151 雪に沈む村
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サイラスに10人が投票した。
ジリヤに1人が投票した。
チャールズに1人が投票した。
サイラスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
チャールズが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クシャミ、ウォーレン、アリス、ピエール、ジリヤ、カルヴィン、トニー、ドナルド、ソフィア、バーナバスの10名。
我はずっとこの村に住んでおる。何百年も。
[チェシャの無邪気な質問に、ピーターはすっと目を細めて]
なにしろこのなりだからな。
我を受け入れてくれるところなど早々ないのだ。
[おどけるように言ってみせるが、オセローはその言葉の奥底に潜むものを察しただろうか。
“何百年と姿かたちを変えない子供”を受け入れてくれる奇特な村など、他にどこがあるだろう]
(あーあーあー。絶対に楽しんでやがる)
[さぞやピーターは威厳ある龍族なのでしょうな、などと嘯くオセローに頭を抱える。完全にからかわれているのだ。
チェシャもその気になってしまったようで、魔法でお姫様になりたいなどと夢見がちな事を言い始める]
魔法など使わずとも、チェシャはかの名門ブランフォート家の令嬢であろう。
なんら姫に劣ることはあるまい。
[我ながら歯の浮くような台詞が口を吐いて出る。
ブランフォート家の話題に及べば、自らの家柄を誇りに思う彼女は話題の矛先をそらせてくれるはずだと期待して]
『私を一つ若返らせてはくれませんか』
[ピーターの苦労を知ってか知らずか。
気楽に冗談を言うオセローに何かを言いかけ、しかし“ピーター”の立場ではそれを言えないことに歯軋りをして]
そういえばご老体。
カルヴィンとかいう少年が、あとでそちらに向かうと言っておったぞ。
[ちょっぴり恨みのこもった声で言ってみた]
何百年?!そんなに?!
[ 羊何匹分の命かしら。そんな計算をサッとしようと思ったけれど、チェシャの小さな頭では到底追いつかなかった。
寧ろそんな大きな龍が何百年も、バレずに此処に暮らしていたなんて。
よく今までバレなかったものだ。
もしかしたら、亡くなったお母様なら知っていたのだろうか。
自分と同じようにお転婆で、野山を駆けていたというお母様なら。]
―――……寂しくないのですか?
[ぽつり、と次に紡がれる疑問は呟かれるように細く。]
何百年も……洞窟の中では……独りぼっちではありませんか?
[蒼い目を閉じて、龍に問う。
――…塀の中の自分と重ね合わせるように。]
………む、ま、まぁ……そ、そうですわね……。
勿論……、王家に勝るとも劣らないですわ!
[ ブランフォートの名前を出されては否定する訳にはいかない。
本当はまだ何か言い返したかったけれども。
もごもご、と口内でそれを飲み込んだ。
なんだかんだでやはり己の動かし方を把握されている事に、チェシャは気付いていなかった。]
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>>1:135 神父様、こんにちは。
[バーナバスとの会話を一時中断し、来客に軽く挨拶をする。 チャールズは挨拶を返してくれただろうか。 ピエールと言葉をかわすと、自分に話しかけてきた。]
え、うん、旅に出るつもりだけど、そのこと誰に… …ああ、カルヴィンか。 ったくアイツ、余計なこと言いやがって。
[別に隠しておくつもりはなかったのだが、カルヴィンに悪態をつく。 心配しながらも褒めてくれるチャールズの様子がなんだか照れくさかったのだ。]
え!そんないいって!
[目をそらしている間に、チャールズは銀貨を包み、トニーに持たせようとした。 ピエールに食事を勧められたとき同様、断ろうとするが、チャールズは人の好意は素直に受け取れと言わんばかりだ。 結局、トニーが折れることになる。]
(0) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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…うん、わかった。ありがとう。 服も助かる。後で取りに行くね。
[そう言うと、満足したようにチャールズは店を出て行った。 ピエールといい、チャールズといい、こんなに甘えてばかりでいいのだろうか。 もちろん、その気持ちはありがたいのだけど。 チャールズの背中を見送りながら、トニーは困ったような笑顔で、ふっとため息をついた。]**
(1) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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-ソフィアの店-
御機嫌よう!ソフィアはいらっしゃる?
