88 吸血鬼の城 殲滅篇
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――…如何なのかしら 彼の方に尋ねてみれば分かるのではなくて?
[緩く首を傾げながらレオナルドを見上げる]
(+35) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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>>160 ……。
[こくりと頷く。 ムパムピスは杖を構え、 一心に詠唱を試みている様子だった。>>157
杖を狙えば先ほどの二の舞だろう。 ……ならば]
………悪ィな、坊っさん。
[ムパムピスに向け、地を蹴る。 その杖が振り下ろされる瞬間までに、 決着をつけるつもりだった]
(164) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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『良い一撃じゃねぇか。』
[随分と近くで聞こえるヘクターの声。 身体中を蛇に巻き付かれるような、 鈍くて強い痛みが走って顔を上げると、 鋭い牙が獲物の血を今か今かと待ち望んでいるように、 剥き出しになっていた。 驚いたように目を見開くと]
――……!
[這い上がるのは嫌悪だけしかない。 手から剣を離すと、吸血鬼の身体から逃れようと身を捩りながら、 顔に手を伸ばして、なんとか遠ざけようとする]
(165) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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ジェフは、ヒューに話の続きを促した。
2012/05/03(Thu) 23時半頃
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う、うわあとても意思が通じてないことにきづいた よみまちがったあああああああ ごめんムパまるなげる!!!!!
(-84) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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―いと気高き恵みと慈しみの主よ…
[詠唱を開始したのは浄化の呪文。骨のレギオンを灼きつくしたのと同じ聖なる光を呼び出す術。]
―その御手を上げ逆らう者、悪事を働く者の腕を挫き 呪われし命を繋ぐ闇の民に聖なる裁きを…
[炎の時と異なり、杖自体が光を放ち、瘴気に満ちた部屋の中、その周囲だけが清浄な空気に包まれていた。]
―無辜たる民の魂に近づき、贖い呪われし敵より解放し給え。
[杖を振り上げる。吸血鬼ごと、その光で灼きつくさんとして。]
(166) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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/* ん。 良い時間だし、確定しちまうか。
(-85) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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全知全能の造物主が存在しない以上、 善悪は概念に過ぎず、絶対的な価値を持たないのだから、 「魔」など存在の有り様を示す言葉に過ぎない。
[指で眼鏡を押し上げ]
私は絶望などしていませんよ? むしろ世界の真実を悟って、心が晴れ晴れしたくらいです。
[歪んだ笑みを唇に刻んで、愉しげに腕を広げた。]
(+36) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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修道士よ、 吸血鬼になりたくないというなら──そこに膝をつけ。
首を刎ねてやる。
[呼びかけつつ、刃を滑らせたのは自分の首筋。 薄く裂いた傷口からこぼれる血を赤い霧に変えて結界となし、聖なる光を封じ込めんとする。]
(167) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/03(Thu) 23時半頃
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……なんなら、一緒に死ぬか?
[声は、こんな時でさえ喜悦に満ちていた。 血に酔い、血に猛っている。 自分の血に。相手の血に。
拘束から逃れようとあがく剣士を締め上げ、 防ごうとする手首を掴んで引きはがす。 そうして、露わになった首筋に牙を突き立て、引き裂いた。
血を啜る、などという生やさしいことはしない。 噛み裂き、食い破り、引きちぎる。 溢れる血潮を浴びながら、堪えきれないというように笑う。]
(168) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
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「魔」が存在の有様を示す言葉だというのなら 「神」もまた存在の有様を示す言葉かしら
[語るレオナルドの様子を不思議そうに見詰める]
人の一生で悟れるほど 世界の真実は単純だったの ?
(+37) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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/* >>168 wwwwwwwww いっしょにwwwwwwww しばはえたwwwwwwwwww
(-86) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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世界の真実を悟れたほどの貴方なら 彼の方が私を傍に置いた理由も分かるのではなくて ?
