303 突然キャラソンを歌い出す村4
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[―――誰にも話さなかった、腹の内の事>>6:61へ 友は何と答えただろう。
如何答えようと、電話を切ったそのあと。 天使はその日以降、彼らの前から姿を消した。]
(5) 2020/01/17(Fri) 21時頃
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[―――意識を取り戻す。]
[街角に倒れた人間が二人。 腹は痛い程に満たされていて、身体が重い。]
[咄嗟に吐き出そうとして、また意識を失った]
(6) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[意識を取り戻す。]
[窓の向こうに、夢見て眠る女の子>>4:337が見えた。 煮えるような音を上げて、腹の奥で水泡が上がる。]
[ベランダから離れようとして、また意識を失った]
[意識を取り戻す。]
[窓の向こうに、描きかけの天使の絵。 幾つかのラフ画が重ねて置かれていた。
満ち足りないと、腹の奥でごぼりと水泡が上がる。]
[あがった物音にそこから離れようとして、 また意識を失った]
(7) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[意識を取り戻す。]
[駅前に倒れた人間が三人。 千切れそうな痛みが己の内側からして、身体が軋む。]
[それでも彼らに手を伸ばし、また意識を失った]
[意識を取り戻す。]
[学校近くの通学路に倒れた下校中の生徒が10人。 中にはヨーランダの級友の姿もある。
足元が重たくて見れば、己が歩いた跡に 黒いタールのような液体が残っていた。 何時か悪魔が残したのにも似た、黒い粒子が淡く立ち上る。]
[胃を掻き抱き膝を崩しかけ、また意識を失った]
(8) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[彼らの下を離れてから。 天使は幾度も意識を失いながら彷徨うように、街を歩いた。
何度も意識を取り戻しては失い、 その度に、胃が膨れる感覚。
感情が摩耗して擦り切れるような感覚。
危機感も、焦燥感も、恐怖も、もう随分前に判らなくなった。目の前の光景を思う気持ちさえも、このまま何もかもを失って消えてしまいそうなそんな感覚がある。]
(9) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[何時か、顔も忘れてしまった幼子の魂を半分呑んでから。
この魂が何時か満たされ、自浄されるまで。 そう思って、この天使は消化を辞めた。 されど、魂が満たされることは無く。
吸魂の権能により肉体が変わった自分にとって 胃はエーテルの取得器官の大きな部分だったから、 胃が動かせなくて、まともな糧も取れなくなった。
だから己の魂を、感情を糧に代えて、腹の魂を維持し続けた。感情が摩耗し、更にエーテルを取り辛くなって、ますます状況は悪化していった。
腹に留めたものが爛れていけば爛れていくほど、 羽は内側から色が付き、孔雀みたいに奇天烈な色に染まり始めた。]
(10) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[興味も感情も、腹に抱えた魂の為にと捧げた天使には もはや人にとっての利だけが己の指針だ。
だから、これ以上此処にいては人の利にそぐわない。 此処から離れなくては。]
[内から圧迫された気道は喘鳴にも似た音を上げて。 それでも、ずるずると歩を進めた。 意識がぶつ切りで切れるせいで、今何処を歩いているかもよく判っていない。徘徊老人のようだ、と他人事のように思った。
虹の羽はまるで全ての色の絵の具をかきまぜたように 濁りに濁り、もはや無彩色と言ってもいい程だ。 その羽根の先からは、黒いタールが零れ始めている]
[こういう時、如何すればよかったんだっけか。 興味が失せて、記憶の引き出しがひたすら鈍い。
頭も足も重くて止まりそうになる中。 己を律しようと天使は口を開く―――…♪]
(11) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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♪
6日目に生まれた君に祝福(キス)を 美しいものを見せてあげよう 花のような月のような 手を引いた君の視線の先 いつか地から上がるような