[村の中心街にある、赤い屋根が特徴の家の扉を勢いよく開ける。粉雪と、お嬢様の元気そうな声が店内に舞い込んだ。
ソフィアの代わりに彼女の母が振り返り、『あら。アリスお嬢様。ごめんなさいね、あの子は今お使いなの。』と、忙しい手を止めて営業スマイルで迎えてくれた。いつも傍にいる爺が居ない事に気が付けば、それについて尋ねただろう。もう何度目か解らない脱走劇を話せば、同じように店主も驚く。]
――……ふっふっふ! そっかぁー。ソフィアは居ないのね。残念ですわッ。
[蒼い目とお揃いの蒼いスカートをひらりと翻すと、店内を眺め始める。 お気に入りのダージリンを始め、ニルギリ、セイロン、アッサム、アールグレイ、フランボワーズ…様々な紅茶の葉をうっとりと眺める。 お嬢様にとって、紅茶こそが社交界の第一歩だったから。 始めは苦くて鼻を摘んで飲んでいた紅茶も、今ではお嬢様の”嗜み”の一つであった。]
(2) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 02時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 02時頃
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―ウォーレンの工房―
楽しいかーそぉかー。まぁクシャならそういう気もしてたけど。 [何だか訝しがられたかもしれない、と女の子は思いました。>>2:106未知のものを楽しみに思えるというのは、それだけで一つの才能だと感じています。脅かしてみたらクシャミも少し怯んだようでしたが。]
雪だるま…う、うん! いいよ、約束ね。
[ちょっと子供っぽいかな、とも思いましたがいいません。彼は初めての冬ですし、自分だってまだ二度目の冬です。 それでも少し不安になったのは、苦手といった冬に対してあまりに能天気な彼を見たからか、それともさっきのトニーとの会話があったからでしょうか。]
クシャはやっぱり冬眠する…の? まさか、クシャまで旅に出るとか言い出さないよね?
(3) 2013/11/22(Fri) 02時頃
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うんうん? クシャなにそれなにそれ?
[ジリヤとクシャミがなにやらやっています。クシャミはジリヤを探してここに来たのでは? とちらっと思います。きっとなにかおまじないをかけて欲しかったのでしょう。 肩ごしにちら、と見ればなんだか丸い、装飾具に見えます。ウォーレンの作ったもの……のような、そうでないような。近くて遠いような印象のそれにジリヤが手を重ねます。]
……誰かにあげるの? プレゼント?
[終わったころを見計らって声をかけてみました。背中で翼がパタパタします。]
(4) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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―― 工房 ――
うん、約束。
[指切りげんまん、と軽く歌ってソフィアと約束を交わす。クシャまで、という言い方に、他に、誰かが旅に出ることを聞いたから落ち込んでいたのかなと少し、思う。 安心させるように首を少し傾けて、微笑んだ。]
ううん。俺は旅には出にゃいよ。 冬眠する、つもり。ちゃーんと準備もしてるんだ。
……ソフィこそどうするの? どっか、旅に出たり、する?
[有翼族は寒さに弱い種族だと、サイラスは言っていた。ソフィは半分は人間の血を引いているけれど、寒さに強い、というわけではないだろう。]
(5) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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―自宅―
さむいさむいただいまあったかい!
[出かける前より少し、冷たい風が強くなった気がします。家に入るや否やその暖かさにこわばっていた肩の力が抜けます。
奥からお帰りなさい、という声、続いてジリヤさんのお手伝いはどうしたの? と聞かれます。]
大丈夫大丈夫。ちょっとお財布取りに来ただけでまた出るから……あれ?
(6) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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[店の中に小さな人影をみとめます。なんだかもふもふしています。そういえば家の前にあった足跡は、X字型をしていたなと女の子は思い出しました。]
アリスちゃん! あれ、珍しいね。一人?
[話したばかりだったのか、奥から脱走して冒険ですって、と声が飛んできます。] わ、すごい……お屋敷の人、今頃大慌てじゃない?
[いつもついている爺と彼女の親があちこち探しまわっているのを想像して、愉快そうにくすくすと笑います。当人からしたら愉快でもないのでしょうが]
(7) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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[ジリヤとやりとりをしていれば後ろからソフィアが興味津々、といった感じで見詰めてくる。]
何って……、えーと……、ナイショ。
[少し不格好なそれを、あまりソフィアには見られたくなくて。ジリヤの魔法が込められた後、翼を軽くはためかせながらソフィアが近くまでくると、見られないようにすぐに、ポケットへとしまいこんだ。]
ち、違うよ。俺のだもん。
[思わずごまかしたけれど、左耳だけがぴくぴくと動いた。*]
(8) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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―― 教会 ―― [薪が爆ぜる音に、チャールズの穏やかなトーンが重なる。>>2:152 青年は、チャールズの目を真っ直ぐに見詰め、うん、と時折相槌を打ちながら聞いていた。 彼の瞳の中で、オレンジが揺れる。 寝床のこと、に話が移ればびくりと身体が反応して、少し、身構えてしまう。 けれど。続いた予想外の言葉に、すぐにはリアクションができなくて。]
え……?
