47 Gambit on board
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イスカ……?
キリシマ師団長?
[再びの通信にノイズがだいぶ消える。
伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]
祖父から聞いた覚えはある。
同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数
共振現象(feed-back)
それが起こる相手が、一人だけ居ると
≪ エンライ ――――……、 ナユタ ≫
≪ きみが。
そう、なのか。 ≫
[視線が絡む。]
なにがそうなのか、は分かりませんが。
今、そちらにあわせ通信を送ったのはボクです。
新しい通信機か何かのテストで?
こんな時に。
[通信妨害の存在である自分が何故通信が可能なのか。
素直な疑問を発しつつも、見詰め合うのが不自然にならぬよう目を伏せ視線を外した。**]
≪ おじいちゃんの技巧を身に付けているね。
それはイスカと同じ。
だからこんな、在りえない通信が出来る。 ≫
キリシマの発するそれは、声というよりも言葉、
音というよりも信号、そのもののような。
受信するナユタにとっては奇妙な感覚かもしれない。
おじいちゃん……?
ボクの制御装置。
此れは第9師団の技術により作られたと聞いている。
その時にこの機能も?
このボクでも通信が可能であるのならば有用だけれど。
[脳内に直接響いてくるような奇妙な通信に不思議な感覚になる。]
[人間兵器が、人間兵器としてのみ
見られているのならば、
選帝権をも持つ、師団長に
人間兵器が配置されるのは何故か?]
[過去、ドナルド前師団長が
口にした言葉を、イアンは思い出して、いた]
≪ それを創ったのは先代だから、
意図的にそうしたのかどうかは、わからないけど。
直接通信ができる相手がいるのは、イスカも助かる。 ≫
≪ ……ほとんど、接点、ないけど。 ≫
ふうん。
ボクは帝都に戻る事すら数年ぶりだし。
知り合いも少ない方ですから、偶然かな。
筆談だけでは不便でしょうし。
話すのはボクも苦手ですが、通訳しましょうか。
[流石に謎の文字を書いていたとまでは知らないが、イアンとのやり取りを思い出して、申し出てみる。]
≪ ん。そうだね。
必要なときは、お願いするよ。 ≫
しかしそんな機会は少ないだろう、などと、
見当違いな方向へ思考を巡らせつつ。
[そして、ディーンごしにまだ席は立っていないだろうサイラスの姿も見る。
さて、この情報士の考えは如何だろうか…と。]
バーンフィールド師団長へ書いた紙。
『ほりゅう』と書いたんですか?
通じてないようですけど。
[常に通訳必要なのでは、と思い浮かびつつ確認してみる。]
[ぴくと、感じる視線。
今一度机上を叩こうとした指が止まる。
反射的に顔を上げる事まではしないが、ゆると、一度瞬いた。
…気配の先は、然程離れていない。]
―――…、
[背凭れへと身体を預け、伏せていた顔をゆると上げる。
出来る限り自然に、周囲への違和感を与えぬ様。
それが、事実叶ったかは知れないが。
存外に、気配の先は直ぐに知れた。
無表情に向けられていた翠。一つ席を挟んだ――第5の座。
カツン。 視線を其方へ向けたまま、再び、指先が響く。]
≪ ――え、なに? ≫
痛烈に考え事をしていたので、肝心な一言を聞き逃した。
イアンがこちらへ向かってきたのは、そのときだったか。
[微かな声も、各会話も、耳に届く。
ただ、届く、だけ。
敵兵や他の危機状況ではないと判断がつけば
耳は、音を追うのをとめる。
だから、グレイシアのカップの中身
その状況を知ることはなかった。]
――、…?
[向けられた視線に、僅か眼を顰めて瞬いた。
不快の色、という訳ではないが、言うなれば怪訝。
元より師団の関係上、定期通信等でも会話する事は多い。
全く知らないと言う訳では勿論ないが、
隣の人物に比べれば、親しいという間柄では決してなかったし
況してや、視線を向けられる理由に思い当たりなどなく。]
あなたの文字は読めません。
[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。
オブラートに包むという気遣いは存在しない。]
…よほど伝えたい事があれば、言って下さい。
[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]
[通信士の顔は、警戒を描いていた。
まぁ、無理もない。
まだ7日ある選定の儀。
動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]
≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫
イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。
仮に口に出せていたなら、
「まったく悪びれる様子なく」
そう表現するに相応しい口調だったに違いない。
殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、
そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
[凍ったカップを眺める。
そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。
向けた視線、相手が赤以外がわからない事を己は知らない。
知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。
手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。
考えを巡らせ。
何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、
それがさらに苛立ちを募らせる。]
――…。
[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。
感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]
兵器であれれば良い。
何物も、退けられるなら。
[どこかから聞こえた問答。
語気の強さは、響いて。
自分に向けられた言でもないが。
答えるでもない声は、ぽつりと。]
[カップの中身に気づかなかったイアンに
グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。
その、苛立ちが己が引き起こしたこと。
どちらも想像にも、浮かばなかった。]
[もし、カップの氷結に気づいていても
それが、己の視線が原因だとは、知らない。
受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。
気づかぬまま、イアンは
今はキリシマに視線を、意識を向けていた]
[けれど、ふと、耳が音を拾う。
脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]
…………
[こちらの声は、聞こえない、だろう。
それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。
ただ、キリシマから一度視線をはずし
グレイシアを一度、見た。]
[前線に立つ身。視線には聡い。
目を遣れば、此方を見る視線は、正面から受け止めた。
ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。
見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。
それでも、口を開きかける。
何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。
何より、相手は他の相手と話し中である。
しかも遠い。]
…………。
[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。
何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
[薄い灰の視線がこちらに気づく。
鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。
ただ、その口が、何か言うとでも言うのか
開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。]
[己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。
上着に隠れた尻尾か、
己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ
今の距離は会話距離ではないはずなのに。]
[結局言葉は届かなかった。
だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]
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