アルバムは溢れたつもりだが 空(から)だったのかな 後悔の墓標も立派になれば 様になるのにな 答えは君の白刃が握ってた 背に負った罪(きみ)が笑った日に 世界が報われる気がしていたんだ
(12) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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♪
「最初から強ければ、 皆笑えたんじゃないの?」 お粗末だと知りながら 険しさに歩く答えをくれよ
かの丘を登るその先が 例え十字のベッドだとしても まだ君に夢見ていた そこが綺麗だといいよ
罪(きみ)を掻き抱きながら 易しさを瞼の裏に見る ―――…
(13) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[歌い終えた頃に、とある建物が視界に入る。 今何処を歩いているかは判らなくても、 あの建物が何だかは判る。
―――ああ、そうだ。思い出した。 確か、過ちを犯した時は。
懺悔をしなきゃ、いけなかった。]
(14) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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[――姿の消した天使の痕跡は、 その日から二日間、ぽつぽつと 「倒れたように眠る者」という形で現れ続けた。 倒れた者たちの傍には、 黒い足跡や油膜のような虹を、僅かに輝きに残した 濁った羽が落ちていて。
二日後の暮れ。 彼の痕跡はまた発見される。
学校の入り口から続く、 足を引き摺るように歩いた、黒い足跡。
それは、礼拝堂へと向かっていた*]
(15) 2020/01/17(Fri) 21時半頃
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―回想:別れの電話 >>6:61―
………ん。ああ… こういう形だと、小鳥が気にするか。
ジェミーすまない。 この通話、小鳥にも聞こえるようにしてくれないか。 彼女への危機でもあるから。 [スピーカーフォンを入れろ、という催促をしたが、この天使がそのやり方を口で説明できるわけもない。何せ横文字に弱いからである。やり方が判らなければ、きっと横のヨーランダが教えてくれることだろう…]
(16) 2020/01/17(Fri) 23時頃
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― 夜: 礼拝堂 ―
[低気圧が長くかかっているのか。 堕天使の少年>>5:155が飛び立った日と同じく、 その日は雪が降っていた。
雪の反射によって月明かりは一段と明るく、 窓に貼られた大きなステンドグラス達が 室内へと様々な色を落としている。
床に並んだ椅子の真ん中には、 黒い足跡が這うように続いていた。
それらは祭壇の前を終着点に。 其処には一人の天使が、 祭壇へ向かうように力無く膝をついていた。]
(17) 2020/01/17(Fri) 23時半頃
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[虹色だった羽根はほぼ黒にまで染まりあがり、 ぽたぽたとタールを零している。 零れたタールは天使の手足や服へと垂れたのだろう。 その身を黒く汚していた。 足元には、じわじわとタールが溜まり始めている。]
[入り口を背にしたその頭は、 祭壇の先のステンドグラスよりまだ向こう。 雪の落ちる天へと向いている―――…*]
(18) 2020/01/17(Fri) 23時半頃
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―回想:別れの電話 >>29―
おお…まず、君に裁かれそうだな…
[低い声に、何時もより疲れたような声が柔らかく冗談を言う。そうして、ほんの少しの沈黙の後、]
…綺麗な魂だったんだ。 きっと大丈夫… 今は悪魔になろうとも、 まだきっと救ってあげられる。満たしてあげられる。
……ただ、もう状況が、状況だ… 手詰まりになる可能性もまあ…冷静に考えればある。
昨日のようになって、被害も出るのが想像できる… そうなった時は、君が。私の羽を捥いでくれ。 …昨日ずたぼろにさせた身で頼むのもなんだが。 保険として、頼まれてくれないか。
(32) 2020/01/18(Sat) 01時半頃
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―別れの電話>>50―
[噛みつくような電話先に思わず耳を離す。]
えええ〜… 君が一番止めやすかろうと思って頼んだのに?
