65 In Vitro Veritas
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>>280
いるところ…。
[それは、さっき黒田も言っていた。 それまでが違う、も違う一つだと、そう思うのは…。 それは、とても単純な理屈と、それを組み合わせた三段論法。だけど、口にはしなかった。]
セシルさんは、その音楽の、道具。 それをすることができるのですね。
[ヴァイオリンのケースに向けられる視線に、そう予測して、言葉かける。
迷惑にならないように生きる、という言葉には反応しない。そこには、まだ、解けないわだかまり。自身も無意識の。]
(304) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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じゃあ、さようならだね。
[ロボットが来るのかな。 それとも、ほかのひと? このひとがいなくなったら、リーネはどうなるんだろう? リーネが、このひとになるのかな?]
(305) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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セシルは、コーダは、そういえば、ボールはちゃんと赤毛に返しているはず。(回想)
2011/09/29(Thu) 22時半頃
ベネットは、漸く端末から視線を上げた。
2011/09/29(Thu) 22時半頃
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― B2F・生ゴミ処理機付近 ―
[>>247を呟いたのは、丁度彼女と16番が話している所だったか。 聞こえた内容は、彼女が自分達を壊す者だということ。]
あの
[一歩、彼女に近づいて]
どうして にげたの ?
[呟くような か細い声で、問う。 自分の姿を捉えたら、彼女はまた逃げてしまうだろうか。]
(306) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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まあ、そうなんじゃね?
[ニックの呟きに、しれっと答える]
だってなー、俺らいなかったら、お前ら生まれてなかったわけだし。 俺らになんかあった時のために、お前らいるんだろ?
ま実際、事故だなんだで即死しちまった人間のクローンがどうなったかなんて、俺にはワカンネーけどさ。
[それより、他の人達を捜そうと、コントロールルームを出ようとする。]
(307) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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[これはいつの言葉だったか]
ねえ。
コーダは……誰かを、守る?
《その為に、誰かを、壊す?》
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[袋を持った黒田>>297が傍を通りかかれば、その葛藤などは知らず、声を掛ける。]
どうだ、食いモンか何か、見つかったか?
ま、助けが来るまで食いつなげれば、何とかなるだろうしよ。
[言葉を切ると、漸く焦ったような様子に気づき、首を捻った。]
(308) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/09/29(Thu) 22時半頃
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[倉庫に積まれた物を見て、ため息をつく。 こちらは食べられないものばかりだった。
棚に十徳ナイフを見つけると、手に取った。 乾パンの袋は分厚かった。 切るのにちょうどいいだろうとショートパンツのポケットに入れると、倉庫を出た]
あ……ちょうどよかった。 お手伝い頼める? その食べ物を14人分にわけようとおもって。 合ってるよね、ここにいるの14人で。
[ドナルドに声をかけられた事を幸いに、二人の赤毛に声をかける。 ごみ処理機の方にも人が沢山いるけれど、検死で忙しいのだろう。ネクが何かを書いている。クローンは何を書き留めているのだろうか、少し興味を持った]
(309) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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楽しい、から…… ……それ、無しでは、……
[それは、自分の知らない感覚。 それは、自分の知らない考え方。
ゆるり、首を傾げ、―――それからそっと目を伏せた。
観てみたいと、思った。知りたいと、思った。 けれど、でも、それは、―――]
……目、駄目に、なったんでしょう、イワセ、は
その、ヤキュウ、する為に、目。 俺の、目が、……必要、なんでしょう?
