1 とある結社の手記:6
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―回想―
[薬屋の男も、勿論手紙を届けているから知っている。 同じく占い師に名宣りを上げて(>>4)も、嘘を吐くような人物とは思えない。]
はぁ、私のも占い能力、と呼ぶものでしたら、 二人いることになりますね。 別グループに行くことになるのでしょうか。
私は人狼宛に、 手紙を届けないといけないだけですが、 職務は……果たしますよ。
[ぼそぼそと俯いて言う。 自信のなさそうな猫背で、くたびれた制服も男を貧相に見せた。 いつも寒い中、との少年の感謝の言葉(>>14)には、いえいえ仕事ですから、と目尻の皺を深めて笑う。彼が待ち侘びている手紙を届けた時の表情は、郵便屋冥利に尽きるものだった。ただ届けるだけの仲介人でも、彼ら親子の交流が微笑ましくて。]
別のグループに行くようでしたら、 ……そちらにも人狼が二名居るのでしたら。 カルヴィン君宛のお手紙は、相棒か伝書鳩に任せないといけませんね。
(106) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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―回想―
朝食は、ご相伴に預かって良いのですか。 それは楽しみです。 男の一人暮らしは、どうも荒んでいけませんから……。
[ほころばせた笑顔さえも、どこか暗く、疲れているように見える。 帽子を取って、調理場で奮闘する女性陣の背中に一礼を送った。 用意された食事は、閉じ込められた現状にそぐわないくらい、暖かく美味だった。]
人狼はいないと困りますね。 配達が終わらない。 どちらへ返送していいかも分からない手紙ですので。
ローズマリーさんの毛皮は。 狼のものですか、それとも人狼のものですかね。
(110) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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―回想―
[食事を終え、コルクボード(>>@8)を見る。]
調子がおかしく、ですか。 別段いまのところ……不調は感じません。 何なら、試してみましょうか。 サイモン君が近くに居なければ、 私の能力は使えるでしょうから。
[そして、思案の末、一枚の紙をコルクボードに張り出した。 署名代わりの消印つき、便箋一枚。]
【私の手紙を届けるべき相手は誰だと思いますか。 参考までに全員の意見をお聞かせ下さい。 本日、調べてみたく存じます。 勿論、私の能力が信じられない方の自薦も問いません。 ―Westmeadow― 】
(116) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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/* 今回の目標は、全力で信頼を取らないこと。 騙り占い師にやり易くする、あわよくば偽占い師と思われること。
占騙りが半狼であれば、どちらを襲撃しても 狼にはウマーィですね。 対抗が狼ならあまり意味はありませんが。
(-27) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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しかし、サイラス君が嘘をついているとしたら、 理由は何故、でしょうね。
私の職務妨害をしたいのか。 それとも、薬の実験相手を探しているのか。
飲ませる系ではないことを祈りますよ……。
[髪でも採って、反応を見るのだろうかと、そちらにも興味津々な様子。]
(120) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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――ああ、塗り薬なのですね。
[サイラスの弁に納得したように頷いた。 薬屋には持病の腰痛の軟膏をよく買いに行っている。 まさか塗り薬で容態が悪くなったりはすまいと、安堵したよう。]
人狼だと毛が生える、などでしたら面白そうですね。 剛毛は女性は嫌がるでしょうか。
私の方は何とも地味ですから……。
[その場に居ても居なくても気にされないような、影のように。 元より郵便配達という仕事が、ささやかな脇役であると心得ている。 劇中では、擦違いが命取りになったりするが、この村でそのようなことはあまり起こらない。 淡々と職務をこなすだけの彼の心中は、あまりに平坦で無味乾燥だった。]
(127) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、薬屋 サイラスの視線を一瞬だけ真正面から受け、そして受け流した。
2010/02/19(Fri) 23時頃
