112 燐火硝子に人狼の影.
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[厳密に言えば、己も余所者である。 生まれも育ちも都市部で家族もそちらにあった。 あえてそれを口にすることはないまま目を細める]
思い通りにいかぬなら喰らうまで。
[テッドに対しての言葉には短くそう告げる]
(*0) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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[サリスが自身の名を付け加えれば クツクツと愉しげに喉を鳴らした]
私を愉しませてくれるなら 考えなくもない。
[本気か冗談か。 弱々しい声音を受けた獣の聲は悪戯なまま]
(*1) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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嗚呼、その言葉信じておくよ。
[休むと言うシーシャに頷く。 十分大人に見える男に小言を言う心算はない。 あっさりと引き下がり、視線を移ろわせる]
――…誰か一人選べと言うなら、
[急かしに来たらしい自警団員に向ける前置き]
私は、彼を選ぶよ。
[指し示す相手はランタンを手にする男。 ヴェスパタインに対して先制するは保身も含まれる。 殺されたくないのは誰しも同じだろ]
(2) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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[シーシャとメアリーの途惑いを感じ取れど 発言を撤回する心算はないらしく凛としたまま]
他に、人狼と思しき者に心当たりはあるかい? 僕は――…、 まるで傍観者のようにある彼が怪しいと思っている。 だから、選んだ。
[自らの考えを口にし、彼らの考えを聞く。 けれど、ヴェスパタインが何を言おうと 男はそと目を伏せそれを黙殺する心算で]
(5) 2013/02/06(Wed) 00時半頃
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そろそろ表に出たいと思うのだが フランシスカの見せ場を奪いたくないから 判定を待ってからの方がいいだろうか。
(-16) 2013/02/06(Wed) 00時半頃
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投票が同胞なんですが、これは愛ですかね。
(-17) 2013/02/06(Wed) 00時半頃
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[シーシャの反応を窺う翡翠が微かに細まる]
――嗚呼。
[反論無いことに安堵するような音が漏れた]
アイリス嬢が襲われ、見極める力はあてに出来ない今、 手探りでしか探せぬとしても――… 己の身を守る為に、人狼を退治するためにも 自警団の言うように誰か一人、選んで前に進まねば。
[自らに言い聞かせるかの如き言葉を紡ぎ 自警団により連れてゆかれようとする男から視線を外した]
(12) 2013/02/06(Wed) 01時頃
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――…優しいキミには辛い事だろう。
[選べないと言う少女に返すのは淡い声。 それを責めるでもなく認めるような言葉を向けるのは 何処かで妹と重ねてしまっていたからだろうか]
無垢な心を穢す事はない。 選べぬというなら――…目を瞑っておいで。
[俯くメアリーに対してひそやかに語りかける]
(13) 2013/02/06(Wed) 01時頃
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あの頃は可愛げもあったが――…
[震えを帯びたこえに過るのは愉悦。 捕食者である獣の欲がむくりと頭を擡げた]
他の愉しませ方を考えて呉れても構わぬよ。 嗚呼、啼かせる方法は、他にもあったな。
[痛みでなく快楽を。 どちらにせよサリスにとっては災難でしかないだろう。 彼の反応を愉しむかのように、クツ、とまた喉を鳴らす]
(*4) 2013/02/06(Wed) 01時頃
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[ヴェスパタインの姿が其処から消える間際。 男は翡翠の双眸を彼へと向ける]
――キミが人狼である事を僕は望む。 これで終わる事を、祈っている。
[痛みを覚えるかのように一瞬歪む相貌。 喧騒が止むまでの間が酷く長く感じられた]
(15) 2013/02/06(Wed) 01時半頃
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[メアリーの声に揺れる眼差し。 彼女へと視線向ければスカートを握る白魚の手が濡れるに気づく]
相手を思い泣けるキミは優しいと僕は思う。
[無意識に涙を拭おうとメアリーの頬へと指先を寄せるが 彼女の心は硝子細工の花のように思え、触れるを躊躇う]
メアリー。 今日はもう休んだ方が良い。 テッドに差し入れをするのは明日にしよう。
[いたわるような言葉を掛けて、その手を下ろした]
(17) 2013/02/06(Wed) 01時半頃
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――…力持つ者が他に居たとしても。 アイリス嬢があんなことになった後だ。 人狼を見つけるか、余程の事がなければ 名乗り出る事はないかもしれないな。
