人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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【人】 本屋 ベネット

[ぶつかる――

 そう思った時には、ディーンの腕の中に抱きとめられていた。
 痛くない、と恐る恐る眸を開けると覗きこむ紫水晶が見えて]

 ディーン……、僕、僕……。

[じわりと浮かぶ涙に、翠が滲む。
 彼のシャツをぎゅっと握って、涙声でとぎれとぎれに]

 僕、穢れて……しまった……

(317) 2010/09/07(Tue) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

 うん……―――?

[抱きとめて覗き込めば、まるで朝露に濡れる翠のように潤むベネットの眸。まるで、己が虐めたかのような心境になり、困惑の表情を浮かべる。
しかしとて、服を握られ縋るような様の彼を捨て置いておくことなどできず]

 とりあえず、まぁ、落ち着け。
 良く判らんが、何かあったのなら、話は聴こう。

[つっと、ペンだこのある中指が、翠の目尻を拭おうと動く。

そのときふっと思うのは、あの後、彼が医務室に戻り、何かあったのではないか?という邪推。
どこまでも、サイラスに対する信用はないようで。
実際ベネットではなかったがロビンに対してそうであったが故、間違いではないのだが。

ディーンのそんな裡を識れば、サイラスはどう思うのだろうか。]

(318) 2010/09/07(Tue) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[ディーンのペンだこのある中指に涙を拭われると、少しだけ心が落ち着いてくる。
 こくり、と頷き、それでもその腕の中から離れられずしがみ付いたまま。
 うなじに残る鬱血の花弁から、仄かに薔薇の香りが舞う]

 ディーンの目には、僕は…僕はどう見える?
 穢く、汚れて……いない……?

[精通も性交も、禁忌だと教えられていた少年は、
 縋る様な目で肩眼鏡の奥の紫水晶を見上げ尋ねた]

(319) 2010/09/07(Tue) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

[腕にしがみつく温もりは、先程まで抱いていた者を思い起こさせ。ベネットが頷くことで見えた紅に、「やはりサイラスか!」と勝手に疑惑を深めつつも、やはりラルフの肩口につけたそれを思い出す。]

 いや?動作はいつもより落ち着きないが
 姿かたちはお前はお前のままだよ。

 大体、何を思って穢れていると見る?

[仄かに薫る薔薇の香が、触れあいを促すのか。
目尻を拭った指先は相手の背に回り、幼子をあやすように撫で]

 ―――……お前の眼に
 私が汚れているように視えるなら別だろうが。
 視えないのなら、私からもお前が穢れて視えるわけが無かろう。

[神の代わりに、ベネットを赦すような言の葉を紡いだ。]

(320) 2010/09/07(Tue) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[あやす様に撫でる指が心地よくて、
 しがみ付く手から少しだけ力が抜ける。

 ディーンが紡ぐ赦しに、ようやくほっとしたのか、吐息を漏らして]

 ……ディーンは汚くなんか、ないよ。
 いつも清廉で、優しくて……綺麗だ。

 僕……その……。

[シャワー室での事を思い出し、頬に微かに朱を差して]

 神父さまから駄目だと教えられていたのに。
 自分の手で、あんな……。

[白濁に塗れた手を思い出し、ぎゅっと痛みを堪えるように眸を閉じた]

(321) 2010/09/07(Tue) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン

 んっ……―――

[相手の口から漏れる賛美に、ぎゅっと眉間の皺を寄せるのは照れ隠しだ。そして、その言葉が裡においては間違っているからこそ、言葉が紡げない。

妬みも、奢りも、疑いも、恐れも……―――
そのような負の感情はいくらでも抱いているのだから。]

 嗚呼、なるほど。

 一つ、熱心なカトリックでない者の戯言を謂うとしたら
 出来るものを溜めておくは逆に身体に佳くないらしいぞ。

[しかし、寄った眉は、ベネットの告解に緩まり、背に当てた手を今度は眼を閉じるその上、頭に置き撫でる。]

 私が熱心な教徒でないのは、その辺りが原因でもあるな。
 神の教えは時に、緩慢な死、衰退を促している気もしなくもない。

 まぁ、最終的に神の御許に召す……というのが目的ならば、
 あながち間違えではないのだろうがね。

(322) 2010/09/07(Tue) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[眸を閉じていたから、彼の眉間に皺が刻まれるのには気付かない。
 ただ背中を撫ぜる手や、穏やかな声が心地よくて。
 初めての精通に穢れたと思いこんでいる少年には、神の手にも近く感じる。

 頭に移動する手が、黒髪を優しく撫でるのを幼い子供の様に見詰めながら]

 主の御許に、清らかなまま召すのが……きっと最終的な目的なのだと、思う。
 でも……僕はもう、その道を外れてしまった。
 どうすればいいんだろう。
 ……ディーン。僕は、どうしたら、いいんだろう?