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私も困っているのですよ。 こんな悪戯のような手紙。 けれど、それでも届けなければいけない。
差出人のことを考えますと、ね。 中は見ていませんが、大方 「私を食べないでください」とでも 書いてあるのではないですか。
私はただ、手紙を渡した相手がそれに相応しいか分かるだけ、ですよ。 住所が間違っていた時などには、密かに重宝しますね。
[嘘吐きと揶揄されようが、男のペースは崩れない。 抑揚のない声は、心まで雪の大地に凍らされてしまったよう。]
(131) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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さて、それではちょっと失礼しますよ。 こちらには鳥屋のフィリップ君もいるようですね……。
手紙の件は、何とか掛け合ってみたいと思います。
[ぼそぼそと、賑やかに話す面々には聞こえないだろう低い声でぼやいてから、広間を後にする。 最後に帽子の端をクッと持ち上げて見せ、廊下へと出た。]
(135) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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―フィリップの部屋前―
[階段を上り、一つの扉の前でノックをした。 ちなみにウェーズリーの荷物はまだ届いておらず、どこの部屋を使うかも決めていない。あまりにも急だったからだ。]
フィリップ君。 郵便屋のウェーズリーです。 お部屋に居ますか。 折り入って相談したいことがあるのですが。
(139) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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―フィリップの部屋―
こんな騒ぎの中、すみませんね。 アーチ君も、どうも。
いえ、閉じ込められてしまいましたし、 職務のために以前の伝書鳩のようなものを 買わせていただけないかと思ったのですが。
アーチ君を使う気ですか。 や、発想は同じですね……。
[かりかり後ろ頭を掻いて、照れ臭そうにしている。]
(-34) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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―フィリップの部屋―
こんな騒ぎの中、すみませんね。 アーチ君も、どうも。
いえ、閉じ込められてしまいましたし、 職務のために以前の伝書鳩のようなものを 買わせていただけないかと思ったのですが。
アーチ君を使う気ですか。 や、発想は同じですね……。
[かりかり後ろ頭を掻いて、照れ臭そうにしている。]
(156) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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/* 見出しにしようと思って独白に誤爆ったですよorz
(-35) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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この通り、私は配達できなくなってしまいましたから。 後、局の方にも飛ばして貰えませんかね。 相棒に、宿舎から着替えを届けて欲しいと。
[さらさら、とポケットから出した紙に走り書き。]
いやはや、あの伝書鳩も随分訓練されていましたが、 アーチ君には敵わないでしょうね。 白い雪景色の村を極彩色が飛ぶ様は、 見ていても気持ちがいいものです……。
……こんな冴えない郵便屋が持ってくるより、 綺麗な鳥が持って来た方が、受け取り主もわくわくするでしょう。
[では、よろしくお願いします、とフィリップではなくアーチの方に戯けて頭を下げた。]
(158) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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いえいえ、別の配達の仕事はまだありますし……。 むしろ助けてもらえて感謝しています。 でしゃばりなんかではありませんよ。
[フィリップには、人狼宛の不気味な手紙の件は届いていただろうか。 アーチとフィリップの漫才を聞きながら、微笑ましそうに笑窪を刻む。]
そうですね、ここには相棒は居ないようですし、 人狼騒ぎで閉じ込められていなければ、 もう一人の郵便局員は自由に動けると思います。
一日に一度、郵便局と往復させましょうか。
……アーチ君にものを頼むのに、代金を、餌を忘れていました。 彼は何を食べるのですか?
