209 【誰歓】ぼくらの学校―泉高校年越し譚―
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ハナに11人が投票した。
アイリスに1人が投票した。
ハナは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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あ。よかった。気が付いたんですね。 飲めますか?
[少し離れたベンチ。 彼女が目を覚ます少し前に自販機で購入しておいたお茶を軽く振って。]
先輩は頑張りすぎですよ。 受験勉強が大変なのはわかりますけど、それで体を壊しちゃ元も子も無いです。
[昨日、という単語に眉を顰める。>>2:124 きっと炊事担当も無茶をしたのだろう。 そんなのは勉強を理由に、後輩に任せてしまってもよかっただろうに。
彼女の気質は知っているつもりだが。 それが好ましいものではあるとも思う。 しかしその結果自分を苦しめてしまうのは、本末転倒だ。]
(0) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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先輩の性格上難しいのは分かりますけど。 もっと適当でいいんですよ。 ほら、俺を見てください。 こんなに自由気ままにやってるのに、 なんとかなるもん、でしょ?
[いい加減のお手本です。特別に真似していいですよ? 少しおどけて、笑う。]
うっし。役得です。
[背中を差し出して。 無事峰守を背負うと帰路に着く。>>2:125 モテたいための体力作りだったが、役に立つものだ。
やはり体調が万全ではないようで>>2:126 どうやら先程の台詞も届いてはいなかったようだ。 ……丁度良かったのかもしれない。]
(1) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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"もういっかい きかせて"
――先輩。 俺、約束は必ず守りますから。
[呟きに対する答えはそれだけ。 それ以外に峰守の鼓膜を震わせた音は無く。 彼女の意識が確かだったら、到底納得を得られるものではなかっただろう。]
あ。着きましたよ!
[参拝客が鳴らしているであろう。鐘の音を聞きながら。 一歩一歩、歩いて行く。背中の体温と重みを感じながら。 やがて指の先には小さな灯り。
期限付きの仮宿だが。 そこは、まごうことなき俺達の家。]
(2) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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[さすがのこの男も女子エリアに入るのは初めてだ。 背徳感に少し心臓の動きを速める。]
先輩大丈夫ですか? 一人で脱げます? 何だったら俺が手伝―――
[ベッドに横たわせて声をかける。 結果はどうだったか。 無事手伝えたのか、峰守が意地を見せたか。とりあえず着物をハンガーにかける所までは行けたと思いたい。 峰守の顔をじっと見つめて。
先程の自分の言葉を思い出す。]
(3) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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『お言葉ですが、先輩が魅力的な女性なのは、 皆知ってますよ。 俺だけじゃないのが、悔しいくらい。それくらいは無用な考えです。
それに後悔なんてするわけないじゃないですか。 だってこんなに真摯に俺と向き合ってくれる人と、 …一緒にいられて、幸せじゃないわけがないじゃないですか。
ありがとう、ございます。』
(4) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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『あの一つ、わがままを言ってもいいですか。
本当はここで一発、格好良く決めたいところですが。 ご存知の通り、今の俺は 先輩に見合う男とは…多分、言えないです。 先輩が俺を幸せにしてくれても、 俺が先輩を幸せにできる自信が、情けないことにまだ無いんです。
だから一年待ってくれませんか。』
(5) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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『俺、来年静夏先輩と同じ大学行きます。 先輩の隣に行きます。 今から偏差値がどれくらい上げられるか分かりませんけど。 ―――そうしたらその時には 改めてお伝えしたいことがあります。』
"一年後の俺を、見て下さい"
[メールで告げたのとは違う。 "未来"の話を、彼女に。]
(6) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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……おやすみなさい、先輩。
[毛布をそっと掛けて。 叶うことならば 年が明けて初めて辿る貴女の夢路が 素晴らしいものであります様に。]
どうか、よい夢を。**
(7) rito 2015/01/03(Sat) 03時半頃
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[りんご飴を6分の1ほど食べた後、食べかけのそれを小袋に入れ、手に下げている袋に入れたい。
そろそろ集合すべきか、と思うもののこの人ごみの中を掻き分けて岩野の元へ行けるのか。たどり着く前に流されてしまいそうだ。峰守と亀梨の騒動には気づいておらず。 メールを送ろうかとも考えたが意を決して戦場へといざ乗り込まんと。
岩野の元へたどり着くと何人かの寮生が集まっていたか。]
何かありました…? あ、ベビーカステラ食べますか?
[自分が向かったところから1番近くにいた黒川の後ろからひょこっと顔を出し耳元で。もしかしたら驚かせてしまったかもしれない。まだ日向と手を繋いでいたなら微笑ましい、と笑った。]
(8) かの 2015/01/03(Sat) 12時半頃
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[岩野先輩達の後ろから、日向さんと手を繋いだまま状況を静観している。 めーる、迷惑になったりしないかな?などおもいながら。 そんなとき真後ろから聞こえた声に肩が跳ねる。>>8]
ふぇっ!?よ、米原くん? びっくりしたよぉ……あ、ひとつ、もらってもいい?
