147 書架の鳥籠
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さてシメオン君、
レティ嬢を――― お願いしてもよろしいかな?
[口調に感情は乗せず、助手に仕事を頼むように告げる。]
“次”は、シメオン君の番、だったはずだ。
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― サロンを出る前の事 ― >>134 [ホリーに共感を得られたようなら、うむ、と頷きを返したが やはり、彼女の名を呼ぶと浮かない顔が返ると悟る。 それから彼女の身形を一度目視してから、]
呼び捨ては私のポリシーに反するので ―― では、ホリー君と。
[彼女が満足するであろう呼び名を推理し、伝えた。]
(170) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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― サロンを出る前の事 ― >>136 [本の内容は今日はルーカス助手によって知る。 守護、と聞けば、何やら心強い響きだなと口にする。]
幸せをどう感じるのは人それぞれだが、 難しいと気付くには、一度、その幸せを失わねばならない。 と、経験者は語るを決め込もう。
…短くても長くても、 幸せと感じれば、そこに確かに幸せはあるのだよ。
―― ルーカス君にも、何れ解るといいな。
[と、問いにはそう答えただろう。**]
(171) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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……
うん。
[獲物選びを楽しそうにしていたのとは別人のように、寂しそうな声]
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[カトリーナの歪んだ表情が返ってきても、 頷きが返れば駆け出す。
それ故に、私は彼女の願いを聞く事はできなかった。 そして、書架の迷路に迷い込んだ。
レティーシャの名を何度か叫ぶ。]
(174) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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…、…シメオン君?
迷いがあるのなら、私がやるよ。
どうしたの、オズ
僕が迷いなんて抱く理由、ないでしょ?
[くすくすくす、先程までの様子は消え失せて楽しそうに笑った]
―――そのようだな。
[不安定だ、と感じた感情は口にしないまま、]
…、シメオン君。
頼りにしているよ。
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[――― そして、私は迷子になっていた。]
ど、何処だ。
[重なる本が、声を吸収してレティーシャの声は聞こえても遠くのような、籠って聞こえてきてしまう。]
レティ嬢!!
[こちらも声をはって叫ぶが、探し人はみつけられないまま**]
(185) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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ティーシャが僕を拒絶する
何で?嫌だ。独りは嫌だ。僕は、違う、僕は独りじゃない……
[迷子の亡霊に届く泣きそうな声は要領を得ない、何か問われても答えられなかっただろう]
レディの扱いがなってないようだな。
シメオン君。
―――、…
[拒んでいる、と聞けば、ぐらりと心の内は揺れる。
それでも、それでいいのだと 言い聞かせる。]
[謝罪の言葉は 言わない。
サイモンにも言わなかった。]
シメオン君。
君には、私という亡霊仲間がいるではないか。
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