204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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―夜・3F― [拒みきれぬことを知って。 剥がれ落ちかけた保護者の仮面と、纏わりついたままのそれを巧妙に使い分け唇と歯を滑らせる。
牙を突き立てるよりも稚い触れ合い。 頬に、額に、喉に。 触れた熱はとうに今までの互いの関係を越えてしまっているのに、噛み痕を残してさえ、皮膚の真下に巡る血管はおろか、必要以上に傷つけぬよう慈しんでいることだけははっきりと分かるよう。
とくとくと脈打つ首筋と、手首にやんわりと歯を立てて、ゆっくりと笑う。
これが己の浅ましさであり、衝動を誤魔化すすべだと。
もしかしたら泣き出しそうな表情だったのかもしれない。 けれどそれを可哀想で大事にしたいと思いこそすれ、手離す選択はなかった。
熱さを伝えながら、プリシラが望んで突き放せば簡単に遠ざけてしまえるような力で。 拒まれて指を噛まれた唇に復讐するように、唇を食む。
夜は、ただ更けていく――。]
(4) 2014/11/21(Fri) 21時頃
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[いやだ、と抗う声と、涙を湛えた眼差しを目の当たりにしても心が痛むことはない。
男本人が思うよりもずっと深くプリシラの心が向けられていることを知らぬまま>>17、噛みしめられた唇に口づけた。 するりと口腔に舌を差しいれ、貪るように舌を吸い上げる。
皮膚よりも熱い口内に、見えぬ牙が小さく疼いたけれど。口づける心地よさでそれを紛らわせる。]
悪ぃ、気散らそうと思ったんだが。
[プリシラの手のひらを拾い上げ、指を絡める。 口づけよりも、もっと顕著に心の距離を表す部位。 それに拒絶されなければ、乱した衣服の下を暴くことへの罪悪感などない。]
(20) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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もっと触りたい。
[この牙も爪もけっしてお前を傷つけるものではないから。 薄く残した歯形の痕を、かり、と爪で引っ掻く。]
(24) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[傭兵時代、衝動と肉欲の発散は当たり前のように連れの同族に教わった。 抱く方も抱かれる方も。 養い子になんてことを吹き込むのかと眉を顰められたことがないわけではなかったが、今にして思えば同族であるがゆえに禁忌を知っているからこそ、気をつけるべきことを弁えていたように思う。
寂しい気持ちを抱くことなく、人と抱きあう心地よさに臆病にならずにすんだ。]
(25) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[全く同じようにプリシラを扱うことが出来なかったのは、泣いているやせっぽっちの子どもの印象がずっと尾を引いていたからだ。
自覚しながら知らぬふりを続けたかった欲望は、容易く堰を切って溢れ出して、明確な形を成そうとしている。 気がついた時には、やせっぽっちの子どもでなくなった養い子を目の前に置いて。]
(28) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[指を絡ませて、口づけを深くする。
もっと怖がってくれたら。 もっと嫌がってくれたら。
止める理由を探しながら、そうならないこと願っている。
もっと、受け入れて欲しいと。
本当は願っている。]
(32) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[握り返される指を>>39そっと解いて。
柔らかな愛咬を繰り返しながら、衣服を肌蹴ていく。
既に一度熱を吐き出したばかりの体が、再び精の兆しを見せるまで執拗に熱を高めさせ。 絡めた手のひらが濡れそぼり、粘着質な音を立てたのを聞いて手を離す。
他人に追い上げられる感覚は、己で欲求を慰める感覚とは大きく異なっていただろう。]
(46) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[とろりと指の間を糸引くように零れた体液とともに、男は自身の昂ぶりとプリシラのそれを手で包み込む。
少しでも強張った表情を浮かべられれば、僅かに苦い笑みを刷いた。]
んな顔すんなって。
[どうしようもなく言い訳出来ない段階まで体を繋げることはしない。 そう言い聞かせて、手で二人分の熱を煽っていく。]
(48) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[肌に歯を滑らせて、プリシラへも促すように男の指や肩を噛ませる。 過ぎる強さで歯を立てられた時には、咎めるようにプリシラの肌へも強めに歯を立て。
傷つけないだけの力を覚えこませるように、互いの肌を味わう。
ぐちゃりと濡れた音よりも、獣じみた吐息や噛みしめた唇の隙間から零れる声、耳の奥でどくどくと響く血潮の音がうるさくなってきた時。]
…くっ、
[ぐる、と喉を鳴らすよう、腹の奥から腰へと熱が走って、そのまま欲望を爆ぜさせた。]
(51) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[その瞬間だけ一際大きく背を揺らし。
プリシラの瞳の端に滲んだ雫を舐めあげて、同じように手を濡らした二人分の精をべろりと舐めた。]
すすんで飲むモンじゃねえな。
