226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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メルヤは、ケイトの目を真っ直ぐ見返した。*
2015/06/09(Tue) 00時半頃
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[記録を"ゴミ"だというシーシャ>>250に苦笑しつつ、 少し苦労しながらその本を上着のポケットへ仕舞った]
――――…分かった、"また"な。
[手を振って去っていく彼>>251を仰ぎ見て、 少し休んでから行くというケイトリンへ>>253と頷いて。 …彼女の身体は心配だったが、 メルヤ>>256が傍に居るなら大丈夫だろうと。
短く別れの言葉を"また"と告げて、自室へと戻って行く*]
(267) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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―― 隔離区域 〜数時間後〜 ――
[トレイルは、せんせーを呼んでくれたのだろうか――。 せんせーは、駆けつけてきたのだろうか――。 ――ナナオの記憶に、その辺りはない。
ただ、眼が覚めた時――。酷く頭痛がしていた。 身体も動かせない。――そこは、見慣れない病室だった。 隔離区域――、ナナオは恐らくそこだろうなと思った。 あたしの全身には、良く分からない機器が取り付けられている。 今までにこんなの着けたことはない――。
あたしと機器と、重厚な扉。 それに、サイドテーブルにノートとペンが置いてある。
他には、何もない。ここには、窓さえも無い。 隔離区域には、今までいなくなった患者がみんないるんだって。 ――せんせーが言ってたっけ。 分かってたよ。――せんせーのうそつき。**]
(268) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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[少女を見送って少しして。 ぼんやりと空を見上げていたオスカーは、どこからともなく聞こえてくる喧噪にふっと口角を上げる。]
……皆、穏やかにいられればいいが。
[オスカーがここに来てから3年。 時折ひとが増え、いつの間にかいなくなるこの場所。 退院したとはとんと聞かない。
何人か、まだ記憶に残っているいなくなった人たちのことを思い出して、彼らはどこに行ったのだろうとそんなことを考える。]
(269) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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──あ、まずい。
[ふあ、と喉の奥から欠伸が一つ。 あぁ、またナースに何か言われるかな、と思いながら、オスカーの意識はスイッチが切れるように暗転する。]
……──。
[一呼吸後には、既に彼の意識は眠りの中。
一時間も眠り続ければ、彼の夢は形を持って動き出す。
尾の長い小鳥がふわりとオスカーの頭の上に現れて、ちるちると鈴のような声で鳴く。 誰かが見つけることがなければ、ふわりとどこかへ飛び立つだろう**]
(270) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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― 自室にて ― [あのあと、わたしはふらふらと自室へと戻っていた。 メルヤさんの部屋あたりから なんだか騒がしい物音がしたけれど そちらを覗くには疲れていたのか、
ぽん、とベッドに座り込む。 わるい予感がわたしの胸の中を蠢いて、 ざわついている。
棚からがさごそと一枚の絵を出した。 キルロイさんが描いた、みんなで旅行に行く絵だ。
今びょういんにいるひとも、 今はここにいないひとも、そこには描かれている。 わたしは、この絵がとても好きだった。]
(271) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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……明日になったら、 また、会えるよね?
