97 せかいがおわるひに。
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[どこかで
おわりは
見れるかなあ?
撮影… できるかな…
だれか、
……]
[ふと頭を過ったのは、どうしてルーカスだったのだろう。
従姉の近所に住んでいたり、友達のバイト先の職員だったり、その職場を撮影に借りたりと、不思議な縁は確かに多いけれど。
無愛想な、人。]
[隕石がおちて世界がおわる。
天文台の職員は、
こう言う時って、一体どんな気持ちなんだろう。
考えても、想像はつかない。]
……
[どうしようもない現実。
目の前の彼女は、どう思うだろう。
隕石が落ちたその時、何を思うだろう。]
早く、………
[堕ちろ、そう呪いのように唱えていたのに。
不意に咽喉が詰まって、言えなくなった**]
[もしくは――…、
証拠隠滅
でも、まだ
……まだ
私自身は……
できない……、いや、“しない“ かもしれない
“誰かの終わり“を“願う事“なら出来るけれど。]
グレッグは、夢の中でルーカス[[who]]に会ったような気がする。
2012/07/20(Fri) 02時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/20(Fri) 02時頃
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ん…んんー…。
[目が覚める。いつの間にか寝てたんだっけ?って思って起き上がろうとすると、思い出してしまった…。 そうか、今俺全裸か。 全裸マングレッグ!なんて解き放ちながら外を歩けるかな、なんてふと一瞬よぎったけど、 馬鹿な考えは止して、普通に服を着た。]
おはよ、アイリス。
[彼女は絵を描き終えた後だっただろうか? 描き終えてなかったら、そのまま横になるつもり。**]
(45) 2012/07/20(Fri) 02時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/20(Fri) 02時頃
[鉄色は何色にも揺らがない。
まるで初めから、死の色に染められたかのように。
足が高校に向いたのも、無意識に彼女に会うためだったのだろうか。
あんな行動を取ったのも、心のどこかでずっとそうしたいと思っていたからだろうか。
それすらもう、よくわからない。
すべてを飲み込み呟く。]
……ああ、早く。
落ちて来い、俺の上に。
[これ以上醜い情景を双眸に映したくない。
これ以上無用な傷を増やしたくない。]
[あの少女も、高校の中に居るのだろうか。
フィルムの中限定の果敢無げな、姫。
彼女の上にもまた等しく、隕石は落ちる。
その前に、会うことは叶うだろうか**]
― 校舎へ向かう道 ―
ぽーけっとーのー
なー かー にー はー
びすけっとー がー
ひっとっ つう ?
[外れた音で歌いながら、]
もない…
[余計な言葉も付け加えながら。
撮影を続ける。]
たーたーいーてー
みーるーたーびー
…
ビスケットー はー ふーえーるー…
…
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[彼女が描き終えたのを見て、ベッドから身体を起こす。 さて、これからどうするかと問われても…。]
どうすっかなぁ…映画とかやってる訳ねーし。ゲーセンとか絶対荒れてるし…。
[じゃあ高校でも、と言おうと思ったら。]
あ、行ったのか…しまったな、俺も行っとけば良かった。 サッカー部の後輩に会いたかったな。
[アイツら、どうしてるんだろうなーって思う顔の中に、学校にあんま来なかった後輩を思い出した。 部活を引退してから、何かと理由をつけて話しかけた気がする。 あ、飯も奢ったっけ?]
天文台かー。まぁまだ夜まで時間あるっぽいけど、折角だし場所取りしちゃうか?
[見られないならいちゃつき放題、なんて余計な事を付け足して。 彼女が顔を近づけて来たなら、察して目を瞑り、口づけをする。]
アイリス、大好きだよ。
(72) 2012/07/20(Fri) 18時半頃
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そうだな、行ってみようか。 折角だから、一緒に行くか?
[なんて、誘ってみる。断られなければそのまま外に出るつもり。 まあ、その前に沢山口づけを交わすんですけどね。]
ずいぶんと激しいね?
[ニヤ、と笑って立ち上がる。流石にずっと家の中に居ては退屈になるんじゃないかな、と思って。 しかし、外は荒れ放題だから、家の方がきっと安全。
それに、家の中ならアイリスを独占できるな、なーんて。]
でも、自慢くらいは、したいなー。なんちゃって。
(78) 2012/07/20(Fri) 21時半頃
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別に、嫌いじゃないさ。 俺だって男だしなー?
[ま、あんまり沢山されると体力が持たないけどね。 二人で手を繋ぎながら、高校への道を歩く。]
通学路も懐かしいなー。 ちょっと前まではここを通ってたんだよな。 近所のコンビニで買い食いしたりしたよなー。
[学校帰りに良く立ち寄ったコンビニの前を通る。 雑誌の立ち読みとかしたり、買い食いしたり、 流石に酒と煙草はしなかったけど。]
誰か、いんのかなぁ。高校。 居たらいいんだけどね。
[同じ事を考えた同級生とか居ないかなーなんて思いつつ、ゆっくりとまた歩く。]
(96) 2012/07/20(Fri) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/20(Fri) 22時半頃
[向かったのは部室。
壊れたPCの部品が散乱している。]
あー…
あった
…
[机の中にあるメモリーカード。
それとデジカメのバッテリー。
充電が切れたらおわりだもの。
私はまだまだ、
まだまだ、
撮りたりない。]
― 部室にて ―
[窓から外を撮る。
煙がたくさんあがっている。
たくさんの最後が。
たくさんの最期が。
カメラに収まる。]
――― … …
[この感情は、なんだろう]
[遠く、天文台が見える。
その周辺の様子まで見えはしないけれど。]
[美しい感情を閉じ込めたまま。
美しい光景を胸に残したまま。
そんな瞬間に死ねるならばどんなにいいだろう。けれど藍色ははきりよく落ちてくるほど出来たモノではない。]
早く、は、や、く
[会いたいと思った人が居る。
まだ話したいと思う人も居る。
なのに、残り火のような世界に残っていたいとも――思えずに。]
― 現在:部室 ―
…
[天文台を見つめながら、携帯を取り出した。
電源をつけるとメールの着信がずらりとある。
送信者に眉を寄せながら。
天文台の電話番号を引っ張り出した。]
[別に電話がなったとしても。
出なくても構わないと思っている。]
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[裏門から入るのは初めてな気がする。 よく知ってるなぁ、なんて思いつつ、通り抜けると。]
あれ?セレスト。
[後輩の姿を見掛けて、声を掛ける。 手を繋いだところをじっと見られたので。]
はは。うん。付き合ってるんだぜー
[なんて自慢をしてみた。]
(119) 2012/07/20(Fri) 23時頃
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あの子もどうしてんだろうなぁ。
ちょっと歩いただけで、未だに瀕死だったりすんのかね。
[電話越しには笑みを含んだ声が届くだろう。]
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