[口にした白濁へ顔をしかめて、そんな感想を零しながら片手に纏わりつく雫は瞬く間に舌に舐めとられた。]
(54) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[口直し、と階下から失敬した酒瓶を傾けながらプリシラの頭を撫でる。
珍しく言葉を探すように逡巡した様子を見せた。]
あー…、いきなりだったとか、唐突だったとか。すまねえ。
[性欲の発散が衝動の気晴らしになるだとか。本能や欲望のコントロール手段だとか。 そんな単語だけをもごもごと口で転がして、やがてそれだけ言っても意味のないことに気がついた。]
(60) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[一度熱を吐き出せば妙に頭が冷えるのは性としてどうしようもなく。 その居たたまれなさにプリシラが煩悶しているのかもしれないと思えば、何かしらは言わねばなるまいと思う。]
やり方や、突飛さはさすがに自分でも呆れてるから、…怒っていいぞ。
[男よりもいくらか柔らかいプリシラの髪を梳いて、それだけは目線を合わせて告げる。]
怒っていいから一つだけ、覚えておいてくれ。
(62) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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人としても狼だとしても。お前のことは大事にしときたいんだよ。
[行為の最中は煽られるだけだった涙が、今は流れないといい、と。 思って髪や頬を撫でるものの。
さすがにこれ以上同じ寝台で眠ることは今夜ばかりは嫌がられてしまうだろう、と嘆息する。**]
(63) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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―昨夜― [拒まれるかと思われた男の存在を養い子が受け入れる。>>106 そのことに驚きとともに得た喜びを言い表す言葉は多分ない。
プリシラから触れさせた唇も、強請られた深い口づけも、欲しがる分だけ、欲しがる以上に与えたかった。]
(169) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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[衝動を誤魔化す手段を覚えても、そこに伴う人間の感情が無くなったわけではない。 受け入れられて、嬉しく思わないわけがないのだと。
伝えてやりたいけれど、それを言葉の形にすれば幼い狼を縛るような気がして――躊躇われた。
眠りに落ちるまで、求められるままに口づけを繰り返す。
プリシラは知らないままだ。 きっと無様な大人からこんなにも衝動を向けられていることに。
それを気付かせぬだけの手段を覚えたことを安堵しつつ、残念に思うのは我儘だと言い聞かせ。
眠るプリシラの髪に優しいばかりの口づけを落とす。]
お前が大事だよ。
[男自身の衝動からも守りたいほどに。*]
(170) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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― ―
[どこかで獣の遠吠えが聞こえる。 まるで慟哭のように、もの悲しく感情の制御を忘れてしまった鳴き声。
遠い祖先が獣の血の中に置き去りにした何かは、同族と触れ合えばまるで共鳴するかのように形のない予感めいたものを知らせてくる。
憤り、嘆き、困惑。 おびただしいほどの感情の渦が獣の喉から迸る。]
(171) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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[意識はそこで、浮上した。]
(172) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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―夜明け・3F― [嫌な予感を抱く寝覚めならば幾度も経験した。 けれど、無意識に感じ取るのはそれらの比ではなく。 ただ、良からぬ予感しか伝えない。
しんと静かな雪の世界が建物の中まで浸食したように冷え切っている。 足元から、心臓まで凍えさせそうな寒々しさの中を、色濃い血臭が漂う。]
(175) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[警戒もあらわにプリシラを揺り起こし、男一人で階下へ降りるのならば、けっして扉を開けぬよう言い含め。 プリシラがついてくるつもりならば、絶対に離れるなとだけ言った。
扉を開ければ、血の匂いはより濃厚に。 そして、それ以上に死の匂いが甘く香った。]
(176) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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―2F居間― [目を合わせるなり、御大層な挨拶だ。>>178 抱えた遺骸の有様は既にどのような死にざまだったかさえ分からない。]
取らねえよ。 それは…俺の欲しいものじゃねえ。
[その意味では男は目の前で唸る仔狼の敵となることはない。]
