175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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で、も。 ミユ…──で。
[いい、と。 他にはと促されたら、何を云うか考えているうちに。 くるるる、とお腹が鳴いた。]
おっ、…お腹───!
[すいた。 先程までのはずかしさとはまた別種の羞恥。 額を擦り付けるように、肩に頭を押し付けて小さく首を振った。]
(+1) 2014/05/19(Mon) 02時半頃
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すっ… すき、に。
[好きに呼んでほしい。 呼ばれる度に、とくんと鼓動が打つから。]
───。
[腹の音は確りと聞かれてしまっていたようだ。(>>+2) 恥ずかしさに無言は続いたが、頭を撫でられて更に息を詰める。]
(これは。) (子供にするのと、同じ?)
[そう思うと、ぎゅっと胸が痛くなって。 胸元をとんと叩いて、ほんのすこしだけジェレミーを睨んだ。]
ふたり、で ……食べられる、なら。
[家に呼んだとき、結局自分は食べなかったから。 今度はちゃんといっしょに食べたい。]
(+3) 2014/05/19(Mon) 02時半頃
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───ん…
[呼ばれて、自然とふわり笑みが浮かぶ。 睨んでいたのも一瞬だったが、笑みを浮かべるのもまだ一瞬だ。]
へ、き。
[好き嫌いはない、苦手なのは甘すぎるものくらいだ。 どんな食事がくるのだろう。 すこしわくわくしながら、運ばれてくるのを待つことになる。
が、まずは彼から体を離すところからだ。 恥ずかしいのからは解放されるが。 そのぶん、それ以上、寂しく感じてしまってしょうがない**]
(+5) 2014/05/19(Mon) 03時頃
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-- 食事風景 --
[並ぶ食事は見たことのない、森の中でのものよりも豪勢なものだった。 中には動物の肉を細かくしものもあったかもしれない。 それはさすがに口に出来ず、初めて食べられないものと出会うことになった。]
───?
[マイスの実を裏ごししたスープ。 瑞々しい野菜のサラダ。 注がれるヴィーノからはふわりとお酒の薫り。
カットされた果実を持たされて顔を傾けていれば、それにかぶりつかれた。 恥ずかしさがうっすらと訪れる。]
───……っ
[これがこういう食べ物を食べる時の作法なんだろうか。 じっとジェレミーを見つめて、箸が止まった。]
(+7) 2014/05/19(Mon) 13時半頃
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/* ■マイス mais、とうもろこし。
■ヴィーノ Vino、ワイン。
箸が止まるって動詞的表現であって実際はフォークだろうな。 あと、肉は食えない!友達食ってる怖い!! 完全なベジタリアンである。
(-5) 2014/05/19(Mon) 14時頃
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[材料さえあれば何となく似たものは作れそうだ──肉以外は。 なんて全く別のことを考えながら。
気付けば同じように口元へ差し出される果実のひときれ。 それとジェレミーとを交互に見つめる表情は いつもの通り無愛想な。]
……、ん
[けれどちゃんと見ていれば、照れているのであろう色を携えて。 先程彼がしたようにぱくりとしてみたが。]
(やるのも、やられるのも) (恥ずかしいな、これ。)
[口にいれれば無言でもぐもぐ。]
(+9) 2014/05/19(Mon) 14時頃
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……た、ぶん?
[上手かどうか比較する相手もものもないので、自分ではわからないが。 自給自足的な生活を長らくしてきたため、料理はそれなりに上手い方だ。]
(おさかなさん…。)
[話すことはできないが、食べることはあまりしない。 豪勢な食事の中に姿があればおずおずと手を伸ばした。 あまり飲めはしないから、グラスを傾けるのもゆっくりで。]
──はじ、めて。
(動物じゃなくて、誰かとごはんするのも。) (こんなに長く、いるのも。)
[恥ずかしさに思わず、最後にぐいっとヴィーノを煽ってしまって。 ふわふわ、くらくらとしながら。 小さくごちそうさまと告げた。]
(+11) 2014/05/19(Mon) 15時頃
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──ぅ、ん。 ずっと ……ひとりだった から。
[長い時間人といると、疲れるものだと思っていた。 なのに、今はそんなことなく。 離れることの方が嫌だと思う。 夏を運ぶ小さな旅が終われば、こうして傍にいることもなくなってしまうんだろうか。 それはとても、悲しいから。]
……い、ぃ ──ね?
[表情が柔らかくなるのは、アルコールのせいだろう。 ふわふわした酩酊感のなか。 肩にぽふりと頭を乗せた。 さっきまでなら恥ずかしすぎて出来なかったことも、少しだけ出来るようになる。]
(+13) 2014/05/19(Mon) 15時頃
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ぼく、の?
