1 とある結社の手記:6
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[また独りぼっちになってしまった銀狼。
冬の空めがけて、*高く一つ遠吠えた*]
(*0) 2010/02/25(Thu) 05時半頃
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[――――…また、明日。そう言って別れて]
メリクリウスさん。誰を襲うか、決めましたか?
[もう随分と夜も更けてから、声を掛ける]
(*1) 2010/02/25(Thu) 11時半頃
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[投票結果は怖くて見にいけなかったから、知らなかった。 けれど、まさか、そんなこと。
…………彼からの声は、返って来ない]
メリクリウスさん……?
あの、悪い冗談や悪戯は、止めてください。 僕、怖がりなんですから。知っているでしょう?はは…。
[冗談めかして笑って見せるも、その声は消え入るほどに小さい。 いやな汗が背中を流れる。うそだ。うそだうそだ。そんな]
(*2) 2010/02/25(Thu) 12時頃
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[気づけば音も無く、彼の部屋の前へ。 扉を開け放つ。ひゅうと頬を撫でる生温い風は、 少し前まで彼が其処にいたことを示すのだろうか]
あぁ。なんで。 …うそつき。うそつきっ!!
[だけど、今はもう、―――…いない。 揺らぐ視界。滲む涙を堪える。泣いては駄目だ。 助けてくれる人なんて、もう何処にもいない]
…………………っっっ。
さようなら。
[声が震えそうになるのを堪えて、彼に別れの挨拶を]
(*3) 2010/02/25(Thu) 12時頃
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―深夜・フィリップの部屋前―
[やってきたのは、鳥飼いの青年の部屋の前。 相棒が処刑されたら、郵便屋を襲えといわれていた。けれど]
…せめて、貴方に彼の死を捧げましょう。 ウェーズリーさんと心中は、嫌なんでしょう?
[くすくすと悲しく笑う。届く筈のない声。 或いは彼が未だ生きていれば、聞く位はできたのか。 いずれにせよ、返事はかえってこない]
(*4) 2010/02/25(Thu) 14時半頃
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…………………。
[勿論、理由はそれだけでは無いけれど。
彼が大切に思っている人の顔。彼を大切に思っている人の顔。 頭の中で浮かんでは、消えていく。 別に悲しませたいわけではない。嘆かせたいだけではない。
ただ。
こわい。
彼らの無条件な絆は、とてもとても恐ろしかったから。
それだけ]
(*5) 2010/02/25(Thu) 14時半頃
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―深夜・フィリップの部屋―
[ゆらりと小さな影は、青年の元へ]
………フィリップさん。 キャサリンさんとの仲直り、出来ましたか?
[フィリップは、起きていただろうか。眠っていただろうか。 いずれにせよ、此方の真意に気づくほどの時間は、 与えられなかっただろう]
さようなら。
[ただ、にこりと微笑み、彼の命の焔を奪う]
(*6) 2010/02/25(Thu) 14時半頃
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[ばさばさと、部屋を舞う一羽の鸚鵡。 その鳥に心はあったのか。何か喋ったのか。 血だまりの中ぽつりと立ち尽くす銀狼には、 分らないけれど]
……アーチ。
[鍵の開いた窓から、大空へと飛び立つ極彩色。 白の中に溶け込むことなく、 月明かりを受けて鮮やかに映える]
ごめんね。
[くすくすと肩を揺らす。 足元には、頭を撫でてくれた青年の屍が]
(*7) 2010/02/25(Thu) 14時半頃
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[嬉しいのか。悲しいのか。 美味しかったのか。美味しくなかったのか。
――――……*もう、僕には、分らない*]
(*8) 2010/02/25(Thu) 14時半頃
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……行かなくては、駄目、ですよね…。
(*9) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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ぼくがころしたから。
(*10) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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みーんな、悲しんでますよ。
嬉しいですか? メリクリウスさん。ヤニクさん。
[ふふふ、とこぼれた笑みは乾いたもの]
僕は、……………
[言葉が、続かない]
(*11) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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……そうです、よ?
メリクリウスさんは、人狼です。間違いなく。
半端者なんかじゃ、ないんですから。
(*12) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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あぁ、なるほど…。 彼らから見れば、人狼が増えてたかどうかなんて、 分りませんものね。
キャサリンさんが、嘘を吐いている、と。 その方向へ持って行くことが出来なければ……。
まずい、ですね。
[郵便屋が本物の占い師だと、ばれてしまう]
………彼は、今日、誰を―――。
[まだその姿は見えない]
(*13) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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もし、僕を、調べる心算なら――――……。
…にげきれない。
[あぁ、それならば、何のために。 他の人を殺してまで、生き延びようとしたのか。
返ってくる声は無い。一人。ただ、一人の声が響くだけ]
(*14) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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[中空を見つめる瞳。 彼らが本当に其処にいるのかさえ、分らない]
いるの………。
いるん、ですか…?
あはは…。何にも、聞こえないや…。
(*15) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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―――――――……っ。
[郵便屋の呟く言葉>>90
彼に向けられる少年の視線は、 信じられないほどに鋭く仄暗い]
…………死にたく、ない…。
(*16) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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……逃げ延びても、………ひとり。
でも、しにたく、ない。
いきていても、たