123 霓虹鬼故事
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「怒んなって、黒宵。どうせ偽物だろ?」
[その言葉には同意だ。 自分もそれらしく作ってある偽物だと思っている。依頼人の目的、流出先については深く探らないのが暗黙のルールだ。
けれど酔いの勢いで仲間の一人が妙な事を言い出した。酒の勢いで、時々そういうところがある奴だった。]
「なぁ。これ、試しに飲んでみねぇ?」 「鬼になっちまったらどうすんだよ。」 「大丈夫だって、どうせ偽物だろ?」
[くすねた量は漢方薬一包くらい。 飲もうとした仲間の男からそれを奪い…
酒で一気に、飲み干した。*]
(27) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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…くっ…。
[―あぁ、思い出した。 俺は場を収める為に、あの薬を服用した。 けれど自分の身体には何も変調はなく、やっぱり偽物だ、と判断したんだが。
アルコールで服用した事で、変質しただけなのかもしれない。 此処に載っている情報の一部だけ―気付いたのは此処に来てからだが―当て嵌る事がある。 それともいつか、俺もアイツのように‘鬼’になるのか? …分からない。 けれど服用者だとばれれば、殺される? ―自分は猟奇殺人なんてやっていないのに。]
は…、冗談じゃねぇぞ。
(28) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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…こんなところでむざむざ殺されてたまるか。
[耳に届いた明夜の少し低いトーンの声。 それに応じる答えは苦渋のもの。 はっきりとは言わないが、是の意思は伝わるだろうか。]
だがな、明夜。 鬼と人を判別する方法を開発している、とか書いてあったぞ。詳しい事は書いてないが。 もしかしたらあいつらの中に、そういう手段を手に入れた奴がいるかもしれない。
(*2) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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今、何処にいる?
ひょっとしてもう、誰かを標的に決めたのか?
[彼が佩芳の側にいる事は知らない。]
(*3) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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[鬼とそうでない人間を見分ける方法は開発中とあった。 此処に載せてあるという事は、精度が低くかったとしても、既に使えるものがあるかもしれない。 集められた客の中にそういった手段を持った人間がいたら拙い。]
…探さないと、な。
[自分の鞄の中からナイフを取り出して、念の為にスウェットのポケットに入れておく。 ―2階に上がる際、地下に続いていると思われる階段があったのを思い出す。 もしかしたら地下に何かあるかもしれない。
誰かと落ち合って探るか、それとも地下に行くか。 ―暫し考えた末に、一度、地下に足を運んでみる事にした。]
(29) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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/* もうすぐ半分とか…。喋り過ぎやでー。
(-5) 2013/05/24(Fri) 13時頃
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― 地下・研究室前 ―
[普段は認証ロックがされているのだろう、地下の階段に通じる扉とその先の研究室の扉は落雷の意影響で解除されていて。]
…運が悪かったな、爺。
[周囲をちらりと見て、誰かに見られていないか確認してから研究室に入っていく。 もし誰かに見咎められたなら、鬼を見つける方法がないか探している、と答えるだろう。 ―事実、そうなのだから。]
(30) 2013/05/24(Fri) 14時頃
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― 地下・研究室 ―
[研究室内には色々な機器が置いてあった。 こういった物には縁がないので、それらが何の役目を果たすのかは分からない。 薬品の入っている瓶が並んだ棚。一部が抜けているのは、研究者が持って行ったのだろうか。他に何かないか視線を移し]
…っ…。
[惨殺死体の写真が貼られたボード。 恐らく、今回の一件…明夜も関わっているものもあるのだろう。 ―胸糞が悪い。 眉間に皺を寄せてそれらから視線を外す。そしてそのまま更に奥へと歩いて行った。**]