[突然のことにドキドキしたものの、興味がベビーカステラなるものに移ったことで、少しだけ落ち着いた。]
(9) pepaki 2015/01/03(Sat) 13時頃
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ふふ、びっくりさせてしまい申し訳ありません
[確信犯だとか、そういう事は決してない。 あーん、と口元に持っていくのは流石に自重し、彼女の掌にベビーカステラをひとつ。]
どうぞ。まだ食べてませんが美味しいですよ。大好きなんです。
[自分もベビーカステラをひとつ、咀嚼する。]
皆さんお集まりで何かありましたか?事件でも?
[こてり、と首を傾げながらもう一度]
(10) かの 2015/01/03(Sat) 15時頃
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もう……心臓に悪いよー。
[そう苦笑しながらベビーカステラを受けとり、少し眺めたあと、口のなかに放り込んだ。]
……おいしい! いいなー、どこで売ってたのか、あとで教えてねー。
[このような出店のあるところも初めてだから、はじめて食べたベビーカステラがとても気に入った。 何があったかと聞かれるとはっとして。]
えっと、峰守先輩と、生徒会長が、いい雰囲気?だったんだけど……。 峰守先輩が倒れこんじゃって、生徒会長が何処かに休ませに連れていったみたいで。 どうしたら、いいのかな……。
[二人の邪魔をしたくはないが、峰守先輩に大事があると嫌だ。 そう悩んでいるところだった。]
(11) pepaki 2015/01/03(Sat) 15時半頃
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お口に合って良かったです。 勿論です!後で一緒に買いに行きましょう。そうだ、沢山買って帰って寮の皆で食べましょうか。
[他にも色んなものありますから見て回りましょうか、と微笑みながら]
それは…どうしたらいいのでしょう。難しいですね… すぐ駆けつけたいところですが…誰か連絡入れてくれたりしてます?入れてくれてるならそれの返信待ちでしょうか…
[うんうん、と手を唇に当てて同じように悩む。]
(12) かの 2015/01/03(Sat) 19時半頃
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うん!そうしよう! えへへ、楽しみだな。
[心の底から笑みを浮かべる。 いろんなものみたい!と楽しげに。]
うん、鴨野先輩が、メールしたみたい……。 大丈夫だといいんだけど……。
[普段の生徒会長を知らないので、そっちの方向の心配はしていないが、峰守先輩の体調が不安だった。]
(13) pepaki 2015/01/03(Sat) 22時頃
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鴫野がメールしてくれてましたか。 それで返信がないとなると……
[チラリと腕時計を見る。こうぐずぐずしていても時間が経っていくだけだ。]
…もしかしてもう寮に戻っていたりとかしていませんかね? 峰守さんが本当に危ない状態なら誰かに電話でも掛かってくるはずですし。亀梨が運んで寮に居る、かまだそこに居るかのどちらか…
[寮から神社までの距離はそう遠くないはずだ。亀梨の体格からして運ぶのは可能。 悩む前に行動、だ。]
ちょっと寮まで走って二人が戻っていないかどうか見てきます!
[だっ、と返事を聞く前に走り出す。途中で峰守を背負って歩いている亀梨を見付けたか。何事かはあったようだが大事では無いらしい。全く、連絡のひとつでも欲しいものです。
邪魔をしてはいけない、と踵を返し、先程の場所にまだ皆が居ればそこで峰守の様子を伝えただろう。]
(14) かの 2015/01/03(Sat) 22時頃
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寮に戻ってる。そうなのかも……。 あっ、米原くん……気を付けてねーっ!
[走り出した彼の背中に、注意の言葉を投げ掛ける。 自分も追いかけようか、と思ったけど、また迷子になりそうなのでやめておく。 そして、違和感に気づく。]
……米原くん、鴨野先輩と生徒会長のこと、呼び捨てにしてた……? あれ、いつも敬語で、さん付けだったのに……。
[そうこう考える内に米原くんが戻ってくる。 戻ってきた米原くんの報告に安堵すれば、疑問をぶつけてみるだろう。]
あの……米原くんと、鴨野先輩って、凄く親しいの?
(15) pepaki 2015/01/03(Sat) 22時半頃
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[走って行って戻ってきたので息を整えながら。運動を全然していないので貧弱である。]
え?鴫野とですか?世間的には幼馴染、という関係ですね。
[小さいころから一緒なんです、と付け加える。 何故そんな事を聞くのだろうかと首を傾げた。]
(16) かの 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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[息を整えている米原くんを心配しながら言葉を聞く。]
幼馴染、なんだ。 ……同い年?
