168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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ごめん、急に。おじゃまするよ。
[部屋の中に入れば、自分と大して違わない。 女の子の部屋なんて千差万別だし、前取材に答えていた肉食系女子の部屋の部屋には女子プロのポスターもあったりしたから まだおとなしい…と思えたと思う。今は]
…こりゃ一狩り行きたくなるね……。 ゲーム機もってこれてたらよかったのに。
[レアモンスターとか沢山持っていそうだな、とは心の中で。 カミ様にお願いすればよかった。けどそんな空気でもない。 言われたまま、テキトーに座らせてもらった]
さっき来てくれた時、俺そっけなくしちゃったからさ。 謝ろうと思って。それと……
俺随分無責任なことばっか言ってたなとか、思って。
(179) 2014/03/22(Sat) 00時半頃
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…うん。わかった。ごめん。 確かに傲慢だったね。俺は。
[封筒を受け取って、じ、とそれを見る。 今更白石に言われたことが耳に痛い。 自分がしていたことは彼女を見下していたのだろうか。 そういうつもりがなくても、だ
自分からいく、と聞けばわずか眉をさげる。 俯いてしまっている頭をぽん、として]
戻れる目処がたったんだ。それはよかった。
(185) 2014/03/22(Sat) 00時半頃
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──……
[目処なんて立っていない。ならどうやって自分から来るつもりなんだろう。 問おうと思って、問いかけることでもなくて。 けれどその後の彼女を見ているともう戻らない、とも言えなくて]
戻る気には…なれそうだけども。 あぁ、ダメだよ目をこすったら。腫れるから。
(191) 2014/03/22(Sat) 01時頃
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………。そう、なんだ。困ったな。 俺、そんな人に好かれる人間じゃないんだけどねぇ…。
[赤い目を映し込む青は藤の色。 彼女をずっと気にしていたのは確かだ。 それを、あんなつっけんどんな態度で接してしまったから 今こんな風になっている。
須藤からの言葉に返事を濁してしまったのもこの後悔のせいだ。 謝らないといけないと思ってここに来て 彼女はちゃんと戻れるんだろうかと心配もしていて]
忘れる前提の「好き」なんてなしでしょ。 田端さん意地っ張りだったりする?
(204) 2014/03/22(Sat) 06時半頃
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「そういう人」のために、俺が人に移り気するような人間に見える? 田端さんはちゃんと俺と向き合ってくれているのに。
[脳裏に須藤の顔が浮かぶ。 だけど、どうしても彼女と戻った先が想像つかなくて。 彼女は綺麗で、強い人だ。 自分のことを思ってくれているのも痛いほどわかっていた どんな結果であっても、二人を傷つけてしまうことが胸に痛い。 けれどマーブル模様の心に占める割合は]
もっと信用してくれないのかな。 俺は…ひとでなしもいいところだけど。 それに
[また手を伸ばす先は彼女のその髪のいろ]
多分、俺のほうがずっと田端さんを気にしてた。
(205) 2014/03/22(Sat) 07時頃
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ありがとう。嬉しいよ。
[そういって、穏やかに笑う。 まだ酒は抜けきっていないし、須藤への罪悪感も胸の中に大きく影を落とす。 それを顔に出さないようにすることは今までで一番努力したものだ。 どうしても自分は忘れられないだろうし、きっと後悔をするだろう。 自分が犯してきた無意識の残酷さ。死んでなおそれは傷を増やす。
ここでの選択は人の生死なのだから。 きっと一生苛まされるだろう。自分には似合いの罰だとも思った。
青い目はほんの僅か揺らいで…目の前の人を映す*]
俺でよかったら。一緒に帰ってくれますか。
(206) 2014/03/22(Sat) 07時頃
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田端さんが信用してくれる方法ってなんだろう。 あの扉はちゃんと開けるよ。 そして戻っても俺は田端さんを忘れない 多分、今俺にできるのはそれくらいだと思うんだけど。
[泣かれてしまった。ゆるく腕を回して宥めるように髪を撫でた。 こういう仕草の一つ一つが、どれだけ人を傷つけたのかな。 それがしっぺ返しになるくらいまでたまったのが今なんだろう …須藤へ返事をせずに、ここでこういうことをしているのも 罰当たりの極みな気がする]
もうね、俺の大事だった人はどういう人かわかったから 諦めもついた。 …結局俺が全部悪かったんだけどね。
(212) 2014/03/22(Sat) 11時頃
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…忘れさせて、また事故を繰り返して今度こそ昇天? カミ様がそこまで無駄なことするのか知らないよ。 でも、信じるしかないじゃないか。
じゃ、俺がわしれていてもお願いするよ。 きっとまた親睦会で合うだろうからさ?
[話していきたい人。誰だろう。だれでもいいか。 合縁奇縁の空間、縁とは円だ。 きっとどこかでまた会うだろうとは思っているから 自分は特に…後輩の槇村とでも、話す気はなかった。 生き返って、また会えたらそれで。
少なくとも、記憶を飛ばしたとして甲斐田ともしかしたら倉田には会えることほぼ確定なのだ
だからこのままでいいと思っている。…須藤以外の人とは]
(226) 2014/03/22(Sat) 21時頃
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[待ち合わせには頷いて、彼女の部屋を出る。 須藤にはなんて言えばいいのか。 あんなに気にかけてくれたのに。
殴られてもいいか。一生恨まれても仕方ない。 自分だってここですら近づきたくない人間は居るわけだから 人数があっていても必ずしも帰れる訳じゃないのだから、 ある意味見殺しのようなものだと思う
結局、こんな場面でも好悪というものは幅をきかせるのだ 部屋に戻れば、ベッドに寄りかかった彼女がいる]
…須藤さん。ごめん、遅くなって。
(227) 2014/03/22(Sat) 21時頃
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あのね。須藤さん。 まずは俺は君に謝らないといけない。
俺のことを好きになってくれてありがとう。 だけど…ごめん。考えたけど俺は応えられなかった。 須藤さんと、現実の世界で一緒にいる俺が、想像できなくて。
多分俺たち、似たもの同士なんだよ。 きっと、戻れたとしても上手くいかない。
[彼女はどんな顔をしていたか。けれど青は逸らさず彼女を見る]
勿論、ここの誰にだって無事に戻って欲しい。 もし好き以外の気持ちでも帰れるなら、喜んで須藤さんに渡すと思うよ。
(228) 2014/03/22(Sat) 21時頃
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須藤さんの気が済むなら、俺に何をしても構わない。 無責任なこといって、自己満足で優しくしていたのは自覚してる。
嬉しかったよ。須藤さんが俺を認めてくれたのが。 でも…多分俺が欲しかったのは、認めてくれて…必要だと言ってくれる人だったんだ。
[そこまでなんとか言葉を紡いだ後、彼女を見る。 なんでも受け入れ、渡すつもりだ。
青い扉の鍵以外は]
(229) 2014/03/22(Sat) 21時半頃
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