254 東京村U
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─ 午前:新宿駅南口近く ─
[雑踏を歩くと、夏の盛りも過ぎたというのに未だ暑い。 じわりと汗ばむ額に僅か顔を顰めながら、東蓮寺はオフィスから南に向かって歩く。横断歩道の白が、目に刺さった。]
…はあ。
[本当にこの街は人が多い。 四国の田舎では、ちょっと考えられないほどの多さだ。 どこからこんなに人が沸いてくるのだろう。 そんな考えが、ふと沸いてくることがある。 迷路じみた街角を一つ曲がって、階段を上って降りて道を渡って。 新宿ダンジョンとは誰が名付けたか、いい名前だと思う。 この街はまるで、変化し続ける巨大迷路みたいだ。]
(11) 2016/09/27(Tue) 01時半頃
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[新宿西口にあるオフィスから出て、都営新宿線に向かっている。 今日はこれから賃貸物件の実検に向かうのだ。 やや古いながら駅にも近く、安くて良い物件かも知れない。 上手くすれば借り手もすぐにつくであろう。 頭の中で、部屋探しの顧客の顔と名前を思い浮かべる。 良い物件ならば、木露に連絡をしてみようか──…。
キンキンと鳴る音楽が店先から流れ出している。 客を呼び込む、やたらと明るい声が繰り返し響く。 歩くごとに変わる音の色の中、アコースティックギターの音が耳についた。
どこか、不似合いな音だ。そう思った。 別段新宿に夢を見ているわけじゃない…明るいものだけが似合うと思っているわけでもない。が、音に含まれた”怒り”、が明るい日差しに不協和音を振りまいている。 妙に気にかかって、足が自然とそちらへ向いた。
歩道脇に少女が座り込んでいる>>0:61 アコースティックギターをかき鳴らしているのは、彼女のようだ。 素人の街角ライブ。それなりに良く居る手合いだ。 深く下げられた黒いキャップのつばが、彼女の顔を隠している。 そのまま歩き去ろうとした足が、ふと止まった。]
(12) 2016/09/27(Tue) 01時半頃
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?
[『ヤヘイという男性を探しています』 ダンボール製の立て札に書かれた文面と携帯番号。 ヤヘイといえば、あの狂人か。 それとも他にヤヘイがいるのか。 思わずまじまじと見つめてしまって、気付けば完全に立ち止まっていた。 背からすり抜けていく人を何となく避けながら、しまったと思う。 歌に惹かれたというわけでもないのに。]
っと……、…あれ?
[改めて立ち去ろうと身体を捻りかける。 その瞬間、見えた少女の横顔に覚えがある気がして、東蓮寺の足が再び止まった。*]
(13) 2016/09/27(Tue) 01時半頃
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─ 午前:新宿駅南口前 ─
え………っ、いや。知らないけど。
[少女の勢い>>23に、やや身を引いた。 東蓮寺の身なりは、給料の割に整っている。 地に細縞を織り込んだ細身のスーツは、ディティールに凝った作り。そのスーツを纏った足が半歩後ろに下がった。]
ヤヘイって、あの? そこら辺でうろついてた……
[変人でしょ。と、言いかけて流石に思いとどまった。 こう必死に探すということは、妹か何かなのかも知れないし。]
(27) 2016/09/27(Tue) 02時頃
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[少女の色素の薄い金の髪が、はらりと黒いキャップから零れ落ちる。 特徴的なその髪色が、東蓮寺の記憶を刺激した。 この少女の名前は確か、]
……あれ。雪野瀬、さん…?
[以前───もう半年以上前に、やってきた少女。 格安物件を借りたいのだと言ってきた少女の顔に、東蓮寺は大きく目を*見開いた*]
(28) 2016/09/27(Tue) 02時頃
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[ がたごとと、鉄の列車が
大量に詰め込まれた人を運んでいく ]
[ラッシュの圧が左右から押し寄せる。この密集率はあまりに暴力的だ。人間に潰されながら、みょんこは腕に下げた紙袋を抱えなおした。
アンケート用紙が入った、その紙袋を。]
[んん、と小さく身じろいで、スマートフォンを片手で取り出して操作する。
LINEのグループを呼び出して、器用に片手で文字──伝達事項を打っていく。
「希望調査アンケート:E4298749
ケンカしないマトモでやさしい親のいる未来 」
「硯友社」のグループに発言がポップする。それに続いて「東中野駅」「女子高生」「身長162cm程」──「清瀬市立高校の制服」と情報が並んでいった。]
[ぴこぴこと情報が並べられていく。
ふと、口元が小さく緩んだ。
いつの間にか、名前までずらりと並べられた画面のメモがいったんそこで止まる。間をおいて、ぴこんと最後の一文を残して反応があった。]
*「──反映可能案件と判断します」*
