283 突然キャラソンを歌い出す村2
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―回想:昨夜の事―
…そうか。応援している。
[女子の深夜徘徊は、一般常識的には止めるべきなのかもしれない。
然し伊吹が意気揚々と語る様は、魔法少女ヲタクらしさと言うよりは、憧れのヒーローに近づきたい純粋さを感じた。言わば大きなお友達では無く、女児側である。眩しさに少々目が眩む。子供の夢の邪魔はできない…。
この女子はきっと、ペンしか持たない自分よりも強いと言う謎の確信もあった。はのんキメポーズ(>>2:658)を見やれば、此方も同じ様に返して。
同士と別れた後。背後から聞こえるのは、魔法少女 クビカル〆はのん -BX- OP曲(>>2:659)…
思わず、此方も続けて歌い出す。]
(10) 2018/09/12(Wed) 12時半頃
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♪ 死神と呼ばれ恨まれようとも 今日も露払い 悪の芽摘む
この正義で貫き通そう 守りたい物が ここにあるから
運命が交差した 青い陽が照らす昼に 私達惹かれあい 刃を交わす 流れる血に 誓-プロミス-捧げて...
そ の 因 果 ご と 断 ち 切 ろ う
悉く傷ついて 果てようと 守りたい人がいるのなら 事情など顧みず 脅かす悪は全て 一直線に 刈り取っていく 十字-クロス-に鮮華を添え 捧げた鎮魂歌 マジカル リリカル クビカル... Blood X
(11) 2018/09/12(Wed) 12時半頃
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―――…♪
[霧の夜に響く、アカペラカラオケであった。
歌声が完全に聞こえなくなった所で、何処かで激しい雷が落ちた音がした。PCのデータが心配になる。足早にコンビニで文具を買い足して、家へ戻る事にする。]
(12) 2018/09/12(Wed) 12時半頃
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[その後。久世葵は、はのん二期の円盤を流しながら、6時間(30分×12話)程原稿をした。ほぼ完徹である。
捗りすぎて、思わずコピー本にするには厚すぎる程のネームが出来上がった。これから印刷所に依頼するには、無謀なスケジュールだ。第三の選択肢、オンデマンドを検討するべきか?
また、原稿中、黒江も夜遊びしていたのでは無いかという時間に帰宅した。「エニシが心配」と言い残して(>>2:362)何処に行ったのかと思えば、背後からエールを送っている内に裏山に辿り着いて、何やら祭が開催されてるのを目撃したらしい。
尚、自転車移動の際に乗り込んだ愛機は、某自転車競技モノに嵌った影響で購入したクロスバイク。女のオタクの方が余程金がかかると思う。
見てるだけでは勿体無い(>>2:534)という言葉にびくともしない隠密ぶりで。オペラグラスで遠目から眺めていたが、空飛ぶ双子の愛の逃避行が見れたとかなんとか。何やら興奮気味に語っていたが、夢でも見たのでは無いかと思う。
然し此方も度々白昼夢並の妄想をしているから、良かったな、と返しておいた。]
(13) 2018/09/12(Wed) 12時半頃
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―雨の日・朝―
[久世葵は、ふらふらであった。
睡眠不足と、右手酷使(原稿)。裏山でダンシング・オールナイト勢と負けず劣らずのふらふら具合である。]
(趣味がリアルに支障をきたすのは… オタクの恥…)
[然しセルフ紳士協定により、趣味の夜明かしによる欠席は憚られた。然し強い雨の日。水浸しになった下駄箱の簀で、ずるり足を滑らす。
踏みとどまる為に数歩、ボックスステップを踏むような動きになれば、顔から何かが落ちる感覚。そして足元からパキン、と嫌な音。]
……………。
(学校は眼鏡も貸出してくれるものだったか…?)
[昨夜の濃霧の様にぼんやりとしてしまった視界に、下駄箱で立ち尽くしている。周りが何だかざわざわと、騒がしいような**]
(15) 2018/09/12(Wed) 13時頃
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― 回想 ―
…何も知らない同士でも、
ええ。私達はよく知ったもの同士ですよ。
仲良くしませんか?
