153 unblest blood
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[>>69シーシャのフィリップに掛けた言葉への答えは女も知りたかったが、フィリップは既に死んでしまって聞く事は出来ない。 やがて>>62労わりの言葉と共に、シーシャが貸したダガーを持っているかどうかをサミュエルに尋ねる。
>>72サミュエルはダガーを持つ事を選択し。 後で返す、という言葉を女は黙って聞いていた。
――どうかそれが叶えばいい。 サミュエルもシーシャも自分と同じ吸血鬼であるならば、生き残って欲しい。 彼らの事は嫌いではないから。]
(75) 2013/12/07(Sat) 19時半頃
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[>>40ジリヤの言葉を女は黙って聞いていた。 ママと聞いて彼女の表情が変わった>>29のを思い出す。
――本当、皮肉だよね。 愛する存在を殺す運命なんてさ。 でもボクは吸血鬼になったおかげで復讐を果たせたから、そう捨てたものではないと思うよ。
そう、心の中のみで相槌を打ち。]
――…?
[>>63海に還るか、というシーシャの問い掛けが彼女に向けば、その真意が分からずに僅かに目を瞬かせた。*]
(76) 2013/12/07(Sat) 19時半頃
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[>>70ジリヤに問いかけを向けて、やがてシーシャはその場から立ち去ったか。 女はダンピールが一人であればいいとは思うが、フィリップがダンピールであっても、もう一人仲間がいる可能性を捨てていなかった。
単身で吸血鬼の集まりへ踏み込む事は、自分ならしない。 嵐で閉ざされた孤島は逃げ場がない。 自分のような存在が居れば、四人に囲まれたフィリップのように窮地に立たされる危険があるわけで。 しかし、もしもその中に復讐したい相手がいるのならば女はそれでも身を投じるかもしれないが。]
(77) 2013/12/07(Sat) 19時半頃
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[グロリアの部屋にジリヤは残っていただろうか。 女は自分のワンピースに掛かった砂を手で払いながらサミュエルに声を掛ける。]
――君が告発したフィリップを見定めさせて貰うよ。
[能力を使って、とは言わない。 彼が本物でも、偽物でも。わざわざ名乗らせなかったのにこの場で口にする事はしない。
此処に来るまでに行ったフィリップとのやり取りは楽しかった。けれどその中でも彼が答えなかった部分もあり。 それは彼がダンピールだったからだったのだろうか、とも思えるが。
女は無造作に自分の長いスカートの裾をめくる。 一応はサミュエルからは見えぬように角度は変えたが、それでも膝下くらいは見えただろう。]
(78) 2013/12/07(Sat) 20時頃
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/* 痴女じゃないです。多分。
(-36) 2013/12/07(Sat) 20時頃
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[両の太腿に巻いた革製のベルト。 ホルダー部分には簡素な鞘に入った小ぶりのナイフが固定されていた。
投げて使用するか、相手の意表をつけば首筋を掻き切る事の出来る程度のもしもの時の為の武器。 しかしこれでは一撃でダンピールを仕留める事は出来ない。 女はその一方を手に取る。 今の目的では、これで十分。]
―少し離れていて。
[そう言い置くと、女はそのナイフで自分の左手の甲を傷つけた。 そして、フィリップの灰の上に手の甲に滲んだ真紅を落とす。]
(79) 2013/12/07(Sat) 20時頃
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[やがて灰の上から現れたのは、紅い猫の姿をしたモノ。 聲持たぬそれが真っ直ぐに飛び掛かってくれば、女は躊躇なくナイフで切り裂く。 猫もどきはすぐに形が崩れ、紅い砂となって床に落ちた。]
――ふぅ。
[女は安堵の籠った息をつく。 サミュエルは本物の異能の持ち主で、フィリップが紛れもないダンピール。 信じたかった事が自分の手で導き出せて。]
うん、フィリップは間違いなくダンピールだね。
[それを見た者はどんな反応を見せただろうか。 必要ならば、簡単に説明をした後にこう付け加える。
信じる信じないは任せるよ。 もし疑うのなら、自分の血を落としてごらん。 多分、何も起きないから、と。]
(80) 2013/12/07(Sat) 20時頃
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/* ベルトにナイフ装備(ガーターベルトはイメージと違った)、という誘惑に勝てませんでし、た。
(-37) 2013/12/07(Sat) 20時頃
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/* シーシャは発見どうもですよ。 しかし一本吊りになりそうで…。いや、まだどうなるか分かりませんが。
疑われる可能性もあるようにしてみたけれど…、下手だな>< そして喉…灰を白に回したい!
