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【人】 保険調査 ライジ[食堂に主の姿は無く、出来たばかりの昼食が並ぶ。 (202) 2014/12/25(Thu) 21時頃 |
【人】 保険調査 ライジ ―回想― (203) 2014/12/25(Thu) 21時半頃 |
んっ、
[上を向きながら帯を解くのが些か辛いと思っている所に、丁度べっどへと押し倒される。]
此れって何れの事だい?
[見せ付けるようにしゅるりと帯を解き。
孤を描く唇は息を徐々に微かなものから興奮を露わにしたものに変じさせつつある。]
日の光の元で見るあっしの肢体はどうだい…?
[彼の視線に悦びを滲ませ尋ねる。*]
────仰せの、ままに。
[背に落とされるのは抗えぬ『命令』。
苛立ちの声と、触れるなという言葉。
掠れるような声音で呟いた*]
【人】 保険調査 ライジ ―庭― (204) 2014/12/25(Thu) 21時半頃 |
どうせ誰も、来やせん。
[たまに来るケイイチも、すれ違ったのは昨日だったか。
他に図書室に来るとすれば、命を下した本人か。
傷だらけの灰被り。
昨日包帯を巻き変えたばかりだ、来るはずもない。
そこまで心裡に思ってから、苦笑が漏れた。
いま、どれだけ触れたいと思ったのか──と。]
【人】 石工 ボリス─図書室─ (205) 2014/12/25(Thu) 21時半頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー[空の皿を前に呆然としていれば、食事もひと段落となるのだろうか。 (206) 2014/12/25(Thu) 21時半頃 |
[かつて、羨み求めて焦がれていた。
そんな何かがあった気がする。
そしてそれは、決して自分には与えられないのだという、諦めのような想いもまた同様に。]
……欲しい、もの……
[眉を寄せ、苦く呟く。
遠い遠いあの日、あれだけ欲していた何か。
どうして忘れているのだろう、どうして思い出せないのだろう。]
[諦めて、忘れ去ってしまったのか。]
[それとも、等の昔に、 ――――――――――]
【人】 負傷兵 ヒュー[暫くの時間の後。 (207) 2014/12/25(Thu) 22時頃 |
ないしょ
[つまみ食いは何かと問われて。彼が嫉妬してくれるなら、応えても良いが、あまりそんな気もしなくて、吐息交じりにそう返し。]
見世物じゃないって言ったのは
あなたでしょ
乱れた姿を他に見せないでと言ったのもあなた
俺も見せたくない…
[彼の真意はわからず、だが少しだけ彼に焦燥を感じる。これまでの恥じらう様子と真逆の、婀娜っぽい仕草。]
なにかあった?
[部屋のあちこちにある紙でできた小物を指して問うたが、彼には伝わらなかった様だ。だが、どうでもいい。ただ興奮で乱れる呼吸をごまかすだけの言葉。]
その問いは自信があるってことかな
素敵だよ
[答えながら首筋に口づけを落とし、鎖骨、胸元をたどり。再び昨日の様な手順で。違うのは、伸ばした下肢、不可解だった下着の紐解き方を知ったこと]
回り道も一つだけやくにたった
[くすくすと笑いながら、彼が脱衣所でしたことを自分も繰り返す。既に少しはそこは興奮の兆しを見せてくれていただろうか。それとも。
胸の尖りに舌を這わせ唾液で濡らし、左手はそれに添え、ゆるりと上下に扱く]
[其れにしても嫌に手慣れてるじゃないか。
自分の事だ。
あっしは何時からこんなにいやらしい笑みを浮かべて男を受け入れるようになったんだい?
