩 いちにのさんで踏み出したのに 進んでも見えなくって
むしゃくしゃ 闇雲大股で まっすぐ進んだはずだったのに あしあとぐるぐる回ってた
おとなみたいに我慢も出来ず こどもみたいに笑えもせずに
だだっこみたいにふてくれてさ ねえ あの灯りまであと何歩?
(537) 2018/09/11(Tue) 22時頃
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♪ たそかれ からから げたの音 暗がり歩けもしなくって 立ち止まって見つめている そこにいるのは誰ですか たそかれ からから のどの奥 尋ねる声も出ないのに 返る声を求めている ああ 君なんかにとどくのかな
とどくのかな とどくわけないか
(538) 2018/09/11(Tue) 22時頃
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…何でこんなとこにいるんだ、ナツミ。
[やがて、霧の中から現れたのは猫の姿だ。 少し驚いたように目を丸くして、 すぐに細目の機嫌の悪そうな顔になる。
ぎりぎり霧に隠れそうな手前で足を止めて、 猫は説教を垂れだした。]
感心しないな。あと学習もしない。 ばかなのか? ばかなんだな! 夜は危ないって何度言えばいいんだ?
(539) 2018/09/11(Tue) 22時頃
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[ざわ、
ざわ]
九、尾の 首…
[ざわ、 ざわ
ざわ]
ゴーシュ、私
九尾の首、欲しいです。
取ってきてください。
[クラウザーに話しかける声は、どこからか。
甘ったるく彼にお願い事をした。]
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―回想:裏山に行く前>>551 夜の街―
[>>551 心配した、と言われれば猫は大げさに咳払いをした。こちらの事は今はいい、とも言いたげだ。大きくため息を吐く。]
こんな霧の中ぶらついて… ほんとに自分が置かれてる状況、わかってないだろ!
いーかいナツミ、 こういう日は怪異にとって好都合なんだ。 姿が隠しやすいからね。 調子こいた怪異が、 何かしらやらかしてても不思議じゃない。
そんな時に変に噂になりはじめてる君が…
[視線を逸らすさまに、説教を止めてじとりと睨みつける]
用事。 ……まさか、また厄介事じゃないだろうな!
(640) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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―回想:裏山に行く前>>640 夜の街――
[「友人と連絡が取れなくなり、 何だかヘンな事になっているらしい。」 ナツミからそのような話の顛末を聞いて、 猫は顰め面を作る。]
別の奴らに任せればいい、 そいつらだって探してるんだろ? 警察ってやつらだっているんだろ、 そっちに任せたらいいじゃないか。
わざわざ君が首を突っ込む必要なんて無いんだぞ!
[対面するナツミの青い瞳を見る。 何故か、少し前のクラウザーの顔を忌々しくも思い出した。 「厄介」だと言いながら、笑っていたあの顔を。>>95]
…………………。
(669) 2018/09/12(Wed) 01時頃
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―回想:裏山に行く前>>670>>672 夜の街―
[真剣な目。少しの沈黙。 そうして、猫は再び口を開いた。]
そう。 わかったよ。
[霧に隠れかけていた猫が歩いて近づいてくる。 その後ろから現れた「人影」も こちらに向かってくるのが見えた。]
生憎、僕はそいつらが 大丈夫かなんて知る由もないし。
厄介ごとに首を突っ込むのもごめんだ。
(677) 2018/09/12(Wed) 01時半頃
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[霧の向こうから現れたのは、 いつか出会った若い男>>1:128の 化け損なった姿>>333>>334。
半透明になった手で、 首から猫へとつながる首輪を軽く引っ張り、 その首と、そこから下が半透明の体の 切れ目を見せつけながらナツミの横を通り過ぎる。]
「こう」なっちゃあ、たまんないからな。 [青い瞳と猫の尻尾の青い炎が、同じ道を向かうことは無く。 それ以上、ナツミを止めることも無いまま。 猫と人影は、再び白闇の中へ消えていった**]
