276 ─五月、薔薇の木の下で。
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メアリーに1人が投票した。
イアンに1人が投票した。
フェルゼに5人が投票した。
ユージンに1人が投票した。
ロビンに1人が投票した。
フェルゼは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ケヴィンが無残な姿で発見された。
ベネットが無残な姿で発見された。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、ピスティオ、メアリー、オスカー、イアン、ユージン、ロビンの6名。
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[立ち上がった。
行く先も居場所も今は見えないけれど。 相変わらず、想っていた。
重い重い足取りで、歩き出す。]
(0) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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ふーん、そんな事言っちゃうんだ。 案外逃げたかったとか?
[花を大切にしていると思っていたから てっきり止めるものだと予想していたのに 実際の言葉は正反対だから まだこの人のことをよく知らないのも頷ける]
つまりバラの花みんな引っこ抜けばいい、 わかった。
[ついでに全部焚き上げたら 俺にも花の悲鳴くらいは聞こえるかもしれない*]
(1) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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君には、何が必要なの?
[初めてちゃんと、彼に問いかけることが出来た。
声を掛けるまでの緊張と躊躇いは気づかれなければいい。
新しい“もうひとり”を、まだ知らないまま。]
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[図書室から自分の衣類を回収し 部屋の中、ベネットに見つからない場所に隠して。
それからどこに行って何をしたのやら 両腕に持っているのはバケツに並々満たした、水。]
(2) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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── 中庭 ── [どこぞの誰かが教えなかったものだから 植物の世話は雑草を抜く以外疎い。 全力で水を掛ける気でいた。
今まで何一つ聞いてこなかったから 何も答えを知らなかった。 間違っていたって、仕方ないことだろう。 薔薇の木に向かって、真っ直ぐ歩いていく。 他の何も目に入らずに。
最も、目的に向かって何かしようとしている奴や 漸く問いかけることが出来た男でも見えれば 話しは違う、だろうけど。]*
(3) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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─中庭─
天気も大事なのよ、花を育てるのって。 隠すのはあんま得意じゃないし、よゆーってわけでもねーよ?
[ 余裕と取られてもおかしくない口調。 今は少し──いや、だいぶ──叱咤を受けたから、前を向いているだけ。 ]
あっ、でもちょっと全部は抜くのは… ちょっと勘弁してもらいたいとこね?
[ たぶんそれやられたら、悲鳴どころか俺死んじゃうわ。 ]
(4) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[こいしい人へ、俺は害意を持っていない そして、向ける者がいれば許さないだろう。
それが間違っていたとして 隣に立てる資格を持っていないとして。
傷ついた姿を知ってしまった、 “あの人”との会話を聞かされてしまった 口を挟んでしまった。
────薔薇は弱っているだけだ。]*
(5) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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ああ、そっか。モロに影響あるもんなあ。 天気読まなきゃなんねーか。
[なんて普通に会話ができるから わかることもある]
んで先輩やっぱあれだな。 そっち側なのにおかしくねえ。
(6) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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……なんでだ? 大事な本命ちゃん、教えてくれよ。
[まあ本当に知ったら まだがるると唸るお子様は 優先して抜いてくる事はしでかしそうだが 自分だってスケッチブックを破られたり 燃やされたらそりゃもう落ち込んで 新しい奴にその倍描いてやると思う方]
(7) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[ 何が、必要か。
血なのか、水なのか、精なのか、愛なのか。
そのどれも違うことを思い出したから。
耳に心地よいその声を、聞いて。
手と手を繋いだ、薔薇に毒された幼い子とその毒牙にかかった新しい花。
またこの声も聞こえているだろう。
俺の声は、香りにのって、届く。 ]
この夢から覚めたときに。
逢いに行っていい?