そうですね、私のことを信じられないなら
こうして時々お話するくらいなら良いでしょう?
私はゴーシュ。どうぞよろしく。
[おそらくはきっとそう。
首のないものの苦しみは、
首のないものにしかわからない。
たとえそれが元々ないのであれ、奪われたものであれ。
そして怪異とはそれぞれに孤独なものだ。
だからこそ、同類に出会えた喜びはひとしおだった。]
[『邪魔だったからどかした。』
友の言葉に、その無邪気さに気配が和やかに緩まる。
あまりの発言に笑いを含んだ様子で語りかけ続ける。]
そうですか。
まああんなことろで寝ていればね。
[かといって九尾塚に怪異が集まる理由となっていた
九尾の首をどかされては、魔女をおびき寄せるつもりの
ゴーシュには都合が悪い。
更に続く言葉には流石に"声"をひくつかせた。]
それは………
それはそれは…
そ、そうですか。なるほど…。
…ありがとうございます。
有力な情報です。
[これはゴーシュにとっては芳しくない状況だ。
―魔女から回収を依頼されている九尾の頭。
―魔女をおびきよせる罠になりうる九尾の頭。
これでは再び手がかりなしということになる。
つまり、結局許鼓ナツミの力を借りるしかなくなったのだ。]
[そんなことを一人で考えながら。]
では、君も私になにかあればいつでも。
出来得る限りではありますが。
[友好的な態度でこちらの要件を終える。
返事はあっただろうか。
そもそも、物は試しと送ってみた声に返事があったこと
会話が成り立ったことそのものが
ゴーシュには奇跡に等しく思えた。
散々な一日だと思っていたが、
今日を締めくくるには良い出来事だった。]
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―校舎内:いつか―
[雨天で薄暗い校舎内。本日も廊下には、顔の中身が無い(※作画コストの問題であり、妖怪のっぺらぼうでは無い)モブ生徒達がちらほらと立っている。
その中の一人、少女Aは突然パッと振り向くと、楽しげに語り出す。]
少女A「ねえ、『常世倶楽部』って知ってる? “常世”は何でも願いが叶う理想郷の一つ。そしてあの世の象徴と言われているの。
その異世界の扉を開く“素質”がある人の元へ、ある日『常世倶楽部』と言う差出人から、禁断の魔導書《グリモワール》が届くんだって――」
[ピカッ ゴロゴロゴロ…] [窓から雷の光が差し込み、少女Aの口元は妖しく笑う。パイプオルガンによるゴシック調の前奏が流れ出す…]
(66) 2018/09/12(Wed) 22時半頃
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「禁断の魔導書〜常世倶楽部〜」歌:モブオールスターズ
♪ (グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [図書室に突風が差し込み、本のページが捲れていく]
(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [本棚から一人でに本が飛び出し、鳥の様にバサバサと羽ばたいていく]
(67) 2018/09/12(Wed) 22時半頃
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♪ 我らの主(ぬし)が (常世へ 誘う) 花園の 神となる (崇めよ 称えよ)
恐れる事は無い (未知なる 感情) これが自然の摂理 (尊さの 極み)
魔導書を手にした者よ (見えるだろう 希望の光が) 今こそ異世界への扉を開け (鍵は手渡した 後はお前次第…)
(68) 2018/09/12(Wed) 22時半頃
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♪ (グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [雨露に濡れた中庭の花が開いて、また閉じる]
(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [怪しげで古い扉に、鍵を差し込む少女Aの後姿]
[カチャリ…] [鍵の開く音が静かに響くと、曲はフェードアウト…]
(69) 2018/09/12(Wed) 22時半頃
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少女A「実を言うと…私の元にも届いたの。『常世倶楽部』の魔導書が。どうなったかって?うふ、うふふふふ…
嗚呼、お姉様…!」
[少女Aは頬を薔薇色に染めると、廊下の奥へと駆けて*姿を消した。*]
(71) 2018/09/12(Wed) 22時半頃
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アオは、こころにアンコールした。
2018/09/12(Wed) 23時半頃
アオは、アーサーにアンコールした。
2018/09/12(Wed) 23時半頃
アオは、ツヅココの気配を感じた。
2018/09/13(Thu) 00時頃
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―朝・下駄箱前―
[周りから何やら声は聞こえるが、ぼんやりとした影ばかりでどうしたものかと思っていた所に、声がかかる。>>102]
(…!俺の名を知る人間…? 然も、物凄く聞き覚えのある声のような…)
[風紀委員がクラスメイトの名前を知っていてもなんらおかしく無いのだが、滅多に呼ばれる事が無いので身構える。然し、顔が見えない。自然と距離が近くなり、顔を覗き込む様な状態になっても、矢張り視えない。
以前同じような状況下で誰だと言ったら、ビンタされた記憶(>>1:36)もある。逡巡して、言葉を選びながら…]
眼鏡を落として割ってしまって… 何も見えないんだ。 スペアも自宅で…何処かから借りれないだろうか?
