246 朱桜散華
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─ 祭り前日/村外れの丘 ─
[飾り付けの進む神楽舞台から少し離れた一画。 里長に呼び出された志乃は琴を準備しながら他の者達を待つ。 集まるのは笛と太鼓と舞い手が一人ずつ]
……どうして、私なの…。
[問うような色を宿す声に里長が志乃を見る]
他にも、弾ける人はいるんでしょう?
[その人に頼めば良いのに、そんな想いを乗せた言葉に、里長は含む笑みを浮かべた。 返って来たのは、お前さんが良いんだよ、と言う曖昧とも取れる言葉。 のらりくらりと躱す様子に、志乃は里長の意図を見抜くことが出来ずにいた]
………… はぁ ………
[盛大な溜息を零すと同時、音合わせする者達がようやく全て集まった]
(25) 2016/04/21(Thu) 19時頃
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[後は頼むな、と里長はその場を離れ、楽を担う者達だけが残る]
…… ぁ、の … 音は、 大丈夫、覚えてる。
でも……合わせるとかは、したことがない。
[周りの視線を気にしながら、目を合わせずに聞かれたことに答えて。 なら一度やってみよう、との言葉に小さく頷いた]
(26) 2016/04/21(Thu) 19時頃
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[祭りの神楽舞は琴が主旋律。 故に出だしは志乃一人で、続けて笛と太鼓が加わる形で音を合わせることになる。 笛役の人の、始めよう、の言葉を受けて、志乃は深呼吸を一つ。 耳へと神経を集中し、琴の弦を弾き始めた]
………────
[里長が言っていたように音の響きが室内と全く異なる]
っ……、 待って。 少し、調整する。
[演奏を中止してもらい、琴の音の響きを確認した。 更にいくつか琴台を取り出し、屋外でも良く響くものへと変える]
(27) 2016/04/21(Thu) 19時頃
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…… 行きます。
[再び弾き始める頃には、周りの目などは気にならなくなっていた。 それだけ琴を弾くことに集中しているのである。 一音弾くと、先程よりもしっかりとした音が辺りに響いた。 そこから、一つ、また一つと音を繋げ、楽としての音を織り成していく]
………────
[やがて、琴の音に笛と太鼓が和音を奏で重なった。 重なる音を耳にした途端、志乃の中で今まで感じたことの無い感情が沸き起こる]
……………
[志乃の口端が持ち上がったのを見た者は居ただろうか。 しばらくの間、志乃自身が調和の取れた音に酔う**]
(28) 2016/04/21(Thu) 19時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 19時頃
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─ 祭り前日/村外れの丘 ─
[最後の一音が余韻を残し消えゆき]
……… 、
[志乃は、ほぅ、と緩く息を吐き出した]
……………
[初めて他の音と合わせての感想は言葉として出て来ない。 ただただ、鼓動の高鳴りだけが志乃の感情を示していた]
(34) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
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[しばらくぼんやりした後、はた、と我に返り他の者達を見遣る。 舞い手が、もっとゆっくりが良いね、と音合わせで見えた問題点を指摘。 もう一回弾いて、と言われて出だしを何度か爪弾いた]
…このくらい…?
[問えば、もう少し、と細かな指摘が返って来る。 ある程度弾く速度が安定して来た時、昼までみっちりやるかい?と聞かれ]
やります…!
[志乃は珍しく迷わずそう言い切った]
(35) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
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[音が重なった時に抱いた高揚感。 音を合わせることがこんなにも楽しいものだと初めて知った。 音を合わせている間は疎外感なんて感じもしなかった]
(もっと、やってみたい)
[最初は厭うていたこの役目も、次第に前向きに捉え始める]
(36) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
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[そうしてしばらく音を合わせ続け。 もう十分だろう、と解放されたのは予定通り昼近くなってからだった]
…え、神楽舞台に置いて行くの?
[解散する前、笛役と太鼓役の者達に琴を置いていけと言われ、志乃は戸惑いの色を見せる。 当日は設置する時間が取れないから、と理由を聞けば、尤もなことだと思う、けれど]
これは、かかさまの形見で…
[一時とは言え手元から離すのは躊躇われた。 誰も盗りゃしないよ、やら、これまでもそうして来たんだから大丈夫、など言葉を向けられて。 疑心は消えなかったけれど、押し切られる形で琴を神楽舞台の脇、演奏台に設置した]
…………
[不安げな表情を浮かべ、志乃は神楽舞台から離れ行く]
(37) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 22時半頃
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/* やりたいことやった、よし。 後は死んでも良い(
ってくろねこさんまた出現被ってwww
(-9) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
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/* さて、すけさんのあれ。 拾ってもは良いんだけどー… 接点んんんん!ってなる(
(-10) 2016/04/21(Thu) 22時半頃
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/* …はっ、風呂上りは眠いなやっぱり…。[寝てた]
そしてすけさんのが上手く組めない。 拾ってみたいのになー。
(-14) 2016/04/22(Fri) 00時頃
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─ 村外れの丘 ─
[神楽舞台からは離れたものの、母の形見が手元に無い不安は拭い切れず。 しばらくは邪魔にならないところをうろついていた]
………ぁ、
[その最中、慌しく人が往来する中にある人影を見つけて小さく声を零す。 困った顔をしてしまったのは、以前向けられた言葉>>16のため]
(55) 2016/04/22(Fri) 01時頃
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[志乃に白い目を向ける者が多いこの里で、丁助は里の外へ出る機会が多いためか、比較的普通に接してくれたように思う。 以前と変わらず接してくれると言う点は辰次も同じだったのだが、外を知るか否かの部分で話しやすさが少し違った。 一年前、里に戻って来た当初などは、彼が良く居る川岸へと逃げ込むこともあった]
…戻らなきゃ良かった。
[そんなことを零したこともある。 家に籠もることが多くなった頃には、会う頻度も減ったか。 訪ねて来るようなら縁側に招き入れたりもしたのだが、それも無くなったのは先日>>16の出来事が原因]
(56) 2016/04/22(Fri) 01時頃
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[本気だったのか、冗談で言ったのか、志乃には測りきれず]