[思わず口から漏れたのは問いかけのような音。 それが聞こえたからか、聞こえなくても、だったのか、チャールズが歯切れが悪そうに言葉を付け足す。>>2:153]
えっと、……あの、用意は、してたんだ。 寝床。ちゃんと、見つけて。 食事と水も、準備して。
[人間族であるチャールズは、冬眠などしない。 普段から、ここに住まわせてもらっていて。長い冬にまで、そんなに迷惑はかけられないと思っていた。]
(9) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 02時半頃
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[でも。]
いいの?一緒に、いっても……?
[少し、声が震えてしまったかもしれない。 きっと彼は、いつもと変わらず穏やかな笑みを湛えて、肯定してくれただろう。青年の潤んだ瞳は長い前髪が隠してくれるだろうから。零すのだけはぐっとこらえて。]
行きたい。
[こくりと頷きながら、短く、告げた。
明日からは寝床を変える支度をしなければならない。足の悪いチャールズにも手助けがいるようなら、手伝って。明日からはきっとまた少し、忙しくなる。 そんな事を話ながら、今までは一人で眠るのだと、怖いと思っていた冬に、想いを馳せて。 ゆっくりと夜は更けていった。**]
(10) 2013/11/22(Fri) 03時頃
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あら、ソフィア。お邪魔しているわッ。
[>>6 冷たい風とともに店主の娘が帰ってきました。 お嬢様は茶葉の缶を手にしつつ、ふわりとご挨拶をしました。 ほんの少しだけ声に丸みを帯びているのは、村でも数少ない、年齢の近い同性だからでしょうか。]
――……ふふん。 だからソフィアも、たとえ爺に会ってもメーの事は内緒にしなさい。命令よッ。
[『帰りなさい』と言ってきた、他の大人と違って『凄い』という感想に、お嬢様は気を良くされたようでした。 鼻を鳴らすとソフィアを見上げて、羊毛に包まれた腕で彼女を指差しました。 その弾みに、空の水筒がカランと乾いた音を立てました。]
あ。そうでした…… ねぇねぇ。何か温かい飲み物を煎れて下さる? 出来れば、ミルクティーとダージリン以外でお願いしますわ。
[そう言って、お嬢様は空になった水筒を首から外してソフィアに手渡そうとしました。]
(11) 2013/11/22(Fri) 10時半頃
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―ウォーレン工房―
そか……そか! ならいいんだけど!
[クシャミの答に翼のパタパタが止まります。女の子は安心したように椅子に座り直しました。
知った相手が旅に出てしまうのは、やはり女の子にとってはとてもとても不安な事でした。前の冬に旅に出た人で、ちゃんと帰ってきた人もいます。でも、かえってこなかったのは父だけではありません。]
え、わ、私? 私は家にいるよ。みんなを待って……ほら、冬の間はお母さんの仕事手伝ってるし。
[寒いのは確かに、人並み以上に苦手ですが。その辺りは母親が考えてくれているので家でも難儀するほどではないでしょう。]
みんなが預けてくれたもの、綺麗に手入れしながら……「今どんな夢見てるのかなぁ」「どこでどんな景色観てるのかなぁ」って考えて……それで、早く会いたいなぁ、って……
[去年の冬を思い出し、カップに残った液体を見つめながらぽつりと話します。]
(12) 2013/11/22(Fri) 14時頃
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[クシャミはさっと、装飾具に見えたそれを隠してしまいます。内緒だそうです。]
………ふーん…怪しいなぁ……?
[口をとがらせてじろーっとクシャミを見ます。ぴくぴく動く左耳を見て、わかりやすいなぁ、と思います。自分の癖の事は気づいてないのでここでは棚上げする女の子です。
今のこの冬眠間際の時期に、自分用のアクセサリーを作るというのも考えてみればちょっと妙です。]
……アリスちゃん?
[かまをかける女の子でした。]
(13) 2013/11/22(Fri) 14時半頃
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―自宅― ふふふ、りょーかいりょーかい!
