88 吸血鬼の城 殲滅篇
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[感傷も言い訳も要らない。 唯一の望みに、 錬金術師の、治療師の誇りも、 人の心も魂までも賭け《ベットし》たのだから。]
(+0) 2012/05/03(Thu) 00時半頃
|
|
[深い水底に落ちるように、消耗しきった心は眠りにつく。
次に目覚めるのは、死者のために用意された地下聖堂。]
(+1) 2012/05/03(Thu) 00時半頃
|
|
―地下聖堂― [……はっと目を見開く。 見知らぬ天井、濃密な花の香。]
ここは……
[ゆっくりと身を起こし、辺りを見回す。 見慣れぬ、部屋だった。]
(+4) 2012/05/03(Thu) 09時半頃
|
|
[そこで、最後の記憶を思い出した。 見下ろす自分の身体には、傷も汚れもなかった。 焼け焦げ血に汚れ、ボロボロになっていた筈のローブさえ、この城に足を踏み入れる前と同じに戻っていた。
両の手のひらをじっと見つめる。 薬品の滲みのついた指先も、記憶のとおりだった。 ポーチから小さな刃を取り出し、指のはらをつつくと、ぷくりと血の滴が盛り上がった――ように見えた。 だが。]
(+5) 2012/05/03(Thu) 09時半頃
|
|
[痛いのか痛くないのか分からない。 このかすかな指先のうずきは、痛み――なのだろうか。 傷ついた指をしゃぶると、ほんのりと潮の味を感じた――ような気がした。]
(+6) 2012/05/03(Thu) 10時頃
|
|
[事態を悟ったのは、ラルフの姿を認めた時だった。 吸血鬼であるアヴァロン伯、行方不明と聞かされたエリアスはともかく、死者となったことが疑いないラルフが生前と同じ姿でそこにいるのを見れば。]
ああ……――
それでは、やはり、
[叶わなかったのか。 笑みの形に強張った、わななく唇で呟いて、眼鏡を外す。 俯き右手で顔を覆って、長い間そうしていた。**]
(+7) 2012/05/03(Thu) 10時頃
|
|
[――随分と時間が過ぎてから。 覆った手のひらの下で唇がくっと歪む。]
……そうですよ。 とうに分かっていたことだった。
[ふふ、と自嘲の笑いが口をついて出た。]
(+18) 2012/05/03(Thu) 20時頃
|
|
この世に神などいない。
あるのは世界を動かす冷徹な機構だけだ。 また、そうでなくてはならない!
[唇から洩れ出した低い笑いは、徐々に感情の制御を失った狂的な哄笑へと変わる。]
(+23) 2012/05/03(Thu) 22時頃
|
|
「全知全能の創造主」などという、幼稚で愚昧な暴君が世界を支配していると考える方が愚かでしょう? この不完全な世界を創造し支配する存在がもしあるとするなら、それは不完全な造物主に過ぎない。
[眼鏡のレンズが蝋燭の光を反射したようにギラリと光る。]
それとも、被造物に苦痛に満ちた生と残酷な死を与え、悪のはびこる世を肯定する「神」が、実在したほうが良いとでも? そんなものが存在するとしたら、それは「邪神」と呼ぶ方が相応しい!
[いつも笑んだような穏やかな表情を浮かべていた錬金術師は、今や悪霊と呼ぶほうが相応しい邪悪な知を湛え、高らかに叫んだ。]
(+30) 2012/05/03(Thu) 23時頃
|
|
[くつくつと嗤い声を上げながら、ゆらりと影のように振り向き、クラリッサを見遣る。]
人間ごっこ、ですか。 あなたはまだ自分が人間だという自己欺瞞を演じ続けるつもりなのですか? 無垢で純真で、弱くて無知のまま、自分からは何ひとつ引き受けようとしない。 可哀想な存在のまま、慈悲を垂れたつもりですか?
[にたりと口の端を三日月のように吊り上げた。]
(+31) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
|
|
[嘲笑を浮かべ、クラリッサに歩み寄る。]
よくもあのヘクターが、そんなに弱い存在を傍に置いておいたものですね。 それとも、弱いからこそあなたを愛でたのですか?
[呆れたような声でクラリッサを見下ろした。]
(+34) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
|
|
全知全能の造物主が存在しない以上、 善悪は概念に過ぎず、絶対的な価値を持たないのだから、 「魔」など存在の有り様を示す言葉に過ぎない。
[指で眼鏡を押し上げ]
私は絶望などしていませんよ? むしろ世界の真実を悟って、心が晴れ晴れしたくらいです。
[歪んだ笑みを唇に刻んで、愉しげに腕を広げた。]
(+36) 2012/05/03(Thu) 23時半頃
|
|
>>+35 もし尋ねることができたら訊いてみましょう?
[くつりと暗い冷笑を浮かべ、優しげな手つきでクラリッサの髪に触れようとする。]
うるわしい姫君。 あなたの美しさは、あの暴君を以ってして傾城に足るに相応しいようだ。
(+39) 2012/05/04(Fri) 00時頃
|
|
私の悟った世界の真実は、世界を動かすものは善も悪も無い、精緻な機構だったということですよ。 その仕組みを、原理なり法則なり一部でも解き明かすことができたなら……!
[その眸に、一瞬だけかつての誠実な学徒であったころの純粋な知の憧れが戻り輝いた]
(+40) 2012/05/04(Fri) 00時頃
|
|
それを知ることができたなら――!
[切ないほどの熱情を込めて囁いた。]
(+41) 2012/05/04(Fri) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る