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……それは、旅立つ人目線の歌だもの。
[小さく、誰かが呟く。]
[ぺたり。
無意識に、数学書を支える手とは逆の手が、木肌に触れる]
……ああ、そうだったな。
[ぺらりとページをめくりながら、低い声で呟いた]
僕には、やりたいことがあったのだった。
[木肌に触れていた手は、一度するりと撫でて。
ごく自然な仕草で、その手を持ち上げてひらりとマユミに向かって振った]
――……風邪引かないように気をつけてくださいね。
それだけ、言えばいいのに。
申し訳ありません、ハルカ先輩。
[木肌に触れた手をこちらに向けてくれたハルカ
この声はきっと、届かない。そう思ったから。
どうして?]
世の中は 夢かうつつか うつつとも
夢とも知らず ありてなければ
[26歳の自分と、16歳の自分。
唇から零れたそれは、詠み人知らずの和歌**]
別に謝ることはない。
言いたいことを、言いたい口調で。
そこに謝る理由など存在しない。
[かくいうハルカも、上級生にすら口調はぶれず、一人称は「僕」である。
偉そうだとか敬意が足りないとか言われるハルカより、よほどいいんじゃないだろうか]
[届かないはずの声が届いたことに、最初違和感は覚えなかった。
それくらい、自然で、当たり前のことのように感じたのだ。
おかしい、という理解は遅れてやってきた]
む?
[数学書を抱えなおし、わずかに首を傾ぐ]
君も、なにか後悔しているのか?
……僕のように。
【人】 鷹の爪団 マドカ― 校庭 ― (52) 2014/03/03(Mon) 11時半頃 |
【人】 鷹の爪団 マドカ[ぽふん。と音を立てて、身体がマットに沈み込む。 (53) 2014/03/03(Mon) 11時半頃 |
えっ、……――――?
[食堂へ行くと、ハルカは確かに口にした
振り返れど、眼前にあるのは外界と隔たるガラス窓。
続けて、彼女は問うた
「僕のように。」
そうだ、ハルカは女性であるけれど、一人称は「僕」であった。
けれどどうだ、自らの中には、「私」
数度、黒眼を瞬く。大きく、息を吐く。]
……はい。
とても、……とても大きな、後悔を。
[言葉に滲んだ苦味を、溶かしていくかのようにゆっくりと紡いだ。]
―裏庭―
そうか。
[マユミとの会話が成立する。
冷静に考えれば、どう考えてもおかしいのに、やはりそれは、ごく自然な、当たり前のことのような気がした。
そうだ、今のこの状況に比べれば、これくらいの不思議はどうということはない。
当たり前のように、10年前の春にいる、この状況そのものの方がよほど不思議だ]
そうか。僕と同じなのだな。
後悔を抱えて、なぜか10年前のここにいる。
これは、夢なのだろうか。
[夢だとしたら、誰の?
己の見ている夢か。それともマユミの?
それとも……皆の見ている夢なのだろうか?
考えても、答えは出ない]
後悔を抱えているなら、やり直してみてはどうだろう。
人生に「もしも」はないというが、今僕たちは「もしも」の世界にいる。
後悔しなかったバージョンを体験してみるというのも、悪くないかもしれない。
[10年前の自分には、踏み出す勇気が足りなかった。けれどその結果を知っている。嫌というほど味わった、苦い苦い後悔の味を知っている]
うまくいっても、いかなくても。
どうせ、夢なのだから。
夢 ――――……なのでしょうね。
[ルーカスとぶつかる少し前。
考え事をしていたのは、帰ってきたハルカの言葉
こんなことが、現実に起きるはずがない。
目の前には、ルーカスが居る。10年前のまだ、幼い面影を残したクラスメイト。
26歳の自分自身が、それを懐かしいと見つめている。]
やり直し、そうですね。
できることなら、……
[口にしかけたそれは、未だ飲み込むように沈黙に流し
けれどハルカもまた、同じように苦く思うところがあったのかと、ほっと綻んだ口元は彼女にはつたわらないけれど]
ええ、やってみましょうか。
素敵な夢にできるよう、頑張りましょう。
私にできることがありましたら、仰ってください。
今の私なら、昔の私より頑張れそうです。
[その声は、弾むような音色をしている。]
ああ、夢の中でまで後悔を繰り返すのも、詰まらないからな。
[弾むような声で、やってみようというマユミに、こくりと頷く。
その様子までは、見えなかっただろうが]
せっかくこうして会話もできるのだからな。
僕にできることがあれば、いつでも言ってくれたまえ。
【人】 鷹の爪団 マドカ― 廊下 ― (108) 2014/03/03(Mon) 23時半頃 |
[後悔。
そう、己は、後悔している。
いろんな感情がない交ぜになって、
後悔しない道がどれなのかわからなくて、
結局、選ばなかった。ただ流されただけだ。
だから、ずっと後悔している]
[付き合いが長すぎた。
幼馴染で、腐れ縁で、クラスメイト。
抱く感情はひとつではない。
ある時は、母親のような、
ある時は、姉のような、
ある時は、友達のような、
そのどれもが本物で、だからどうすればいいのか、戸惑うのだ]
【人】 鷹の爪団 マドカ[こくりと頷くゴロウに、押忍!などと返す。 (136) 2014/03/04(Tue) 00時半頃 |
[男のような言葉遣い。一人称の「僕」それは自然に身についた。
彼は女性が苦手だから。
男のように振舞えば、女性を感じさせなければ、彼は脅えることはない。
深く意識したこともない、それは呼吸をするように、当たり前にハルカに根付いた]
[女性が苦手な様子は、気になっている。
爪を噛む癖の次ぐらいに、改めてもらいたい。
だから彼が恋を覚えたなら、それはハルカにとって喜ばしいことだ。
頬を染めてジリヤに相対する姿。苦手克服の一歩。
ハルカの中の、母親のような感情が、姉のような感情が、友達のような感情が、確かにそれを喜んだ]
だから10年前の僕は、胸の痛みに気づかない振りをした。
[この感情に名前をつけることを恐れて。
彼に女性という警戒対象であると認識されることを恐れて。
彼にとっての、母親で、姉で、友達。
そんな存在であり続ける方を選んだ]
[腐れ縁という名の鎖が、いつまでも続くものではないことに気づけず。
だから――――ずっと、後悔している]
【人】 鷹の爪団 マドカ やっぱり……… (151) 2014/03/04(Tue) 01時頃 |
……、私のこと、苦手だったのでしょうか。
[つい、そう口にするのは過去を振り返るマユミ。]
[1年生だったあの日々、
その行動は幼さがはっきりと見て取れる。
だからある意味、この日々こそが後悔の塊でもある。
もっと自由に、もっと素直に、もっと明るく。
そう振舞えていたら、別の高校生活を送れていただろう。
けれど――]
[ぺらりとページをめくりながら、この場所ではないところの声を聞く
マユミが苦手というわけではないのだよ。
シーシャが苦手なのは、女性という人間そのものだ。
……いや、程度の差はあれ、人間という生き物すべてが苦手なのかもしれない。
[ぺらり]
だから、気にすることはない。
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