276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[寮に残った理由に相槌を打った後、伸ばした手を頭に乗せて緩やかに撫でれば返る抗議 目を細め、微笑ましげに見つめて。]
子供でいられるのは、幸せなことなんだよ。
[けれどそれは彼の望むことではないだろうから 「ごめんね」と謝罪を続け、その髪を整えてから手を離す。]
得意な分野を伸ばすのは良い選択だ。 でも、苦手な方も程々にはしておこうね。 それで、ロビン君は何処かに行くところだった?一緒に行ってもいいかな。
[先程の返事を拾いつつ、ふと問い掛ける ここで自分と立ち話を続けるのは本意ではあるまい。 彼に目的があり、拒まないのなら着いていくだろうが、そうでなければ向かうのは談話室か食堂辺り。]*
(106) 2018/05/17(Thu) 22時半頃
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[思ったとおり、彼>>109と自分の考えは重ならない。 それでいいんだ。何も言わずに頷いた。 意思表示を受け話はそこで終わり、 こちらの問いを始めに次のことへと移り変わる。]
丁度良かった、僕もそうしたいと思っていたんだ。
あと、ラルフ君がタルトを置いて行ってくれたんだよ まだ談話室にあるかな、気が向いたら食べるといい。
[外した視線が落としたままだった本を捉える 拾い上げて、彼を促し食堂を目指して歩き出した。
栞の魚は跳ね主張することもなく 持ち主に忘れられたまま、密やかに床の上。]*
(114) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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[ロビンと連れ合って歩けば、 同じように二人でやって来る姿を見つける。]
君が屋内にいると違和感があるよね。
[モリスがロビンに声を掛ければ、自分が顔を向けるのはもう一方>>134 口を開けば真っ先に飛び出したのはそんな一言 冗談でしかないことは、声色と穏やかな表情から知れるだろう。]
ところでヴェリー……程々にしてくれると嬉しいな。 うちのメンバーが今回ばかりは、ね。
[乾いた笑いで言い淀む生徒会長が何を言いたいのかは ……当事者なら想像はつく筈だ。 あまり怒りたくないのだ、特に、彼は。]*
(137) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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/* フェルゼどこ行くのかと思ってたけど両思いかー!?
(-88) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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うん、申し訳ないんだけどさ 君の活動は、クラブのものじゃないから……。
[庇い切れないこともある。 個としての気持ちは呑み込み、向けるのは生徒会長としての言葉だけ。 決して愚かな人じゃない、今回も自覚があるようだ>>153 だからこんな話はこれで終わりにするつもりでいたのに。
気づけば、近くなった距離>>157 二次性徴をとうに迎えたハイティーンの声が囁きとなる。 ──与えられたのは、心臓が止まるような心地。]
(168) 2018/05/18(Fri) 01時頃
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……いいんだ
[視線が彷徨い、足元に落ちる。
傍には香りだけが残された。 染みつくそれをよく知って それを好いてすらいた筈で、 どうしてだろう。今夜はそれだけじゃなく──]
あ、ああ、分かったよ。 僕のことは気にせず、急がずにね。 [後輩に呼び掛けられ>>151、思考が途切れる。 多少の不自然さを持っても、いつもの自分として見送った。]
(169) 2018/05/18(Fri) 01時頃
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終わってないけれど、あと少しだから。 残りは明日にするつもり。
[深呼吸を一往復。僕を取り戻す。 心配してくれているらしいモリス>>156に返す様子は ハードワーカーの癖に呑気そう なんて見えていたらいいなという願望。
そういう判断だってすることはある。 可愛い後輩の相手を優先するべきだと、教えられたことを思い出した。]
(172) 2018/05/18(Fri) 01時頃
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君が謝ることじゃないさ それで、ヴェリーとシャワーに入るかい? [じとりと目を向けられた当人は飄々としたもの>>161 おまけに、冗談めかす言の葉一つ。 反省していることは理解しているが、居合わせた下級生が謝る始末である>>167 ヴェルツの複数人に向ける冗談を彼一人に受け流したのは、 気にしていないと、深刻なことではないと伝える代わりのつもりだったけれど。 当人からすれば迷惑なことかもしれない。]*
(173) 2018/05/18(Fri) 01時頃
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君は大人だなぁ。
[モリスにはあっさり流されてしまった むしろ元凶のほうが反応が大きかった>>185 流石に一年にそんな冗談を受け流さない。 まだ日が浅い子ならもっと違う様子が見れたかもしれないが。]
いや……、何処にも。 ただ、ロビン君が食堂に行くというから。 此処なら人がいそうで丁度いいかなって、それだけ。
[モリスが何を思ったかは知らず、 聞かれたこと>>187には正直に返すのみだ。 誰かのいる場所に行きたい、それは自分の行動理由にはよくあること。]