というか言葉遣い…。 後輩候補が近くに居るんだ、止しなさい。 先輩の箔が落ちるぞ。
[反骨精神に、肩を落とす。 だが状況に揺らぎかけていた精神が、 ほんの少しだけ芯を取り戻したような気がした。]
…んん、いや。まあ。 そうならんようにするよ。
[所詮、保険は保険。…それに、この友人がなんだかんだ勤勉だという事も知っている。]
(51) 2020/01/18(Sat) 05時頃
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じゃあ、そういうことで。 ―――頼んだよ、ジェミー。
[大人しく、というところには頷かず。 必要を感じる情報交換さえなければ、 天使は電話を切った。*]
(52) 2020/01/18(Sat) 05時頃
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― 二日後の夜:礼拝堂 >>21―
[声に、ゆっくりと振り返る。 疲労の籠った紫色の目がヨーランダを映した。 そこに伶や聖愛の姿もあったなら驚いたように 目を瞬かせた。]
……まいった。 まだ、懺悔も 終わってなかったんだが…
[近寄ろうとするヨーランダを汚れた手で制止する。]
止しなさい。 君は候補生であって、天使じゃない。 君は関わるべきじゃない。
(63) 2020/01/18(Sat) 14時半頃
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[横にジェルマンの姿はあるだろうか。居ればそちらへ向き、何時ものように微笑んだ。それしか、感情表現が判らなかったからだ。]
いや…、すまないね。なんとかする、とは言ったが かなり、失敗してしまった… こんなに失敗したんだ…懺悔はしておかないとな。
…随分歩いた。奥でやろうとも思ったんだが、 年寄りじゃもう足腰が立たない。 すまないが此処でやらせてくれ。
[天使は静かに再び天へと向き直る。]
此処は懺悔室じゃないし、 君達は神父じゃない。 だからまあ、聞き流しなさい…
(64) 2020/01/18(Sat) 14時半頃
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[―――どこからともなくBGMが流れ始める。 コーラスだけの聖歌のようであった]
♪
(Wrap you around with a blanket) (毛布であなたを包むように) (Storks take away) (攫って行ったコウノトリ)
昔の話だ。 私は、吸魂の…感情を呑み込んで消化する権能で。 溢れた感情に前へ進めぬ人を、導くのが仕事だった。
(65) 2020/01/18(Sat) 14時半頃
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そうして、ある日。泣き続けている子供に出会った。 その子は今にも自分の感情に 押し潰されそうになっていて。
いたいけな子供の身では、重荷だろうと。 もう耐えられまいと。 …だから半分だけ、その感情を呑み込んだことがある。
此処までは、小鳥も話したっけな…。
[如何いう原理かステンドグラスの柄が変わり、 現れたのは、誰かと離れ離れになった、 一人の薄蒼色の目の幼い少女。 泣き崩れる彼女は、紫の目の天使から祝福のキスを受ける… そんな風にステンドグラスの柄が変わっていく。さながらスクリーンようであったが、原理はやはり謎である。]
(66) 2020/01/18(Sat) 14時半頃
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(Buried love and sin) (罪と愛を埋めて) (When rotten fruits grow) (傷んだ果実が実る頃)
………その子の感情を、私は消化できなかった。 これが、本当に毒なのかわからなくてね。 その子は、苦しみながら それでも 輝くほどの魂をしていたから。
…結果、呑み込まずにいたその感情は、 まだ此処にある。未だ此処で、満たされずに燻っている。
いつしかどんどん膨れ上がって、 …それから、私の羽は染まり始めた。 ……そうしてあの子は、悪魔になってしまった。
(67) 2020/01/18(Sat) 14時半頃
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(Raven child seeking seven colors) (七色を求めたからすの子) (Cry if there is nothing) (なんにもないと泣いていた)
それでも、あの子が自浄されるようにと… 私は、美しいものを見せ続けた。 足りないと泣くあの子が 満ち足りるようにと…
…ただ… いやあ、歳かな これが、なかなかしんどくてね…
