人狼議事


199 Halloween † rose

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【人】 ろくでなし リー

 『神の御加護を』

[最後に院長は俺の為に祈ってくれた。
とても嬉しくて寂しくて泣いてしまった。]

 ありがとう。

[そしてごめんなない。
人ならざるものを好きになってしまったけれど。
それでも俺は幸せだから。
大事に育ててくれたあなた達には感謝してもしきれない。
もう神様から見離されるかもしれないけど。]

 俺、すっごく幸せ者だから。

[泣きながら満面の笑みを浮かべた俺に、シスター達も
笑ってくれた。]

(110) pannda 2014/11/01(Sat) 21時頃

【人】 ろくでなし リー

   − ホテルへ −

[シスター達に挨拶を告げた後は、グレッグとシーシャが
泊っている筈のホテルへと向かった。
華月斎に渡す予定のお菓子は、シーシャの使い魔が
持って行ったから戻って来ている筈と信じて。

2人に逢ったら何て言おう。

グレッグには港町の名前と住所を聞いて、
いつか遊びに行くと告げよう。

シーシャには今度会えたら華麗に踊れるようになっているからと
伝えなければ。

まだ彼らが旅立っていない事を願いながら、
フロントに声を掛けた*]

(113) pannda 2014/11/01(Sat) 21時頃

 オイ、好きなタイミングで鳴らせ。

[だから、そう告げるのに一切の躊躇はない。
時計塔の影 ひとつの影が揺れて――]


 ……で、テメェは結局なんだったんだよ?

[その問いには答えは返らない。
”N”の正体を抱いたまま、秋の気配を吹き飛ばす風に彼女の笑いが乗ってくるだけ。
他にもやるべきことはある。
一度咳払いして、]

 クソネコ、”約束”の時間だぜ。

[さて、使い間の返答はいつごろになったか。
落ち合うまでは人間達に挨拶でもしてみようか、と

露天巡りの放浪はもう少しだけ続く*]


【人】 ろくでなし リー

    − 鐘が鳴る −

[シーシャを探しても見つける事は叶わなかった。
広場で華月斎と手品を披露しているのだろうか。]

 あ……鐘……。

[昨日の騒ぎの残り香の様に、小さな南瓜が窓辺や店先で
幾つかちょこんと寝ていた。
微かな余韻を感じて、ふ、と口元が綻んだと同時。
鐘が鳴り響いた>>118
案外初めて聞いた気がする。
澄み渡る音が滲みた。]

(122) pannda 2014/11/01(Sat) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

[見上げた鐘楼は陽の光を浴びて眩しくて。
そこに探していた顔を見つけるのは難しかった。

ただ鐘の音は、歩き出す背を押してくれる様に聴こえて。]

 ……♪

[まだ挨拶していない人が沢山いる。
彼らに声をかけなければ、と鐘を背に歩き出した*]

(123) pannda 2014/11/01(Sat) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

[不意に背中に、風が鐘の音と言の葉を届けて来た気がして立ち止まる>>124]

 ……シーシャ?

[振り返る。
そこにあるのは雑踏だけ。
けれど、頭からコロリと、お菓子の入った袋が落ちて来た。]

 ありがとう。
 今度会ったら、お前誰だって言われる位。
 イイ男になるから。

[包みを1つ開けて口に放り込むと、甘い筈なのに
涙が零れそうになった。
姿が見えないのだから、それが彼の意志。
俺には探せないから。]

(125) pannda 2014/11/01(Sat) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

 シーシャありがとう! またな!!!

[鐘の音に立ち止まっていた人達が一斉に俺を見る程の大声。
縁を結んだのはほんの僅かだが、掛け替えのない縁への感謝。

彼に届くと良いな*]

(126) pannda 2014/11/01(Sat) 23時半頃

 ボス……!

[時は進み、鐘が鳴った。
 ハロウィンが終わらぬが故に保留され続けてきた”解雇”宣告も、いよいよ効力を発揮することになるのだろうか。]

 分かったよ、ボス。

[シーシャのことを「ボス」と呼べるのも、もう後ほんの少しの間だけ。
 さて、いまシーシャはどこにいるのだろうかと、耳を揺らして気配を求める。]


[顔の前に人差し指。]

 この魂使ってもう一回生物として――寿命も姿もただの猫として生きるか

[今度は中指を伸ばした]

 コイツを魔力に還元して、寿命も生態もただの猫じゃねぇ――軽く魔物として生きるか。


[以前、他の下等妖魔から聞いた話は、契約を解除しても、まだ多少の魔力は残る、契約者である人間が置いて死ぬまで、ずっと傍にいられるというもの。

 けれど実際には、若干の違いがあった。
 その妖魔が、また別な契約形態だったのか、それとも、魔として生きることに躊躇いがなかったのか……今更、知ることなど出来はしないが。]