(182) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[フィリップの抱えた「モノ」の元の連れを見つければ>>180すぐさまそちらへと視線を投げる。]
何があった。
[短く、問う。]
(184) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[殺したのはフィリップではない。>>189 同行者の死に蒼白になりながらも、ようよう言葉を紡ぎだすフランシスの言葉に偽りは微塵も感じ取れなかった。
殺された、と紡ぐ声を補うように横から途切れがちな声も。>>191]
ノックスが…
[衝撃がなかったわけではない。 だけど。
おそらくは、ディーンを喰らったであろう、ニコラの何も変わらぬ微笑みを思い浮かべれば、それは何故かひどく得心のいくことで。
信じたくない、と聞きたくないと叫ぶ声はあるのに。]
(193) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[違う。 信じたくないと、聞きたくないと思いながら。 ノックスの連れが歪んでいることをうっすらと感じとりながら。
幼馴染がそうであって欲しくない。その存念だけで目を逸らしたのだ。]
(194) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[獣の慟哭が響く。>>188]
人間でも獣でも苦しいんだよ、この馬鹿。
[思わず、言うはずのなかった言葉が唇の端から落ちた。]
好きな奴が、…大事な奴がいなくなったら人間だろうが獣だろうが死にそうに痛いし辛いんだよ。 だからって獣みたいに行儀悪くすんのが当然とか思ってんじゃねえ。
[痛みを呼び起こす叫び声に眉を寄せた。>>192]
食ったって…一緒にいられるなんてのは錯覚だ。他の食いもんと同じだ。血肉を分けて永遠に、なんていられねえんだよ。
(197) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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大事に思ってるお前さんが、貶めるようなマネはすんな。
[責める気も言い聞かせる気も一切ない。 ただ、自分の痛みを重ね合わせただけの言葉。]
(198) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[獣として、人として。 生きる間に経たのは様々な楽観と諦観。
時として逃げて、目を逸らさなければ、とてもやり過ごせない。
大人と子供の違いなど、その自覚の有無程度に過ぎない。 ささやかで、けれどそれは遠い隔たり。
己の反応でさえ制御することを覚えたその機微は、いまだ子どもには想像もつかないかもしれない。>>199]
(201) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[声はただ暗闇に吸い込まれていく。 苦しみの前には、どんな言葉も無力だと。 そんなことは男自身が知っていた。
言わずにはおれなかった言葉の破片の行く末も、獣の目にはその破片がどう写るのかも。 思い出した苦しさに息を飲む。]
(206) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[小さく息を吐き出し、呼吸と気持ちを落ち着ける。 冷静に、そう言い聞かせる時点で既に冷静でないのだとはよく言ったか。
ドナルドにも、問う声は短い。]
なあ、なんでノックスは殺したんだ。
[ノックスが愛しんでいたのは二人の連れ。 ラルフへと抱く恋情を知る由もない男は、短く疑問を浮かべる。]
(210) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[フィリップが抱きしめた亡骸を見て、哀悼を感じないわけではないが。 男は自分の背に隠すようにしたプリシラの存在を思う。
奪われた命が、プリシラでなくてよかったのだと。 密やかな安堵をこっそりと零した。]
(214) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[ドナルドの声に>>213眉を寄せ、しばし考えこむ。 思い思われているのならば、それゆえに生まれた悲劇だと捉えることもできるが。
ノックス以外の思惑――掴みどころのない彼の連れ二人を思い浮かべたところで、その姿が見えてゆっくりと警戒したまま距離を保つ。 プリシラが部屋の隅で座るのが見えて、傍らへと立つ。]
(305) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[プリシラが指の付け根を噛む仕草に、ぎくりとした。>>294]
こら、噛むな。痕が残る。
[衝動の先触れではないかと、疑念を抱く。 昨夜男が残した噛み痕を服の上から撫で、今は我慢しろとだけ囁いた。]
(306) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[ノックスから投げられた視線をただ受け止める。 僅かに表情を歪ませていただろう。
幼馴染の中でどんな葛藤があったのかは知らない。
ただ、引き起こしてしまった惨劇の謝罪を受け止めるのは男ではないから。 ただ、黙って見ていた。**]
(307) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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っとに…馬鹿野郎が。
[毒づくも、何を怒ればいいのか。 未だに分からない。
イライラする気持ちを抱えて、幼馴染を見ていた。**]
