人狼議事


68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―

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【人】 長老の孫 マーゴ

[下着姿のままで身体をぐっと伸ばして。
 ふと目をやった先、ベッドサイドには、女の子の形をしたクッキー。
 アイシングで綺麗にデコレイトされたそれは、片目しか描かれておらず、どこか歪だった]

これが…おまもり?
何かの揶揄とかかしら…

[目をぱちぱちとさせる。
 そういえば、昨夜は何も食べないままだったからお腹がすいている。
 さりとて弟が居なければ自分で作るのも儘ならない事だろう。
 どうしようか悩んでから、ティッシュでクッキーを包んで。
 着替えを片手にシャワー室まで歩いてゆく事にした。
 とりあえず目を覚まさない事にはどうにもならない]

(178) 2011/10/20(Thu) 21時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[熱いシャワーを身体に浴びると、徐々に目がさめてゆく。
 体中に暖かな血の流れを感じるようで。
 すっきりとした頭で、今までの事、これからの事を考えながら身体を洗い。
 水気を拭いた後は、ドレスというにはカジュアルな、レースのワンピースを身に纏う。
 簡単に身支度を済ませた頃には、今後の方針も大体決まっていた]

よし…。
とりあえず、外に行かないとなんともならないわね。

[両手の拳を握って、気合を入れる。
 表情は決意に満ちているが、どこかしまらない]

…っと、お菓子も忘れない方がいいわね。
今食べるのは、ちょっと怖いけど。

[ティッシュに包んだお菓子を手にして、恐る恐ると、そうっと玄関の扉を開いた]

(182) 2011/10/20(Thu) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 街中 ―

[玄関を出て少しした所で、不意に白いものが視界の端を横切った。
 何だろうと思ってよくよく見ると、それは曲がり角の先、白いシーツのようなもの。
 三角の形になっていて、まるで誰かが被って遊んでるみたいで]

何かの遊び…?

[人に会えたと思い、とことこと近づくけれど、その動きがぴたりと止まった。
 そのシーツは地面から10センチほど浮いていた。
 人が被っていると言う事は、有り得ない]

(191) 2011/10/20(Thu) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

…え?

[背中に寒気がするようだった。
 一歩後ずさろうとすると、バランスが軽く崩れて]

きゃ…!

[ぺたりとその場に座り込んでしまう。
 しかも、間が悪い事にその声でシーツのお化けはこちらに気付いたようだ。
 ぐるりと急に振り返ったその顔は、真っ黒な空洞のような瞳と、黄ばんだ牙だらけの真っ赤な口。
 それはどうみても、シーツそのものについている顔のパーツのように見えた]

(192) 2011/10/20(Thu) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[そのお化けは、形容しがたい叫び声を切り裂くように上げながらこちらへと向かってくる。
 逃げるという発想は既に存在しない。
 あんなものから逃げられるとは到底思えなかった]

…そ、そうだ。
おまもり…!

[隠し持っていたクッキーの存在を思い出した。
 良く覚えていないけれど、これを食べろといわれたような気がする。
 しかし焦っているためか上手く手にする事が出来ず、震える指先でティッシュを開く。

 クッキーを口の中に放り込めたのは、お化けが眼前まで迫っていた丁度その時だった]

(196) 2011/10/20(Thu) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[――キンッ――

 高い金属音のようなものが聞こえた気がして。
 恐る恐る顔を上げると、そこには切り刻まれたシーツの切れ端と。
 そして可愛らしいビスクドールがたっていた]

…お人形さん?

[ふわふわとした緑と黒のドレスを身に纏った、少女の姿。
 髪の毛は地面につきそうなほどに長い。
 体長は赤ん坊程度だし、何よりその瞳はガラス球のように透き通っていて。
 どうみても人間のそれではないようだった]

守って、くれたの?

[人形はなにも答えない。
 けれど、物言わぬ表情がかすかに笑ったように見えた。
 だから自分も笑い返して、人形の頭をそっと撫でてあげることにした]

(209) 2011/10/20(Thu) 22時半頃

[寝室から玄関まで続く血痕。
先程まで叫んでいたカボチャのお化けも姿を見せない。

もうこの孤児院にはいない。
どこかに逃げたのだろう。

理由は分からないが、お化けも傷を負っている。
殺して、お菓子を、奪い取って……。

モニカを探し求める想いと、お菓子に喰らいつきたい思い。
それらが相克していた。

目的が定まらないまま、彼女は、広場へと、向かう]


【人】 長老の孫 マーゴ

[お化けの倒れた後にお菓子がない事には気付かないまま。
 とりあえずどうしようかと思案していると、人形はまるで命令を待っているようにちょこんと立っていた]

…一緒に来てくれる?

[人形は、敬礼するように手をぴしりと動かす。
 くすくすと笑いながらその様子を見てから、歩き出す事にした。
 ちらりと後ろを見ると、人形が歩幅が小さい為か早足になりながらトコトコ着いてきている。
 そんな光景が微笑ましく感じられて、こんな状況にもかかわらず、少しだけ楽しくなってしまった]

(221) 2011/10/20(Thu) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 広場 ―

[幸いな事に、ここまでの道のりでお化けらしきものに会う事はなかった。
 集合先だという「海のしずく」の場所が分からないため、とりあえず昨日来た場所に戻ってきたのだが。
 視線の先では、大きな翼のある悪魔?あるいは吸血鬼?と、ハロウィンおなじみのカボチャのお化けが対面しているようだった]

…?

[立ち止まり、ちょこちょこと真横まできた人形に向かって、首を傾げる。
 気付かれないようにとは思うものの、ここから離れてはどうしていいのか分からず]

(230) 2011/10/20(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[遠巻きに吸血鬼とカボチャの様子を見つめながら、困ったように人形に問いかけた。
 本来なら静かに響く筈のその声は、しかし、錆付いたドアのような音色で周囲に響いた]


       ――――……シ…
(どういう組み合わせなのかしら?)

…ネ……――――
(ねえ、お人形さん、あなたはどう思う?)

(250) 2011/10/21(Fri) 00時頃

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