[どうしてそれを呟いたのかわからない。 絵の中のナナちゃんに触れた指先は冷たい。
がさごそ、貰ったおにぎりを齧って、 それからレター用紙に向き合う。
ああでもないこうでもないと、考え続けているうちに、 うつら、うつらと眠りに誘われた**]
(272) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[中庭へ向かう廊下の端々には硝子が埋め込まれた壁がある。 嵌め込まれた硝子からは中庭の巨木>>60が見えた。
その場所。誰もいない廊下の片端。 昔にこの場所にいた気がする桃色の花が好きだった誰かに似た 花が植えられている花瓶の傍に私は立っていた。 嗚呼、なんて。……な んて]
( 気持ちが悪い )
[体の奥でごうごうと流れるそれを言葉にもしきれない。 本当は。――本当は、渡さないと叫んで、その場で捨ててしまいたかった。>>239 激情に任せて破って千切って、跡形もなくしてしまいたかった。 あんなもの。あんなもの。あんなものが。 "私"ではなくて、じきに消えてしまうシーシャの存在のカケラ。
"私"が忘れてしまっても、シーシャは誰かの中にいる。 そのことが非道く私の心を揺さぶる。吐き気がする。 嗚呼やっぱり、あげる。>>240なんて言わなければよかった。 頭を過るのは後悔。後悔。後悔。後悔。二文字きり。]
(273) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[直ぐに撤回して、無理矢理にでも奪ってしまえば良かった。 それが出来なかったのは、烏の子が。あの子が。 ――あまりに必死だった>>225から。
…元はシーシャのものだった、要らない情。 そんなもの必要がない。シーシャと一緒に消えてしまえばいい。 "私"はシーシャじゃない。シーシャは"私"じゃない。 呪文のように同じこと、ひとつを繰り返す。
嵌め込まれた硝子に映るのは――シーシャの顔。 "私"が大嫌いな。…"私"を大嫌いな、シーシャの――
衝動的に硝子に叩き付けた拳をもってしても分厚い硝子が割れることはない。知っている。識っている。嗚呼。それでも!
一度二度、三度と廊下を写し取る硝子を殴る。 四度、壁をキズ付けることを覚えた爪が容易に血を流す。 五度、六度。拳の痛さよりも、ずっと、ずっと。
――――胸の、何処かが痛くて。]
(274) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[…硝子が赤く曇る前に止めとばかりに引っ掻いた。 それでもキズは残らなくて。――…残せなくて。
透明な板の上に残る赤い汚れを指で引き摺って壁に寄り掛かれば、頭を穿つ角の端がこつんとぶつかった。 ……お酒を飲んだ時より、酔った時よりずっとひどい気分で。
体重を白い壁に寄せて。 誰かに見られてなければいいのに。
なんて。 …その時ばかりは本心からそう、思った。]
(275) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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["私"も、シーシャも未だ知らない。 廊下を忙しく歩き回る白衣の足音>>190も、
"見送る"ことも叶わないままに行ってしまった 誰か>>268の後ろ姿も。*]
(276) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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――あら、観察者さんだから 気付いていたと思っていたけれどね
[気付かぬふり、踏みこまぬ彼>>264 それが同族――奇病を持つ人々への仲間意識から来ている事は薄々察していた ほら、貴方はこうして唯聞くだけだから
だから泡となった子も、身体に薔薇が咲いた子も 皆貴方に不安を吐露していた]
ふ、ふ。だって私には表情が持てないもの だから声が、瞳が私の顔よ
[そして私は、言葉を紡ぐ]
……貴方の瞳は、いつも私達の向こうを見るのね
(277) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[少しの沈黙、呟く記録者の心の吐露 私は其れをも、宝石箱にしまい込む]
嗚呼、避けるのは不味いわ、ええ不味い。 あの人達だって、記録をとっているのだもの 逆に不自然に思われたのかもね。
[諦念、その色を宿した瞳を鳶色に見れば、 勿忘草はゆらり、と瞳を揺らめかせる]
諦めるのは、慣れていたのよ私も この病を得た時から全て諦めて、後悔しないように生きてきた ――でもねメルヤ
[またな、というキルロイの声が脳裏に響く>>267 また、あいたいの 彼に会いたいの]
(278) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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私、諦めたくない 貴方は、どうなの?