(107) 2018/09/13(Thu) 00時頃
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― 朝・下駄箱前 ―
なんと。
[嫌な音が聞こえたからレンズが割れたと思い込んでいたら、無事らしい。目の前の影が、足元にしゃがみ込んだ動きだけ見える。そして何かを取り出し、テープを切る音。応急処置をしてくれたのだと分かった。]
すまない…
[背伸びをした女子に眼鏡をかけて貰う機会など、今後何度転生しても無いのではないだろうか。その様なシチュエーションを考える頭の余裕は無く、今はただ要介護人である久世葵は、素直に装着させられた。]
(122) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[ぼしゅんっ]
[と効果音が出そうな程に、眼鏡が再セットされた途端久世葵の霊圧は消える。遠目に眺めていた女子たちは目をこすり、首を傾げて教室へと向かいだす。もしかしたら貴方も、目の前に居る人物を見失った感覚に陥るかもしれない。]
(…!!花咲…)
[そして視界のピントが合った瞬間、硬直する。 推しCPウォッチングの為に、出来る限りモブとして視界の隅に隠れたい対象である。]
ア、アリガトウ…
[何時もより更に抑揚のない棒読みで感謝の言葉を述べて。出来る限り早急に記憶から消えたいが、クラスメイトで目的地は恐らく同じであろう。即座に消えようとするのもいかがなものか。*]
(127) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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― 回想 ―
[坊やの首から吹き出した血は、
両親の体を真っ赤に染める。
――坊やの母親は、子を宿せぬ体だった。
それでも夫婦はどうしても子供が欲しかったのだ。
そして最後に頼ったのは、辺鄙な山小屋に棲む、
妙なインチキ薬を売り歩いている嫌われ者の女。
「この薬を飲めば妖精のように可愛い子供が手に入るよ。
そのかわり10年後、お代を貰いに行くからね。」]
[そうして生まれたのがこのゴーシュ。
インチキの薬売りの正体は悪い魔女で、
飲ませた薬は妖精を煎じて作った実験薬。
ゴーシュは人の腹から生まれた妖精だったという顛末。
つまり、生まれる前から
人生スーパーイージーモードフェアリーで、
強くてニューゲームだったのだ。]
[首をなくしても不思議とゴーシュは生きていた。
まあ妖精なのだから、当然かもしれないが。
それからというもののゴーシュの人生は様変わり。
首のないゴーシュの11歳の誕生日に
両親は揃って亡くなり、
残されたゴーシュの体はひとりぼっち。
ゴーシュは怖くても、寂しくても、
心細くても涙を流せない。
それが悲しくて悲しくて、
とても悲しくてゴーシュは必死でお願いごとを口にした。
だって、ゴーシュに叶わないお願い事はないのだから。
それでもゴーシュはお願い事を言葉にする口もない。
それならばと紙に一生懸命に書いた。]
[するとどうだろう、
あっという間に坊やの顔は一年前に元通り。
ゴーシュはたくさん、たくさん泣いた。
もう嬉しいのか、悲しいのか、寂しいのか、心細いのか。
なんにもわからずにわんわん泣いた。]
[しばらくすると、どこからともなく声が聞こえた。
「ゴーシュ、ゴーシュ。
ついておいで。お引越しだよ。」
「ゴーシュ、ゴーシュ。
ノームの指を取ってきておくれ。」
「ゴーシュ。
私の言うことをようくお聞き。」
不思議とゴーシュは
この声に逆らうことが出来なかった。]
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>>138 ♪ 僕は透明人間 いつだって 君の視界からかくれんぼしたいんだ
今日だって さあ 気配を消して背景の絵になって 教室のスミのほう 静かに見守っている
お花にさわっていいのは 同じお花だけ そう思うから 眺めて…こっちむいた?
