229 流水花争奪鳥競争村
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[だから、と言葉を続けながら キルロイを真っ直ぐ見ながら 髪に刺したネリネの花を抜く。
声はどこか凛として、周囲の空気が澄んだように変わり、
響く。]
(267) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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――、貴方の信念を貫き通しなさい。 ――、私も私の信じた道を行く。
[挙げた拳に、一輪花を持った手で包み込む。 そこに頭を垂れて祈りを捧げる形に似る。]
(268) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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貰って。 私の好きな花よ。
今日の午前中にあった事は、 私にとって間違いなく『幸せな思い出』だから。
それじゃあね、キルロイ。
[花と花言葉をあげて顔を上げれば、 部屋を後にしようとするが
あ、 と何かに気付いたような声を出して顔だけ振り返る。]
(269) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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ナナオに宜しくね!
[戦友と同時に、親友の事も忘れるわけはなかった。**]
(270) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[ばっちーん!]
[手のひらがじぃんとする] [痛みがいっそ清々しくて、にっと笑みが浮かぶ]
はははっ
[笑って、それから。 明日からもと小首を傾げる彼女を見て]
甘えんじゃねーよ。
[笑顔でぷすり。 貰った花を彼女の髪に差し返す]
作るけど。
[むすりとした顔はすぐに笑みに解けて]
(271) sin 2015/07/11(Sat) 00時頃
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僕は君が好きだ。 ずっとずっと好きだった。
[幾度も繰り返した言葉。 ここで、もう一度だけ声にする。 花冠も視界に彼女を見詰める]
すっごい悔しいよ。
僕が、そこに立ちたかった。 一緒に、ご飯を食べたかった。
ただいまもおかえりも。 良いことだって悪いことだって。
僕が、一緒に居たかったんだ。
[言葉にすると冷ました筈の目頭が熱くなる。 笑ってたいのに、ぐっと奥歯を噛んだ]
(272) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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でも―― 君を好きで、後悔なんてしていない。
(273) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[言葉を区切り息を吸った] [空気と一緒にいろんな思いが綯い交ぜで] [胸一杯に吸い込んだ]
(274) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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ありがとうございました!!!!
[厨房の外まで響く] [声は腹から、勢い良く深々と下げた頭]
[ややあって、上げた顔と伸びた背筋]
以上。 ご清聴ありがとうございました。
[最後の最後にふわりと浮かべた笑み**]
(275) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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― 夜 厨房 ―
!? ちょっと、勝手に刺…っ
[バランスというものがあるのよ。 と花が戻って変な位置で咲けばやや抗議。]
……
[甘えるなと言われれば、 一寸だけ不安げに揺れる視界。]
……
[むすりとした顔で、それでも作ると言われた。 毎日出てくる皿に、人の顔を感じた事はなくて、 こちらを見ている他の料理人達の方に視線を少し流した。]
(276) wallace 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[けれどそれは短い間で。>>272 好きだと、ラルフからの言葉が重なれば、 それが胸に痛みとして突き刺さるのが解る。
言葉は嬉しいのに、 それを受け取れない事に痛みを感じる。]
…、うん。
[一緒に居たかった。
それならどうしてあんな優しすぎる事をしたんだと。 嬉しいけれどそれが切なくて、じわ、と目頭が熱くなった。
ラルフも何だか似たような顔をしている気がして 少しおかしくて、泣き顔なのに少し笑った。]
(277) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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ありがとう。
私を好きになってくれて、 …ずっと、好きでいてくれて、
私は幸せ者だわ。
[表情は淡く笑んだ形に変わる。]
(278) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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[だた、外まで響き渡る声は鼓膜をビリビリ震わせて、]
!?!?
[思わず肩が震えて、ビクッ、となる。]
え、な、…らる…
[背筋が元に戻れば、慌ててこちらも気を付けをする。]
―――…
[ふわりと浮かんだ笑みに、一寸、視線が奪われた。 やっぱ惜しい事をしたかも、って思えるくらいには見てたと思う。]
(279) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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もう、昔みたいに遊べないし きっと、お菓子を作りに来ても 教えて貰えないんだろうなって思うけど
毎日、ご飯を食べるたびに、 これは誰が作ったんだろう、とか、 どういう思いを込めてくれたんだろうって。
そう…考えるきっかけをラルフから貰ったわ。
(280) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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だから、ありがとう。
[瞳を横に細く弧を描かせ、笑みが浮かぶ。 そのまま、すぐ背後にある厨房の扉に片手を添えれば、 大きめに息を吸い込んで]
明日のご飯、楽しみにしてる!
[と、明るく手を振ってその場を後にしようと*]
(281) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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あっ!そうそう忘れてた!
[思い出したように振っていた手が止まる。 それはとても大事な事で、]
明日は、朝から お肉食べたいなっ!