[シーシャの言葉に己の考えを添える。 居るとも居ないとも言い切れぬ状況だから 可能性の話でありそれ以上でもそれ以下でもないが。 メアリーの名をシーシャが呼べば 少しばかり二人から距離をあけた。 カップでも片付けようかとテーブルに視線を向ける。 けれど、其処には己が使ったカップも無く オスカーの姿もいつのまにか消えていた]
片付けてくれたのかな。
[所在無さげに黒檀の杖を手遊び、独り言ちる]
(19) 2013/02/06(Wed) 01時半頃
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[シーシャが手を伸ばすのに気づけば 声も掛けぬまま広間を後にする。 テッドの件もあったから暫く廊下で佇んではいたが]
――…代わりに何か差し入れておくか。
[思案した結果、厨房へと向かう。 其処で封のされた状態のジュースの瓶を探し出し 栓抜く道具にグラスを添えてトレイにのせた]
(20) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[テッドが籠城を決め込んだ部屋の前までゆけば ジュースの瓶と栓抜き、グラスがのるトレイを扉の横に置く]
テッド、聞こえているかい? 自警団はランタンの彼を連れていったよ。
[短い報告を扉の向こうにむけて]
それから――… 此処にきてからろくに食べていないだろう。 人狼を退治する前に身体を壊してしまう。 メアリーも…、キミの事を案じていた。
――…手料理を食べるのが心配なら 封のされたままのジュースならどうだい? 扉の傍に置いて僕は離れるから。
[声を残し言葉通り立ち去る足音。 そのまま男は己の荷物がある個室へと戻ってゆく**]
(21) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[サリスの聲にクツとわらう]
色よい返事を聞けるとは思わなかった。
[実際の所、遊ぶだけなら性別などささやかな問題であるが 好んで男を選ぶというわけでもない]
その気がないなら止めておけ。 無理に組み敷くは狩りの時だけだ。
[メアリーに対しての行動を見ていたからこそ紡ぐ言葉。 今は愉しめぬだろうと何処かでそう感じていた]
(*14) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[狩りの終了を告げる囁きが落ちる。 ミドルの問い掛けに考えるような間があく]
喰いきれぬなら頂こう。
[狩りは飽くまでも食餌の為と考える男は短い応えを向ける]
調理されたものは、平らげるべきだろう?
[サリスの問い掛けには聲を返しながら思うのは 昨日彼が振舞ったシチューと 何処か嬉しそうにも見えた彼の顔]
(*15) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[夜の帳がおりる中。 同胞の気配を辿り中庭へと続く廊下に赴く。 金色の獣の足取りは軽く、たてる音は微か。 扉や壁一枚隔ててしまえば、人の耳には届かぬ音]
狩りの腕も見事だね。
[オスカーの遺体を前にミドルに囁く。 動かぬ姿となってしまえば食餌としか認識しない]
(*16) 2013/02/06(Wed) 02時半頃
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[翡翠に情のいろは一切感じられない。 ただ、美味そうだと思う。 獣に必要なのは力を得る為の糧。 生き延びる為の方策]
――――――……。
[奥底にある望みは遠い昔サリスに向けたもの。 大人になりきれていなかったからこそ零した言葉も 今は誰にも知られぬようしまいこまれている]
(*17) 2013/02/06(Wed) 02時半頃
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[爪や牙ではなく鋭い針に穿たれた心臓。 命の灯火が消えた少年を見下ろし徐に口を開く。 やわい皮膚を獣の牙が裂きその肉を引き千切る]
悪くはない味だ。
[咀嚼しながら漏らす言葉。 比べる血の味は昨日襲った見極める彼女のものか それとも遠い昔に見逃した唯一の存在か]
(*21) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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―――…は。
[サリスの安堵の響きに思わず漏れるのはわらい。 その中には自嘲にも似たものが滲む]
あからさまに安堵するなど失礼な男だ。
[ふん、と軽く鼻を鳴らしはするが咎める色は薄い]
(*22) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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命を頂くのだから、当然の事。 料理には命だけでなく思いもこもるそうだからな。
[偉いというサリスに返す言葉は何処か生真面目なもの]
以前、妹が町で菓子を買ってきたんだが 私は、どちらかというと甘いものに苦手意識があったんだ。 遠慮すると言ったら、作り手の思いを考えろと言われた。 ワッフルだったかな。 甘いものもたまになら良いものだと思えたよ。
[ぽつぽつと独り言ちるような聲が落ちる。 双子でありながら同じではない妹。 それがもどかしく、壊してしまいそうで いつしか距離をおくようになった存在]
(*23) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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――…美味いと思うものを喰えばいい。 サリスにはそれを作り出す手があるのだろう?