(188) 2018/05/18(Fri) 01時半頃
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/* つーかモリス赤なん? ヴェリーはあれを村人でやってもおかしくない人だから分からんけどそれっぽい雰囲気はどっかで見た。 場合によっては赤二人と会っていた可能性。
(-101) 2018/05/18(Fri) 01時半頃
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こんな日に風に当たるのは、きっと気持ちが良いね。
[二人はそれぞれ、別の目的で歩いてゆく。
自分が動かずに見送る形になったのは、帰ってもいいというロビンを待とうというわけでもなく。
薔薇の香りと、足を動かす前のヴェルツの様子が>>189 この場所に自分を縫い止めた。]
(192) 2018/05/18(Fri) 01時半頃
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[あの日中庭でヴェルツに近寄っていったのは
本当に綺麗なものを、美しい花を育む彼を 偽物の自分に関心を向けさせようとしていたのだ。 望んだ癖に、何故だろう。 あの夜のような瞳を向けられると、微笑みを見ると ──上手く息が出来なくなるようだ。
掴めない言葉の穴埋めに真っ先に悪い想像をしたのは 事実、自分は誰にも好かれない存在だと分かっているからなのだろう。]
(193) 2018/05/18(Fri) 01時半頃
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[穴埋め問題の答えを 微笑の奥にある感情を、聞けたことは無い。 きっと、これからもずっとそう。 フェルゼとの夜も忘れたふりをしながら、 彼の抱えた何かに手を伸ばすことも無い。
それは彼ら二人の問題じゃなく、 自分は偽って生きている癖に 他人のことだけ知ろうとするのが間違いだからだ。 どうせどこに行っても同じで、 変わることが出来ないのならいっそ────
花香が齎す身体の深くの感覚が そんなことすらも浮かばせてしまう。 水底に沈む汚泥のような、本当の望みを。]
(195) 2018/05/18(Fri) 02時頃
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……あれ?
[何気なく手にしたままの本を胸の前に 背表紙に視線を這わせた時 栞に付けられた銀色のリボンが覗いていないと気づく。
頁を捲っていけばやはりどこにも無い どうも何処かで落としたらしい。 別に特別な思い入れがあるわけでもない、普通の栞だけれど。 自分の持ち物を失くして気にならない筈もない それに、神経質な副会長にまた呆れられる。
参ったなと頭を掻きながら歩き出した。 廊下だろうとは検討をつけ、ここまでの道筋を辿るように。]**
(196) 2018/05/18(Fri) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/18(Fri) 02時頃
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/* もしかして謝られたのって振られたのか? 大丈夫、俺干物になるから。
(-105) 2018/05/18(Fri) 02時頃
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/* ご、ごめんねロビン 俺面白いことも言えないし縁故に発展も無かったから、じっと待ってまで拘束し続けるのは気が引けてしまった。
(-122) 2018/05/18(Fri) 10時半頃
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/* 三年生家に帰らなさすぎ問題
(-144) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
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/* ヴェリーのロルはなんか常にえっちだね。 何もしてないのにね。 すみませんね灰でいきなりセクハラして。
(-145) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
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── 少し前 ──
モリス君は本当に優しいなぁ。
[口元に手をやり、おかしそうに小さく笑う。 ちくりと棘を残す癖に>>204 机が親友の先輩をこんな風に誘ってくれる。 耳触りの良い言葉ばかり吐いて何もしない生徒会長より よっぽど出来た子じゃないか。]
じゃあ、その時君がいたら。
[短い返事は、いつになったとして行くという意味で 誘いに乗ったということ。]*
(255) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
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── 現在 ──
[時折立ち止まり、四方に視線を巡らせて 小さなものだからと暗がりまで探し。 歩いたのはどれ程か、やがて随分と大きな落とし物を見つけた。 数度瞬きを繰り返し、すぐには声を掛けなかった そんな自分に壁に身体を預ける彼>>213は 気づいたか、そうではないか。 どちらであれ隣に並ぶように同じ体勢になって。]
ケヴィン、どうしたんだい。
[横顔を眺めるように視線を向け、そこで口を開く。 場所のせいか、彼とは似ない容姿の後輩との件を思い出す 何かあったのだろうかと、声は心配げなもの。]*
(256) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/18(Fri) 21時頃