(=6) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[溢れる泣き声と悲痛は幾度聞いても慣れることはない。>>239 獣と人の中間で生きる自覚が芽生えてから、数え切れぬほどに覚えた諦観はこんな時にちっとも役に立ちはしない。
耳を脅かす悲嘆の声は身を切られるほどの痛ましさに満ちて、伸ばす手も届ける言葉もない男はそっと視線を外す。]
(325) 2014/11/23(Sun) 15時頃
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[かたりと扉の音に目をやれば、ニコラとトレイルの連れ立つ姿。
見た目にそぐわぬ幼さをぶつけるように、ノックスに纏わりついていた姿が嘘のようだ。 若干の違和感を覚えながらも、こんな状態では何がおかしいのかさえ分からなくなりそうだった。]
(326) 2014/11/23(Sun) 15時半頃
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[何もかもが、あまり見ていて気持ちの良いものではない。 状況を確認することを優先していたせいで、プリシラの様子にまで気が回らなかったことに気がつく。
まだ衝動を知らない者に、この光景はつらいはずだった。 鈍感な己に、小さく舌打ちする。]
気分、悪くなってねえか。
[聞くうちに、何かの焼ける匂いがし始めた。
まともに血抜きさえできてない肉を焼く音は、歪な空間になぜかひどく似合いだ。
こんな状況下でそんなものが調達出来たのか、と訝しむ気持ちはあれど。 それが誰の肉かまでは当然思い当たらない。]
(331) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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[じわりと鮮血の滲み始めた傷口に目を奪われる。>>309
鮮やかで生々しい赤を、プリシラの赤い舌がちろりと舐めとっていく。
食欲、衝動、性欲、本能、理性―――、一瞬のうちに何もかもがない交ぜになって、腹の奥をぐるりと駆け抜けていく。]
(332) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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[噛みついて、その四肢を貪り喰らいたい。 内臓から溢れ出る血液を啜って。 温かい体が冷え切ってしまうまで、そのどこもかしこもに唇を触れさせたい。
まだ誰も知らない体奥に熱を穿ち。 その無垢を全て蹂躙しきって悲鳴も涙も手に入れたい。]
(333) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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[湧き上がる衝動の向こう、脳裏ではらはらと赤が散る。
食べて、と囁く過去の声に―――首を横に振る。
拒絶する。]
(334) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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[大事にしたいのだ。
小さな手を、ずっと引いて歩いてきた。
一度は獣の衝動に身を任せそうになって何もかもから逃げ出してから、 誰の手も取るまいと思った男が初めて手を伸ばした。
秘密のように交わした、本当の名前を。 宝物のように胸に秘め続けるほどに。 大切で、大事で。]
(335) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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[プリシラの連れで、細工師。 それだけでいられたら。
昏く湧き上がった衝動を抑え、噛み続けているプリシラの手を取る。]
だから、噛むなっての。
[言いながら、傷口へと口を寄せた。 舐めた血は、誰でもそうであるように普通に血の味がした。
それなのに、ひどく甘く蠱惑的な余韻だけが舌から消えない。]
(336) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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[舌に残る誘惑を紛らわせるよう、意識を他へと向ける。
暗く冷え切った怒りを瞳に湛えたフランシスが>>318ノックスを睨みつけるのを見れば、抱く感情は複雑だ。
フランシスの憤りは無理もない。 養い子が殺されて、嘆くだけではいられないのは当然のこと。 怨嗟と憎悪の向かう先がノックスでなければ、男も同調して加害者を責めていたやもしれない。
殺されたのは仔狼で、直接の庇護関係でないとはいえ、ノックスは本来ならば導く立場の保護者だ。 仮に襲われかけたのが本当だとしても、もっと他にやり方があったのでは、と今更に第三者ではどうにもならないことを悔いて――]
(340) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[気付く。
違和感。]
(341) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[最初に、『全員が狼だ』と教えたのは。 自分の同行者がその牙に襲われぬよう警戒していたのは。
目の前で己の連れが捕食者としての衝動に負けたのに、
それなのに、何故、
警戒を、怠った?]