[貴方は、本当に諦めたいの? あがいてみる気はないのと ベニトライトをひとつ零した]
(279) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[――ひらひらと、くらやみのなかをとんでいる。 わたしはちょうのすがたでそらをとんでいく。
ちょうのゆめのあいだにひととなるのか ひとのゆめのあいだにちょうとなるのか
きっとそのきょうかいがあいまいになったとき わたしというものは、 とてもあやういものになるのだろう。 そんなことをぼおっとおもった。
そうなるまえにしんでしまえればいいのに。
きれいなはなたちがみえた。 さくら、ばら、らべんだー、……まーがれっと ……。 ああ、――おもいださなくちゃ ひとであることを]
(280) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[ わすれないよとつたえなきゃ
――あのひとのことも、 *]
(281) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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……。やっぱり…恥ずかしくて書けない。
[あれこれ悩んだものの結局決まらず、クシャっと手紙を丸めてゴミ箱にポイする。]
しばらくの間、図書室で勉強していたものの、結局看護婦さんは現れず、仕方なく片付けをする。]
…忙しいのかな?けほけほ…
[本や筆記用具をランドセルに入れて、夜になればななお姉しゃんが遊びに来て呼んでくれる。たのしみにしながらぬいぐるみのミイちゃんと部屋へ向かった。]**
(282) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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― 18歳の誕生日 ― [せんせーが抗毒性のペンという特殊なペンをくれた。 抗毒性ってどういうことなの?と聴いたら、あたしの指からどんな毒が出てきても溶けず・腐らず・滑らず・ちゃんと書けるペンらしい。
あたしは喜んだけれど、このペンをどうして作ったのかよく分からなかった。 そもそも抗毒性って何? ジョークなのか、悪趣味で作ったのか――。 せんせーは、良く分からない人だ。 ただ、あたしはそのペンを大切にしていた。ノートと一緒に――。]
(283) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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そんな大それたものじゃないよ、ケイト 僕はそんな達観してないからね。
[首を振る。まだ悪酔いが残っていたが、今は押し込めた。 思考が正常ならば良い。 ケイトは、聡いと彼は想う。彼がどうして踏み込まないか。気づいている者は多いだろう。トレイルなどは顕著で、無遠慮に踏み込んで来る。
去っていった者達の、不安。後悔。未練。悲哀。 すべてを受け入れるために、特別な者をつくらないように、気をつけている。]
声に表情があるなら、表情があるのと一緒だ。 君の瞳だって、十分雄弁だしね
[>>277見通すような紫水晶の双眸。 理知的な輝きを、放っていた。]
(284) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[彼は静かに首肯する。 苦笑を浮かべるのは、彼自身不味いことがわかっていたからだ。]
…ここだけの話 定期健診の、感覚が短くなってたんだよ。
だから、避ける前から気づかれてたんだ。
[紫水晶の瞳の奥に、灯火のようなものが揺らめいたような気がした。 沈黙の内に見つめる>>278は鮮やかだった。
その秀美さを、深く深く心に刻み込む。]
(285) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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(君の諦めは、絶望だった。 僕の諦めは、希望なんだよ。ケイト)
(286) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[サイドテーブルに置かれたノートとペンは、あたしの大切なものだ。 誰がそこに置いたのだろうか。 あたしは手を伸ばそうとした。 しかし何も起こらなかった。 まずは、身体を動かせるようにならないと。 そうじゃないと、そう。約束が守れない――。 タルトちゃんに約束したじゃないか。
――それに、歌を作るんだ。あたしは。 声を、出すんだ。 手を、伸ばすんだ。
生きるんだ。 だから、動け――**。]
(287) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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[ ――はたと目を醒ます。]
[手元にレター用紙が散らばっていた。 その中のひとつには、 意味をなさない言葉の羅列が散らばっていた。]
……寝ちゃってた
[わたしはうつ伏せから起き上がり、 杖を手に取ると、 オスカーさんに教えられたとおりに扱って]
……もう、ナナちゃん、寝てるかな。
[歌詞を相談したいのだけれど――。 そう思って、そっと部屋を抜け出した。]
(288) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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[声には出さず、彼はおのれ自身を見つめる。 >>279の明確な意志が、彼には眩しい程だった。
