人狼議事


184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling

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視点:


【人】 詩人 ユリシーズ

[ひとしきり散策して、帰路へついたのは既に陽が落ちた後だった。

途中、馴染みの書店に寄り、一冊だけ、本を買った。
子供の頃よく読んでいた冒険物語の外伝で、少年だった主人公はいつしか中年になって――という、かつて少年だった、いまは中年の読者に向けた作品だ。歩きながらちらりと頁をめくったが、冒頭から中年の悲哀に満ち溢れていて、思わず苦笑いが漏れる。

ふと、知った顔が視界に入ったような気がして、立ち止まり振り返った。
金髪の女と、黒髪の男が並んで歩いている。軽く首を傾げて、しかし再び、歩みを進め。]

 ―――

[どこかで遠吠えが、聞こえた。]

(0) 2014/07/09(Wed) 01時半頃

【独】 詩人 ユリシーズ

/*
自投票ないのか、残念

(-0) 2014/07/09(Wed) 01時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/09(Wed) 02時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

[翌日。街は朝から騒がしかった。

世捨て人が、死んだ。
路地の奥で、喉笛を噛み切られ、全身を『喰われた』姿で発見された。]

『人狼』

      『人狼が出た』

[噂が、街を駆け巡る。
散歩に出ようと階下へ降りたところで、エリオット氏は異様な空気に気がついた。
通りを掃いていた喫茶の給仕を捕まえて事の次第を知り、些か、蒼ざめた。]

 ――あいつ。

[世捨て人を引き摺っていった、刺青の男。
やりかねない。しかし、『喰われた』とは――。

それが比喩でもなんでもない表現だとは、さしものエリオット氏も、この時は想像だにしていなかった。]

(1) 2014/07/09(Wed) 03時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

―於:大通り―

[目抜き通りでは号外も配られていた。
出版社というものは、本当に噂に飛びつくのが早い。
ごった返す野次馬、その中に、見知った顔を見つけた。
その人物はエリオット氏を見つけるなり駆け寄ってきた。]

『どういう事だ、ユリシーズ。
 キミの書いた狼の話が、現実になっちまったぞ!』

[編集者は興奮していた。仕事上の秘密の保護を忘れるほどに。]

(2) 2014/07/09(Wed) 03時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[故あって掲載を遅らせていた伝説の人喰い狼の話。原稿は既に彼の手に渡っている。校正も殆ど済んでいた。

『黒き狼マチルダ』の伝説は、実はその大半がエリオット氏による創作だ。

そう、『ファンタジア』誌からの依頼は、短期連載の小説だったのだ。しかし編集者の提案によって、この連載は各地に伝わる妖怪伝説をまとめたコラム、という体で始まることになった。エリオット氏の評論的な文体から思いついた施策であった。

エリオット氏は、とある地方に実際に伝わる人狼伝説を元に作品を書き上げた。
満月の晩に人を喰らうという人狼。昼は人の姿で人として暮らし、夜になるとその本性を剥き出しにして人間を襲う。

物語は、路地裏で雌狼マチルダが若い男を喰らう場面で始まっていた。]

(3) 2014/07/09(Wed) 03時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

 ちょっと、そんな話、ここで

[エリオット氏は困惑して辺りを見回した。
幸い、さほど大声ではなかったが、誰かに聞かれはしなかったかと不安になった。

平和な街で起こった殺人事件。あらぬ疑いをかけられるのは御免だ。何しろエリオット氏は一昨日の晩も、昨日の昼にも死んだ男に会っている。もっとも、それ以上に怪しい人物を、彼は知っているのだが。]

 偶然に決まっているでしょう、そんなもの。
 それに――

[昨日のことを編集者に話そうとして、はっとして口を噤んだ。
もし、本当にあの男が殺人鬼だったら?被害者を連れ去るところを目撃した人間を、どうするだろうか?]