[台所か貯蔵庫にあればくすねて来ようと、幾らか穏やかな声で訊ねる。]
(165) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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いえいえ、普段さぼりがちな相棒に、「この手紙全部届けるように」と。 どうせ二日かそこらでしょう。そんなに気に病まなくてもいいですよ。
……手紙は一日も早く届けたい、そういうものですが。 想いが、綴れているものですからね。
[雪の中、ポストの前で待つ少年を知っている。 都会に出た家族からの連絡は、侘しい村には多い。]
しかしアーチ君はお利口ですね。 じゃあこれも覚えて、相棒に伝えてくれますか。
『たまには真面目に働きやがれ!!』
[それは普段の陰気な郵便屋を見慣れた者にとっては、驚くような怒声だった。二人しか局員がいないのに、手紙の七割は便利な能力を持っているウェーズリーが担当している。全く不公平だった。]
多くの人の役には立ちたいですけれどね……あんまりです。 これで給料が等分なんですから、愚痴の一つや二つあるってものですよ。
[珍しく悪戯っぽく笑うと、子供のようにケタケタ声をあげた。]
(169) 2010/02/20(Sat) 00時頃
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では、この手紙も案外、 その結社員の方々が用意したものかも知れませんね。
この村で働いて長いですから。 私の能力は、単に手紙の宛名の主が必ず分かるというだけですが。
利用されている気がしなくもありません。 けれど切手は貼られていますので、 届けなくてはいけないのです。 仕事ですよ……。
働かざる者食うべからず。 アーチ君も、よろしくお願いします。 大好物は何ですか?
[同じ仕事を生業とする者への親近感か。鸚鵡には親しげに話しかける。]
(180) 2010/02/20(Sat) 00時頃
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[見てみますか? と懐から黒い封書を二通取り出す。]
直感的なものでして、一日に一度しか働かないのですが。 手紙を差し出して、相手が受け取った時に、 「あ、これは違うぞ」と思うことがあるのです。
ポストでしたら分かりません。 ですから本当に、あまり意味のない、 ……というか使い勝手の悪い能力でお恥ずかしいのですが。
私は、占い師ではなく、しがない郵便屋ですよ。
[ふるふる、と気弱に首を振る。]
おばさん、とは……言わない方が身のためでしょうね。 彼女、猟銃を肌身離しませんから。 飛んでいても撃ち落されてしまいますよ、アーチ君。
(181) 2010/02/20(Sat) 00時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、鳥使い フィリップに再度、アーチの餌について訊ねた。
2010/02/20(Sat) 00時頃
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荷物が届くまで、私もすることはありませんしね……。
聞きたいことも多いでしょうから、 私も広間に居ますか。 あまり面と向かっては色々 話しかけられないので、緊張します……。
[普段通りの陰気な雰囲気を纏わせ、階下へと下りてゆく。]
(184) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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―広間―
あのー、みなさん……。
[疲れたような表情は、人見知りには人いきれが堪えるためか。 相変らずおどおどした様子で、それでも集まっている人に声を投げる。]
コルクボードにも貼りましたが、 誰が人狼だと思うか、考えていただけると助かります。 人狼などいない、私の能力など信用ならないと 仰るのでしたら、勿論ご自分の身で試されても構いません。
どうか、私の仕事に協力していただきたく思います。 不愉快にさせたら、すみませんでした。
[一世一代の演説を終わらせた、とでもいった風に大袈裟に肩を落として溜息を吐く。 そして、帽子を軽く持ち上げ一礼すると、適当な椅子に腰を下ろして暖を取るのだった。]
(187) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、鳥使い フィリップとアーチににこやかに頷いた、食料庫で林檎を探そう。
2010/02/20(Sat) 00時半頃
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あ、それと結社員さん……、 ローズマリー君でしたっけ。
ここに集められた村人の一覧を 見せていただけませんか。
[叶ったなら、それを凝視して覚え込む。 普段配達して回っている村内であるから、知らない顔はなかっただろう。]
この中に、ですか。 いやはや、私にも信じ難いですよ……。
(189) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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ありませんね。 私はキャサリン君が生まれた頃から、 郵便屋のバイトを経て今こうして働いています。 村を出て都会にも、数度しか行ったことがありませんし。 この村で人狼の話なんて、物心ついてから記憶がありません。
[はぁ、と重々しく溜息。]
仕事のために、届けるべき相手はいて欲しいですが、 ……というか正直いないと職務放棄になりますが。 その相手が人狼となると、素直に喜べないのが現状です。
(192) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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……ところで、ここは禁煙ですか?