(323) 2010/09/07(Tue) 12時頃

【人】 会計士 ディーン

 清らかなまま、か……―――

[少しだけ苦笑を漏らすのは、この世に生きる以上、真っ白ではいられないというのが持論であるから。]

 神父やシスターのような生き方のほうが
 より神の近くには行けるのかもしれないが。
 もし、皆がそのような生き方をしないと神の元に行けないのならば、この世は怨霊ばかりになってしまうぞ。

 そう悲観的にならずとも、他者からみて人道に外れてなければ、神の御許には行けるだろう。

 私の眼からみて、お前は人道に外れているとは思わん。

(324) 2010/09/07(Tue) 12時頃

【人】 会計士 ディーン

[まるで、彼の中の神を己に摩り替えるような背徳感に、密やかな暗い喜びを感じながら、善人の皮をかぶり、穏やかにこの先を滔滔と諭す。その後に、ゆるりと黒髪から手を退け]

 そう謂えば、あの後、医務室にベネットは戻ったのか?
 サイラスにロビンを頼んだのだが……―――

[そして何気ない様子で、探りをいれるのだった。]

(325) 2010/09/07(Tue) 12時頃

【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[真白いカーテンで区切られた一角、ベッドの上で。
長い睫毛の紗の掛かった、明るい灰色の瞳が開いて、ぼんやりと白い天井を眺めた。
ふと見回すと、窓辺から爽やかな朝の光が差し込み、今朝は医務室も明るく清浄な雰囲気を漂わせていた。
まるで昨夜の淫靡な饗宴が一夜の悪夢に過ぎなかったかような錯覚を与える。]

 ――ゆ め ……?

[唇を突いて出るのはそんな言葉。……だが。]

(326) 2010/09/07(Tue) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[優しく諭す言葉に、塗り替えられて行く心。
 ディーンの言葉は雨の様に、少年の心に降りそそぐ。

 見詰める眸に浮かぶ色は、ある種崇拝にも似た、それ]

 人の道に外れていないのなら、いいの…?
 ディーンは……神父さまみたいだ。迷う僕に、いつも答えを呉れる。
 僕……ディーンを、信じる……。

[漸くほっとした様に息を吐いて笑みを浮かべる。
 黒髪を撫ぜる手にうっとりと翠を細めた]

(327) 2010/09/07(Tue) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

 医務室には、行っていないよ。
 ディーンこそ、一緒じゃ……なかったの?

[ゆるりと首を振る。
 まさか昨晩ロビンを玩具にした饗宴が繰り広げられていたなど夢にも思わず、
 素直にそう答えて]

(328) 2010/09/07(Tue) 12時半頃

【人】 会計士 ディーン

[信じる――……その言葉を受けた時の、ディーンの表情は裡を隠すような聖者の微笑に似て。頷きはしないものの、その微笑で、信じれば佳いと促すは、まるで悪魔のよう。]

 おや、戻ってないのか……―――

[ベネットを撫でていた手、そのうちの中指をくの字に曲げて、何か考え込むように唇の下に当てる。裡で考えるのは、ベネットの首筋に紅を這わせたのはサイラスでないだろうということと、流石にあれだけ釘をさしていたのだから、ロビンには手を出してないと願う――まだ、小指の爪の先ほどの信用の気持ち、逆に99.9%を占める疑い。ややあって]

 流石にサイラスも、
 あの状況のロビンを放置するとは思えないのだがね。
 あまりに調子が悪いようだったら
 麓の診療所まで
 ロミオ医師を呼んでこようかとも思ったのだが……―――。

 まぁ、あの先生だと、若い者は寝とけば治るで終わりそうだが。

[彼の老医師の人柄を思い起こし、溜息を一つ。]