[ゆっくりと、少しずつ、溢れる言葉は増えている。 酔っているせいではないけれど。 今はきっと酔っているから。 そういうことに、しておこう。]
くるみ、ひまわりのたね、マトリカリア。 あと…、 ユヤの砂糖漬け。 でも甘いものは、苦手。
[ぽつぽつと好きなものを口にすれば、ジェレミーの手が滑り落ちてくる。 頭から頬に、頬から唇に。 離される前に、ほんのすこしだけ指に唇を押し付けて。]
(+15) 2014/05/19(Mon) 16時頃
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いちばん、は。
[見上げて、ふわりと笑顔が溢れる。 目の前の人がいちばんすきだなんて。 酔っていたって、口にはできない。]
(+16) 2014/05/19(Mon) 16時頃
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とくい、なの は… んっ
[話そうとして、瞼に。 鼻の先に、それから唇に落ちる口付け。 恥ずかしくて、ふわり顔が赤く染まる。 赤いままじぃっと見上げ、すぐに視線をはずし。]
───ば、か。
[てしてしと胸元を何度か叩いて。 微かに、微かに、頷いた。]
(+18) 2014/05/19(Mon) 17時頃
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[柔らかく抱き締められる。 甘いものは苦手だけれど、この甘ったるい空気は嫌いじゃない。]
ぼく…も。
[もう、ばかになってしまったのだろうか。 耳に落ちる甘い言葉に、くすぐられるような心地。 くすくすと笑って、きちんとごちそうさまを済ませたら。 船の外はすぐに夜をつれてくる。 それまでは傍から離れずに、拙い言葉で会話を重ねた。]
(+20) 2014/05/19(Mon) 18時半頃
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[話したり、触れられたり。 あちこちに落とされるキスは、くすぐったくて恥ずかしい。 夜を迎える頃には酔いもさめてしまっていたけど。 甘く甘い雰囲気には酔ったままだ。]
──う、ん…
[やっぱり、なんて云うから。(>>+21) 覗かれてしまった水浴びを思い出してしまう。 あの時どこまで見られてしまっていたんだろう。 家で着替えているときも、だ。]
っ ……、ん
[おいでなんて優しく云われてしまったら。 広げられる腕のすぐ傍まで、けれどあと一歩の距離。 近寄って、じぃと見上げる。]
(+22) 2014/05/19(Mon) 22時頃
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ほん…と?
[抱き締めて眠るだけでも、ミイユにはよっぽどなのだが。 最初に見えた笑顔は安心できるもので。 でも、眠るまで話をするだなんて、眠れるのか分からない。]
押し…──
(べ、つに。) (いい…けど……。)
[そんなことまで考えてから、ぷるぷると頭を振った。 おそるおそる、一歩歩み出して。 それでも恥ずかしさからか、顔は胸元に押し付けた。]
(+24) 2014/05/19(Mon) 23時頃
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[たったの一歩なのに、心臓がまたばくばくとうるさい。 抱き締められる腕に力が入れば、体が自然と強張って。 体温がすぐ傍にある。 なにかのいい匂いさえ感じるみたいで。]
(おいでって、云ったじゃん。)
[まるで王子様がお姫様を抱き上げるよう。 おろされるのは、慣れないベッドの上に。]
───、っ
[顔が近付けば、何を期待したのか息が詰まって。 額に触れる柔らかな唇に、ぶわっと赤くなって顔を逸らした。 眠れるわけなんてない。]
(+26) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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し、てない っ!!
(ばか!) (ばっ、ばか!ばかぁっ!)
[意地悪くさえ聞こえる囁きに、思わず声をあげた。 大きくはないが、ミイユにしては大きな声。 そしてむいーっと口を引き結んだ。 キスしてもらえるだなんて、期待なんてしていない、はず。]
(『次』ってなんだ!)
[真っ赤なままジェレミーを睨む。 今こんなにどきどきしているのに、慣れるなんてことあるんだろうか。 ものすごい時間がかかりそうだ。 睨んだままくるくると考えて、ぺちと胸元を叩いた。]
(+28) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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んっ ……ぅ──
[引き結んだ唇に唇が重なって。 離れてから、低く唸った。 『次』の説明までされて、まるでもう何もかも分かられているようだ。]
(風呂は一人で入るもんだろっ!)
[恥ずかしい時だとばれているとも知らず、睨んで。 ぎゅうっと強く抱きつく。]
──せ、まい ……からっ
[言い訳をしながら、あまりに悔しくて。 かぷりとシャツごと肩口を弱く噛んだ。]
(+30) 2014/05/20(Tue) 00時半頃
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──、っ
(ぼく、も だけどっ)
[あぐあぐと甘噛みしながら恥ずかしさに耐える。 眠る前に爆発でもしてしまうんじゃないだろうか。 噛むのはどうやら癖のようなもので。 それがどんな影響を彼に与えているかなんて、知る由もない。]
…………?