僕は中が汚れている 透明人間 いつだって けがれをかくしていたいから こころの扉 鍵をかけてお花とかくれんぼ
(226) 2018/09/13(Thu) 08時頃
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― 回想:下駄箱前 ―
ぁぁ…
[HR時間が迫り、教室へと促す花咲。>>139 出来る限り小さく、風の音に混ざる様に返事をすれば、此方に伸ばす手が空を切る。]
(…此処に許鼓が居れば、アシストしたんだが。 廊下に立っているモブに背中を押されハプニングは、 お約束中のお約束…)
[この手を取って良いのは、同じお花だけだと思うから。 いや、仮に真一が取ったとしても、別に怒らんけど。 気配を感じ取る事が難しくなった花咲に安堵しつつ、静かに教室へと続いた。**]
(227) 2018/09/13(Thu) 08時半頃
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―昼休み・2-A教室―
[>>147花咲は本日も、昼休みが開始すると同時にお弁当を届けに教室の外へと出て行った。恐らく、昨日契りを交わした伊吹の所であろう。 許鼓はどうするのか?再びお預けされたワンコの様になるのか、はたまた葛籠と一緒に食べるのか。再び自然とゲ〇ドウポーズを取りつつウォッチング待機…している最中、とある噂(>>66)が聞こえてくる。]
(えっ…「常世倶楽部」って俺のサークル名と ダダ被りやん。怖っ…改名するべき…?)
[今、久世葵が感じている恐怖とは、怪奇現象に対する恐怖では無い。同名のクラブが噂となり、ぐぐった人達により自分の正体(同人作家)がバレてしまうのでは無いかという、恐怖だ。
然し「常世倶楽部」は時折お誕生席に配置される程度の中堅サークルとなっていた。ナツミカンブックスへ通販委託分の売上も、最近異様に良い。馴染んできた名前を変更するのは少々惜しい。
一先ずスマホから各種SNSに検索除外の編集をして。一層、鳴りを潜める。*]
(228) 2018/09/13(Thu) 09時頃
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アオは、セイココの気配を感じた
2018/09/13(Thu) 14時頃
─ 回想 ─
[何も知らなくても、よく知った同士。これまで自分から同類を名乗るものと話したことはない。不思議な感覚だった。]
……
ゴーシュは、 寂しいの?
[話したい。という言葉に、問いが返る。
理由がわからないから、自分の中からそう思うだろう気持ちを探したようだった。]
……胸の真ん中に、足りない穴があるみたい?
それとも暗闇の中にいるみたい?
[声は心の中を手繰るようで、けれど声の主そのものに向いているような音をしている。]
[怪異はそれぞれ存在する経緯も何も違う。
この幼い意識は、最近生まれたばかりのものだ。]
違うところもあるね。だけど、
もしもそういう気持ちがあるなら
それは、仲間、なのかもしれない。
[同じだから。と、そんなことを言った。]
よろしく、ゴーシュ。名前を持ってる友達。
今は、……ええと
とりあえず、
ゆかりって呼んでくれると嬉しい。
[よろしく、にそんな風に名前を名乗って]
借り物じゃない名前は、
それひとつだけだから。
[と、声は言った。]
[九尾の狐の頭の話に、帰る声の調子に
ん。と 首をかしぐような気配があった。]
…… ……。 ……………。
困ることだった?
[ どもる声に、尋ねかけがある。どれについて、どうして困るのかまでは把握ができていないまま、後に続いた沈黙に同じように声も黙りこむ。]
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