[直球に、聞いてみる。 でも聞いた後で、幼馴染だったら、年齢差があっても関係ないのかな、なんて思い始めた。]
(17) pepaki 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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― 回想・神社 ―
……だって、今が一番の頑張り時だもんなあ。 絶対に落ちたくないもん。
入試だけじゃなくて、なんでも……。 なんでもできる人にならなくちゃ……。
[>>0楽な体勢で、買ってきてくれたお茶を受け取りながら呟く。 私が頑張ろうとする理由は、彼には分からないだろうけど。]
……適当、ね……。 あんたは……自由きまますぎるでしょう。
[>>1おどける彼にはぴしっとツッコんで。脱力して息を吐く。 「なんとかなるもん、でしょ?」……その言葉は反響して、ぐるぐると。]
(18) myu-la 2015/01/04(Sun) 00時頃
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― 寮・自室 ―
[亀梨に負ぶさって、寮へと到着する。 本来はいけないのだけど、>>3女子部屋エリアに入ろうとする彼を止めることはできず。 彼の体温を感じながら、部屋まで連れて来てもらった。
女子の部屋にしては、受験勉強に特化したせいで女子力も何も無いその部屋を見られて、少し、いやかなり恥ずかしい。 ベッドに下ろされ電灯の明かりが視界に入り、くらっと目が眩んだ。]
……え……? ちょ、ちょっと……!?
[油断していたら、亀梨が何やら着物に手を伸ばしてきていた。 真っ赤になる顔もそのままに、意地でその手を振り払う。]
あっち向いててってば……。
[亀梨にそう言い、自分で着物を脱ぐ。 言っただけで無理に振り向かせたわけではないので、見ようとすれば見れただろう。 着物から解放されたはいいが、着替えるまでの気力が無かったので、そのまま毛布を羽織る。]
(19) myu-la 2015/01/04(Sun) 00時頃
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[――そして、>>4>>5>>6彼が紡ぐ言葉が、滑らかに。 その間、目はそらせなかった。
彼が言っている間は黙って聞いて、そして、言い終わった後は毛布に顔を埋める。 相手が亀梨であるというのに、真正面からの言葉に私はこうも弱く。 先輩と後輩の殻を取り払ってしまえば――目の前にいるのは、私を意識してくれる一人の男だ。]
……もう、馬鹿だな。 馬鹿、もう……。
[いつも、彼の言動行動を注意するように何かを言おうとしてみたけど、要領を得ない。 口の中はカラッカラで、皮肉のひとつも絞り出せない。]
……ありがとう。
[口元を毛布で隠しながら、限界を超えて真っ赤に染まる顔を向け、目を合わせて一言。]
分かった。……待ってるから。 そんなにあんたが私を思ってくれるなら、私も、待ってる。
(20) myu-la 2015/01/04(Sun) 00時頃
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1年後……私からもあんたに伝えたいことがあるから。 だから、来てよ。
[私が入試に成功することは前提で。彼を、その先の道で手招きして待つ。 それでも、結婚だの子作りだの、そういう遠い妄想より遥かに現実的で、夢のある話だ。
私から伝えたいこと――。 それは、好意を伝えてくれた彼には言わない、まだ言えない、私の気持ち。
私は卑怯だ。 平等主義を掲げておきながら、素直に本心を告げてくれた彼に対し、私の本心は告げずに逃げる。
いや。 これは、勝負だ。かつての親友とはまた違う、意地の勝負。 1年後まで、この意地を張り続けられるかの、……今度は相手のいる、意地の勝負。]
うん……おやすみ……。
[毛布に包まれたまま体を横にして、彼に微笑む。 私の意識は、徐々に新年の夢に飲み込まれていった。*]
(21) myu-la 2015/01/04(Sun) 00時頃
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[返信は来ぬが、まあ、どうやら手出しは無用らしい。>>14 流石に、状況判断が出来ぬ男でもないだろう。 それなら、参拝だとか、先ほどし損ねた諸々を済ませてから帰るか、と気を取り直し、 ひとまずは、往復を走ったのだという幼馴染に、呆れ顔を向ける。]
……お前は。無茶な真似をするなよ。 そういうのは体力を持て余してる奴に投げておけ。
[相も変わらず、お節介なことを言いながら。 さて、まずは賽銭を投げ込みに行こうか。**]
(22) nabe 2015/01/04(Sun) 00時半頃
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― リテイク>>20>>21 ―
[彼がこっちを見つめる視線は、なんだか暖かいような、くすぐったいようなで。 そこにどんな意味が込められているのだろう。]
……ねえ、さっき言ったことって……。
[目を見つめ返して、そう問いかける。 だけどその瞬間、頭痛がぶり返して、意識がまたぼやけてくる。]
……ん、おやすみ……。
[>>7彼に促されるままに、毛布にくるまったまま横になる。 彼の言葉は、また後日に聞けるのだろうか。]
(23) myu-la 2015/01/04(Sun) 00時半頃
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――いや、聞けなくてもいい、かな。 あの一時はきっとおぼろげな初夢だったと、目が覚めたらきっとそう感じるだろう。 夢は夢のままで。それが一番なのだから。
このまま何も無ければ、きっとこれは私の勝手な思い込みだったと。 そう思うことができるかもしれないのだから。
胸の奥に湧き上がった小さな何かは、まどろみへと変わってゆく。*]
(24) myu-la 2015/01/04(Sun) 00時半頃
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