[付け加えられた『違うこと』とはなんだろう。 分からないから、そこは素直に小さく首をかしげて見せた。]
(+32) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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は、はだ
[思わず恥ずかしさを訴えていた口が離れた。 ベッドの上で裸になるらしい。 理由が全く分からないが、繋がりが深くなるらしい。 心が繋がるのは、動物と会話するミイユには何となくわかるものの。 殆ど人との交流がなかったために、物理的に何がどう繋がるのかは分からない。]
(羽、重ねる? とか?) (でも…ジェレミーとも…) (深く繋がれるの、かなぁ。)
[そう思うとまた恥ずかしくなってきて、再び肩を噛むことになる。]
(+34) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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う ……、ん。
[恥ずかしいことに間違いはない。 してくれないらしい、『繋がること』は いずれされると予告されてしまった。 怖いような、嬉しいようなで、まだ少しあぐあぐと続けていたが。]
──、ん。 お っ、 おやす ……な、さ
[初めて、誰かに云う夜の挨拶。 しばらく恥ずかしさで眠れず、どきどきとあぐあぐは続いていたけれど。 背中を優しく撫でる手のリズムに、あやされたように瞼がとろんと落ちてくる。]
(あったかい。)
[あぐ…、と口が動くのも止まって。 かわりに聞こえる寝息は、安心したような表情から微かに**]
(+36) 2014/05/20(Tue) 01時半頃
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-- 翌日 --
[船には乗り込む足音が増えた。 二人分だろうか、些細な物音でまだ起きてしまえるほど警戒した状態で。 パチリと目を開けたのは、ジェレミーよりも先。 彼が寝たふりなどしていなければ、だが。]
……───。
[寝顔が目の前にある。 一瞬、なんでだと寝惚けていたが。 身動ぎひとつ出来ずに、閉じた瞼をじっと見つめている。]
(ジェレミー。)
[眠るよりも前、口付けされていたと知らずに。(>>+37) 起きたらもっと近くなっているといい。 そんな願いのような魔法の言葉に掛かったように、細い体を寄せた。 首元に唇が当たったのは、『当たった』んであって。 断じて、口付けようとして恥ずかしくてできなかった結果ではない**]
(+38) 2014/05/20(Tue) 08時頃
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[ジェレミーはどうやらぐっすりと眠っているらしい。 少しだけ身動いでみたけれど、抱き締められた腕は解けそうにない。]
(しあわせそう。) (……だと、いいな。)
[安心したも寝顔に見えるのは、さすがに自惚れがひどいだろうか。 自分のものとは色も質も違う髪。 しゅっとした顎や、昨日何度も口付けされた唇。 なぞるように見つめて、吸い寄せられるように顔を近づける。]
(────っ、ぼくの、ばか!)
[あと6mm、触れることなく離れて。 おきるかもしれないから、肌にはなるべく届かないように。 目の前のシャツを、鎖骨あたりをあぐあぐと噛んだ**]
(+40) 2014/05/20(Tue) 17時頃
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わっ
[かじかじあぐあぐ。 続けていた唇の動きは、名前を呼ぶ声とひっくり返る視界に止まることになる。 起きたのを理解するのに数秒。 見下げられた、見上げる。 瞳の色を見つめるのが先だった。
おはようと告げようとして、喉を鳴らしていることに気付く。 呟かれる言葉は、王子さまの癖に意地悪だ。]
ち ──がうっ。
[ただ、起こすのは悪いかなって。 恥ずかしいから噛みついていただけなのに。]
(+43) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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[唇をつつかれれば、きゅうと引き結び。 うなじを舐められれば、喉奥に息を押し込んで。 逃げようにも逃げられず。 だからといって逃げようとも思わなかったのは こうやってされることの全てが、嫌じゃなかったからだ。
まるでそれさえ見透かすように、耳朶が噛まれて。 ちいさく、魚が跳ねるようにミイユの体も跳ねた。]
しゃ、わ…! ……先にっ、どう、ぞ!
[身を離してくれたから、慌てて告げて。 噛まれた耳朶まで真っ赤にして、布団に潜り込んで隠れた。]
(+44) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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/* 突然死出すぎだろwww
突然死はなるべくしないって村(寧ろ国)のルールなんだし 特にトレイルは相手いたわけだから メモくらいは残してほしいねぇ。 遊ぶ上での最低限の礼儀とかマナーだと思うんだけど。 相手いないからって、ヴェスも同じくですよ。
ちょっと今回の村は色々と酷いですね。
(-10) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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/* えろいジェレミーえろい。 はうう、癒されるいやらしいされる。
(-11) 2014/05/21(Wed) 01時半頃
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[布団のかたまりにぽふぽふと振動を感じて、恥ずかしくて余計に丸まった。 足音がシャワーの方へ、やがて水が床に落ちるような音が聞こえれば。 被った布団の中でごろごろと身悶えた。]
(はず、かしいっ)
[暫くは音を聴きながらごろごろとしていたが。 ようやく落ち着いたか、落ち着きかけたか、そんな頃に。]
───っ、 わ
[水も滴るなんとやら。 いや、水が滴ってなくてもなんとやらだが。 服も着ず、タオル一枚で出てきたから 出てきかけた布団のなかに、再び潜ることに。]
(+47) 2014/05/21(Wed) 01時半頃
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