17 吸血鬼の城
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[そして、また黒薔薇は他人が恍惚を得る姿を目の当たりにすることになる。
羨望と、嫉妬をもって……]
(0) 2010/06/24(Thu) 23時頃
|
|
[城主がベネットの首筋を噛むのを、ただ黙って見つめている。 そこで何が起きているのかを、彼は想像することしかできない。
それは、どんな痛みなのか。 それは、どんな恍惚なのか。 ただ力が抜けていくベネットの姿をじっと見つめ、痛みの先にあるものを、己の身体の内にある感覚全てで想像する。
……だが、まだ何かが足りない。]
(15) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
|
|
>>20 畏まりました。
[ぐったりと眠るベネットを両腕で抱き上げる。 鏡の間で着替えさせるというのも、城外に居る時分ならば面白い試みやもしれんと考えたが、さすがに此処ではまずい。
ベネットの身体を部屋に連れていき、服を見立ててサイドテーブルに置いた。]
おめでとうございます。 新しく旦那様の仲間となった心地はいかがでしょう?
[目を閉じたままのベネットに語りかけると、そのまま部屋を辞した。]
(22) 2010/06/25(Fri) 00時頃
|
|
−墓場−
[水がたっぷりと入った樽バケツを片手に持ち、執事は墓場にやってきた。そこは、眷属達が眠る場所。ヒトではない者達だけが眠ることを赦された場所。そして…]
……旦那様の孤独の象徴、だな。
[両腕の袖を肘まで捲り、墓石をひとつひとつ磨いてゆく。 真新しいもの、朽ちかけたもの、苔むしたもの……墓石の群れは、無言でありながらも、幾重にも積み重ねられた歴史を雄弁に語っている。
幾世代も前のもの故に、黒薔薇には解読できない文字が刻まれた墓石を磨き終わると、一旦休憩がてらポケットから煙草を取り出した。]
あー………ひっさしぶりの味だ。
[血液に煙草の成分が入ってはならないからという理由で数ヶ月禁煙していたのだが、何かの風の吹き回しでその禁を破ったのだった。]
(33) 2010/06/25(Fri) 00時頃
|
|
[眼鏡を外し、ネクタイを緩め、ぼんやりと空を眺める。 終わらぬ霧が広がる空に向けて、紫煙を思い切り吹き付けた。 勿論、そんなものは霧に届いたりはしないのだけれども。]
(36) 2010/06/25(Fri) 00時頃
|
|
/* えろぐ村ならここで一発抜いてるんですけど、さすがにそういう雰囲気じゃないっぽいので自重ー。
てか、右手首をがっつり傷つけた後、多分ひとりでやってる。白薔薇に全部つつぬけとか、そんなん知りませんw
なお、その模様はディレクターズ・カット版に収録予定。(※嘘です) */
(-22) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
|
|
−墓場−
……死は、救いなんかじゃァない。 ただ朽ちて終わる、それだけの話だ。
ヒトはいずれ死ぬ。 吸血鬼は生き続ける。 そもそも、時の流れが違う。
そーいや、先代のボスは言ってたなァ。 『不死の身体が欲しい』、って。 ……その3ヶ月後に、流行り病でぽっくり逝っちまったけど。
[煙の向こうにある墓石を見つめて、呟く。]
なあ……永遠に生きてンのと、どっかでくたばっちまうのと、どっちが幸せなんだろうな。
俺ら人間は、どっちかしか選べねえようなんだ。
(58) 2010/06/25(Fri) 01時頃
|
執事見習い ロビンは、鞘に納めた銀のナイフを、左手の指で弄っている。
2010/06/25(Fri) 01時頃
|
−墓場>>61−
[くわえ煙草のまま、声のする方へとゆっくり振り返る。 その声の通り、敬語という仮面を外した従者は雰囲気が違っていた。眼鏡も無く、腕には黒薔薇のタトゥーが刻まれているのがありありと分かる。