(342) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[問うてしまえば、疑念が本当になってしまう気がした。
疑いたくない。 その躊躇いとともに、口を閉ざす。*]
(343) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[出来れば味方でいてやりたい。 そう思う気持ちと、心に引っかかった疑念が揺れる。
困惑の眼差しをノックスはどう感じたのか。]
……、
[何か言おうとして、結局言葉は出なかった。
甘えて泣き言ばかりの幼馴染をただ受け止めてやればよかった日が遠い。
自嘲する声に>>=7ふと泣きたいような気持ちになる。
けれどノックスも男ももうとっくに大人で、一瞬だけ浮上した少年たちの姿は瞬く間に掻き消える。]
本当に、馬鹿だな。
[案じても、手を伸ばせない。]
(=8) 2014/11/23(Sun) 20時頃
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[ノックスを責める気持ちはある。 疑念もある。 けれど、幼い頃の思い出や情は容易く切り離せず。
ドナルドの期待>>353は知りようもない。 ただ、言葉少なに時折フランシスやドナルドを気遣わしげに見る。]
(356) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[男がもし他の者の牙によって同行者を奪われたら。
想像する間でもなく。 たとえ、どんな正当性があろうとも、どんな理由があろうとも。
考え得る限りの苦痛を与え続け、最も恥辱を覚える報復を行い――決して愛しい子の魂の元へなど行かせやしない。
その思いだけは、獣の叫びと人間の業がきれいに重なって、明確な意思となる。
想像しただけで呼吸が苦しくなる。 そんな思いを今まさに、フランシスとドナルドと、…フィリップは抱えているのだろうかと思えば。 ノックスへ向ける視線もまた物問いた気なものとなる。]
(362) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[舐めとった血の誘惑から意識を逃がそうとする中、くい、と服の裾を引っ張る仕草に>>359身をかがめた。
覗きこんだ瞳の色が、昨夜男の手によって情欲に濡れた色にも似通っていた。
呼ぶ声に続いて拙く重なる唇を>>360、拒む意思などどこにもありはしない。]
(364) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[甘く誘う血の香りを残して、口内へと差しこまれた舌は逃げていく。
首筋に、肩に。 昨夜教えたことをなぞるようなプリシラの動きに、こんな時でなければ押し倒して食欲以外の獣の衝動をぶつけていたことだ。
かろうじて死の匂いと哀悼の空気に理性がしがみつく。]
(366) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[喰らいたい、喰らいたい。 愛したい、愛したい。
獣と人のどちらの声もが、競うように叫びだす。]
(367) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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/* しかし…今の職場になってから本当に睡眠突入が唐突で…。 他の方には真面目に申し訳なく思う。
寝落ち嫌な人もいるよな、まじごめんなさい、という心境。
(-106) 2014/11/23(Sun) 21時頃
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[ドナルドがフランシスを呼ぶ声に>>377我に返り、少々気まずげに視線を彷徨わせる。 それでも、プリシラが己のものだと他の狼を牽制することへの後悔は全くない。]
(384) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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[ひび割れたような大きな音に>>376思わず耳を塞ぐ。 掻き消され、ニコラの「会いたい」、そんな声は届かない。
届いていたなら――幼馴染のその養い子。 その手段を、可能性を消したのはお前自身だと殴りつけて説教でもしたかもしれない。
けれど、彼とは遠く隔たった他人のまま。 不審を抱いた他人のまま。