[女の子はにこにこと笑いながら承諾して見せます。ともすると高飛車にも取られそうな彼女の言動ですが、本質的に優しいのを知っているのでここの母子はちっとも不快に思う様子はありませんでした。]
[女の子は奥の母親に、言っちゃダメだって、と目配せします。母親はわかってるよ、と言いたげに頭を掻きます。それでも一応と女の子の母親は、山の危険な場所には近づかないこと、もこもこの毛があるとはいえ雪が酷くなる前には切り上げたほうがいいということを、アリスに少し遠まわしに言いました。]
あ、お茶ね? ええとミルクティーとダージリン以外…、じゃあ……。
[棚の小瓶をちょこちょこと取りだしてはしまい、確かめていきます。ダージリンが好みだったことは知っているのですが、いつも同じではつまらないということなのかな、と女の子は何を出してあげようか考えます。]
(14) 2013/11/22(Fri) 14時半頃
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[やがて選んだお茶葉を母親に渡すと、慣れた素早い手際で、しかし正確で最適な手順でお茶を入れ始めます。店の中に、胸の奥まで流れ込むような透き通った香りが漂うように、女の子は感じました。]
えーっと、カン…カニャ……なんだっけ。
[やがて淹れ終わったお茶を水筒に入れてあげる前に、カップに一杯注いでアリスに差し出します。好みと違ったら別のものにしなくてはいけないからです。名前をど忘れした女の子に後ろから、カンニャム、と声が介入します。]
(15) 2013/11/22(Fri) 15時頃
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[ソフィアがまるでリスのように、小瓶を開けては閉めてを繰り返しているのをお嬢様は楽しげに眺めている。瓶が開ける度に、茶葉の甘くてエキゾチックな薫を小さな鼻が嗅ぎ付け、ぴくりと震える。 >>14 ソフィアの母が遠回しに切り上げた方が良い旨を伝えれば、『はぁい!』と威勢よく返事をした一方で、裏でこっそり桃色の舌をベーと出した。 本当に聞いているのかどうか。]
カンニャムね!ありがとうソフィア。
[>>15 上品な手付きでティーカップを受け取ると、ふんふんと匂いを嗅ぐ。 カップの底まで透き通ったオレンジ色の海が広がっていた。 芳醇な香りを楽しんだ後、一口飲む。 ダージリンにも近い濃厚で丸みを帯びた味に、蒼い目を細める。 秋摘みの葉の薫が喉元を過ぎれば、口内に爽やかな後味が残る。]
やはりカンニャムはストレートよね。 ダージリンにお味が近くて、好きよ。流石ソフィアね。 ……頂くわ!水筒に入れなさいっ。
[乏しい紅茶の知識を軽くひけらかすと、もう一度カンニャムの味を楽しもうと口を付ける。窓の外を見やれば、雪が細かく此方側を叩いていた。]
(16) 2013/11/22(Fri) 15時半頃
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[ポタージュを啜りながらトニー>>2:88とバーナバス>>2:119のやり取りを見ていた。 神様…という言葉に一度イスから腰を持ち上げるものの、老人特有のジョークと知りすとんと再び落ち着ける。]
おーおー、お客さんびっくりしたじゃねえか。俺ァさっきからいつ会ったか考えてたんだが、最近じゃねえ。たぶん俺がガキの頃なんじゃねえかって気がしててよ。 まあカミサマっつーもんは、この目で拝んでみたいような怖いようなそんな存在だし、な。違ってよかったぜ。
[ケラケラ笑いチャチャを入れた。]
(17) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[クシャミがここ数日の力作をジリヤに渡すと、ジリヤが目を閉じ、魔力をこめる。 淡い月光のような光がジリヤの全身をヴェールのように包み、その光はやがて真鍮細工に染み込んで。]
(いつ見ても。)
[ジリヤのその魔力をこめる姿は、月見草のように美しい。 その姿はさすがドリュアスだと心の中で感嘆する。]
(18) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[そもそも、ウォーレンはドリュアスやエルフ、龍族なんかとはこの村に来るまでろくすっぽ話したことがなかった。
龍族やドリュアス―ウォーレンがいた国ではドライアドと呼ばれていたが―は同族意識が強い。 もともと同族だけで暮らすことが多く、めったに他の種族を寄せ付けないのだ。 そもそも、彼らのほとんどにとってはドワーフは侮蔑の対象であり、せっかく向こうからの頼まれごとを持っていっても大抵しかめ面で代金を投げつけられ、早く立ち去るよう喚かれる始末だった。
そんな訳で、ウォーレン自身も自分から関わろうだなんて思うわけがなく。]
(19) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[とケタケタ笑っていると吹き込む寒い風。扉を見ればチャールズ>>2:135だったので片手を上げキッチンに戻る。]
おー、チャールズいらっしゃい。2人分で良かったよな。器にいれるから暖炉の前であったまっててくれ。
[いそいそと蓋のついた器を取り出しカボチャ、ミネストローネ、キノコのスープを入れていく。二人分と言いつつたっぷり三人分はあるだろう。 キノコのスープの上に乗せるミルクフォームは少なめにしてある。泡が消えた後のことも計算済みだ。 パンもとろ火で焼いていたのもいい感じに出来上がっていてすんすんと鼻を動かす。 紙袋にスープ、パンを詰めてからオマケに焼き菓子を数個入れる。彼のところに集う誰か用に。]
チャールズおまたせ。んーと、二人分な。つーかトニー旅に出るのか。村から出るのは賢明な判断だが出るのが大変だろうなぁ。俺もいま以上に睡眠時間が増えるならちょっと出ることも考えててな。
俺も冬眠の前に永眠しちまうからな。
[トニーに口を出しつつ冗談の口調で笑う。]
んじゃチャールズ気ぃつけてな。
(20) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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