分かってる。
「男を」受け入れるようになったのではなく、「彼を」受け入れるようになったのだ。
彼とのこうした逢瀬の時を何度も何度も重ねてその度に忘れて来たんだろうね。
其れでも身体が覚えているからこんなにも期待に震えているのだ。]
な、何にも無いよ。
お前さんに溺れたいだけ……。
[忘れたい事が有るから溺れたいのと。
愛しいから溺れたいのと何方も本当。]
っ、そりゃあ自信もあるさ。
[お前さんに素敵だと言って貰える自信がね。
彼が身体に接吻を落として行くのを目で追い。
こんなにも丁寧にあっしの身体を愛でてくれるんだもの。自惚れもするさ。]
んっ、あっ
[露わになった下肢への刺激に身体が跳ねる。
此れが自分の物かと疑う程高く甘い声が出た。
両手がぐしゃりとシーツに皺を作る。*]
─作業場─
(こんな風に、カーテンなんて揺れていなかった。
窓はひとつもない、代わりに換気扇が回る音。
あるのは堆く“積まれた”資料。
朝なのか夜なのかもわからない閉ざされた部屋。
充満する、油絵の具のキツい匂い。
綺麗なはずもないシーツ。
組敷くのは男の体。
混ざる、雄の臭い。
俺は男を抱いている。)
「クアトロ、言って?」
嗚呼。
「いつもみたいに、さあ。」
“愛してる”よ。
「フフッ、そうだよ、そう。」
「クアトロ、忘れないで。
キミは、ボクを
────“愛してる” んだ。」
[ケイイチが上着を脱ぐ気配を見せれば掌を引いた。熱の籠もった息を吐きながら、露わになった上体を眺める]
何人か……その色香で
眩ませていそうな、ものだが
[自分よりも確りと肉のついた身体は、男性特有の色香を十分に備えているように見えた。その喉から笑みと共に“かわいい”等と声を落とされた日には容易に手玉にも取れるだろう――こちらの胸が揺らぐ程ともなれば]
……はは、
参休は……そう思った、試しがない
[そう評された経験は幾度かあったようにも思うが、参休“自身を”愛らしいと思った事はない。例え同じ顔であろうとも、やはり他者と自らの壁というのはそれなりにあるものだ。
色づいた頬は珍しくはっきりと苦笑を浮かべ――けれど心底嫌がる素振りは見せず、穏やかにケイイチの頬を撫でた]
[参休の指先は火照り浮かされているというのに、触れたケイイチの素肌からは今なお熱を移される。高い声、という文句に一度瞬きをした]
上下、など
[この身に落ちる囁き、触れていく指先、与えられる熱の総てが好ましい以上些細な事だろう、と微笑する。首を傾げてみせるケイイチはきっとそんな事承知しているのだろうが]
……っ、ふ……
[言葉を継ぐより先に接吻が落とされ、ケイイチの下唇を柔く食んで応える。頭蓋をかき抱き舌を絡めるときは態と少々水音を立ててやった]
[一方では襦袢がはだけるのも構わず緩く膝を立て、下肢に割り入るようにして中心を探っていく。腿で熱いものを感じたならば、次の息継ぎにはくすりと笑みが乗ることだろう]
【人】 石工 ボリス [────バサバサバサッ!!] (209) 2014/12/25(Thu) 22時半頃 |
────Cinderella.
【人】 負傷兵 ヒュー[洗濯紐を束ね、シャツと同じ腕に通して。 (210) 2014/12/25(Thu) 22時半頃 |
【人】 お針子 ジリヤごはん。たべないの。 (212) 2014/12/25(Thu) 23時頃 |
[ サラリとした金。
霞んでほとんど見えない何かが内で揺れる。
彼を見るとそれはほぼ毎度のこと。
彼が何をしたわけでもないけど。
何かが引っかかって瞳がそこに吸い寄せられる。
何か自分は―――
彼の意識がないうちに、一度だけ其れを掬って
掌から零す]*
【人】 宝飾交易 黍炉 様子を……見に行ってやるのもいいかもしれない。 (214) 2014/12/25(Thu) 23時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー[まさか彼すらも、自分を犬のように思っているとは思わない。 (215) 2014/12/25(Thu) 23時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ―――……よ、 (216) 2014/12/25(Thu) 23時頃 |
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