[そろそろ唯一の嗜好品である煙草が恋しくなってきた。 制服のポケットを探れば、骨董品になりそうな古びたライター。]
(194) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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/* サイラス病の私がサイラス対抗占い師だなんて 萌えます、もとい燃えますね。
(-39) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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/* できれば初回襲撃希望の、 信用取る気が全くない占い師です。
どなたかの希望を弾いていたらすみません。
手記村の占い師はなからず何かヤらかす伝統だそうですが。
(-40) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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ああ、それで構いませんよ。 紛らわしい名前の方は、本人に会って確認します。
これでも、郵便屋ですから。
[苦笑して、ローズマリーの手元を見るとはなしに眺めていた。]
どうせなら、コルクボードに貼り出しておいてはどうですか。 私のように、全員が全員顔見知りというわけでもないでしょうし、 何かと便利でしょうから。
……サイモン君が頑張ってくれたら、杞憂ですが。
(197) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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村の中では、ウェーズリーで通じます。 本名は、ウィリアム・ウェストミードゥ。
[紙の上に指先でWilliam=Westmeadow、と綴って見せる。]
ありがとうございます。 目を通したら、あちらに張っておきますね。
[自身のメモの下にその名簿を付け加えた。]
(198) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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では、失礼して……。 せめて窓際で。
灰皿は……見当たりませんね。
[郵便配達の途中で一服吹かすことも多いため、携帯灰皿も欠かさない。 さすがに窓を開けるのは憚られたので、雪景色の村を眺めながら、白い煙を吐き出す。 男の制服に染み付いたのは、硝煙でなく紫煙の匂い。 煙草を吸う時だけは、心底安らいだ表情になる。]
(200) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、病人 キャサリンの小声に、煙がなるべくそちらに行かないように身体の方向を*調整した。*
2010/02/20(Sat) 01時頃
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いえ、荷物がまだ届いていませんでね。 アーチ君に郵便局に飛んでもらいますから、 すぐにでも相棒が運んでくれるとは思うのですが。
まだ自分の部屋を決めていないのですが、 空き部屋が一つしかなければ、必然的にそこですね。
[そして、湿気た煙草が半分も燃えない間に、周囲のキャサリンに対する態度から何か察したのか、携帯灰皿に押し付けた。]
失礼しました……。
[軽く首を竦めるようにして、林檎を探しに*食料庫へ。*]
(204) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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[食料庫で、林檎の入った木箱を見つけた。 地下に造られた貯蔵庫は、極寒の地故に冷蔵庫の役目も果たしている。 幸い、腐った様子はなくて、厨房の果物ナイフを失敬してから広間に戻る。]
そうそう、考えていたのですが。 キャサリン君の質問に言い方を変えましょう。 人狼が狼の姿であるのは見たことがない、ですね。
この中に本当に人狼がいるのでしたら、 私は何かしら配達で関わって……"会って"いたのですから。
ところでサイラスさんは、 人狼とでくわして、よく無事でしたね。 何か、食い殺されない方法でもあるのですか。
[よいせ、と同じ椅子に腰を下ろすと、手早く林檎の皮を剥いて行く。 ものぐさなだけで、手際はとても良い。 単に一人暮らしで身に着いた技能である。 意外と手先は器用な性分なのだった。]
(251) 2010/02/20(Sat) 14時頃
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結社のお姉さんはああ仰ってますが、 サイモン君が人狼が誰か教えてくれれば、 私はさっさと配達が終えられますね。
彼は……どこにいるのですか。
[今はその不在を確信しているよう。 力が反発し合うのであれば、サイモンがいれば何かしら自分に不調が出るはずだから。]
はぁ、今夜こちらへ……そうですか。 私の力は、サイモン君がいない場でしか 使えないようですから。
[剥いた皮を適当に千切って、アーチの嘴へ運ぶ。]
ではアーチ君、私の代理をお願いしますね。 できれば相棒への伝言も。
[それが切手代わり、と謂いたいらしい。 男は目尻の皺を深めてから、ふいとまた吹雪の予兆を感じさせる窓の外へと*興味を移す。*]
(252) 2010/02/20(Sat) 14時頃
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