[ヨロシク☆とウィンクを派手に飛ばして 無駄にテンションを上げて、今度こそその場を後にしようと*]
(282) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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ラルフは、アマルテアの、お肉食べたいコールにぐっと親指を立てて見送った。
sin 2015/07/11(Sat) 01時頃
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──夜、神殿、沐浴場──
[白い柱に四方を囲まれてた一室。 柱の合間からは、星が見えて、 ひんやりと夜気に空気が冷えている。]
…──、
[腰程の深さの中央の窪み。 下りる段差の一段目に裸足を乗せると 円が すぅ と広がった。]
(283) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[揺れなければ、そこにあることを疑うような 不可視じみた水に一歩一歩を踏み入れる。
着替えさせられた湯衣一枚が水を吸った。]
…
[神聖さを湛えたように澄んだ水の 水面をぱしゃ。と手で弾く。 ──身清めに。と通されたここだけは、 ひんやりと冷たかった。
祭の熱気も、ここからは少し、遠い。]
(284) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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エフは、腰上まで水に分け入って、瞼を下ろした。
miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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──回想、夜祭──
[腕に重みが絡む。明かりの間を歩く。時計塔から下りる間に、贈った花は、すっかり髪飾りになっていた。もたれかかる重みに倒れる程ではないが、しっかりあてられている感触は、もはやわざとかと確認するまでもなく意図的だったので何も言わないでおいた。 耳の上に乗せられるダイアモンド・リリーに、それを飾った張本人が噴出す。この。と額を軽く指でつついてやった。
流石に耳に飾られると落としそうだったので、 服の袷に射しておくことにする。]
(285) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[おなかすいた。の要求にしかたねえなあ。と笑って、屋台の並ぶとおりを並んで歩く。頭を下げるもの、巫女様!と声を上げるもの。様々だ。
その隙間を縫って届く声に、人に指をさすなよー。と手を振ってやる。]
点検やらなんやらで、 それなりに仕事で人に合うからな
[水路の点検作業中に、子どもが寄ってくることもある。連れがいるのを気にするのか。もじもじとしているひとりを手招いて、ぽん。と頭をなでてやった。]
(286) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[それでも寄ってくるのは子どもばかりで、大人の多くはあら。とかおや。という視線を向けるくらいで、離れていく。 レウォスの里の名物屋台を指差されて、 ああ。と頷いた。甘いモノ好きだよなあ。とか そんな感想を抱きながら、香ばしい匂いを差し出されて口をあけて、]
………
[がぶっと目の前で食べられるお約束。 にんまりと笑う顔を見て、口をあけた。
反対側から、かじりつく。]
(287) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[笑う顔にすまし顔。シロップじみた花の蜜の香りをそれごともぐり、と飲み込み、]
ごちそうさん。
[すまし顔で目を細めてやった。
そのあと、そのぶんの補填をする羽目にはなったが、 後悔はしていない。]
(288) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[歩いていると、ときどき視線が見上げてくる。 つど、どうした。と視線を向けるけれど、 答えがあるときとないときとで分かれる。]
…多分、つーか、 ほぼ確定だと思ってたな
[二十数年前には儀式はなかったけれど。 四十年前のものなら少し資料を読んだ。]
まあ、任せろ。
[見世物にされたりあっちこっち手を入れられるくらいは覚悟済だ。一人暮らしが長いせいで、世話をされるのは慣れないが、表向きの恰好つけが必要なときがあることぐらいは了解しているし、最大の緊張どころの両親とは、幸い顔見知りだ。]
(289) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[ただ、そっちはどういう予定なんだ。と尋ねれば返る答えは僅かに歯切れが悪く。]
……大変だな。巫女様も。
[ぽん。と頭に手をおいてやった。無理にはきかない。いいたくなったらいうだろう。と、そんな信頼はあった。言いたくないことは言わないだろう。という信頼もあったが。]
(290) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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──夜、神殿門前──
[階段を上がって、門衛ともうひとり。 帰りを待つらしき姿が見えた。 ただいま。とクラリッサに声をかける横で 軽く手をあげて挨拶代わりにして、]
… まあ。そうなった。
[てれくさいような心持で笑って、 クラリッサに頷いてみせる。]
(291) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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……
[その後にアマルテアが言葉を続ける。 ああ。さっきのやることは、これか。と 口には出さずに納得をする。 走っていこうとするのを、止める気はない。応援がてらに前髪に額で触れる。自分に置き換えるなら、はやい方がいいだろう。とも思ったのもある。]
……準備をこなして待ってっから、 しっかり話してこい。
[ぎゅ。と腕が抱きしめられる。ととん。と抱きしめる腕を指先で励ましがてら叩いてやった。]
(292) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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(293) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[神殿に入ったところで、アマルテアとは一端分かれることになった。その場に留まって、背を見送る。]
で。
[さて。と区切りの一言。]
(294) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[一緒に中に入ったクラリッサを横目で見やる。]
俺はこの後、どこで何をされて、 どこに行けばいいわけだ。
[流石に、神殿内のしきたりのこまかい手順まではわからない。まな板の鯉の気分で、せめて滞りなく済ませるか。と考えるのはここらの手続きは"仕事"と思うからだ。]
(295) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[クラリッサから、簡易な説明を聞きながら、その途中で あ。と思い起こす。]
…教えてもらった花、喜んでもらえたみたいでな
[ありがとな。と、感謝を添える。 髪に飾られた花を見れば風情は伝わっただろうか。ただ、言葉にはしておきたくて、口にして、 それから、]
(296) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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