 ボス、おれは………

[悪魔との契約を破棄するということは、思っていたより、ずっとずっと、重い事柄だった。
 けれど、決断に、そう時間を有することはなかった。]


 おれ、ただの黒猫に戻るよ。

[たとえ、どんな永い時を得たとしても、その先にあるものが永遠の別れであるならば、そんなものに意味はない。
 ならば、たとえ短い時であっても傍にいて、いつの日かまた、巡り会うことが出来るなら……]


 ……あばよ。


【人】 ろくでなし リー

    − ホテルで −

[グレッグがミーを待ち続けているとは知らずに、
まだ宿を発っていない事に安堵しながらロビーで待っていると
数日前に覚えた声>>153]

 グレッグ! 
 良かった。また逢えた。

[出会いは商売人と客、それだけだったが、今はそれ以上に
大切な友人とさえ思えるのは、この不可思議な数日のせい。
同じ奇妙な体験をどんな風に過ごしたのか、
聞きたいのは山々だが、こんな場所で長居も出来ず。]

 グレッグがくれた飾り細工の南瓜な。
 あれ、凄かった。
 チビ達も羨ましがってたし、魔除けにもなったよ。

[魔女に逢えなかったのは、あの南瓜の力かも知れない。
そんな事を考えつつ、彼の連絡先を受け取ったが。]

(193) pannda 2014/11/02(Sun) 20時頃

【人】 ろくでなし リー

 あ、俺な。
 この街を出て行くことにしたんだ。
 何かやらかしたって事じゃないから安心しろ。

 でもまた逢えるから。
 来年じゃなくても。
 何処かでまた、俺、グレッグの住む港町も見てみたいし。

[また逢いに来ると、言われると少しだけ困った。
それでも気持ちは嬉しいし、俺もグレッグとまた出会いたい。
だから、ここでは無いけれど。
もう一度、再会の約束だけをして。]

(194) pannda 2014/11/02(Sun) 20時頃

【人】 ろくでなし リー

 今度はグレッグが案内してくれよな。

[笑顔でその手を握った後、そっと耳元に唇を近付ける。]

 本物の魔女、いたよ。

[ジェレミーの家に魔女はいたのかどうか、何があったのか。
その一端だけを擽る様に耳に残して、後は再会した時の
お楽しみ、と手を振って別れを告げた*]

(195) pannda 2014/11/02(Sun) 20時半頃

【人】 ろくでなし リー

[街を歩くと宝物が1つずつ増えていく。
グレッグから貰った連絡先。
シーシャから貰ったお菓子の袋。
孤児院に戻ればニコラエから貰ったガラス椀。

1つ1つはとても軽いのに、ひどく重くて。]

 やべ、泣きそう。

[ごしごしと汚れた裾で顔を拭う。
まだ逢っていない人の方が多いのに。
これではキリシマの元に戻る時には目が腫れてしまう。
笑顔笑顔と言い聞かせて、俺は広場を歩く。

華麗な手捌きを見せてくれた異国のマジシャンを探して。]

(199) pannda 2014/11/02(Sun) 22時頃

【人】 ろくでなし リー

[露蝶の店にも行かなければと思いながら、なかなか足は向かない。]

 あ、おっさん。
 南瓜売れた?
 ごめん、俺もう手伝えないからさ、足腰気を付けなよ。

[農家のおっさんは今日も元気に荷車を引いていた。
歳を重ねて行く農夫に声を掛けると、珍しい、雨でも降るかと
笑いながら手を振ってくれた。]

(200) pannda 2014/11/02(Sun) 22時頃

【人】 ろくでなし リー

   − 11月1日の広場 −

[シーシャから貰った菓子の袋。
1つ開けただけで、まだ手の中には残っているが
これは大事な大事なシーシャからの贈り物。
これ以上開けない様にと、グレッグの連絡先を書いた紙を
仕舞った胸ポケットに詰め込んだ。

気のせいだけど、温かいと感じながら顔を上げた先。]

 あ、華月斎!

[ハロウィンが終われば目立つ異邦人>>@47
彼に逢ったのはどれ位ぶりになるだろう。
彼も街を離れるだろうから、逢えて良かったと
笑みと共に駆けよった]

(221) pannda 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

   − 11月18日 夜明け前 −

[街の人や仕事の引き継ぎ。
結構余裕があるとは思ったけれど、時間が経つのはあっという間で。

一番大変だったのはチビ達だった。
泣いたり怒ったり、物を隠されたり。
それでも俺はその度に宥めていた。]

 俺は何処にいても、お前達の事忘れないから。
 知ってるか? 地球は丸いんだ。
 ずんずん歩いて行ったら一周回ってここに戻って来るから。

[そのうち訪ねて来ることもあるかもしれない。
我ながらずるい言い訳を繰り返す。]