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─ 回想:半年よりも前・新宿不動産 ─
[格安の部屋を借りたいのだ、と。 やって来たのは、薄汚れた身なりの少女だった。 新宿不動産の、整えられたガラス張りの入り口に金のプレート。 配されたグリーンといった佇まいに、実に似合わない小さな娘。
たまたま応対した東蓮寺が、そのまま担当になった。 とはいえ少女一人相手にまともな話が出来るはずもなく、つまり対応とは、少女をどうにか追い返すということに他ならなかった。]
東蓮寺です、はじめまして。 うん、雪野瀬さん?そうか。
えーと、物件を借りたいってことなんだけど、ご両親は? もしくは保護者の方とか…君、未成年でしょ。 未成年相手に契約を結ぶことは出来ないから。
…もし行先に困ってるなら、警察って手も…、あー…。
(31) 2016/09/27(Tue) 02時半頃
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[ひょっとしてこれは、家出娘というやつだろうか。 だとすれば、あまり関わりすぎるのも面倒だ。 要は面倒だから、穏便に処理して追い返せと自分が応対を任されたのだろう。 なかなか簡単には納得してくれなさそうな少女の様子に、困ったなと眉を下げた。
その時、救い主が現れた。 客にお茶を持ってきてくれた、その相手は、]
あ、みよ子さん。 …ちょっと、いいですか。
[いいところへ。と、視線と声の調子で鈴里へと呼びかけて。 困っているのだと、動かぬ少女へと向け視線を*投げた*]
(32) 2016/09/27(Tue) 02時半頃
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[空を見上げる。1羽カラスが止まっていた。
鳴くでもなく、じっとこっちを見ているそれと、ふと目が合った。
普通よりも随分と大きなカラスだ。日本ではあまり見ないくらい大きめの]
…最近よく見るな。あいつら。
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─ 回想:半年よりも前・新宿不動産 ─
事故で?それは……、お気の毒に。
[他に言いようもなく、未だ幼さの残る少女を見遣る。 困りきった様子は、眉下げる様を見るまでもなく容易に見て取れたろう。
警察に連れていき、保護者──もしくは養護施設なりへとバトンを渡す。それが正しい対応だろうと知りながら、必死に訴える少女の様子にそれを躊躇ったのは、]
( … 田舎には、帰りたくない。)
[訴える彼女の姿>>71が、己に被ったが為でもある。]
(86) 2016/09/27(Tue) 21時頃
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あ、ちょっと待って。 そのファイルは───…
[一応、形式的には持っていった物件ファイル。 適当に持ち出したその中に、鈴里の担当ファイルも紛れていた。 鈴里の担当。即ち───事故物件ファイル>>4]
いや、だからね。そういう問題じゃなく…
[パラパラとめくられたファイルの中に、上野中下アパートの名があった。 バイトでもなんでもする、と。 言い募る少女の様子に、頭を抱えた。]
(87) 2016/09/27(Tue) 21時頃
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いや、待ってください。 みよ子さん。それは流石に、
[助けを求めたはずの鈴里は、あろうことか部屋を貸しかねない雰囲気>>82だ。流石にそれは不味いだろうと止めたのだが、少女はどう反応したのだったか。
ともあれ結局、雪野瀬に部屋が紹介されることはなく、さりとて警察に連れて行ったというわけでもなく、放り出した形の彼女はその後どうしただろうかと、微かなしこりを東蓮寺の心に残していたのだ───*]
(88) 2016/09/27(Tue) 21時頃
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─ 新宿駅南口・午前 ─
そう、新宿不動産の東蓮寺です。 …ああ、やっぱりそうだ。まだ東京にいたんだね。 そうか。
無事で良かった ……
[ほっと零れた言葉は、紛れもない本音である。 あれから少女はどうしただろうと、時に触れ思ったものだ。 罪悪感に似たその思いは、以前より格段に清潔で血色の良さそうな彼女の様子により自己本位にも救われる。]
(89) 2016/09/27(Tue) 21時頃
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───、と…、?
[ふと視線を感じた気がして言葉を切り、頭を巡らせる。 見遣った先には、見覚えのある顔がある>>53 仕事柄…というより昔から、人の顔と名前を覚えるのに自信はある。 それでも思い出すのに少し時間がかかったのは、彼が自分の直接の担当ではなかった為に。]
山岸、さん…? お久しぶりです。奇遇ですね。
[顧客と認識した瞬間、東蓮寺の顔ににこやかな笑みが浮かんだ。 営業用もしくは世間用のそれは、それなりに役に立っている。 以前の顧客に微笑みのまま会釈を送り、]
お買い物ですか?