ひとつだけ違わないのは、全身を包み込むような、城の従者らしからぬ強烈な殺気。]
……あァ。 アンタか、「紳士」さん。
(64) 2010/06/25(Fri) 01時頃
|
|
−墓場−
物騒もクソもねえよ。 元よりこれが俺の素性さ。 ただ、ここの城にゃ似合わねえから使ってないだけの話だ。
……驚いたか? ま、アンタは敬語だとあっちの方が縮み上がるようだから、アンタに合わせて暫くこれで喋ってやるよ。
[笑みが消えた男の片目をじっと見る。]
ああ、ご名答。 俺は、「ブルーノ卿」の「息子」さ。 もちろん血を分けてない方のな。
[先代のボス、と彼が告げた者の名を出した。]
ちょっとした気まぐれって奴で、今此処にいるのさ。
(67) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
|
執事見習い ロビンは、小悪党 ドナルドに、「おひとつどうぞ」と、おどけた仕種で、煙草を差し出した。
2010/06/25(Fri) 01時半頃
|
−墓場>>73−
さっきも言ったろ? 俺は「ブルーノ卿の息子」であって、今のヨアヒムの豚野郎の息子じゃァねぇ。おまけにアホみたいな御家騒動まで勃発しやがってなァ……。
……って、まあいい。それは重要な話じゃあねえ。
まだ俺がファミリーにいたころ、偶然見ちまったのさ。この城で、吸血鬼がヒトの首噛んで血を吸う所を。
それが俺がここに来た理由だ。
(79) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
|
|
>>82 あいよ、どうぞ。 ……と言っても、腕全部に入ってるから、シャツまで脱がないと見せられないけど。
[そう言って、腰にかかった3つの剣を落とさぬよう慎重に動きつつ、窮屈なベストとドレスシャツを脱ぎ、上半身は袖の無いシャツ1枚の姿になった。
細身ながらも均整の取れた筋肉を晒して、入れ墨を観察させる。]
……ああ。理由ってのはちょっと違うな。 別に吸血鬼に憧れてた訳じゃあない。
彼らが持つ究極……『死に至る痛み』……そいつを知りたくてな。
(86) 2010/06/25(Fri) 02時頃
|
|
−墓場>>90− ああ。そうだ。 ヒトは殺すわ、ヒトは死ぬわで、何時だって大騒ぎさ。
……そうやって殺し合って生きてくうちに、いつしか俺は「死の瞬間」ってもんに興味を持つようになってな。
死ぬ程の痛みってのは何だ? 血が失われていく瞬間は?意識が途切れる瞬間は?肉が貫かれるってのは?……挙げたらキリが無いくらいに不思議で堪らないモンで渦巻いて来るんだ。
[従者は、ドナルドに入れ墨を触らせながら、熱を帯びた声色で話し続ける。]
そして……ある日、偶然、ここの窓辺で見たのさ。 「究極の死の形」をね。
(123) 2010/06/25(Fri) 04時頃
|
|
−墓場−
その瞬間は、とてもとても「美しい」ものだったさ。俺が齎す死なんざ、ただの作業にしか見えないくらいに。
[一歩、一歩、足を進める。]
薄れゆく血の気、痛みに堪えるような声、それでいて呼吸は熱く、浮かべるは恍惚の笑み……
「死」の瞬間をどのようなものだと想像しては頭がはち切れそうになる俺の頭から、吸血鬼が齎す「死」とはどういうものなのかが離れなくなったんだよ。
ああ、そうだ。 「痛み」は自分が生きている「証」だ。 皮膚に、神経に、粘膜に、刹那の痛みを得ることは、痛みを感じる肉体が今ここにあるということ……そしてそれは、俺にとっての究極の「生きている証」なんだ。
それのデカくてダメージが積み重なったモンが「死」だなんてことはまずありえない。
死には、もっとどうしようもない絶望感があるはずだ。逃げ出したくても逃げ切れぬ恐怖の対象であり、絶対的で、狂おしく、熱の帯びた瞬間……!
それが、「死」…… 己の命を弾き飛ばす、「生涯一度しか味わえない」瞬間なんだ……!