(224) pannda 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

 ……シスター……これ。

[荷物は本当にほんの少し。
着替えとチビ達がくれた手紙と、ニコラエがくれたガラス椀。
シスターたちからは聖書と十字架だったけど。
多分仕舞ったままになりそうだ、と今から懺悔して。
最後に院長がくれたのは驚いた事に硬貨の入った袋だった。

俺が今まで稼いだ分全部、随分重くなっていた。
使う事無く貯めてくれていた院長達の優しさに、
俺はまた泣きそうになった。

あれから泣きたくなる事が多すぎて。
それでもこれがこの場所で泣く最後だと思ったから。
声を出すのは堪えたまま、頭を下げる。]

(225) pannda 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

 今までありがとうございました。

[それが俺からの別れの言葉。
チビ達が目覚める前に別れを告げて、新しい世界へと足を向ける。
これからずっと一緒に歩くと決めた人の元へ*]

 キリシマ、ただいま!

(226) pannda 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

   − 11月1日の広場 −

[手を振り返せば降り返してくれる>>@48
良かった、俺の事覚えていてくれたと、泣きそうだった
顔は現金な事に満面の笑みに変わっていく]

 手が早くて凄いペテン師になるとこだった?
 そう言えば、俺も手品まだ教えて貰ってなかった。

[それじゃお互い様?と笑い続けていると掌に
橙色のお手玉が載せられた。
あの日を思わせる色にぱあっと目を輝かせて
目の前の男を見つめる目は期待の色。]

(228) pannda 2014/11/03(Mon) 00時頃

 悪魔とヤんのはすげぇイイらしいぜ?

[舌なめずり一つ、彼に言い訳を与えて−−−深く深く、ベッドに沈み込む。
運命を共にする影二つ*]


[ 悪魔の気の済むまで 一つの影のまま* ]


【人】 ろくでなし リー

   − 広場・華月斎と −

[華月斎が途中で口籠る>>@53が、元々シーシャとの
あれそれを知る事もなかったので首を傾げるばかり。
それに俺の中では純粋に手品の時の手の早さを褒めていた。]

 簡単なのか?
 まっすぐ上に、同じ高さに。

[微妙に言葉の認識が違っているようだが、判る筈もない。
それよりも、目の前でずっと同じ軌道を描き始めた
お手玉の方が大切だ。
華月斎の言葉を繰り返し、
口を開けたまま視線はお手玉を追う。
上下すれば首を上下に、掌と甲で跳ねれば目玉をきょろきょろと。]

(235) pannda 2014/11/03(Mon) 01時頃

【人】 ろくでなし リー

 よし、俺頑張る。

[思い切り頷くとその力のまま投げたお手玉の軌跡は高く遠く。
それでも繰り返すうちに、何とか同じ高さを繰り返す事は出来たか。]

 これ、結構集中力、いるな。

[視線をお手玉から離せないから、
華月斎が今どんな顔をしているのか、気付けない。]

(236) pannda 2014/11/03(Mon) 01時頃

【人】 ろくでなし リー

 え、本当!? そう言われると益々やる気出る。

[華月斎は褒め上手で、俺もどんどん調子に乗って来る。
周囲も何をやっているのだろうと、奇異の目を向けて来るが、
視線は一瞬で離れて、ただの風景に溶けていった]

 華月斎にはもっといっぱい教えて貰わなきゃいけないから。
 いつになるか判んないな。

[必死になってお手玉を跳ねさせる中、
多分もう二度と彼に逢えない予感を見ないふりをした。

また1つ、大事なものが増える。]

(243) pannda 2014/11/03(Mon) 01時半頃

【人】 ろくでなし リー

 自分が喜ばせたい相手か。

[チビ達が喜ぶ顔を思い浮かべながら、片手に載せたお手玉も
同じように跳ねさせようとするが、さすがに両手は難しい。]

 一緒に……。でも迷うな。
 内緒にして驚かせたいし、あ、でも驚かないか、あいつ。

[最後に浮かんだのは、キリシマ。
必死に練習する俺を笑うだろうか、一回でも凄いなと
頭を撫でてくれたらいいな。
そんな未来を勝手に描きながら、お手玉は宙を跳んだ。]

(244) pannda 2014/11/03(Mon) 01時半頃

【人】 ろくでなし リー

 ……なぁ、華月斎。
 華月斎はもっともっと凄いマジシャンになるんだろ?

 もっと凄いマジシャンになったら。
 どんな小さな田舎町にいても。

 新聞とかテレビに出たら、判るよな。

[もう逢えないだろうけど。
その名が届くなら、どんなに嬉しいだろう。
しゃら、と音を立てて両手に収まったお手玉を握り締めて、
俺は華月斎に笑い掛けた*]

 それ位凄い手品師になってよ。華月斎。楽しみにしてる。

(245) pannda 2014/11/03(Mon) 01時半頃

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