(-38) 2013/12/07(Sat) 20時頃
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/* シーシャめも
●REC…w 足チラの事なのかな?かな?>クラリッサのいいところ
使用後モードだし、非常時だから、それくらいで照れたりしないんだよ!
(-40) 2013/12/07(Sat) 20時半頃
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クラリッサは、サミュエルに話の続きを促した。
2013/12/07(Sat) 20時半頃
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/* >>86ちょ、こらーw
(-44) 2013/12/07(Sat) 22時頃
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/* サイラスは大変ですよね。 お疲れ様ですー><
(-45) 2013/12/07(Sat) 22時頃
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[>>86自分の挙動にサミュエルが何を思ったのかは知らず。 もし気付いていれば、ここから先は安くないよ、などと薄ら笑みを浮かべて冗談交じりに告げただろうが。]
マジ、だよ。
[サミュエルの言葉には薄く笑う。 この非常時に、他人の前で能力を晒す事は恐ろしいとは思わない。 女は自分の身が可愛いと思った事はなかったから。 望んだ結果を得られて安堵していた。 もしこれでフィリップが罪なき羊であれば、軽装備でダガーを持ったサミュエルと対峙せねばならなかったのだから。
フィリップがグロリアを殺したのなら―呪詛がどの程度の範囲で使用出来るものかは女は知らない。しかし現状ではその可能性の方が高い。―復讐の機会を失った事になるのだが、今は確実に信用していい相手が出来た事による安堵の方が勝っており。]
―うん、そうだよ。 無駄に見させてごめんね?
[疑う素振りを見せないサミュエルに女は緩く首を傾げてみせた。 女もまた、マドカとサイラスの事はまだ知らない。]
(88) 2013/12/07(Sat) 22時頃
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―少し前―
[>>87ジリヤの零した答えに、女は目を瞬かせる。 聞き間違いでなければ、化け物、と彼女は言ったか。]
―…っ。
[それは、吸血鬼だからという事か。 ――それとも。 女の脳裏にダンピールの影がちらつく。
もしフィリップがダンピールでなかったら? 死に瀕したフィリップが”敢えて”仲間に自分の事を傷付けさせたとしたら?]
……あぁ。 お願いしてもいいかな。
[花が足りないと言って退室するジリヤに応じる声は少し緊張の走ったもの。 女はまだフィリップの事を自身の手で判じられていない。 そして生きているジリヤを判断する事は女には出来ない。*]
(90) 2013/12/07(Sat) 22時半頃
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/* @1時間半ー。 吊り先に困っているので、取り敢えず揺れておく…。
(-49) 2013/12/07(Sat) 22時半頃
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[女は一歩近付くと、サミュエルの方に手を伸ばす。 もし彼が避けなければ、とん、と彼の心臓の辺りを握った手の裏、甲の部分で軽く叩き。]
ねぇ、サミー。 これで終わりだと良いとは思っているけど。
――用心しておいてね。
[サミュエルの力は生きている者を見る事が出来る。 その力は誰でも持っているわけではない。 死者を見る力よりも意義があるものだと思っている。
まだダンピールが潜んでいるとしたら、その力を失うわけにはいかない。]
(93) 2013/12/07(Sat) 22時半頃
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/* 飴どうもです…! そしてごめんなさい。(もぐもぐ)
(-50) 2013/12/07(Sat) 22時半頃
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クラリッサは、シーシャに話の続きを促した。
2013/12/07(Sat) 22時半頃
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[そして中断する形となっていたグロリアの弔いに戻ったか。]
…さて、フィリップは…どうしようねぇ。
[紅い砂混じるダンピールの灰を見て、思案顔で腕を組む。
――グロリアを殺したかもしれないダンピール。 丁重に弔ってやるつもりは女にもないが、グロリアの部屋に残すのもはばかられて。]
(94) 2013/12/07(Sat) 22時半頃
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/* >>97…w
(-55) 2013/12/07(Sat) 23時頃
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[>>97自分の行いの危うさには目を瞑る。 もしその行いが原因で殺されたなら、自分はそこまでの存在だったのだ、と最後には納得するだろうと思う。]
ボクは自分の力を信じているからね。
だからサミーは真実ボクと同じ吸血鬼だと、信じるよ。
[小さく笑みを浮かべたサミュエルに向かって、幾らか温かみのある笑顔を向けた。]
(103) 2013/12/07(Sat) 23時頃
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[>>99サミュエルの胸の音は女の手に感じられたかどうか。 俺がダンピールだったら、という言葉には僅かに笑みを浮かべて。]
