180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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[――忽然と、実に忽然と、 正装の青年が現れたのである。]
(@19) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 23時半頃
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この、銀色の風はいったい………っ!!?
――― まさ か !!
[鮮烈な銀に輝く光の風が、俺を襲う!! 回避など不可能の、必殺の、天使が巻き起こせし怒りの烈風!!
俺の身体は、鋭き竜巻-トルネード-に包まれて、無残に切り刻まれる。 銀と鮮血の混じる、風の中に包まれて、俺の姿は見えなくなり……]
(269) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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[風が収まる時、俺は、全身から無残に血を流している姿で立っていた。 床は、俺が流した大量の血で溢れている。だがまだ問題はない]
……くっ。 唯のワガママ王子ではないと言う訳か。
いいだろう。誇るがいい。シルバープリンス・セシルよ。
[バッ!と俺が左腕を大きく横へ振ったその時。 俺の身体から流れ落ちた全ての血が、六つの血塊となし。 六翼の梟に力を与える!]
(270) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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カリュクスは、レティーシャ回答を促した。
2014/06/07(Sat) 23時半頃
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此れなるは、『楽園の六精霊-エルスシリーズ-』
彼らは最高の人造精霊-エレメンタル・モジュール-。 神に至る階、生粋の大精霊達をそれぞれが超える存在。 懐かしいな、俺と共に機関の実験体にされていた彼らを救ったあの時… …いや、それは今はどうでも良いことだな。
さあ、彼らに挨拶をしてやれ。
[俺がそう梟たちに告げると 赤翼-アカツバ-達はいっせいに彼らへと飛び掛り、いや、攻撃ではない。 六翼の梟たちは、彼ら三人の周囲をぐるりぐるりと飛び回りながら、彼らの顔をひとりずつのぞき見ているのだ。
…梟から、本来は主たる俺にしか聞けぬ声が脳裏に響いてくるだろう]
(271) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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≪ ホッホッホ… 闇の翁 ≪T≫-ファウスト-で御座います ≫ [色濃い闇の波動が迸る]
(272) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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≪ …ふんっ。灼焔の乙女≪U≫-ドヴァ-だ。愚かなヒトめ ≫ [灼き尽くす劫火が盛る]
(273) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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≪ そして私が、黒風の姫≪V≫-ドライ-よ。ヨロシクね? ≫ [死運ぶ漆黒の風が奔る]
(274) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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≪ ゼロ配下、不死の騎士≪W≫-クアルタ-。お初に御目通りします ≫ [不死者たる歪みが蠢く]
(275) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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≪ 僕の名前は、閃光の仔≪X≫-フィフス-。僕たちは強いよ? ≫ [全てを裁く極光が輝く]
(276) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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≪ そして婆が虚無の老婆≪Y≫-ゼクス-じゃ。我等六精霊とそして… ≫ [光も音も無き虚無が佇み]
(277) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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彼ら六精霊の主がこの俺 ≪0≫-ゼロ- スカーレットというわけだ。
深緋の 精"霊皇"-アーギュスト-
その魔力が真髄、その身 その魂で味わう用意は - R e a d y ... - "出来ているだろうな"?
[赤翼の梟達-エレメンツ-が、一斉に拡散する。 闇、焔、風、歪、輝、無。 六精霊全ての力が、魔皇の流した鮮血に統べられ―― 統 合 !!]
(278) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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ヨーランダは、オスカーの事を唐突に思い出した。
2014/06/07(Sat) 23時半頃
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―――― 深遠術式 冥天裁霊!!
クレイシス ――――
グラヴィトン ブラッド!!!
[束ねた六精霊と俺自身の魔力を大解放したその時 議事堂全体を隙間無く埋め尽くす、夥しい鮮血の衝撃波動。 いや、冥界由来にふさわしき、鮮血の"死"そのものを俺は放った!
ALL SCARLET ――――…* -千界-スベテ-緋色ニ沈メ- ]
(279) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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[ちらりとサイラスの様子も窺ってみる。>>261 目を丸くする彼も、イェル=ゥラ自治区を知らないらしい]
…………どういう事?
[怪訝な顔になる。
そしてサイラスには、クリスという名の人物には 記憶がないと答えておく。 彼はその人を探しに行く様子なので、引き留めずにおいた]
(280) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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―学園屋上―
……違うか。
[顔を出した先は何処か現世と思しき世界だった。コンクリ―トの建物の屋上。下を見下ろすと、彫りの深い巨顔の珍妙な石像が見える。]
しかし、何処の世界にも亡者はいるものだな。 しかも…
[湧き出ている亡者のうち1体が、獲物と見てか近づいてくる。 その頭を掴み、顔色を変えずに握り潰した。]
己をわきまえておらぬ。 畜生ですら強者には腹を見せる分別があるというに。 教育されておらんのだろうな。やはり冥府の支配者は三千世界に俺一人でなくてはならん。
……しかし、何処だ?我が地獄へ通じる扉は。
[闇雲に開けていってもいずれは戻れようが、ひとまず扉を閉め、館に戻る。]
(281) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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――ガチャ。
[その時、何気なく、館の扉の一つを開けた男が目にしたのは。]
………。
[眼下に流れる川――どうやら、扉は宙に浮いているらしかった――に浮かぶ、やたらと派手なHEROの姿。>>263>>265]
……どちらさま……?