 洗濯物を済ませたら、シャワーの前にロビンを見に行くかな。

[そしてベネットに向けるというわけではない、独り語とを一つ。]

(329) 2010/09/07(Tue) 12時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

─ 翌朝・自室 ─

[また、薔薇の夢で目が覚めた。
さほどの疲れはないつもりでいたが、寝床から身を起こす気になれないまま、昨晩の事を思い返す。]

(330) 2010/09/07(Tue) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

[聖者の如し微笑に返すのは、神の慈悲を請う信者の笑み。
 微塵も疑いを持つ事もなく、潤む眸はその微笑に嗚呼…と吐息を洩らす。
 許された禁忌を想わせる、そんな何処か切なげな吐息を]

 ごめん……。
 すっかり、わすれていて……。

[撫でていた手を翠が追う。
 ロビンを心配する言葉も、なにもかも、まるで夢の世界の言葉の様に耳には届かない。
 ただ、中指が彼の唇を撫ぜるしぐさに、とくん、と。
 胸が一つなって、初めて知った味をなぜか思い出し、ごくりと喉を鳴らした]

 僕も…洗濯手伝うよ。
 シャワーも浴びたいし……一緒にいても、いいかな?

[聞えた独り言に、おねだりをする様に言葉を返した]

(331) 2010/09/07(Tue) 13時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

……、今日でもいいから、あの二人は傷の手当てをした方がいいんだがな。

[ぼろぼろだったユーリーと、頼まれたからとはいえ、自分が傷を負わせたトニーと。
朝食時にでも、医務室につれていければよいのだが。]

それにしても──、昨夜は俺まで薔薇に中てられちまったのかな。


忌々しい。

[あの時トニーに対して抱いた一瞬の激情。
熱情を誰かに対して感じる事などついぞなかった自分の来し方を思い返すまでもなく、何かがおかしいとしか言い様は*なかった*。]

(332) 2010/09/07(Tue) 13時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 13時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 13時頃


【人】 会計士 ディーン

 いや、私も居れば佳かったのだが、色々事情があったからな。
 謝ることではないさ。

[禁忌を思わせる切なげな溜息に、覚える何かから逃げるように身を屈め]

 洗濯は、シーツとタオルケットだけなんだがな。
 そういえば、今日の洗濯当番はだれだったか…―――

[床に落ちたままだったそれらを拾い上げる。]

 ――……嗚呼、構わない、が。

[ベネットの願いに応えるのにやや間があったのは、おそらくは禁忌を覚えてしまった身故に漏れる彼の色気からか。流石に、昨夜あれだけしておいて、そもそもの気質からディーンから求めることはないだろうけれど。

けれど、今は薔薇の薫りが強い。
求められれば……―――。]

 一先ず、洗濯物を洗濯機に放り込んでくるか。

[しかしながら、そのような裡は見せず、連れ立って*歩き始めた*]

(333) 2010/09/07(Tue) 13時頃

ディーンは、ベネットに話の続きを促した。

2010/09/07(Tue) 13時頃


ディーンは、ベネットに話の続きを促した。

2010/09/07(Tue) 13時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 13時頃


【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[ゆるゆると半身を起こし、指で唇をなぞる。
口の中には塩辛くい苦味が残り、酷く喉が渇いていた。
唇の端がひりついて、顎の噛み合わせに少し違和感がある。
それに何より。

ベッドの上で膝立ちになり、ズボンと下着を膝まで下ろす。
白い下着にごわごわする汚れと、微かな血の痕を認めた時、ああ、と深い溜息が洩れた。尻肉のあわいを指で探ると、その奥の蕾はぼってりと充血して綻び、貫かれ幾度も抉られた証を残していた。]

(334) 2010/09/07(Tue) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ディーンの腕の中のそれらの端をちょこんと握って、
 構わないと言う言葉に子供の様に笑う。

 薔薇の香りにも煽られて、眸だけは艶を滲ませたまま。
 彼の唇や大きな手。それから胸や腰に落ち、
 薄く開いた唇から赤い舌がちらりと顔を覗かせ、乾いた唇を湿らせた]