[と、と、一歩、歩み寄る。 手を伸ばして、縋る様に、その上着を掴み。]
……お願い、もってかないで。
(310) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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俺、まだ、眠りたくないんです
まだ、おれ、……球、投げるの、下手だし 仕事じゃ、迷惑、かけてばっかだし 皆さんの事、何も、何も知らないんです だから、まだ まだ、……まだ、眠りたくないんです
お願いします、俺の、目 持っていかないで、……お願いします
[胸の内から溢れるままに、零す言葉は涙交じりに。 お願いします、懇願する言葉を繰り返していたけれど。]
……っ
[じゅうろくばんのおりじなるが扉から出てきて>>297、―――そっと、離れた。 青墨色の視線は、足元を、彷徨う。]
(311) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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ドナルドは、イワセが手伝うようならば、黙ってついていく心算で、イワセの方をちらと見た。
2011/09/29(Thu) 23時頃
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そうね。 そうしたら、あの赤い髪の彼も壊されない。
壊す人が、居なくなるもの。
[遠まわしに、自分の最後の患者の事を想った。]
(312) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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[クローン達とやり取りをしていれば、いつの間にかそこにいたリーネが近寄ってきた。 一瞬、どくんと動悸がしたけれど、もうあの時の様な嘔気がこみ上げてくるような事は無かった。]
知らない間に、貴方達にひどい事をしていたから。 怖くなったのよ、それだけ。
[自分よりも、ほんの少しだけ背の低い彼女。 同じ色を持つ瞳を覗きこんで、同じように呟くようなか細さで言葉を返すと、血で汚れた手を洗う為にその場を離れようと。]
(313) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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この人とさようならするの? ロボット来ないけど。
[どうするの、と散花の方を窺ったが彼女に聞いてみたが欲しい答えは得られるだろうか。 それとも。 他のオリジナルがロボットの変わりに答えをくれるのだろうか]
(314) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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[リーネとおなじかおで、さよならを受け入れるそっくりさん。]
……ロボット、来ないね。
[こわすのはいけないことなのに、どうしてだろう。 そのうち、ひとりでいなくなろうとするのが見えた>>313]
(315) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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[自分のクローンに縋られて、困ったように赤銅色を見やった。]
あァ、野球するために絶対ェアンタの目ェ取らなきゃいけねェワケじゃねェ。 他の方法もあるらしいんだが、ただソレだと、今までのように上手く野球は出来ねェらしい。
[リンダの紹介状を、ポケットの上から触る。]
参ったな、眠りたくねェ……か。 ……そォだよなァ。
[はたと言葉を切って、瞬いた。泣きそうな彼の顔を覗き込む。]
球投げるの下手……って、アンタもキャッチボール、すんのか?
[キャッチボール、と言いながら、振りかぶって球を放るフォームをしてみせた。]
(316) 2011/09/29(Thu) 23時頃
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守るよ。
今一番、壊されそうなやつを。
あいつの目を……。
[赤毛の目のこと、思い出す。]
いまはな。
[それはまだ、牧野の話を聞く前の話]
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ひど い こと…
[先程のように拒絶はされずに、眸を覗かれた。 前髪の隙間からはっきりと見える、同じ色の眸。
>>294ばつが来るという16番に対する答え方も 自分と同じ、受け入れてるように見えた。]
でも おなじ
わたしと
[ふら、ふらと覚束ない足取りで、再び彼女を追うように。 その背についていこうとした。]
(317) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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>>283>>288>>290
[そして、ふと、ヴァイオリンのケースを見つつ、さっきのケンシにきたリーネのオリジナル。マキノセンセイの言葉を思い出す。
そう、難しい単語もあったけど…。 その中で聞かなくちゃいけない言葉…。]
……アニって、何?
[そう、家族、兄弟というものを知らない。 兄というものが何なのか、わからない。
そのイショクが、アニノイショクが、
ニーナを殺した、まで、まだ、つながっていない。]
(318) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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……困ったわね、これじゃあ。
[思考は同じ所をぐるぐると廻っている。 何とかの籤とか。何とかの板とか、フィクションのモチーフとして良く出されるようなそんな状況が目の前にあるのだろうけど。]
もしも、食料が見つからず。 助けも来なかったらその時は。
……どうするの、かしらね?
[ふと気にかかったのはクロの事。 あの子が、自分の身の安全を優先させるようには見えなかったから。]
(319) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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セシルは、コーダは、アニ→× オニイサン→○ >>318
2011/09/29(Thu) 23時半頃
[自分は、大きいヨルを壊した。
そしてヨルを取り戻した。
他の皆も、等しく大事で。
だから守る為に。
壊される前に。
壊すことは、厭わない]
[ただ、あの時壊すのに使った刃物は。
コーダが、どこかに仕舞ったから。
今度は、コーダがあれを使いたいのだろうかと。
そんなことを、考えて]
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[自分の態度に、ニックはどんな反応を示したろうか。 尤もそんな事、さして気にはしていないのだが。
ひとまず、廊下を出ると、人の声のする方へ向かう。]
おーい。 転移装置、なんか旧式の、いっぺんにしか送れねーヤツなんだってさー。
[既に知っている者もいるだろうが、一応そう伝えておく。]
(320) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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[黒田から人数を問われて>>309、暫し首を捻ったが、指を折ってオリジナルの人数を数えて。]
ああ、14人で合ってんじゃねェかな。
[野球チーム二つには足りねェな、と小さくぼやく。 それから、乾パンの袋に視線を移して、眉を寄せた。]
……こんだけ、か。
[ともあれ、手伝おうと手を伸ばして、傍らの赤毛にも声を掛けた。]
ホラ、アンタにも手伝ってもらわねェとなんねェ、急いで手ェ洗ってこい。
(321) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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……さて、あたしは。 どうするのかな。
[答えを見つけられないまま。 コントロールルームを出てふらふらと歩き出す。]
(322) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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[オリジナルがいなければ、クローンは生まれなかった。 そう告げられて。 少し、首を傾げた]
じゃあ、エビエヤニクは…… オリジナルは、どうやってウマレルの? オリジナルは、何のためにウマレルの? 僕とエビエヤニクは……何が違うんだろう。 だってこんなにも、そっくりなのに。
[それはクローンが抱いてはいけない疑問。 けれど一つの生命体である以上、知能を持ち、感情がある。 確かにオリジナルは自分たちより色々なことを知っているけれど。 クローンの中でも、知識に差はあって。 それでも優劣なんて無かったから。 理解が、出来ない]
(323) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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― B1:スタッフルーム ―
[何となく手を洗うのにスタッフルームに足が向いてしまうのは、医師としての習性だろうか。 血液で汚染された手指を洗い流したいという思いに駆られるのもまたきっとそうなのだろう。
冷たい水で手洗いをすると、赤い血が排水溝へと流れてゆく。 ただ、それをぼんやりと眺めていた。
それでも近くにリーネの気配を感じれば、手を拭いて近くの椅子へと腰かけた。]
…まだ何か聞きたい事でも?