[なお、男は、HERO変身モードを残念ながら目撃していない。]
(282) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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―食堂―
――――――・・・はぁ・・・。 火事になりゃあ、消しゃあいいだろ。 オレはこの館が消し炭になっても一向に構わねぇけど。
[忽然と現れた気配。 それに睡眠を邪魔されたことにあからさまな溜め息をつく。 目を閉じたままそう答える。 こちらを覗き混む様子に少しだけ警戒を強めた。]
テメェはこんなとこで何してんだよ。 オレなんかに鎌ってていいのか。
[男の気配のほうに煙を吐き出しながらそんな風に言い放った。]
(283) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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[繰り広げられる論争じみた会話を黙って聞く。]
――――――・・・・。
[特段答えることもなく。
そもそも決まっている。
他の世界を全て破壊してでも――――死守する。
それが己の役目なのだから。]
――――――・・・・。
[『アレ』の話にも特に男から返事はせず。
宝探しは慣れているとはいえ骨が折れそうに感じられた。]
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私はスターイーグル……ってやっとる場合か!!
[頭上から聞こえる声を見上げる。宙に浮いた扉。 声には聞き覚えがある、クリストファーだ。 面識はあるが面識はない、ある意味不思議な状況。]
見ての通りだ、世界が……というより、ここはもう危ない! 私はHEROとして、見捨ててはおけない!!
[高らかに。]
(284) 2014/06/07(Sat) 23時半頃
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ラルフは、オスカーに話の続きを促した。
2014/06/07(Sat) 23時半頃
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……しかし、どこかで聞いた声ですねえ?
[知り合いなのではないかという疑惑から、扉の前にしゃがんで、スターイーグルに手を伸ばす。>>284]
うう、ん……確かに、危なさそうですねえ、ここ…… 見捨てたくないという気持ちもわかりますが……
[別に善良とは言い切れないが、今は40数年一般市民をしてきた男である。目の前で死にかけている人間を助けないのは寝覚めが悪い。
が、一個人で出来る事も少なさそうで。 手を伸ばしつつも、風景を見て解決策を考えている。]
(285) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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―食堂―
おっと?
[煙を遮るようにゆるやかに手を翳す。]
……なに、私は“招待客”ではないからね。 気ままに見回っているところだ。
[などと。当然のように謂うのだった。]
(@20) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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……はっ!
[反射的に手をとってしまったが……これは敵前逃亡になるのではないか。 思い止まろうと、変な力が入ってしまったようだ。 クリストファーを引きずり下ろす方向に力が入る。 偶然だ、あくまでも偶発的なことだ。]
(286) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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― バルコニー>>267>>268 ―
[金火を眼に宿し、カリュクスの回答を黙って聞いていた。 最後、太陽《シメオン》と月《セレスト》と聞けば、]
――……わかった。わかったわ。
[胸倉掴んでいたカリュクスの身を突き飛ばす。]
――…ク、
ふふっ
そう……やっぱりそうだったんだ……
[少女の瞳からは、涙が零れていた。]
(287) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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……救われる《√》-ルート-も、ちゃんと有ったんだ。
(288) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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[運命と言う大樹の枝葉、幾重にも分かたれるそれ。>>0:24]
[例えば、"救われた"世界と"救われなかった"世界があったとして。]
[その隣り合う枝葉の分岐点となり得たのは、果たして如何なる要素だろうか。 今となっては知る由も無く。]
(289) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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――……私の子に。
《私の世界-セイカノセカイ-》に害が及ばない内は下らないFES-ゲーム-なんて捨て置くつもりだったけれど。
……気が変わったわ。
[ゆらり、踵を返してその場を去ろうとする。 狂気を宿したその瞳は、既にカリュクスの事を映していなかった。]
(290) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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簡単にあらゆる次元、あらゆる時空とは言ってくれたな、あの娘…
[あらゆる世界となると、三千世界と言っても三千では済むまい。もう少し力が回復していれば難なく戻れるのだろうが、一つ一つ扉を開けて回るのも面倒だ]
こう接続が不安定では対処にも始末が悪い…… どのみち支配せんとするなら、いっそこちらから仕掛けて幾つか並行世界を滅ぼすか? そうすれば己の世界は少しは安定しよう。
あるいは、神話時代に法の神が所有していた「アレ」を手に入れるか…何処かの時空に巻き込まれて行方知れずとは聞いているが…
どうした。
[食堂にいた中年の男が扉の中を覗きこんでいる。>>285 通りがかりに声をかけた]
(291) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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ああっ!?
[教頭先生は体育会系ではなかったので、やすやすと引っ張られ。>>286
バシャアッと水飛沫があがった。]
何するんですかこの、ギンギラギンがー! ったく……!
[川に浮かびながら、スターイーグルに文句を言い。]
(292) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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……たった今、川に落ちたところです。
[恨めしげに、扉の向こうからの声に答えた。>>291]
(293) 2014/06/08(Sun) 00時頃
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――…はぁ。そう云えば。
お互い、直接名乗り会いはしてなかったね?
まあ、どうせ僕の名前はわかる人もいるだろう。
ゼロだ。ゼロ・スカーレット。
君たちも顔は、なんとなく気配からわからないでも無いけど…さて?
[聞こえる少女の声は冷淡、ほかの声は、未だ、か。
その反応も面白がりながら、ひっそりと"うっせぇ"と感じられていた、その物の楽しげな調子で、言葉を闇に重ねていた]
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