 うん、行こう……。
 まずは洗濯物を片づけないと、ね……。

[寄り添うように、隣に並んで歩く。
 その姿はまるで娼婦の様でもあり。
 此れまでの敬虔な信者としての姿からは遠く*かけ離れていた*]

(335) 2010/09/07(Tue) 13時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 13時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[着衣を整えて起き上がる動作は殆ど自動的。
立ち上がってベッドを出て、ふらふらと洗面台に向かった。

蛇口を捻って勢い良く水を流すと、手と顔を洗ってついでに喉を潤す。
鏡で寝乱れた髪も手ぐしで整え、ネクタイも締め直して――

――うっと手で口を押さえ、嘔吐(えず)いた。]

(336) 2010/09/07(Tue) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[洗面台に覆い被さり、喉からこみ上げてくるものを全部ぶちまけた。
殆ど消化された昨夜の夕食に、白い濁りが混じって吐き出され、それが蛇口からの水に流されて排水溝に消えていく。
肩で息をしながら、ぼうっとそれを眺めていると、全身の皮膚に昨夜の感覚がどっと蘇ってくる。

掴み、撫で擦り、腕を脚を背を這う手指の感触。
口腔に押し込まれた肉塊の質量と、舌や口蓋や喉を圧する硬さとその味。
いっぱいに押し拡げられた蕾と、抉られ続けた内臓の――

胃の中に何も吐くものが無くなって、苦く喉を焼く胃液だけになってもまだ吐き続けて。
俯いて、唾液の糸を唇から垂らして、目を閉じた。]

(337) 2010/09/07(Tue) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[口を手の甲で拭い、改めて鏡の中の己を見詰める。

少女人形めいた端整な顔立ち。
うっすら開いた薄紅色の口唇。
大きな灰色の瞳と、それを縁取る睫毛は、自分でもナルシスティックな感慨を覚えていたと同時に、コンプレックスでもあり……

でも今日はそれがまるで違う、初めて見る顔に見えた。]

(338) 2010/09/07(Tue) 14時頃

【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[普段の彼であれば、死にたくなるほどの激しい自己嫌悪に陥っていたかも知れない。
だが、薔薇の棘に囚われた者たちの精をたっぷりと受け、更に蒼薔薇そのものから直接薔薇の香気を注ぎ込まれた今となっては。

誰にも弱味を握られたくないという矜持も、強くありたいという自制も全部背後に押し遣られて鈍くなり、彼には遠いものに感じられていた。]

(339) 2010/09/07(Tue) 14時頃

【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[入れ替わりにはっきりと表に現れたのは、またあれを味わいたいという強い欲求。
そして、淫らで恥知らずで貪欲な、この己自身への痺れるほどに甘く心地好い絶望。]



 これ、が、僕 なんだ。


[先程頭の中で考えた言葉をもう一度声に出して呟くと、鏡の中の白く可憐な貌に向かって、うっとりと微笑んだ。]

(340) 2010/09/07(Tue) 14時頃

ロビンは、くすくすと笑いながら医務室を後にした。*

2010/09/07(Tue) 14時頃


執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 14時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

─ 朝/ラルフの部屋>>311>>314

[射し込む光の眩しさにラルフが目蓋を開いた時、部屋にディーンはいなかった。
 最初に目に飛び込んでくる白は、残酷なほどの優しさに暴かれ、赦しを乞うほどに甘やかに鳴き続けた夜の果て──濡らしたタオルで身体を拭いあう所までは何とか保っていたものの、最後にラルフは立ち上がれなくなってしまい、ディーン一人に交換してもらったシーツの色。
 見慣れた寝台の二段目へいたる梯子に視線を滑らせると、それでも寝台の上段に上がろうとしたラルフを、ディーンが抱きとめた事を思い出す。裸のまま1つのベッドで寝るを、厭うのか?──と問われたなら、側に居るのが怖いと答えただろう。

 けれども、腕に抱かれ眠る事になったはずの寝台の上にディーンの肉体は無い。薔薇の香りに混じる、記憶に刻み込まれた彼の肉体の気配だけがラルフをまだ包み込んでいる。]


──……

[くすんだ銀灰の視線だけを巡らせると、枕元には置き手紙。
 ラルフは指だけを紙片に伸ばした。見慣れた筆致で書かれたそれ。身体を気遣う言葉と、先に起きる旨とが、昨夜の出来事が夢ではない事を示す。]

(341) 2010/09/07(Tue) 14時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ディーンに触れられないラルフの長い前髪は、その蒼白い貌と瞳の色を隠したまま。]

──…
Hallelujah(ハレルヤ) ?