(679) 2018/09/12(Wed) 01時半頃
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まあ、私も首を狩られたという点では
他人を笑えないんですけれど。
…まさか私の他にもこの土地に
デュラハンが辿り着いていたとは。
波長が似ているためにこれまで気づけなかったか。
[思考と同時に、クラウザーは辺りの気配をたどる。
何か反応はあっただろうか。]
[ざわり と 探られる気配に
黒い水がさざめくような反応がある。]
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―夜:裏山 ダンス会場から少し離れた場所―
[裏山に広がる霧の奥。 八磨が見つけた、ぽつりと小さな青い火のような灯りが まるで人魂のように微かにゆらゆら揺れている。>>556
きょろっと辺りを見渡すナツミ>>619が それを見つけてしまうより前に、 青い灯りは霧の中へと消えていた。**]
(715) 2018/09/12(Wed) 02時半頃
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[静かだが、どっぷりと重たく、
底の見えない頼りない気配。
本当にこんな頼りない気配が同類なのだろうかと疑わしく思うが、確かに、他の気配より余程澄んで感じる。
今まで気づけなかったのが嘘のようだが、頷けもする。
この調子ならこちらの気配も伝わっているだろう。]
アーサーは、ヤスリにアンコールした。
2018/09/12(Wed) 03時頃
アーサーは、シンイチにアンコールした。
2018/09/12(Wed) 03時頃
こんばんは、友よ。
知らぬ間に随分暴れたようじゃないですか。
[首無し騎士は、視線を嫌う。溶けたようなそれになっても
その性質は変わらず、探られる気配に、
それを跳ねのけたがるような。そんな身震いがある。]
─────。 とも、 だち?
[疑問形だった。
あれ、そうだっけ…… と、ぼんやり思っているような気配だった。]
暴れたのは、……
[内容に意識が及ぶのは、一歩遅れた。
寝起きのような反応の遅さがある。]
どれのこと?
[裏山の事か、それとも封印を動かしたことか。
それとも、もっと前のことか。
思い当たる節がいくつかあるのか、問いが返された。]
[随分、自分より純度の高く、幼い友だと
頼り投げで臆病な気配と、言葉の選び方で感じる。
自分はまがい物のようなものだから。]
そう、同類…と言ったほうが近いのでしょうか。
でも少なくとも私は君を友人と思うことにしますよ。
[嘘ではない。
嘘ではないが、この友人はもしかしたら
自分の要望を伝えても口八丁で丸め込めるのではないかと思った。]
ふふ。
[『どれのこと?』と言うその"声"に思わず笑いが漏れる。
これはまた、随分と問題児のようだ。
そして、同類でありながら少しの恐ろしさも。]
まだまだ知らないことがたくさんありそうですね。
ですが、私が聞きたいのは『九尾の首の在処』。
君がご存知かもしれないと……知り合いから聞きまして。
そうですね、それとその目的も。よろしければ。
[親しみを込めた声色で、単刀直入に自分の目的を話す。
警戒されているだろうか。
彼がどう出てくるのか、クラウザーには予想がつかなかった。]
[伝わってくるのはしっかりした声だ。
固有の思考としては完全に目覚めたてで、
不安定な自我しかない自分とは随分違う。]
同類、 … … 友達……
さっきまで、知らない同士だったのに?
[友人については、声は半信半疑だ。]
おなじ、なのは なんとなくわかるけど
でも、なんとなくだ。変な感じ。
違うところも感じるけど
…それでも友人?
[感じた疑問や違和感をそのまま口にする。
純粋で素直な反応だった。
ただ、よく聞けば友人に対して、少しの期待を孕んでいるのは伝わるだろう。]
だって、さっき知った同士だもの。
こっちもそっちのこと、何も知らないから。
[知らないことがたくさんある。
問題児と思われているのは気づかないまま
言われたことに思ったままを言った。]
九尾の首? ああ。
学校にあって邪魔だったからどかしたやつ。
[首そのものに対しては、目的がないという言い方だった。
たまたま位置が悪かったので配置換えをしました。
ほとんどそんな調子だった。ただ、子どものようなソレにそんな真似ができてしまうことは、周りからすれば大迷惑も甚だしい状況ではあった。実際に叩き起こされた妖もいるわけで。]
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