(324) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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―回想 >>141―
ん…っ。
[不意に唇を奪われ、うめき声を上げる。 どういうことなのか理解できずに、幾分困惑した様子で、時折体を震えさせ、しばらくされるがままになっていた。 ようやく唇から開放されると、大きく呼吸を繰り返す]
はぁ…はぁ…。 なに、今の…なんか、ゾクゾクってした…。
[初めての感覚に瞳を潤ませ、浅い呼吸を繰り返す。 恋愛や、こうした行為の知識など、持っているものの方が稀有な環境ゆえか、今の行為が『キス』と呼ばれる行為だということさえ、クロは知らない。
その豊満な胸を鷲掴みにされ、ピクリと体を反応させながら首をかしげる]
(325) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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…? すると、大きくなるの?
[当然、そんな俗説を知るはずも無く、不思議そうにつぶやく。 もっとも、背のことを言われているのか、胸のことを言われているのか、確証は無かった。 ただ、胸を鷲掴みにされて言われているのだから、おそらく胸のことだろうと思いながら]
…でも、51番もいっぱいするけど、小さかったよ?
[ふと、仲間の一人を思い浮かべた]
(326) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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>>304 [投げた言葉に、クローンが何を考えているのかは、わからない。 本質が同じもの、だとしても個体としては違う。 そんな抽象的な言葉が通じるようには思えない。]
ん?
ああ……そう、ヴァイオリン。 これで音楽を作るのが、俺の仕事。
[>>318 投げられた問いかけにケースを開こうとした手が止まる。 先ほどの牧野の言葉>>283 向こうはこちらを知っていたらしい、 クローンはそれは的確に会話の要因を捉えた質問をしてきた]
……それは説明が難しい、な。 君達には家族、というものはなさそうだし。
[恐らく、簡易に説明する言葉を知っている。 だがそれを口にする気にはなれない、 兄とはつまり“コーダ”にとっての“ニーナ”だ、と]
(327) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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うん、他には食べ物見つからなかった。 早く助けに来て欲しいね。
[十徳ナイフのハサミの部分を使い、乾パンの封を切る。 手を借りながらビニール袋を14枚、数えて広げた]
うん、きいたよー。 ありがとー!
[向こうの方から聞こえたヤニクの声>>320に返事をした]
ってわけだから、あの装置今は使えないんだよね。
[そこから先は赤毛に聞こえない様に声をひそめて]
……7つに分けたほうが、いいのかな。
(328) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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―回想― ふうん、ならさ。
[胸を触りながら、時々キスを繰り返し。 作業着の合間から指を入れると直接頂に触れるようにして。]
純粋に、クロがやらしい子だから。 こんな風に大きくなるのかしらね?
[俗説などは関係なく。 単に不健康な毎日を過ごしてるか、健康な日々を過ごしてるかの違いなのだろうけれども。 それを認めるのもなんだか癪な気がして。つい、彼女のせいにするような言葉を紡いでいく。]
ねえ、誰もいないし。 クロだけ脱いじゃおうか?
(329) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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………それは、……
[嫌なんですか、それじゃ駄目なんですか、と。 問おうとして、口を噤む。 自分が、目を奪われたくない様に、イワセもまた、ヤキュウを奪われたくないの、だろう。
それだけ、漠然と、思った。]
……きゃっちぼーる?
[泣きそうな瞳は、一度、きょとりと瞬く。 何かを投げるその動きで、それが何を示しているのか、すぐわかった。 それは、昨日、コーダがやっていたような、綺麗な動きだったから。]
きゃっちぼーる、って、いうんですか?
……えと
[これで、やります、と。 手作りの球を差し出し、イワセに見せた。]
(330) 2011/09/30(Fri) 00時頃
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