[ステンドグラスが移り変わって、次の絵柄に。 皆が楽しむような光景を手助けする紫の目の天使と その陰に隠れた泣いている薄蒼色の目の少女。 楽し気な光景が作られては離れていき、また作られては離れていく。何度も何度もそういう光景が続く。 やがて、ステンドグラスの中の少女は真っ黒に染まっていった]
(68) 2020/01/18(Sat) 14時半頃
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(Even if you decorate it with robbed feathers) (奪った羽根で飾っても) (Cry if there is nothing…) (なんにもないと泣いていた…)
あまり覚えてないが…この街の子羊たちを 私が、呑み込んでしまってるんだろ。
すぐにでも出して起こしてあげたいが… うまく吐き出せないんだ 消化分けなんてそんな器用な事、出来るわけないしな
消化もできないと、如何にも消耗が激しくて… エーテルも、碌に保てないから 自前の感情を…魂を代用して、削ってきたが… 気付いたら意識も絶え絶えでなぁ…
(69) 2020/01/18(Sat) 15時頃
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[移り変わったステンドグラスは次の絵に。
真っ黒に染まった少女が天使を操って、 天使の目が紫から、薄蒼色に染まった。 そうして、天使は楽し気な光景を破壊していく。 その度に天使の羽の色は増えていく。 虹色からやがて黒へ成り代わっていく…]
そうして曲が終わる頃、何事も無かったかのようにステンドグラスは元に戻る。それを見ていた天使も、何事も無かったかの如く、疲れたように微笑んでいた。]
多分そろそろ、限界なんだろう… いや、難しいな…手詰まりか
[頭に沸いてきたものなんて、 その程度の間抜けな現実確認でしかなく]
いやあ…間違えたんだろうなぁ 私は …判らないんだ、どうしても…
[ふら、と軽く頭が傾いだ。意識が朦朧としているのか、目線は何処か遠い処を見ているようだった。]
(70) 2020/01/18(Sat) 15時頃
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… すまないね。 君は間違えてないと、言ってくれたんだが。
結果はこうだ……
[電話口での会話>>4:58を思い返しながら、 ゆっくりと振り返った先の目はヨーランダを移す。 ぐちゃぐちゃになった羽根を僅かに開いて見せた。 天使の目は片方が薄蒼に染まりかけ。冷えた色をして ヨーランダを見つめている。
>>81 泣くヨーランダへ目を瞬かせる。 何故泣いているのかも、もうよく察せられない。]
>>82 一緒に考える。袖をぬぐいこちらを見つめる ヨーランダへ目を瞬かせて。
答えようと口を開いて、]
(83) 2020/01/18(Sat) 16時半頃
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―――…あるとも。
満たされることなんてなかった 「わたし」は 手に取れもしないものを ずっと見せつけられた。だから、 ・・ それを全て寄越してくれればいい。 君達のその魂で、感情で。わたしは満たされる。
[―――意図しない言葉が、口から出て 天使は目を見開いた。]
(84) 2020/01/18(Sat) 16時半頃
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…? ?? いや駄目だ、それは、 人間にとって大事な、だから私にとっても大事な、 大事なものだったはずだって
だから 、私は、 ………あれ…?
…………だが、あれ おかしいな… …なんで、大事 だったんだっけ…?
[感情が摩耗して、千切れて消えていく感覚がする。 もう、何が残っているかも判らない程の喪失感。 顔を覆う。指の隙間の向こう、いつだって絵画の天使のような微笑みを張り付けていた顔が]
大事って、如何いうこと だったっけ、
[初めて、絶望したように歪んでいた]
(85) 2020/01/18(Sat) 16時半頃
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[眠るたびに何度も思い出した何時かの記憶。 泣いている子の、よく判らない感情を呑み込んだ時の記憶。
あんなに夢見た筈なのに、もう顔も思い出せない。 今となっては、そこに人間への希望すら抱きかけていた、 あの綺麗な魂の色さえも。
感情が判らなくなったから、何が必要かも判らなくて。 故に要らない記憶として捨ててしまったのか。
靄がかかるように、意識が遠のいていく。 思考が保てなくなる。]
(87) 2020/01/18(Sat) 16時半頃
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