(125) 2010/06/25(Fri) 04時頃
|
|
−墓場 >>106−
ただの自分勝手なスピーチに、感謝される覚えは無いが……まあ、アンタが落ち着いたとかいうのは「この城の従者として」は至極幸甚だな。
[煙草の火を揉み消し、吸い殻をズボンのポケットの中にしまった。]
そうか。アンタは大切な人間とかいうものを、先に置いて行くことを選ぶクチか。俺は否定しねえよ。アンタの選択だ。
先にスパっと死んでも、嘆き悲しんだ後でグダグダ死んでも、利己的な人間は利己的なまんまだ。
だから、アンタは己の好きな道に行けばいいさ。
[死にたいと告げて晴れやかな表情になるドナルドを、不思議そうな目で見つめながら、片手を振って見送った。]
(127) 2010/06/25(Fri) 04時半頃
|
|
−墓場−
[男には、「孤独」というものの正体が分からない。家族といったらマフィアの「ファミリー」がそれに近かったかもしれないが、それを照らし合わせてもピンとこない。構成された理由や理屈が違うから、当たり前かもしれないが。]
「おいていく」……「置いて行く」。
[殺し合いの世界で生きる以上、家族のような『後ろ』を取られることはデメリットに近いせいか、彼はそれを得ようというイメージなど持ち合わせていなかったのだった。]
ああ……この墓標は、旦那様にとっての……
[服装を整え、眼鏡をかけ、いつもどおりの「黒薔薇の従者」の姿に戻った。 目の前に並ぶ墓標の全てが、城主の記憶に繋がっているのかもしれないと、彼は朧げに思ったのだった。]
[ほどなくして、樽バケツと雑巾を手にして、墓標を磨く作業に*戻った*]
(128) 2010/06/25(Fri) 04時半頃
|
|
――ど阿呆。
アンタこそ、チンピラに見せかけた、ただの人の良い兄ちゃんじゃねえか。
[霧の向こうに投げかけるように、男はぽつりと呟いた。 それが誰に向けられたものかは、神のみぞ知る――]
(148) 2010/06/25(Fri) 20時頃
|
執事見習い ロビンは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/06/25(Fri) 20時半頃
|
[白き薔薇に惹きつけられるように 黒き薔薇もまた同じ場所へと向かう。
永い永い命を得た薔薇と、ヒトのはかなき命を持つ薔薇は、今再びの邂逅を果たす……]
(180) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
執事見習い ロビンは、静謐というべき色の青の目で、城門を見つめている。
2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
―城門―
[「黒薔薇」と呼ばれる従者が立った場所は、トーニャを中央に置いて「白薔薇」と対峙する地点。]
ごきげんよう――…白薔薇。 私は貴方に久しく会っていなかった心地が致しますよ。
[「ネズミ」と呼ばれる娘の背後から、淡々とした声で告げた。]
(186) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
|
[黒薔薇は、紅色の月を背にして、口角を上げた。]
くっ……… くくく……… ふ、………
[口角を上げるだけは抑えきれなかったのか、男の口がゆっくりと開いてゆく。]
ははは………!
今日ほど愉快な宵は無いよ、白薔薇……
いや――…セシル=フロレスク。
……っはっはっはっはっはっはっはっは!!!
(197) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
執事見習い ロビンは、腹を右手で抱え、ゲラゲラと笑っている。
2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
――…ひどく愉快だ。
嗚呼、ひどく愉快だ。
今日、はじめて、 私は君への嫉妬やわだかまりの全てから解放されたのだ!!
なあ、素晴らしい記念日だとは思わないか? ――フロレスクの名を持つ、祓魔の血を引く男よ!
(198) 2010/06/25(Fri) 23時頃
|
|
>>202 [頬に手袋が当たる。 だが、男はそれを気に留めることなく――否。より深い愉悦の色に染まった笑みを浮かべた。]
教えてやろうか、「我が愛しの」白薔薇よ。
――…お前は、何もかもを恐れたんだ。
ヒト故の、「死」の恐怖を。 眷属故の、「永遠の生」がもたらす恐怖を。 そして全てを放棄し、魂を宙に浮かせたまま、お前は全てから「逃げ出した」。
惨めだな。 そして、堪らなく無様だな。
――フロレスク。
(206) 2010/06/25(Fri) 23時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る