[先ほどレオナルドが口にした疑問をなぞり ゆるやかに笑みを浮かべる]
(+38) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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お断りします。 ――私達は、貴方たちを浄化し、吸血鬼の王を浄化し…
生きて、帰るのですから。
この呪われた城から。
[>>167 目の前に広がる赤い結界に怯むことなく、 静かに騎士の言葉に答える。 光は小さな渦となって杖の上に広がり、伸ばした両手をそのまま、ヒューの居る方角に向けて力強く振り下ろした。]
(169) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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な……。
[何を馬鹿なことを。 そう言いたかった
自分の血だけでなく、身体を貫いたヘクターの血が服に付着している それが、服を染みとおって自分の身体につくような感触がして 気持ち悪い]
(170) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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――呪われし屍に、浄化の光を――
[聖属性の浄化魔法が、真っ直ぐにヒューを目指して発動される。]
(171) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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>>+35 もし尋ねることができたら訊いてみましょう?
[くつりと暗い冷笑を浮かべ、優しげな手つきでクラリッサの髪に触れようとする。]
うるわしい姫君。 あなたの美しさは、あの暴君を以ってして傾城に足るに相応しいようだ。
(+39) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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ぐああああああああ!!!!
[一面の闇の中、響き渡る絶叫 どんなに藻掻いたところで、ヘクターの腕の中から逃げることはかなわず。
首筋を食い破かれ、あたりの肉ごと食されているように、抉られた。 ヒトの温かい血潮が、飛沫をあげて勢い良く吹き出して ヘクターの顔を染めてゆく]
(172) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[あくまでも道を違えぬ修道士の声。 霧を裂く光は数多の銀の矢のごとく身体を刺し貫いた。]
── ク… ぁっ!
[身を灼く白熱の中で、呼ばう 愛する者の名。]
(173) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[ヒューの赤き結界が辺りを覆いつくすのがわかる。 対した聖杖にやどる、まばゆくあたたかい光。
今の己の眼には、眩しすぎるもの。]
――…要らねえんだよ。
[もう。 神の赦しなど。
ヒューに向けて、その聖杖が繰り出されるその瞬間]
(174) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[目が霞む]
[息が出来ないほど苦しい]
[痛い]
[熱い]
(175) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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私の悟った世界の真実は、世界を動かすものは善も悪も無い、精緻な機構だったということですよ。 その仕組みを、原理なり法則なり一部でも解き明かすことができたなら……!
[その眸に、一瞬だけかつての誠実な学徒であったころの純粋な知の憧れが戻り輝いた]
(+40) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[彼の陰から、ヒューを突き飛ばすようにして駆ける。 真っ直ぐに、ムパムピスの元へ。
その手から伸びる漆黒の鞭が、 彼のはだけた首筋めがけ、一閃された]
(176) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[いつか その腕の中に還ることを願って ]
(177) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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それを知ることができたなら――!
[切ないほどの熱情を込めて囁いた。]
(+41) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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尋ねて答えを得たなら――… その答えを貴方の口から聞きたいわ
[当人に其れを聞く勇気はないのか 冷笑浮かべるレオナルドにそんな事を言う。 伸ばされた手を避けることはなくはたりと瞬くのみ。 触れるは容易。 なれどそれが叶うは僅かの時間。 女の目覚めは刻一刻と近づく]
――…心にも無い事を
[賛辞にはじらうでもなく困ったような笑みを浮かべた]
(+42) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[師の怒ったような、困ったような、笑ったような姿が脳裏に蘇って]
[――ジェフリーの意識はそこで途絶えた**]
(178) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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ムパ吸っていいかなー うゆきさんいいかなー(きめつけるなwwww
というかヒューしぬなあああああああ ごめんねつきとばしたった;
(-87) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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/* 終わったー! いや、まだだけど!
(-88) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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貴方の知った世界の真実が まことの世界の真実や否や――…
解き明かす為の、時間を 貴方は、望む ?
[レオナルドに女は問う]
(+43) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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[目の前で、吸血鬼の身体が浄化の白に包まれていく。 成功した…ほっと息をつき、心の中で信じる神に祈りをささげた瞬間…ドナルドの姿が現れ、黒い鞭が首に向かい振り下ろされた>>176]
(179) 2012/05/04(Fri) 00時頃
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