[金色の獣は尋ねるようにゆると頸を傾げる。 無論その場にサリスの姿はないのだが]
人狼の食餌風景など人間にとっては不快なものでしかなかろう。
[無理に誘う事はせず見送る言葉に嗚呼と短い応えを向ける]
(*24) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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[野良犬のように獲物を喰い散らかす事はしない。 器用に牙と爪を使い喰われたオスカーの亡骸は 比較的きれいなものだったかもしれないが 遺体を見慣れぬ者にはその違いがわかるかどうか]
誰が襲われたか。 分からなくなっては自警団も困るだろう。 顔くらいは傷つけずにおくか。
[満たされた獣は満足げに呟いて。 庭先の水場で獲物の血を流してから部屋へと戻ってゆく]
(*25) 2013/02/06(Wed) 03時半頃
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[個室に戻れば外では手放さぬ杖を寝台の傍らに置く。 上質な黒檀の杖には持ち主しか知らぬ仕掛けがある。 貿易商である男の身を案じ妹が贈ったそれは 仕込み剣となっており護身用のお守りとして持たされてた]
――己の身を守れるのは、己だけ。
[ぽつ、と言葉を残し、部屋の明かりを消した**]
(23) 2013/02/06(Wed) 03時半頃
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―回想/広間―
[ごめんなさい、と謝る言葉を口にしたメアリーに 男は横に頸を振る気配のみを伝える。 彼女の抱えるモノには気付く様子は無かった]
気にせずとも良いから、 どうか自愛を。
[短い応えには労わる響きをのせる]
(47) 2013/02/06(Wed) 15時半頃
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―回想―
[アイリスを発見した際はホレーショーが見ていてくれたお蔭で 女性や子供、否、発見した二人以外はその有様を見ずに済んだか。 無論、アイリスの遺体を引き取りに来た自警団は除いてである。 野暮用と言い残したホレーショーとは別れ その日は彼と再び言葉交わす事ないまま、終わる。
テッドの部屋を訪れた際の彼の言葉には]
彼が人狼だと思ったから自警団に引き渡した。 人狼を処刑しなければ此処に閉じ込められたまま…… 人狼に喰われるのを待つなど、僕は御免だ。
[ヴェスパタインを殺した事は否定しない。 テッドを殺す心算は無かったから肯定の言葉も 言い繕うこともないまま、その場を離れた]
(48) 2013/02/06(Wed) 15時半頃
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[集会所で迎える二度目の夜明け。 個室の窓からさしこむ朝陽を眩しげに見遣る。 鳥は囀り常と変わらぬ様子ではあるが 集会所は自警団に囲まれ物々しい空気を醸し出していた]
警戒が解けないということは――… あの硝子細工が人狼が生きている事を伝えているのか。
[は、と吐き出された息は重い。 すぐに部屋を出る気にもなれず男はシャワーを浴びて 備品としてある着替えに袖を通し身支度を整える。 帽子は被らない。 きちりと纏められた金の髪の一筋がはらとこめかみに掛かる]
(49) 2013/02/06(Wed) 16時頃
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[ケイトの引き攣った悲鳴はルーカスの部屋までは届かなかった。 ただ自警団の動く慌しい気配が前日のそれと重なり 男は漸く、その重い腰を上げる。 黒檀の杖を手に向かうのはエントランスホール]
――――…。
[オスカーの遺体を運び出す自警団員が其処に居た]
また、ですか。 今度の被害者はオスカー……、 では……、ヴェスパタインは人狼ではなかったのですね。
[自警団に連行されたヴェスパタインと 紅茶を差し出すオスカーの姿が一瞬脳裏を過ぎる。 沈む声音でぽつりと零すと考え込むようにその場で俯く**]
(50) 2013/02/06(Wed) 16時頃
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―エントランス―
[思考に耽る男が顔をあげたのは暫く時間が経っての事だった。 集会場の中と外を隔てる扉をじっと見据える。 強行突破など出来ぬ警備に漏れるのは溜息]
グロリア――…。
[ぽつと呼ばうのは双子の妹。 彼女が再びこの町にやってくるのはあと何日後だろう。 利発な妹の事だ。 兄の状況を知れば何らかの行動を起こす事が予想される]