 ……い、いや。なんでもありません。

[消え入るような声で絞り出し、エリオット氏は俯いた。編集者は怪訝な顔で彼を見る。

その事件を目撃したのは、彼だけではなかった。彼が花売りの娘について思い出し、その身を案じるには、この最初の動揺が過ぎ去るまで、いま暫くの時間を要するのだった。]

(4) 2014/07/09(Wed) 03時半頃

【独】 詩人 ユリシーズ

/*
詰まったら4割GOの原則。

(-1) 2014/07/09(Wed) 03時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/09(Wed) 03時半頃


【独】 詩人 ユリシーズ

/*
はい、お察しの通り、いま思いつきました。

(-2) 2014/07/09(Wed) 03時半頃

【独】 詩人 ユリシーズ

/*
明後日は朝からたぶん殆ど思考する時間ないから、なんかするなら今日かな。

ていうか寝よう。

(-3) 2014/07/09(Wed) 04時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/09(Wed) 13時頃


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/09(Wed) 20時半頃


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/09(Wed) 22時半頃


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/09(Wed) 23時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

―朝、於:大通り―

 と、ともかく、私は関係ありませんから。
 ただの偶然です、偶然一致しただけ……

[それはほとんど、自分に言い聞かせるようだった。
しかし、エリオット氏はそこではたと気がついた。]

 え?あ、ちょっと…ちょっと待ってくださいよ。
 もしかして、再来月の、って

[一層声を落とし、編集者ににじり寄る。
背の低い彼に、腰を折り顔を近づけた。見据えられて、編集者の目が泳ぐ。

『ああ、それね。編集長とはまだ話していないんだけどね』

[編集者は、エリオット氏と目線を合わせようとはしない。
とぼけた顔で、彼は続けた。]

(83) 2014/07/10(Thu) 00時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

『正直さ、こんなことになっちゃ、載せられないよね、あれね。一応、ここまでの二つ、評判いいからさ。あと十回、同じ方向性でさ、ね?』

[エリオット氏の顔色がさっと蒼ざめた。それから赤くなり、やがて色を失う。
編集者は一歩後ずさった。両手でエリオット氏を制止するように。抑えのポーズを取る。]

『いやまあ、うん、編集長も、多分打ち切りとは、言わないから。ボクら、キミを買ってるしさあ、いけるよね?いけるって。大丈b』

(84) 2014/07/10(Thu) 00時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

 ふ……ふざけんなあああッ!!!

[エリオット氏は怒りの叫びをあげて、編集者の胸ぐらを掴む。
泡を食う編集者に罵声を浴びせながら、拳を固め、思い切り降り下ろ……


……したりは、しなかった。

沸騰する気持ちとは裏腹に、彼の口から出てきたのは、こんな言葉だった。]

(85) 2014/07/10(Thu) 00時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ



 ですよねえ…………。

 

(86) 2014/07/10(Thu) 00時半頃

ユリシーズは、これ以上ないほどに深く、溜息をついた。

2014/07/10(Thu) 00時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

 はい?

[エリオット氏は顔を上げた。
社に戻る編集者と入れ違いにやって来たのは、]

 ………あ。

[それは紛れもなく、昨日の黒い蝶であった。]

(99) 2014/07/10(Thu) 09時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 あー…ええと、聞こえてしまいましたかね、今の。

[ばつが悪そうに、エリオット氏は頭を掻いた。
しかし、この人混みの中で話してしまうわけにはいかない。
ほぼ掲載は絶望的とはいえ、未発表の作品に関わることなのだ。]

 ええ、そうですね。伝承――そう、伝承です。

[エリオット氏は一度辺りを見回して、黒髪の女にやや顔を近づけ、囁いた。]

 ……ここじゃ何なんで、広場にでも、行きませんか。

(100) 2014/07/10(Thu) 09時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/10(Thu) 09時半頃


【独】 詩人 ユリシーズ

/*
toフランシスカ

やや確定ロール(相手の動きや気持ちについて決定してしまう表現)に近い表現が見受けられますので、「相手の行動に関する示唆をしない」ように書くとスムーズですよ。

『こうすれば大体の男は虜に』『さぞかし興味深いであろう』などです。前者は削除、後者はフランシスカは各地の伝説に詳しい、という表現に置き換えると良いかな、と思いました。