嗚呼

[神に背いた事のおそれよりも、慣れた賛美の歌が口をついてでる。
 渇いているのは喉とくちびる。水が飲みたいとラルフの身体は欲するけれど、目覚める事で昨夜の残滓を失ってしまう事が惜しくて。
 素肌に触れるタオルケットを引き寄せ、裸体を包み込む幻を損なわないよう、昨夜の記憶の海に沈む。注ぎ込む光から目を背ける**。]

(342) 2010/09/07(Tue) 14時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 14時半頃


【人】 本屋 ベネット

― ランドリールーム ―

[ディーンと二人向かったランドリールーム。
 ディーンがシーツやらを洗濯機に放り込み洗剤を入れるのを横目で見詰めている。
 洗濯を始めるスイッチを押そうとすれば、その手に自分の手をそっと重ね]

 ……洗濯が終わるまで、隣に居てもいい?

[媚を売る様に、下から見上げ薄く笑う。
 ディーンが断らないと判っていて、誘うそれは娼婦の笑み。
 重ねた手のその甲をゆるゆると撫ぜながら、指先を絡め取り口元へと誘う。

 中指のペンだこへと口接けながら]

 僕……ディーンの手、好き……。
 図書館で勉強する君を見ながら、いつもあのペンになりたいって思ってたんだ。
 君の手に、何時も包まれて……善いなって。

[他の部分とは違う、硬くなったその部分をチロ…と赤い舌が触れる]

(343) 2010/09/07(Tue) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

 ――莫迦だって、笑う?

[ちゅ…と一度吸ってから指を離し、笑う。
 見下ろすディーンはどんな顔をしていただろうか。

 ふわりと顔だけは清らかに笑んだまま、彼の胸の中に身を寄せて。
 胸板に頬を寄せ、嗚呼…と一つ吐息を洩らし]

 胸が、どきどきしてる……。
 痛いぐらいに早鐘を打って……苦しいんだ、ディーン。

[彼の手を取り、己が胸へと誘う。
 シャツ越しにも判る胸の二つの尖り。不意にそこへ手が触れて]

 助けて、ディーン――……。

[言葉とは裏腹に、声には酷くなにかを強請る色が混じる。
 少年は紫水晶を見上げ、薔薇の吐息を零しながら、眸を*閉じた*]

(344) 2010/09/07(Tue) 16時頃

ベネットは、ディーンに話の続きを促した。

2010/09/07(Tue) 16時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 16時頃


【人】 会計士 ディーン

― ランドリールーム ―

 ベネット、どうした?

[伴って入ったランドリールームで、洗濯機のスイッチを押そうとすれば、それを留めるように重ねなれる手。いぶかしむ眼で見下ろす翠は、明と悟れる情欲に濡れた色をしていた。]

 嗚呼、先程も謂ったが、それは構わないが……―――

[願いに頷く間に、絡み取られた手は彼の色めいた口元へと運ばれてしまう。
直後中指にチリっと熱を感じ、紫は瞠った後、細くなる。
語るベネットを見詰める紫は、照明の関係か、薄く……―――。]

 いや、笑いはしない。

[問いかけと、笑みだけは清らかな相手に向ける表情は、困惑には一歩届かない。
纏う雰囲気で、彼が何を望んでいるのかは、さすがに識れる。
と、胸に寄る温もり、導かれた指先に感じるのは鼓動と胸の蕾が芯を持つ感触。]

(345) 2010/09/07(Tue) 16時半頃

【人】 会計士 ディーン

 お前が求めるなら、応えると、約束だったな。

[救いと強請りと、2つは表裏一体のように聴こえる言の葉を受け、眸を閉じるその貌、頬にあいてある片手を添えた。]

 まるでマグダラのマリアのようだ……―――

[そしてポツリと、聖人である前は娼婦だったという女の名を紡いだ後、キリスト《神》が祝福を与えるというには艶かしく、唇に唇を*寄せた*]

(346) 2010/09/07(Tue) 16時半頃

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