僕は――…、今此処で出来る限りの事を。
[此処から出る事を渇望する男は踵を返す。 この場に留まっていても何も変わらぬと理解していたから]
(61) 2013/02/06(Wed) 21時頃
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退席記号つくの、結構、早い、ね… リアルタイムで殺してくれる人を募集したい… ptがあんまなくなってきたけど。
(-45) 2013/02/06(Wed) 21時半頃
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―回想―
[ミドルとサリス、二人の聲に耳を傾けていたが 菓子をご馳走しようと彼が言えば目を眇める]
愉しみにしているからその前に体調を整えるといい。 しっかり食べてしっかり寝れば少しはマシになろう。
[無茶をするな、とか、心配だとか。 そんな言葉は口にしない。 メアリーに向けたようなわかりやすい労りにならぬのは 人狼としての、否、リヒトという獣の性分]
(*37) 2013/02/06(Wed) 21時半頃
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[妹の事を問われれば、嗚呼と肯定の響き。 グロリアとサリスの口から紡がれればはたと瞬く]
名を教えた事があったか? ――…嗚呼、そういう事か。 多分、そのグロリアが、そうだ。 金髪で利発そうな眼差しの、――…自慢の妹だよ。
[さらと認めるは隠す心算など毛頭なかったから。 ミドルの問いには少し間をあけて頷く]
ワッフルを買ってきた事があったから食べた。 まあ、ほとんど妹が食べていたんだが。
―回想/了―
(*38) 2013/02/06(Wed) 21時半頃
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飴ありがとう。 昨日もシーシャに貰ってたな。
(-46) 2013/02/06(Wed) 21時半頃
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ルーカスは、シーシャに話の続きを促した。
2013/02/06(Wed) 22時頃
ルーカスは、メアリーに話の続きを促した。
2013/02/06(Wed) 22時頃
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[エントランスから広間に立ち寄る。 先日はアイリスの事もあり紅茶くらいしか口に出来なかった。 まともな料理を食べたのはシーシャのシチューが最後]
テッドにああは言ったが…… あまり人の事は言えないかもしれないな。
[肩竦め自嘲染みた笑みを浮かべると 広間に長居することなく調理場へと向かった]
(71) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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―調理場―
[周りに家事をしてくれる者が居たから 男は料理など出来はしない。 だから、そのまま手を掛けずに食べられるものを探そうと 調理場に足を運んだ。 甘い飲み物があるのは知っていたが元来甘党ではない男は それ以外のものを欲する]
――…おや、先客が居たか。
[流し台の前にいるフランシスカの姿を目に止め呟く]
足の具合は良くなったのかい? 嗚呼、……庇いながら歩いているようだったから。
[理由を口にして棚の方へと向かう]
(72) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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―調理場―
[棚で先ず見つけたのはビスコッティ。 それだけで食する気にならずそのまま置く]
――…あし。
[尋ねるような響きにそうでない響きを返す。 フランシスカの視線に気づいているのか気づいていないのか 男の身体も顔も棚へと向いたまま]
(78) 2013/02/06(Wed) 23時頃
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テッドのメモがほぼ村人CO いや、襲撃されたいんだろうなぁというのはわかってた。 でも動けそうな人だと思っていたので行く気がなかっt
(-62) 2013/02/06(Wed) 23時頃
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それなら良かった。
[踊り手であることを知っていたから 素直にそう思い薄く頷く]
――…ん?