その時に───話すから。
[ 俺には何が必要か。 ]*
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…………────
[明けた先が、少し明るく見えた。]
(8) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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そ、こんな風に明るすぎる夜もダメだしね。
[ まるで普段と変わらないような会話。 だからこそ画材を持たない画家先生は 先程より落ち着いてくれたようにも思え。 ]
そっち側って…。 まあ、そうね、君たちとはちょっと違うかもね。
[ しかし念を押すように「この空間は俺の仕業ではない」と 強調するみたいに謂ってのけた。 ]
(9) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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ピスティオは、ポケットを探ってようやく菓子しかない事に気がついた**
2018/05/23(Wed) 00時半頃
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お前は何をすれば満足するんだ。 早くあいつを解放しろ。
[やがて噎せ返る赤の前にやって来る。 そこに誰もいなければ、止められなければ
バケツ二杯分が出来る限り広範囲に 叩き込むみたいに、撒き散らされる。 あまりにも乱暴な行動は暴走とすら言えた。]*
(10) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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………… うん。
[やっぱり怖い。でも、まあ、悪くはない。
どこかの誰かが必要だとか、お前がいなくなることだとか
言われたとしても、その言葉は必要なものを求めている証だから。]*
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やだよキミ絶対そこから抜くじゃん。
[ どーどー、どーどー。 衝動だけで中庭を全焼させそうな──俺が謂えた義理もないが──彼に どの薔薇が、なんて謂わない方がいいだろう。 むしろ。 ]
さっき《もしかしてと思って間引いてみた》んだけど。 何も変わらないなら、抜いても無意味なんじゃ──…?
[ 声に紛れて音がするのに気付いた。 ばしゃんと、魚が跳ねるには些か大きすぎる音で… ]*
(11) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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……へぐしっ。
[しばらく、変わらない月を眺めていたが。 気だるさに負けて寝そべって、何も羽織らずにいなかったせいで夜風に冷えた。]
寒い……
[むくりと体を起こすと、名残惜しそうに手を離す。 ケヴィンは眠っているようだ。疲れたのだろうか。]
……先輩、外で寝てると風邪引きますよ。
[服を整えながらケヴィンに声をかけたが、体を揺さぶってもなかなか起きない。仕方ないなと、乱れた服を苦労して着せている。万が一見られたら大変だし、お腹が冷える。]
(12) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[暴走を止める者がいなかったとして、 花だけを見つめる男は 向こう側にまで水を撒かない。]*
(13) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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毛布……予備、どこにあったかな。
[疲れからの眠りだと予想しているので、普通のそれとは違うとはまだ気付かない。運ぶのは無理そうな体格差なので、とりあえず毛布持ってこようかと考える。
仮の毛布として、自分の上着をケヴィンにかけて、薔薇の木の下から抜け出した。
よたよたと、覚束ないながら歩き出す。 足がもたつく理由には赤面するも、今は毛布、と自分を叱咤。
内に燻る赤色は、先ほど甘美さを与えられたおかげか、今はまだ鳴りを潜めていて。]
(14) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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…………ん?
[なんか、声が聞こえてくる。
周囲を見渡しても誰もおらず。
はて、空耳かと首傾げ。]
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[きっと、棘は魂を穢した。 だけど、俺は元から汚れていて 性質が悪いことに求める相手が、薔薇に───。
息を荒らげて肩を上下させるのは 運動不足が理由ではなく。]
………… はぁ
[誰のことも濡らさない一方、自分自身まではどうにも。 そのまま、足元の水を含んだ緑に座り込む。
大分辛くなっていた。 いや、これじゃ駄目だよな。 呪われた男は今も薔薇の香りを、花からではなく。]*
(15) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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ヴェルツ先輩……と、ピスティオ?
[中庭を歩いていくと、先の所の一人が二人に増えている。
声はやや、かすれ気味だったか。*]
(16) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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[ 少しの間()が────なんて、今は謂わないでおこう。
すべてはそう、夢から覚めた後で。
願い、望む、未来の、ために。 ]*
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[俺と“もうひとり”は 枯れるなと、生きろと願った。
夜が明ける方法は、 薔薇を散らす以外で求めている。 大切な人を眠らされた者たちが違っていても。]*
(17) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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