(31) 2013/05/24(Fri) 14時頃
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―佩芳…か。
[鷲珈の死体を見た後、階下に降りて行った背中を思い出す。]
声は上げさせんなよ。 聞きつけた誰かが割り込んで来たらヤバイ。
[告げたのは、まずは声を出せなくしろ、というもの。 ―自分で告げたその内容に僅かに眩暈がしたが。
そして少しためらった後に]
…何かあったら呼べよ。 俺は地下の研究室にいる。
(*6) 2013/05/24(Fri) 16時半頃
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あー…、あんたの軽さ、こういう時は助かるわ。
[他の客を自分が生き残る為に見殺しにする…その罪の意識はある。 明夜の変わらぬ軽さは、ともすれば陰鬱になりそうな自分の気持ちを少しだけ軽くしてくれて。
彼らに咎はない。 けれど、生き残る為にはそうするしかないのだ。
そう強く思う事で、例え間違った道でも迷わずに進もう、と。]
(*7) 2013/05/24(Fri) 17時頃
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― 研究室 ― うーわ…。 [研究室の奥にあったパソコンには、実験データの一部が収められていた。 落雷の影響でおしゃかになっているものもあったが、運よく無事だったパソコンのパスワードは机の中のメモに記されていて。 首尾よく閲覧する事が出来たそれらを見て不快感を顕わにする。
何でこんな事を執拗に研究したんだか。 ―やっぱり理解に苦しむ。 データによれば、服用すると遺伝子の一部に変化が生じるようだ。 それなら例えば髪の毛を採取して鑑定、とかすれば。]
(39) 2013/05/24(Fri) 19時頃
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…ん。
[こちらに近付いてきた足音>>38を聞きつけて、思考を止め、ぴくり、と眉を動かす。 明夜程ではないが、薬の恩恵で只の人間よりも感覚が鋭くなっているのか。
少し考えた挙句、今気付いたというように此方にやって来る相手を迎える事に。 露蝶が研究室に入って来たなら、少し遅れたタイミングで、誰だ?と誰何する声と共に奥の部屋から顔を出すだろう。
その声に険はなく、相手の知る自分と変わらない様子で。**]
(41) 2013/05/24(Fri) 19時半頃
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サミュエルは、ドリベルに話の続きを促した。
2013/05/24(Fri) 19時半頃
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/* あーもう、楽しそうだなぁ。明夜は。
こちらに黍炉は来るのかな。 そしたら2対1…?
今日の吊り先で、▼黒宵なら、高確率で翌日▼明夜で赤負け。 ▼露蝶/黍炉なら、翌日▼もう一人で、赤勝ちの黒宵裏切られエンドですかねぇ。 後者の方がこちらとしてはおいしいですが。
(-8) 2013/05/24(Fri) 19時半頃
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―密室だぞ? まだ佩芳の他に二人いるんだ。 用心して当たり前だろう。
[場慣れしている、と言われれば少し向きになって返した。]
…あーそー、それはどうも。
いいか、気をつけろ、よ。
[立派な鬼になど、なりたくない。 この一件が収まったら、日常に戻って普通に生活したいと思っている。
ひょっとしたら、いつか殺人の衝動に駆られるかもしれなくても。 それまでは。
人の犠牲の上に成り立つ普通の生活など、とは今は考えないようにした。]
(*9) 2013/05/24(Fri) 20時頃
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/* これは…回していいのかな。
(-10) 2013/05/24(Fri) 21時半頃
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― 地下・研究室 ―
[露蝶が研究室に入って来れば、それから遅れて奥の部屋から顔を出す。 誰何する声には険はなく。]
…誰だ? あぁ…、露蝶か。何か探し物?
[自分は警戒を少し緩めるが、彼女の顔は少し強張っていた。 そんな彼女に自分が手ぶらなのをアピールしながら奥の部屋から出てくる。]
鬼と人間を見分ける方法探してたんだけど、これがなかなか。 奥の部屋のパソコンのデータには、遺伝子に変化が生じるってあったんだけど。 やっぱ、口で信用して貰うよりも、何らかの結果を見せた方が分かりやすいじゃん?
[彼女がその手段を持っているとは知らない。 無防備に自分の知った情報を晒しつつ、困ったように頭を掻きながら問いかける。]
―なぁ、露蝶は何か掴めた?