[呼びかける声に漸くフランシスカへと顔を向けた。 問い掛けに、一瞬柳眉が寄せられる]
殺した事になるだろうね。 ヴェスパタインを自警団に引き渡したのは僕だから。
(84) 2013/02/06(Wed) 23時頃
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――…飢えてはいない。 私は一日くらい喰わずとも問題ないが。
狩らせたい相手でも出来たか?
[サリスの問いに返す聲]
(*42) 2013/02/06(Wed) 23時頃
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困った姫君だ。 ――…それは私の獲物だよ。
[クツ、と笑いながらミドルの軽口に同じものを返した]
(*44) 2013/02/06(Wed) 23時頃
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僕が勝手にした事だ。 他の者は――…決めかねていたようだったからね。 あの場に居なかったキミが知らぬ間にあった事だ。 そこまで負うこともあるまい。
[同じと紡いだフランシスカにゆると頸を振る]
……、けど、彼は違ったようだ。 また犠牲者が出た。
――…キミは、誰が人狼だと思う?
(87) 2013/02/06(Wed) 23時半頃
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[フランシスカと視線が交わる。 彼女の一つ目の言葉には複雑な表情を過ぎらせる。 何処か残念そうに一瞬視線を下げてから]
そうか。
[短い言葉を返して、再び見詰める。 続く言葉を聞いたのは丁度その時]
――…ん。 キミも自警団のような硝子細工を持っているのかい?
[微かに頸を傾げる。 差し出された掌が何を意味するのか分からず じ、と彼女のそれに視線を落とした]
(90) 2013/02/06(Wed) 23時半頃
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[ミドルからの笑み声には微かな笑みを返す]
早く出られるよう狩りを続けるべきとは思う。 ミドルが獲物を欲するなら――… アイリスの時のように私が狩るでも構わない。 ――…サリス以外なら、な。
[サリスから怯えたような気配を感じる。 だからといって安心させるために冗談だと改めて言う事はなく 別の言葉を赤い意識にのせた]
(*47) 2013/02/07(Thu) 00時頃
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――…挑発、か。
[クツ、と喉が鳴る。 ゆるやかな笑みが口許に浮かんだ]
気が変わった。 今日は私が、――…踊り手を。
(*48) 2013/02/07(Thu) 00時頃
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[フランシスカとの距離が縮まる。 左手は杖を持ったまま。 自然と彼女が取るのは男の右手]
――…妙な事を。
[困ったように眉尻が下がる。 触れた彼女の指先が引けば追うように手を伸ばすが 彼女を引き止める事はならず]
獣なら、か。
[彼女の立ち去ったその場所に佇む男のくちびるが 薄く弧を描き、笑みを形作る]
(96) 2013/02/07(Thu) 00時頃
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―調理場―
――…ク。
[小さく漏れるは喉を鳴らす音。 シーシャがそれを見たとしても気にはしない]
魅力的な女性に誘われたのだから ゆくべき、だろう?
[愉悦の響きは密やかに零れる]
(97) 2013/02/07(Thu) 00時頃
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/*
フランシスカいないかなと思って半ばあきらめていたのだが まだ起きてらした、とは。 が、がんば、る…! 予定狂わせてごめんね。
(-80) 2013/02/07(Thu) 00時頃
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[人間が必要とする食べ物が其処にはある。 顔色が芳しくなかった誰かに先ほど見つけたものをとも思うが その彼が調理場を訪れるなら自ら用意するだろうと ビスコッティを棚から出すことはしなかった]
(98) 2013/02/07(Thu) 00時頃
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――行ってくる。
[ミドルとサリスの二人に短い聲を向け]
サリスも――… 私が獲物を狩り終えるまでには 腹を満たしておくといい。
倒れられては難儀だからな。
(*52) 2013/02/07(Thu) 00時半頃
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―廊下―
[男は笑みを消し、フランシスカの後を追う。 シーシャとは入れ違うように調理場を出てた。 杖はつかず、足早に廊下を進めば 引き摺るような脚の彼女に追いつけよう]
――…キミっ。
[呼びかける声を向ける。 酒場に通う男は彼女の名を他から聞いた事があったが 呼びなれぬ名を呼びかけるには至らない。 立ち尽くす彼女の背後で歩みを止めて]
なんともないと、言っていなかったか?