そう口にした、人達を想い起こす。]
僕の悪足掻きは、もう終わりが迫ってる。 少しでも長く居ようとしたからね。
僕の順番が来た。 ――――それだけだよ。
[本当の望みは口にしない。 破滅的で退廃的。未来を紡ぐものではないことを承知している。
それだけは誰にも暴かれないように深く閉ざしている。*]
(289) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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[それから何処をどうやって歩いたのやら。 中庭へ歩いていたハズだったのに、ふらふらと揺れる私の足取りは勝手に自室へと向かっていた。
幸いなことに、廊下で誰かに呼び止められることはなく。 リノリウムに赤い音を響かせながら私は歩いていた。 胸元で金属と金属の擦れる音がしたけれど、確かめようと手を伸ばすほどには至らない。
…数年前までは、 シーシャが"私"でいる時間も、"私"がシーシャでいる時間も数日を跨いで何度かあるか、ないか。 "私"が起きていることの方が珍しいくらいだったのに。
何時の間にか"私"の起きている時間の方が、もしかしたらシーシャがシーシャでいる時間よりも長くなっているかもしれない。 多くの顔を見ることが増えて、多くの顔を見ることが減った。
シーシャの記憶と感情と。 手放してしまった記録の殆どをもう私が持っている。]
(290) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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[シーシャには何がどれだけ残っているのだろう。私は知らない。 私が"眠っている"ことが減った分、シーシャが何をしているのか、していたのかを知ることは出来なくなった。
…もしかしたら、"私"の知らない間に逆に"私"の残した足跡を、記録の全てを消そうとしているかも。 そうだったとしても私には止めることも、その資格も全くと言っていいほどに、無いのだけれど。
だって、"私"は知っている。 シーシャの中に"起きた"時から知っている。
シーシャはいつか"どこにもいなくなる"。
誰が覚えていても、覚えていなくても。 シーシャが望んでいても、望んでいなくても。
――――私が望んでいても、いなくても。*]
(291) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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メルヤは、シーシャが中庭で木に登っている姿を思い浮かべて無理だった。*
2015/06/09(Tue) 01時半頃
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それをいうなら貴方の言葉にも表情はきっとあるのね ――深く抉り、刺してゆく 貴方の言葉に嘘はない
だからこそ
[ああ、歯痒い 合わせ鏡の様だが違う、貴方が
定期健診の事に関しては...にも身に覚えがあった 医者に告げられた言葉、硬化が進んでいるという宣告 それは定期健診の間隔が短くなって暫くして言われた事だから>>285]
――それだともう、逃げようもない、か
(292) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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(貴方の諦めは希望であるなら ならばその希望は未来へつなぐ種になれるの?
私は、そうは思えない)
(293) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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終わりが迫ろうと、私達はきっと諦めたらそこでおしまいなんだと思うわ ……順番が来ても、やっぱり私 最後の最後まで此処に、いたい
貴方は、本当にそれでいいの?ねぇメルヤ
[深く閉ざされた扉を開ける資格は多分私にはない だからこそ、最後にもう一度だけ、本当にそれでいいか問いかけて ...はゆっくりと立ち上がる
ぎし
り
関節の音が鈍く響く]
(294) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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――私は。絶対に最後まであきらめない 絵を見たいの。キルロイの絵を 見ると約束したのよ
[悪足掻きだろうと血反吐を吐こうと それでも1日、1時間、1分、1秒そこにいられたならば
だから私は無理をして口角を浮かべる 彼の目の前で、諦めないと誓った先人たちの様に]
(295) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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――貴方が諦めない姿というのも 見てみたかったわ、メルヤ
[最後にそう呟けば、彼の部屋を辞そう
今日は疲れた、嗚呼脚が軋む 部屋に辿りつけばそのままベッドに倒れ込み 私は夢を見る、そう、夢を見る 夢の中の私は、未だ脚がかくしゃくしていて――……*]
(296) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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