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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が7人、占い師が1人、首無騎士が3人、片想いが1人いるようだ。
夜が明けたころ。
軍人の一人が赤い手紙を抱えて行く。
ノックするのは、サイモンの家の扉。
扉開けば、軍人は彼と視線を合わすことはなく。
そっと手紙を差し出し、敬礼を一つ送った。
――……サイモンが、村を出るまでの猶予は、僅か1日*
(#0) 2012/03/24(Sat) 00時頃
【人】 本屋 ベネット―本屋― (1) 2012/03/24(Sat) 00時頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[接客はダーラひとりでどうにかなりそうだったので。 (2) 2012/03/24(Sat) 00時頃 |
[ポケっとに手を入れる。手にした小型通信機で話しかける]
聞こえますか…――
[答えが返るかどうかわからないが、呼びかける]
【人】 女主人 ダーラ 毎回お肉を出せたらいいんだけど。 (4) 2012/03/24(Sat) 00時頃 |
− 回想 分隊長宿舎 −
[その知らせが齎されたのは何時だったか。
いつも陽気な表情が冷たい無機質な軍人のものになる]
俺達じゃなく、村人に死ねと言うのか?
[赤紙を届けに来た伝令部隊の若者に冷たい視線を投げる。
戦場を駆け抜けて来た男の視線に若者はどもりながらも、
自分には判りません、とだけ何とか口にした]
あぁ、そうだな。お前さんに詰め寄っても仕方ない。
悪かった、お勤め御苦労さん。
[確かに彼に言ってもどうにもならない、と
苦虫を潰した表情のまま若者を労い、送り返した]
くそったれ。
[1人になった部屋に机を叩く音だけが響いた]
―回想―
[日々舞い込む赤紙、そして、死亡届。戦場から遺体が戻ることはまずない。遺族に届くのは遺髪、もしくはドッグタグのみ]
いい加減にしてよ。なんで…なんでっ!
[自宅に戻ってやるせなさを募らせるだけの日々。
せめて、この村で安らかに眠らせることができれば…
まだ、いいのにと思っていた]
―回想・数年前の夜―
母さん、ごめんね。
ううんアタシが弱いってだけ。
もうこれ以上弱る母さんを見てられないから、サ。
[ベッドに伏せる母、父は生まれた頃から居なかった
二人きりの家族だった、ずっと]
先、行って待っててくれないかな。
いるんでしょ、向こうに父さんが。
いーよ、そんなだと思ってたよ。
だから、ごめん。
[死んで、くれる?]
[――翌日、ヨーランダの所へ向かう女の姿
そしてその夜は葬儀となった**]
【人】 手伝い クラリッサ[香り袋は、気分を落ち着ける効果もあるというから。 (5) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー毎回肉食ってたら飽きちまうからな。 (6) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[楽士からヴァイオリンを取り上げたメフィストのように。 (7) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 女主人 ダーラ―回想・開店前― (8) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 飾り職 ミッシェルなんだろ、これ・・・でも春の花の匂いだよ、間違いない。 (9) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 飾り職 ミッシェルそういうクラリッサは・・・ 誰かいるの? (10) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[一曲弾き終わり、我に帰ると。 (11) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
【人】 女主人 ダーラ そうねえ。 (12) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
− 回想 戦火の中 −
[男は兵士として、指揮官としては優秀だった。
だが戦火の中、人間でありすぎた]
もう…あいつら死んじまってるんですよ? そこまでしなくても。
[思わず上官に立て付いたのは、敵兵達の遺体を見せしめとして
焼却しろと言う命令が下ったから。
先程まで交戦していた年若い少年兵達の顔は覚えている]
焼いてしまったら…遺族の元に戻してやれないじゃないですか。
[死の際に大事な人の名を呼び続けた仲間の声が耳に残っている。
彼らの遺体も形見も持って帰る事が許されない、出来ない
自分の不甲斐無さに何度悔し涙を流した事か。
それが敵兵であろうとなかろうと関係なかった。
彼らが帰りたいと願った地に、
帰りを待っているだろう人の所に、返してやる事も出来ず。
出来た事は焼け爛れた彼らに酒を掛けてやる事だけだった]
[そして敵兵の遺体を焼く事を拒んだ事を理由に降格処分となった。
さっさと一番苛烈な前線に送り込めばいいものを、なまじ
身分のある家柄の出身の為に生かされてしまったと言うべきか]
前線に立てば、もう何も残らない。
生きて帰ってくる事も、欠片となって帰って来る事も。
それならいっそ……嘆き悲しまれるかもしれないが…。
大好きな場所で、大好きな人達のいる場所で死んだ方が…。
[他の軍人たちの前では口にしなかったが、
同じ想いを抱えた者をこの村で見つけたのは偶然だったのか]
【人】 採集人 ブローリン―本屋に行く前 (13) 2012/03/24(Sat) 00時半頃 |
[一人殺してしまえば
二人三人と手をかけてももう心は痛まなかった
何より、招集されたらもう帰ってくる見込みは低い
それよりは、と――時折常連客が減ったのはその所為]
遠くの地で死ぬより、此処に居なさいよ。
……アタシを置いて行かないで。
[女の顔は変わること無く、いつでも店では笑顔のまま]
―自宅―
[誰もいない家にただ一人、もちろん家事はひと通りこなせるし、不自由をしているわけではない。時折来る父親からの手紙が唯一の慰めである。
しかし、父は、生きてここに戻れると思ってはいないようで。]
『せめて、この村で死ねたらと思う』
[手紙に、事あるごとに書いてあるのを見て、切なくなる。]
そうだよね…ここで、ここに骨を埋めたいよね…
[手紙の文字をなぞりつつ、溜息をつく]
【人】 採集人 ブローリン―酒場に入ってから (14) 2012/03/24(Sat) 01時頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[「お前が欲しい」「あなたが好き」 (15) 2012/03/24(Sat) 01時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー腕に覚えか……俺もそう言った芸術面の腕が欲しいね。 (16) 2012/03/24(Sat) 01時頃 |
[それを知らされたのは、上司のハワードが徴兵された時、村長のアルフレッドから直々に聞かされた]
『君を信頼して、君に託そうと思う』
[酒場の女主人が、徴兵されるくらいなら、この手でと言って人を殺めていること、そして、ハワードはそれを事故、病死として書類を改竄しているのだということを。]
『これからは、君はその役割を担ってくれないか』
[父からの手紙のこともあり、快諾したのである。さらに、自らも、もともと病弱だった母に手をかけたのだ、もちろん、病死として処理をした。]
【人】 採集人 ブローリン[ピアノを奏でる青年を見る。旅人だそうだが、自分がこの村に戻ってきた時には (17) 2012/03/24(Sat) 01時頃 |
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