───……なんの 冗談、
[そう言葉を返してしまったのだ。 頼っていた部分は確かにある。 ただそれが、その感情に繋がるかと言えば───直ぐに是を返せるほどではなく。 志乃自身、彼のことをどう思っているのかなど考えたことも無かったのだ]
(57) 2016/04/22(Fri) 01時頃
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[それからは顔を会わせ辛く、川岸にも近付きにくくなった。 今も丘に姿を現した丁助>>52を見て、人と人の間を隠れるようにして離れようとしている]
………
[ちら、と丁助を見遣れば、彼の視線は桜の樹へと向いているよう。 気付かれずに離れるなら今と、丘を下りる道へと足を向けた。 故に彼の異変>>53 >>54には気付かない]
(58) 2016/04/22(Fri) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 01時頃
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/* やっとこ纏まっ た…?(疑問
このままかめにぃに遭遇せんとする試み。
(-15) 2016/04/22(Fri) 01時頃
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/* そんでもってすけさんが赤陣営らしい(?)ので、喰われないかなー、と( 無理かな、どうかな。
(-16) 2016/04/22(Fri) 01時頃
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─ 畦道 ─
[丁助を避けるようにして丘を下りたため、結果的に母の形見を置いてくる形に。 後から気付いて丘を振り返ったが、戻ったところで持ち出せないため、小さな溜息を零して歩を進めた]
………かめにぃ。
[進む先へ視線を向けると、丘に向かっているらしい亀吉>>51の姿を見つけた。 人のことは言えないが、珍しいという感想が胸に落ちる]
丘、行くの?
[手伝いに行くのだとは流石に思えなかったが、背に何かを背負う様子に用事があるのかと考え問いかけた]
(60) 2016/04/22(Fri) 01時半頃
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/* 周りが容姿を持ち上げてくるのがこそばゆいww でもチップは確かに美人。
(-17) 2016/04/22(Fri) 02時頃
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[手を振ってくれる亀吉>>61を見る限り、話に聞いていたよりは体調が良さそうだ。 そのことに少し安堵を覚える]
そうなの。
私は……うん、音合わせが終わったから。
[言い淀む間が空いたが、問いには是を返して。 食事を届ける話を聞いて、昼時近いことを思い出した]
今行けば、休憩に間に合うかも。 休み始めてる人も居たから。
[見てきた丘の様子を伝え、亀吉が先へ進めるように道を譲る]
(62) 2016/04/22(Fri) 02時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 03時頃
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/* ひなたんとすけさんのやり取り良いわぁ。
そして>>16はやっぱり負縁故用だったのかしら。 たべてもらえる?もらえる?(期待
(-21) 2016/04/22(Fri) 17時半頃
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/* [この美人枠に祀り上げられている状態に、どうしてこうなった、な顔をしている]
(-23) 2016/04/22(Fri) 18時頃
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………うん。
[軽い笑顔と共に亀吉から向けられる言葉>>63。 戸惑うような間が空きはしたものの、ほんの少しだけ笑みを浮かべ頷けたのは、音を重ねる楽しさを知ったため]
気を付けてね。
[杖で身体を支え丘を目指す亀吉にそう声を向け、坂を進む背をしばし眺めてから志乃は背を向けた]
(90) 2016/04/22(Fri) 18時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 18時頃
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─ 川沿い ─
[どこかから姿を見られている>>69とは露知らず、志乃は丘を離れ川岸の道を歩いていた。 久方ぶりに訪れる場所。 土手に腰掛け一息つく]
…………
[こちらが避けるようになってしまっているため、ここしばらく丁助とは口をきいていない。 それをあちらがどう思っているかは知らないが、志乃自身はこれで良いのかと悩んでいるところである]
…困ったなぁ。
[答え方が悪かったと思うところがあるのだ。 もう少し穏便な言葉もあっただろうに、狼狽え過ぎて突き放すような言葉になってしまった。 それを申し訳ないと思うのだ]
(97) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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うぅん……
[かといって改めて言うのも失礼だろう]
[それにまだ、自分に向き合いきれていない]
(98) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 23時頃
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/* 桜への思い入れが無さすぎて( 伝承とかもあんまり気にしてないだろうしなぁ…。 祭りもやってるからやる、の典型。
(-28) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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─ 川沿い ─
[何度目かの溜息は川音に紛れ流れていく]
………わかんない
[何度考えても答えは導き出せず、心の内で燻るだけだった。 答えを出せたとしても、今更かもしれない。 そんな思いもまた、燻りの要因になっているのだろう]
ととさまとかかさまはどうだったのかなぁ…。
[今となっては聞けないこと。 こういう時、相談出来る相手が居ないのは困ったものである]
(104) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[不意に視線は丘の方へと向く]
(…巫女様は、伝えたのかな)
[咲かない桜の伝承。 恋路の果てのものがたり。 かなしい、かなしいものがたり]
……………
[強く眉根を寄せた後、志乃は膝を抱えてしばし顔を伏せた]
(105) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* 役職持ちが大体見えてきたかな。 日向、置壱、丁助、華月斎が持ってる人達。 私、辰次、亀吉が持ってない人達。
置壱は聖痕者ね。 ひなたんが占い師かなぁー、おもんさん込みで。
(-31) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* あれそうなると橘コンビが赤にww 私が弾かれるわけだね(
(-32) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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