イアンは、フェルゼの髪色のようなリボンの栞は今は後回し
2018/05/18(Fri) 21時頃
イアンは、ユージンは何処に行ったのか、少し気になった
2018/05/18(Fri) 21時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/18(Fri) 21時頃
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── いつか、二人で ──
やあ、やっぱりいたね。
[あれは何度目の休暇だったか すっかり静かになった寮の廊下で 偶然ケヴィンに鉢合わせたことがある。 その時にはもう、聞かずとも彼がいると確信していて けれど理由は何も知らないでいた もう一人、いつも残る生徒はきっと中庭に。]
(258) 2018/05/18(Fri) 21時頃
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調理室に行くところかな? 途中まで一緒にいてもいい? 今日はどんなパンを作るんだい 君以外の分は、あるのかな。 うん、そう。食べたいなって。
[彼が返してくれる度、また質問をする 短い間隔のキャッチボールはいつものこと。 言葉少ない相手とのコミュニケーションに選んだやり方は 投げられる側にとっては鬱陶しいものだったかもしれない。]
(259) 2018/05/18(Fri) 21時頃
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君がいるから、寂しくないな。
[ボールが尽きて、少しの沈黙が流れた後 ふっと笑って呟いた。 同じ学年の、いつも残る三人の内の一人。 自分なりに考えて、関わろうとするのは 友好的感情と、勝手な親近感があったから。
色んなことを問い掛け、勝手に話して けれど理由を口にしたことも、聞いたこともない。]*
(260) 2018/05/18(Fri) 21時頃
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── いつかの生徒会室 ──
[親近感を覚える相手がいる一方、自分より上だと認識した対象もある。 こちらの申し出を断った彼が>>120踵を返し、数分後のこと>>121 可愛い後輩にろくに返事もせず、 目を丸くしてまじまじと見てしまったものだ。]
……ははっ、参ったな。 君の言うとおりだ、これでは
[どちらが先輩だか分かったものではない その物言いもそう、颯爽と共犯を結ばれたこともそう。 おかしくて、おかしくて。笑っていれば怪訝に思われたかな? 時には正答が最良とは限らない。 小さな共犯者を眺めながら珈琲を流し込み、そう考えていた。]*
(262) 2018/05/18(Fri) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/18(Fri) 21時頃
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/* なんか自分の喉が大変だからみたいな言い方だな ちゃうねん、オスカーとケヴィンの喉のことやねん。
(-151) 2018/05/18(Fri) 22時頃
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/* ここ妖精だと思ってるんだけど ケヴィンもモリスも狼あるのかな
(-154) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
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寂しい……?
[相手の言葉を繰り返し、また瞬きが早くなる なら、こんなところに居ずに誰かを探せばいいのに 自分の尺度でものを考え、不思議だと思った。
パンを抱く姿>>295を肩が触れそうな距離から、じっと見つめる。 語られない心の内を知る術が無いから、いつも引き出そうとするのだ。]
(301) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
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ケヴィンも冗談を言うんだね ああ、なるほど。 確かに、建物の中までよく届くものだよね。
休むなら部屋とか、談話室にしたほうがいいんじゃないかな? それに気分が悪いなら誰かと一緒にいるのがいいよ。 [二つ目の理由には>>296納得を示し、肩を竦める。 どうするのか決めるのは彼なのだが、心配なので提案はさせてもらおう。 此処にいると特に強くなっている気がするのは きっと開けた窓が近いからなのだろう。 ……しかし、こんなに香りを感じることはあっただろうか。 自分は特別鼻が利く人間ではない。 でも、]
(302) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
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でも、……いい匂いなのになぁ。
[外れた視線は虚ろに宙を眺めて ぽつり呟けば、乾いた自分の唇を指でなぞり。]
……ところで、この辺りで落とし物を見なかった?
[もう一度彼を見れば、今度は自分の為の質問をする。]*
(303) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
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/* 皆ヨーランダにノータッチだな ヨーランダに触れるための喉がないんだろうな。
(-156) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
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