人狼議事


232 【突発明後日ゆる村】503-HELLO PEOPLE!

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【人】 廃神 †ルシフェル†

まぁ、なんだかんだ騙し騙しうまくやってるようだねぇ、今の代の神様はさ。
良きかな、良きかな。

[老朽化で引退した管理システム中枢ニューロンコンピュータ。
自由を得る代わりに殆どの機能をロックされたそれは、今やタダのボケかけた御隠居様だ。
システムに繋がれていた時間が長過ぎて肉体の動かし方は忘れてしまったが、それでも今の生活はそれなりに悪くない。]

雨漏り、ねぇ?
恐らくはA-28-c地区か。
それだけ肉を溶かす強アルカリ性なら、うまく集めれば存外資源の宝庫かもしれないなぁ。

[その思考は役には立つが、根本的解決にはあんまり繋がらないかも。]

(1) 2015/07/16(Thu) 01時半頃

†ルシフェル†は、カウンターの端の席で無表情なままにっこにこ。

2015/07/16(Thu) 22時頃


[夢、ゆめ、ユメ
それはヒトの数よりもずっと多く、もしかしたらロボットも見るのかもしれない未知であり続けるモノ。
那由多不可思議無量大数、ヒトには数えることも叶わないそれらはいつどの時空でもシャボンのように産まれては弾け、産んだ者の記憶にも残らず消えてゆく。]


ーー ??? ーー

[開け放たれた窓、涼風がカーテンを揺らす。青空と白い雲の下では運動部が今日も練習している。
この暑い中よく頑張るなあ、他人事でしかないから思うことはそれぐらい。
そうやってぼんやりとしていた時不意に聞こえた、鈴を鳴らすような声]

『ねえねえ、ススム君って頭良いよね。マジなんでも知ってる系ってわけ?』

[机の前に立って楽しげに話しかけてきた彼女、確か苗字は   さん……名前はなんだっけ?
髪を染めた派手なクラスメイトと話し込んでいるのをよく見る、少し苦手な女子。
友達もいない僕に話しかけてくる理由がよく分からなくて困惑しつつもなんでも知っているということは否定した。]

『ふーん、じゃあ自分より下がいることを喜べばいいと思うし。
とにかくさ、あたしは次のテストがマジヤバイ感じなわけ、だからススム君に勉強を教えてほしいの!』

[それを自分で言うか。なんて突っ込みが出来たならお願いを断ることも出来ただろう。
悲しきかな、陰キャラ男子]





[ぐるり、ぐるり、風景は捻れ人物は靄となり場面は移り変わる
シアターのように綺麗に自然にとはいかないのだ。]


ーー ??? ーー

[学校の図書室じゃ彼女を知っている人達に変な顔で見られるから、僕が先生になるのはもっぱらよく個人的に通う図書館だった。
今じゃ殆どが電子書籍にとって変わったけれど、古い紙束特有の匂いは嫌いじゃない。]

ねえ、   さんってさ。


……そんな苗字なのに数学が苦手なんだね?

[きょとんとした顔を見つめ、首を傾げ微笑む。
特に僕達は関わりもなかったけれど。珍しさから認識していた姓をからかうことが出来るぐらいにはいつしか心を許していて。
それに対して彼女がそんなに怒ってないように見えたのも、司書ロボットが怖いからではないと思いたい。]




[図書館の窓から見える緑が紅に染まり、枯れ落ち、また芽吹き…
幾度か繰り返した後、そこにあるものは?]


【人】 廃神 †ルシフェル†

ああ、そうそう、あの子たちはね……。
暗くて狭くて静かなところが好きなんだよ。

[マイペースな御隠居さんは、のんびりと抽象的に答えるのですよ。]

(48) 2015/07/17(Fri) 01時半頃

[差し込む木漏れ日が照らす白い机、少し効きすぎた冷房。この場所はいつでも変わらない。]

   さん。

[彼女を呼ぶ僕の声はあの日よりも低い、体つきも随分男らしくなったと思う。目の前の少女もまた女性へと移り変わり始めていて。
人間は、世界は、変わらずにいられなかった。]

僕はね、

都心の大学に行こうと思うんだ。

[静かな空間に響く声、目を見開いた   さんの顔。僕はきっと忘れようとしても忘れられないだろう。]


前にも話したよね、保安技師になりたいって。
こんな時に?……こんな時だからこそ、だよ。

[いつも明るいその表情が悲しげに歪むのを見ていられず、外へ視線を逸らした。
小さな女の子が育児ロボットに手を引かれ歩いている、傍らの女性は赤子を抱えそれを愛しげに眺め。
この風景もいつか、散ってしまうのだろうか。
戦火の足音は確かにこの田舎町にも近付いている、戦争が長引けばやがて僕は整備隊へ配属されるだろう。]

ごめんね。

[色んな想いがこもっている筈なのに、口に出してみれば随分淡白に感じられる四文字。この人のように素直に感情を表に出せれば良かったのに。
胸の内を全て伝えることも、一緒に来てほしいなどと乞うことも出来ない。僕達の関係は、机を一つ挟んだものでしか無かった。]


[『アンタはマジで真面目すぎ、あたしを見習え』
いつものように笑って、彼女は泣く。]

そうだね、うん。君の言う通りだ。


……ごめんね。

[慰め方など知らない僕は肯定し、何度も謝罪を繰り返すことしか出来ない。
やがて   さんは下を向いて静かに頷いた。……その姿はまるで見知らぬ女の子が目の前に座っているかのように映った]


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