[先ず、言うのは脚のこと]
(101) 2013/02/07(Thu) 00時半頃
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――…彼女の、目。 良い目をしている、と思ったが。
嗚呼。
[サリスの感想に理解を示すような音が漏れ]
忠告して呉れるとは思わなかったよ。
[彼が怯える様子をみせることがあったのを知る獣は 恐怖の対象でしかないのだろうと何処かで思っていた]
(*53) 2013/02/07(Thu) 00時半頃
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――…そうか。
[背を向けたままの踊り手の応えに 納得は出来る要素は無かったが それ以上問うことはしなかった]
本当かどうか。 試せばすぐに分かる事だ。
[後ろ向いたままの彼女の左の手を取ろうと 男は何も持たぬ右の腕を伸ばす]
(105) 2013/02/07(Thu) 00時半頃
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[一人で居る事を選び誰も寄せ付けぬテッド。 彼を襲おうと言い出さぬ理由は単純。
元々、天涯孤独で面倒の少ない相手を狙う傾向にある。 友とはいえ騒ぐ相手がいるものは無意識に避けていた。
もう一つは好みの問題。 女や子供の柔らかな肉を好む獣にとって テッドは少しばかり成長しすぎて見えたから。
他が望まぬ限り、すすんで食べようとは言い出さない]
(106) 2013/02/07(Thu) 00時半頃
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―――… 良い子だね 。
[サリスの言に妹に向けるにも似た響きが落ちる]
(*56) 2013/02/07(Thu) 01時頃
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[先にある闇にも似た色の女の髪が揺れる。 同じ、という言葉を聞けば微かに笑みが漏れた。 遠い昔に、同じである事を望んだ。 けれどそれは叶う事がないまま、ある]
本当にそう思っているのか?
[思わず、尋ねてしまうが 今度は男が頸を振る番だった。 返事は必要ないという風に、吐き出される息。 許しをこう言葉を聞けば、掴んだ手に力が篭る]
誰に許しを乞うている。
[背を向けたままのフランシスカの耳朶に囁き 男は彼女の腕を引き、近くある空き部屋へと攫う]
(108) 2013/02/07(Thu) 01時頃
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―暗闇―
[フランシスカの声は誰に向けたものか。 分からぬまま薄闇の廊下から 一層深い暗闇へと二人の姿は消える]
本当に同じならば良かった。
[囁きと背から聞こえる鍵しめる音が重なる。 彼女を抱き寄せ、味見するかのようにくちびるを寄せた。 されるがままある女の歯が男の唇を薄く裂き血を滲ませる]
ゆっくりと遊びたい所だが――… キミにその気はないようだね。
[甚振る事も快楽貪る事も選ばず]
(109) 2013/02/07(Thu) 01時頃
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[夜闇に包まれる部屋の中。 雲に隠れていた月が姿を現す。 煌々と舞姫に注がれるつきあかり。 酒場の舞台で人の心惹きつけたその姿と重なり]
キミの舞いを見れぬのは残念だ。
[密やかなささやきは静寂にとけゆく]
(110) 2013/02/07(Thu) 01時頃
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[杖は鍵掛けたその時、ドアノブに掛け置いた。
踊り手なればこそのしなやかな肢体。 返る声はないが、彼女の腕が背にまわされるを感じる。 彼女の求める相手は己ではないだろう。 何処かでそう囁く声がした気がするが打ち消す。 妹にするかのように優しげな抱擁をフランシスカに返した]
同じであればどれほど良いか。 ――…フランシスカ。
[これまで呼ばなかった彼女の名を呼んで]
(114) 2013/02/07(Thu) 01時半頃