なお、ヘクター・サイモンとの場面で、視線の件で確定ロールを仕掛けていましたが、ヨーランダの切り返しが上手だったと思います(しばらく視線は動かさなかった、のアクション)。私はどちらかと言うと該当部分に触れない対応を取ります。

回避可能なので、受け取る側にもよるのですが、「行動を規制された」と受け取られてトラブルに発展する場合がありますのでお気をつけて。

不慣れ、との申告がありましたし、私が発見しただけで二回目だったのでおそらく無意識に書いているのかな、と思いましたので、老婆心ながらご提案申し上げます。

(-29) 2014/07/10(Thu) 10時頃

【独】 詩人 ユリシーズ

/*
『こうすれば〜』は、「ユリシーズが虜になる」を示唆するのではなく「フランシスカはユリシーズを誘惑するつもりで、思い切り妖艶な笑みをつくってみせた」というような、あくまで『フランシスカの行動』としての描写にするといいかな、と思います。

(-30) 2014/07/10(Thu) 10時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

―於:噴水広場―

[昨日と同じ、噴水から少し離れた場所にある、木目のベンチへと踊り子を案内する。]

 座りましょうか。

[促して、先にベンチに掛けた。右側に広く間を取り、どうぞ、と手で示す。
エリオット氏は自分の膝の上に肘をつき、両手を組み合わせた。視界が地面に近づく。]

 私は、エリオットと言います。
 とある雑誌で、まあ、コラムだとか、
 ……そういうものを、書いているんですけど

[踊り子を振り返る形で首を回し、筆名を告げてすぐに視線ごと地面に戻した。この場合、『詩を書いています』とは、とても言えなかった。]

 ご存知でしょう、昨夜の事件。
 良く似た場面を書いてしまったんですよ、私。
 おかげで、没になりそうなんですけどね……。

[項垂れ、溜息。]

(101) 2014/07/10(Thu) 12時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/10(Thu) 12時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

 いやあ、私のは、あくまでフィクションですから。

[エリオット氏は力なく笑う。
取材の過程で、頑なに伝説を信じる年寄りには、幾人か出会った。
しかし、伝説は伝説。ただの御伽噺だ。]

 犬の流行病に乗じた殺人事件、ってのはありましたね。
 病で凶暴化した犬の仕業に見せかけたやつ。
 まあ、「喰われた跡」っていうのが本当なら、野犬か何か、なのでは?

[体を起こして、反対に背もたれに寄りかかるようにして、組み合わせた手をそのまま頭上に伸ばした。

そうしながら、踊り子――フランシスカの横顔を覗き見る。褐色の肌に流れる黒髪が美しい。翅を休める蝶のごとく、呼吸とともにかすかに揺れる胸元――からは、急いで目を逸らした。]

(156) 2014/07/10(Thu) 23時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/10(Thu) 23時半頃


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/10(Thu) 23時半頃


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/10(Thu) 23時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

 ただ――、

[組み合わせていた両手を離して、掌を青空にかざす。
暫く見つめ、逡巡し、意を決した。
手を腿にぱたりと落として、小さな溜息とともに正面を見据える。
それから肩を竦めつつ、フランシスカを見た。]

 聞く限り、状況があまりに似ている。
 お前が自分の小説の通りにしたのだ、と言われたら……。

(164) 2014/07/11(Fri) 00時頃

【人】 詩人 ユリシーズ



 否定は、できませんね。

 

(165) 2014/07/11(Fri) 00時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/11(Fri) 00時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

 ちょっ、ま…………

[フランシスカの突然の行動に、エリオット氏は思わず手で顔を覆った。]

 ………?

[その指の隙間から、奇妙な紋章が映る。
大きく瞬きをして、そっと手を除け、思わずその刺青をじっと、見つめた。]

 聖別、……というのは?

[食い入るように見つめていたことに気がつき、慌ててフランシスカの顔を見上た。視界の中心に捉えた黒曜の瞳にまた遣り場を失くし、困り果てたエリオット氏は飛び退くように立ち上がり、一歩、後ずさった。]

(190) 2014/07/11(Fri) 01時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2014/07/11(Fri) 01時頃


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