(44) 2013/05/24(Fri) 21時半頃
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あー、悪い。
[>>48>>49露蝶は自分がいる事に気付いていなかったようだし。それには片手を上げて正直に謝って。
>>53目を瞬かせた彼女が何かを思い出しているようだと気付けば、自分のした話が何かの琴線に触れたのだろうか、と。
けれど彼女の前にある机の上に置かれたガラス製の小皿に気付けば僅かに目を瞬かせる。]
ん。…何って言ったっけ、それ。 ガキん時に実験で使った覚えがある。 …しゃ、何とか?
[その小皿の名前は本当に知らなかったが、興味は示していた。 もしかしたら、彼女は何か知っているかもしれない、と。 何か言いかけて口を閉ざす露蝶。 続く沈黙には、怪訝そうに緩く首を傾げながら]
―どうかした、か?
(57) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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/* 時限爆弾だったのか…w ちょ…。避けてー!
(-15) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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/* え、え。 これ、吊り襲撃どうなるのですか。被るの?
(-18) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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/* 取り敢えず、目の前の人に合わせてみた、よ。 黍炉は時間的に今からはないと思う。 あるとしたら黒宵か露蝶なんだけど。
え、明夜爆殺されるの?
(-19) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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/* おっと。 露蝶さんが鑑定をやって見せてくれてたー。
(-20) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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― 地下・研究室 ―
あぁ、それ。 俺もそんなにやってねぇよ。見て思い出しただけで。
[>>61彼女の言葉で、納得したように手をポンと打つ。 一応、祖母の教育方針でそれなりの学校には通わされていたのだった。―その未来が今なのだが。]
…?
[>>62意を決したような気配。 財布の中から出したのが何かの液体と髪の毛だと分かれば、僅かに目を瞬かせながらもじっと彼女の手つきを見つめ。 薬剤が入ったシャーレの中に入れられた淡い色の髪。 その液体が虹色の光を放てば、驚いたように目を瞬かせ。]
…っ、何だこれ…。 光ったら、何かあんのか?
(64) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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[>>63聞いた直後に瞳を見つめられて告げられた言葉。]
―…これ、明夜の髪? 明夜が鬼って事…?
[―人と鬼とを見分ける鑑定方法。 結果は分かっていたが、実際にそれを目にすれば声が上ずる。 これでもし自分が調べられたなら。 ―冷や汗が背中を伝う。
ナイフはポケットの中にある、が。 すぐに手を出すのはあからさま過ぎないか。]
(65) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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―明夜。 露蝶が鬼と人を見分けられる術を持つ人間だった。
今、やって見せられた。 ―お前の髪を入れて、薬剤が光った…。
[上ずった声で明夜に声を飛ばす。 彼に聞こえただろうかは分からないが。
―障害となる人間は…殺さなけれ、ば。]
(*10) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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/* 残り時間少ないんだけど、奇襲かけてもいいですか。
(-21) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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―打ち明けてくれて、ありがとう、な。
[あぁ、果たしてちゃんと笑えているだろうか。 ともかく顔には笑みを浮かべて…左手で露蝶を突き飛ばす。 右手はポケットに入れているナイフを引き抜き。
―彼女の隙を上手く付けたなら、肩を床に押さえこんで彼女の心臓に右手に握ったナイフを突き立てようとした。]
(67) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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/* ご、ごめんなさーい!!><
でもこれ一体どうなるんだ。
(-22) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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っ…、ころ、す…!
[露蝶に向かって振りかざすナイフ。
初めて人を‘殺そう’として振るったそれは、果たして彼女に届くのか。]
(*11) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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ぐぁ…っ!
[首に向かって振り上げられた刃。 気付いて上体を捩じって逃れようとしたが、渾身の力の籠ったそれは肩に突き刺さる。
走った痛みを歯を食いしばって堪え、ナイフを握り直して自分も彼女にナイフを突き立てる。
怯んだ所為で僅かにずれるか。 ―それとも。]
(72) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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/* うう、すみません。 どうなるか分からないのでこんな感じで。
エピで謝ります。(ぶるぶる)
(-23) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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