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[細い首筋に引き寄せられるように獣は口を寄せる。 男はいつしか物語に出てくる挿絵の人狼の姿を模していた。 もう一人、見極める力もつ彼女に見せたと同じ姿。 金色の毛並みを持つ、人狼は赤く裂けた口を大きく開いて 柔らかな女の肌に鋭い牙を宛がう]
―――…、
[謝罪も感謝も声にはしない。 思いは抱きとめるその腕で伝えようとするのみ]
キミは私がこれまで出会った中で最上の舞姫だったよ。
[それが別れの言葉。 フランシスカの喉を一息に喰いちぎる]
(115) 2013/02/07(Thu) 01時半頃
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[ゴリ、と。 鈍く何かを噛み砕く音がする。 痛みを長引かせぬ為か、神経にまで至る牙。 フランシスカの命の色が、鮮やかな花を夜闇に咲かせた]
――…ン。
[口腔に流れ込むあたたかな体液。 それを舌で受け止め喉の奥へと流しこむ。 喉骨が上下して、甘く酔うような吐息が漏れた]
フランシスカ。
[獣は舞姫の名を再び口にする。 既に事切れているだろうと知りながらも 名残惜しむように力失うその肢体を抱きしめていた]
(118) 2013/02/07(Thu) 01時半頃
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――嗚呼。 理由を、聞きそびれた。
[フランシスカが挑発めいた言葉を向けた理由。 獣であれば、と、男に言った訳。 彼女がアイリスと同じ力を持つと知らぬまま 手を掛けた獣の翡翠の眼は蕩けるような愉悦を滲ませる]
私はキミとは同じになれない。 人を喰らわねば生きられぬ獣が 人と同じになれるはず、ない。
[双子の妹でさえ、この獣と同じにはなれない。 得られぬと思うからこそ渇望する。 そろと腕の力をゆるめ、フランシスカを寝台へと横たえた]
(120) 2013/02/07(Thu) 02時頃
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[調理場からそう離れていない空き部屋。 その寝台に寝かせたフランシスカの傍らに片膝をのせる。 眠る女に迫るかのような形となるがそれを見る者は居ない]
有り難く頂こうか。
[独り言ちて金色の獣は女の柔らかな血肉を喰らう。 顔や腕、脚に手をつけぬのは彼女が踊りを生業としていたから。 臓腑を抉り咀嚼すれば、ぴちゃぴちゃと水音が静かな部屋に響く。 仲間を呼ぶのも忘れ、貪る様は獣そのもの。 ただ、喰い散らかすような無作法が無い事が、野獣との違い]
――…、嗚呼。 美味いな。
[満足げに呟いて、立ち上がる。 白いシーツを彼女の身体に掛ければじわりと色が移る]
(123) 2013/02/07(Thu) 02時頃
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[朝陽が顔を覗かせる頃には獣の姿は何処にも無い。 調理場に近い空き部屋に残るのは 床に散る血の跡と寝台に横たわるフランシスカの遺体。 被されたシーツを捲れば大きな獣に喰われたような痕がみえる。
拳一つ分、開かれた空き部屋の扉。 ドアノブには何も残らぬ代わりに その部屋の前の廊下に、何かあると示すような矢印が 赤い血で描かれて、鉄錆を思わせる匂いが辺りに漂っている**]
(124) 2013/02/07(Thu) 02時半頃
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[その夜はサリスに向けた囁きを最後に聲は響かない。 赤い意識にのる言葉は届いているが 目の前に在る獲物との時間を重んじるかのようにある**]
(*59) 2013/02/07(Thu) 02時半頃
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/* バリケードを静かに退かす策が浮かばず 二の足踏んでいたとかまさかそんな。
表に出て大暴れするのも考えたが 相方が出そうな気配を感じてお見合いしてt おいしいお誘いがあったから思わず出ちゃったけど。
(-94) 2013/02/07(Thu) 03時頃
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