信じることも、期待することも、何もない。
ただ、目の前で震えたプリシラの肩を抱きしめた。>>387]
(390) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[これはやらない。 誰にも、どこにも。
俺だけの、愛しい子。]
(392) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[歪む気持ちと情欲。 理性でコーティングして、愛情だと己に刷り込む。
愛しい、喰らいたい。 喰らいたいけれど、愛しい。
獣の欲を優先させれば永遠に失う。 ダメだ、と律する声が耳の奥で幾度も響く。]
(393) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[喰らいたい。
けれど。
居なくなってしまう。それはひどく寂しいこと。悲しいこと。]
(395) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[響く音は不快で耳障り>>399。 腕の中でびくりと震えたプリシラや>>405、動きを固めたフランシス>>400が可哀そうだと思いながら。
駄々っ子のようなニコラの振る舞いだけ>>399端々から垣間見る。
ドナルドが庇うように進みでる姿に>>402そちらの心配は忘れ。 男自身はプリシラを庇うような体勢をとった。]
分かんねえよ。でも。お前は心配すんな。
[不安そうな表情を浮かべるプリシラの頬を撫でて。 不愉快な音源を注視する。
歪な子ども。 そうとしか表現できない相手を前にじわりと警戒が湧く。]
(408) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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[悲鳴のようなニコラの声に向けるは冷ややかな視線のみ。
ずるいずるいと喚くだけの子ども。 我慢も何も知らないで、手を伸ばせばそれでいいと思っている子ども。
愚かな愚かな。
本能に負けてしまえば、失うだけだと。 教えてさえももらえなかったのか。]
(533) 2014/11/24(Mon) 03時頃
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[ただ、プリシラを庇うように立つ。 喰らうよりも、喰らわれるよりも、本能さえも飼い殺してともに在りたい。
そんな我慢さえも知らないのか、と。
壊れたオルゴールのように不協和音を奏でるニコラを憐れむように、――蔑むように。]
(539) 2014/11/24(Mon) 03時頃
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[だから、彼の微笑みの意味は分からなかった。>>505 手を伸ばす暇もないほど、鮮やかに、唐突に終わっていた。
分かった時には、もう何もかも手遅れ。>>506]
プリシラ、見るな。
[それでも真っ先に思うのは別のこと。
ノックスが悲しむであろうことまで想像して、それでも男は別の選択肢へ手を伸ばす。]
(542) 2014/11/24(Mon) 03時頃
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[瞬く間に充満する血の匂いに、しがみついたプリシラを庇うように抱きしめる。
ぐら、と本能は揺れるものの、ニコラの血にも死肉にも心惹かれるものはない。
ドナルドの声に>>546ノックスを思いだし、彼がこの惨状を見れば心痛めるであろうことを想像してため息を吐いた。]
ひとまず上に退散した方がいいな。
[同じく保護者であるフランシスへ声をかけ>>544、自身はプリシラを抱え上げた。]
(551) 2014/11/24(Mon) 04時頃
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[取り残していくニコラの姿に憐みを覚えないでもない。 それを見つけたノックスがどれほど嘆くのかも。
けれど、抱え上げた温もりをこの汚れた匂いから遠ざけることが何よりも優先されるべきことで。]
嘘つけ、顔色悪いくせに。
[歩けるというささやかな主張を無視して>>555抱いたまま、ニコラの亡骸に背を向けた。
首筋に触れる温もりに、どくりと心臓が波打つ。**]
(558) 2014/11/24(Mon) 04時半頃
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