[口にしながら巡る思考は別のもの。 彼の担当は鈴里だった──つまり、紹介されたのは、かの物件。 事故物件を良しとする人は、大概納得済みであるものだが、中には思ったより酷かったなどというクレームを持ち込む客もある。 さて、それであればと笑顔の裏で思考が巡るのも数瞬のこと。]
(90) 2016/09/27(Tue) 21時頃
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ああ──…、失礼。 ヤヘイについては、本当に何も知らないんだ。 友達といっても、
[会話の途中だった雪野瀬に向き直って、詫び一つ。 あの狂人に友達なんていたのか、と。 そんな思いは言葉の端に滲んだか。 おっとと抑えながらも、軽く眉根を寄せて、]
一週間くらい前から、かな?姿を見ないね。 いれば随分目立っていたから、噂にもなりそうなものだけど。
…ひょっとしたら、何か"出口"でも見つけたのかも知れないな。
[つい先日聞いた、狂人の戯言>>0を引き出して。 冗談めかした口調で、雪野瀬へ向け肩を*竦めた*]
(91) 2016/09/27(Tue) 21時頃
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……それとも、やっぱり。こっちを見てるのか?あいつら……
[名前がでなかった安堵が、微振動を引き起こしていた。]
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─ 新宿駅南口・午前>>110 ─
失礼しました。新宿不動産の東蓮寺です。
[雑踏の中、偶然出会った以前の顧客は自分の名前を覚えてはいないようだった。当然だろう。 名を問われるに返すのは、ごく滑らかな営業スマイル>>110 その笑みも、続く言葉にはやや苦笑を帯びて。]
いえ、ナンパといいますか…気になりましてね。 別に彼の知り合いというものでもないんですが。
[片手で示して見せたのは、雪野瀬の置くダンボール製の立て札。ヤヘイの名の記されたそれを示して、山岸へ目を向ける。]
ああ、そうでしたか。 黒い鳥…?黒い鳥……
[どこかで聞いたような。 そんな気持ちで口の中で繰り返したが、さて。 木津との会話で聞いたようなと思い至るのは少し後のことで。]
(191) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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そうですか。 分かりました、鈴里にも伝えておきます。 何かありましたらまた、ご連絡ください。
[引っ越しの際は是非またお話を、と。 念のために山岸へ、自分の名刺を差し出しておき>>111]
[胸の前で両手を合わせる、年相応の反応に続く表情。 視線を下げあられてしまえば、少女の顔は見えなくなる>>114 何ごとか呟いた、その音をかき消すように鳴くのは、]
……カラスですか。
[黒い、鳥だ。>>112]
(192) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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カラスに付き纏われるなんて、ぞっとしませんね。 あれって攻撃してくるんでしょう?頭とか。
[顔をやや顰めて自分の頭を、つんと突き、]
空から来るんじゃ対抗のしようがない。
[世間話の調子で二人へと相槌を打つ。 そうして再び、雪野瀬へと目を向けて、>>124]
そう、天井手繰りの。 暗い場所を探して探して…"出口"が。 いや、ああ……
(193) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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… あれはどこに続くんだろう 。
[ぽつ。と、独語めいた音が落ちる。 どこへ続くのだろう。夢に見る、あの天井の穴の先は。]
(194) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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え、ガリ?
[ほんの一瞬、雑踏の音が消えていたような気がした。 ざわと戻る音の中に、一度肩が震える。 冷や汗めいた変な汗がじわりと首筋に浮かんだ。]
そ……っか。 話してみれば、案外いい人だったのかな。 ごめん、力になれなくて。
[彼女の語るヤヘイは、自分が知る狂人とは別人のようだ。 自分は彼を嫌っていたけど、さりとて目の前の少女の願いを再び無碍にする気にもなれず、申し訳ないと軽く頭を下げた。>>124 気持ちのいい場所じゃない、そんな言葉には曖昧な表情で。]
それでも帰りたくは…ない?
[問うかの音は答えを求める強さではなく、あたかも己自身に向けたかの如くに淡く、小さく。]
(195) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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カラスがあまりにも多いならばお困りでしょう。 弊社としても、出来る限りご入居者様には快適にお過ごし頂けるよう努めますので───
今度一度、確認に伺うかも知れません。 私か鈴里か、両方かで。
[最近特にカラスが多い、と。>>136 今回は幸い苦情ではなかったにせよ、確認をする必要がある。 頭のメモにそれを書き込みながら山岸へと頷く。
上野中下アパート。 その名前に、雪野瀬が反応した。>>137 困惑を浮かべた瞳と視線が交わる。頷き返した。そう、その名はかつて少女が借りたいと食い下がった"あの"物件である。]
(196) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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普通はあまり、喜ばれないからね。
[とはいえ、そこに住んでいる当の本人がいるのだから控えめに。怪談があまり得意ではなさそうな少女の普通の反応>>137に、苦笑の形で眉を下げて見せる。]
ああ、うん。これから客先に。 いや、こちらこそすまなかった。 …けど偶然とはいえ、また君に会えて良かった。 自分勝手だろうけど気になっていたものだから。
[本当に自分勝手だと、少しきまり悪げに苦笑して。 それでも少女がスマホを取り出すのに、自らも咄嗟に仕事用の携帯をスーツのポケットから出しかけて、]
おっと、
[慌てて元に突っ込み直し、プライベート用の黒のスマホを取り出した。少女の手に握られたネイビーブルー。そのストラップの先に揺れているロゴ>>139に少し目が見張られた。]
(197) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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あれ、雪野瀬さん。 そのストラップって、解放治療カルテだよね。 ほら、
[自らのスマホをタップすれば、解放治療カルテの曲名が現れる。今は再生しないまま、それを示して見せて]
奇遇。俺も結構このバンドが好きでさ。
[仕事用ではない、素の笑顔をちらりと見せて番号を交換した。 これじゃまるでナンパだったかなと、先に山岸に言われた言葉が一瞬脳裏をよぎるけど。]
(198) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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