158 雪の夜に
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 01時頃
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[ぶ厚いかたまりにぶつかって、ころころころりと港を転がります。 小さな小さなハナの身体は、海のもものふからすればその太い手足よりも頼りないほどです。 巨大なやまを見上げながらふらふらと歩いていたものだから、無理もありません]
あははは!
[なにがおかしかったのか、顔のはんぶんほどもあるめがねを直し、転がるように笑いました。]
(1) 2013/12/20(Fri) 01時半頃
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[煌々と燃え上がる篝火が、冬と喧騒とを彩ります。 男たちが小唄を歌いながら、踊るように荷降ろしを済ませていきます。 海と恵みへの感謝を、恋を情熱的に仰いだその歌は、いつしか港中を巻き込んで、高く喜びを歌い始めました。]
[その様子に目を瞬かせていた少女は、>>2 男の言うように、船乗りに潰されそうになります。 慌てて差し出された手に飛び込むと、太い手足に任せてぐいと立ち上がりました。]
ありがと、おっちゃん! 手え、大きいねえ!
(4) 2013/12/20(Fri) 02時頃
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わあー あははは!
[少し持ち上げられただけでまるでブランコのように重力を失い、少女は足場を確かめるように石畳を踏みしめて、男の影を見上げました。]
おかみさんと、同じ! おばさんじゃないっていってた!
[訂正したことを指してか、ハナはそんな風に男を称していたずらっぽく笑います。]
ふね、すきだよ! どーんってどかーん!! でもねでもねえー、あぶないから乗っちゃダメっていわれるの。 ふふふふ。 おっt・・・お兄さんも危なくない?
(8) 2013/12/20(Fri) 02時半頃
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[曲がひとつ区切りを見せて、船頭だか船長だかが、檄を飛ばしました。 荷降ろしがすめば、集会場で歓待の宴が催される、ということに、船乗りたちは高らかに喜びの声をあげます。]
あかい!
[ふたりに近づいてきた男性の佇まいに、ハナは思わずそのまんまな声を上げました。]
(9) 2013/12/20(Fri) 02時半頃
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こわっ! ふねこわっ! 見にきたけどこわっ! でかいのにい。
[髪の毛を鳥の巣にされながらも、少女は楽しそうにされるがままになっていました。 けれどいざどこの子か、ということに話が及んでみると……]
たぶん? うんとちっさいころじゃなければ……あ
[男たちの顔を見比べて、空を見て。ハナはあからさまになにか失敗した、というような表情で停止しました。 空はいつの間にか星がまたたき、冬の空にきれいな月が輝いています。 少女は眉根を寄せて肩を落とし、それはもうこの世のおわりを迎えたような容態です。]
あかん おかみさんにおこられる…… 宿かえんなきゃ
[まめらない舌足らずな言葉遣いで、少女はどんよりと悲嘆をこぼしました。]
(13) 2013/12/20(Fri) 03時半頃
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ほんと? あかいのえらい!
へいき、『うちはこのまちいちばんだよ』っていいなさいって、おかみさんいつもいう!
[泣いたカラスが、と言わんばかりの表情の変化をみせて、少女は赤い男の手を取りました。]
じゃあ大きくなったらまたね! あかいの、いっしょに謝って!
[ホレーショーに手をふりふり、ハナは船に背を向けました。**]
(18) 2013/12/20(Fri) 03時半頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 03時半頃
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 22時頃
……だから今度は、守るわ。
[その赤い口唇が紡ぐ言葉は、音になることはない]
――つってもよ。
[どこかぼやき混じりに、応じる色は]
もう一度言うけどな、あんたが今度の何を守ろうが、
それとこれとは同じにはならねぇだろ。
弟の代わりみたいに見られても困っちゃうんだけどねー……
[人間の癖に狼の声を聞き語る相手に、どこか一歩を退く。]
こっそり海路の便宜図ってもらったのは、感謝はしてるが。
[一人旅が長かった故に、相手からの声が掛からなければ、
こうして囁きを零す事は滅多にない。]
あら、
聞こえていたの?
ご不満だった?ごめんなさい。
そうね、あなた、息子か孫くらいの頃合だものね。
――なんて。
[ぼやく声には軽い笑みまじりの色が返る]
少し、思い出すことがあっただけ。
……あなたが困ることはなにもないわ。
[所詮は自己満足に過ぎないのだ、と女自身も自覚はあった。
ただこの声を久々に聞いたから、理由などそれだけでよかった]
[――ただ、
あの声を探して、
今もときおり、
こうして耳を澄ますことがある。
それだけのことだ]
ご不満っつーか……不満って訳じゃねぇけど。
と言うか、そこの話じゃねぇけどさぁ。
[冗句にこちらも思わず苦笑。]
どうも慣れねぇなぁと思って。
人間相手なのに、こうして喋ってんのは変な感じだ。
[最初に声を聞かれた事が露見したその時、
この女は己を告発する心算なのだろうかと勘繰った。
何せ、"囁く"人間など初めて見たものだったから]
[――だが、そうはならなかった。ならずに今に至る。]
まぁな。……困りはしないよな。
[感慨深げに呟くのは、少し、思い出すことがあるだけ。]
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― 海に面した坂道 ―
[夜の帳が下り、雪がちらちらと舞い落ちて。石畳を艶やかに化粧していきます。 いつもなら寒さに戸を閉めきってしまうでしょうに、今宵の通りは賑やかです。 登るに連れてゆるく曲がっていく坂道は、篝火でその進路を教えてくれて。 ハナは赤い男の歩幅に負けないように、ちまちまちまちまと小走りで歩みを進めていました。]
[>>37 赤い男に留守番を示唆されたなら、彼女はきっと地団駄を踏んで駄々をこねたことでしょう。 船の歓迎を祝う宴ならきっと町中集まって、細かいことはいいっこなしに違いありません。女将さんに、意地悪されたりしなければ。]
(62) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 23時半頃
……そうね、わたしも、
こうして声に返すのは久しぶりだわ。
[人の中では異質であっても、
声の主の言うように所詮自分は人間だ。
抗えぬ血の衝動を、知らない。
故に常は聞こえたとしても、
聞かぬふりでやり過ごすことのほうが多かった。
何故、聞こえた囁きに応えたのだろう]
きっとあなたが私を呼んだのよ。
[まるで少女のような言葉をこえにする。
幼い頃、囁きは姉弟の内緒話のようなものだった。
だから、彼にアンジェリカ、と名乗ったのも、
きっとそんな気分がよみがえったせいだった]
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― 宿屋「朝凪亭」―
[>>58 ハナはいつから宿にいたのでしょう? まだ小さい彼女が、本格的に宿の手伝いを始めたのは、そう昔のことではないはずでした。 去年船が寄港したときには、少なくともセレスタには会っていません。自己紹介を求められたなら、彼女は元気に応えたことでしょう。]
あそこあそこ!