まぁ、サミーが本物である可能性が高いと踏んでやった事だから。 あの時点でいきなり仲間を売ったりしないでしょう。 一緒に生き残る方が得だからね。
殺されそうになったら――出来る限りの抵抗をしていたよ? 只殺されるのは気に食わないからね。 ふふ、女は怖いんだから。
[ジリヤを見て彼の漏らした言葉>>31を引用しつつ、物騒な宣言をして褐色の瞳を細める。 彼が棚から化粧箱を取って来れば、グロリアの灰を集めて、中に収めようと。]
(105) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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[>>102僅かに嫌悪を滲ませるサミュエルの瞳を見て、女は目を瞬かせる。 彼は無表情を貫こうとしていたように見えたから。]
…でもさ、グロリアさんの側にダンピールを置いておきたくないんだよ。
…ん…でも、そうだね。 全てが終わってからでも良い、かな。
[放っておいていいものなら放っておくが。 せめて別室で殺せば良かったか、と考えてしまう辺り、女は薄情なのかもしれないと内心で苦笑し。]
――…大丈夫かい。
[何かから逃れようとするように首を振るうサミュエルに、幾ばくかの心配を滲ませた言葉を掛ける。]
(108) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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――…?
[やがて女は作業に戻りながら同族の気配を確認する。 残っている気配は5つ。 ――1つ足りない。]
……まさ、か。
[瞬時に至った最悪の発想に、女は唇をわななかせる。 グロリアとフィリップが死んだのはこの目で確認し、ジリヤとシーシャは先刻まで一緒にいたばかりだ。
女はここ暫く、サイラスとマドカに会っていない事を思い出す。 フィリップと対峙している間にどちらかの命が失われたのか? ―― 一体、誰が。]
ねぇ、サミー。 気配が一つ足りない。 ――気付いているかい?
[緊張を含んだ声色で彼の反応を伺う。]
(110) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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/* サミュエルは、長い事付き合わせてしまってごめんなさいですよ。
(-60) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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/* …何かRPが割と使用前に戻っているような気がします。 これはデレでしょうか?よく分からないです。 …疑似共有者的な…。
ジリヤさんはリビングに行くのだろうか…? ロルはグロリアの部屋ですが。
そして呪詛は何処に行くの、かな。 ここでサミュエルが落ちたら、クラリッサまた非情モードになりそうな気もしますが。
(-61) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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/* あ、ジリヤさん軌道修正された。
襲撃は何処に行くのかな? PL的には、割とやり切った感はあるのですが。
(-62) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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/* 気付けば@20分…!! 吊りどないしよ。(おろろ)
(-63) 2013/12/07(Sat) 23時半頃
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[>>113手の甲から伝わった穏やかな鼓動は、彼が生きている証。 この決して安心出来るわけでない状況で、女の緊張を少し解けさせる要素にはなった。]
…色々な可能性を考えておいて損はないよ。 ―君はもう一度誰かを見定められるかい。
[顔色は変わらなかったが、怖い、と言う言葉には女は喉を鳴らして笑う。 僅かな緊張は薄らと感じられ。]
ふふ、痛い思いをしたくなければ、不用意に女性を怒らせないように気をつけてくれたまえ。
[冗談めいた声色で、そう忠告をする。]
(120) 2013/12/08(Sun) 00時頃
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[>>114サミュエルは直ぐには無表情には戻らなかった。 その気持ちは俺も、という言葉には、彼が同じ考えを持っている事に安堵して。]
分かった。 取り敢えず、今の話はこれでおしまい。
[全てが終わってから、という言葉に頷かれればそう言ってグロリアの灰を掬う。 ―軽い。 吸血鬼のなれの果て、少し前までグロリアだったそれはあまりに軽かった。 その事に女は目を伏せて、目の周辺が熱くなるのを必死で堪えた。
自分の言葉にはっとしたような顔。 それが少し取り繕われて紡がれた言葉には、少し踏む込み過ぎたかと思う。]
――そっか。
[簡単に触れられたくない事を、きっと彼も抱えているのだ、と。]
(122) 2013/12/08(Sun) 00時頃
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/* PL視点でも投票悩むな…!!
(-75) 2013/12/08(Sun) 00時頃
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