[宿の姿が見えました。気がついたのはセレスタとどちらが先だったでしょう。 一生懸命赤い男の手を引いても、彼女の力では大人の男を引っ張るには不足しています。]
自慢はあー、スープがうまい! あれすごくたいへん! ずっと鍋をかきまわさなきゃいけなくてもう! うでがあーうごかなくなるうー でもおいしいので! たべてね!
(76) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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俺が?
[声音は、きょとりとした。
そして――微笑う]
まさか。
[だが、そう、最初に不意に聞かせてしまった囁きは確かに、
過去を思い出しての独り言だったから。
そして、血の衝動を持たぬ話し相手の声がする度、
意識に上るのはひとつの足跡]
けど、そうだなぁ。
アンジェを見てると昔会った同族を思い出すよな。
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おかみさあん、お客さん!
[既に酒場はたけなわになっていることでしょう。 エールと香辛料の香りに混じって、酔客たちの歌声が聞こえてきます。 きっとこの勢いのまま集会場に雪崩れ込むのです。 客を連れてきた、と言い訳するハナに女将さんはなんと言ったでしょうか。**]
(89) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/21(Sat) 01時頃
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/22(Sun) 00時頃
[馬車に揺られたまどろみの中、
囁きは捕らえていたけれど、
その時はただ留めただけだった。
宴へと向かう背に、音のない囁きは零れて]
……ねえ、
あなたが昔会った同族、というのは――……、
いえ、
羽目をはずさない様にね。
[問いかけは迷うように途切れて、
かわりにそんな押し付けがましい言葉がひとつ]
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― 宿屋朝凪亭 回想 ―
[>>108 戻ってきたハナを待っていたのは、やはり女将さんの叱責でした。既に客がいるから軽く済んだのか――もしかしたら後で彼女の母も叱られるかもしれません。 給仕の母親も、失望した表情で娘を覗きます。 きっと、夜にはこの辺りの子どもに対する通り文句が出るでしょう。
『いうことが聞けない子には、人狼がくるよ!』
>>116 赤い男のとりなしに、少女はへの字に歪めた表情をゆるめて、感謝の言を述べたでしょう。]
[まだまだ小さなハナに、任せられる仕事は多くありません。 包丁を持たせたり、お金を預けたり、そんなたいへんな仕事などもっての外です。 集会場で宴が始まり、客が引けていくまでは女将さんといっしょにせわしなく働いていたことでしょう。]
(137) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[涼やかに鳴る囁きは、宴の喧騒に紛れる事がない。]
ん? 平気平気。
こういうのも慣れてるんだぜ、結構。
[行く先々で、正体を悟られないままに、
土地の人間に馴染める位の処し方は身につけている。]
……気になる? 男の過去。
[くつり、秘め言に滲む]
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― 集会場入り口 ―
[母に手を引かれて坂を降りて行くと、やがて広場近くの集会場へと辿り着きます。 集会場へと人が集まっているせいか、坂道には先とはまるで違って人気がありません。
ふと、入り口に黒衣の女性と大きな怪我を負った男を見かけました。 ハナは足を止め、母の手をぎゅっと掴んで、しがみつくようにその姿を見送ります。 急なハナの変化に、母親もなんだか、困った様子です。 彼らが消えて暫くするまで、ハナがそうして愚図るのは続きました。]
『いったいどうしたの?』
[時折、娘が理解できない行動を採ることは、母親にとって珍しいことでもありませんでした。 子どもが大人の理解の及ばない行動を取ることは、珍しいことではないのですから。 ぐりぐりと腰元に顔を押し付けるハナに、あやすように声をかけます。 どうせ背を叩いてあやしていればすぐにでも、いつもの元気な娘に戻るのだから。]
(144) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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― 集会場 ―
[集会場は町中の人間が、いやそれ以上の人で溢れかえっているようにみえました。 大人の背丈で影になって、集会場の奥なんてみえません。 普段は薄暗い集会場に火がついたようで、ハナは母に手を引かれたまま、キラキラとした目で辺りを見回します。]
わあい!
[先の様子はどこへやら、ハナは母親が止めるのも聞かぬまま、宴の中へ飛び込んでいってしまいました。 やがて。 >>#1>>#2 震える男が入ってきたのはいつのことだったでしょう? 集会場は水を差したように静まり返ってしまいました。]
(153) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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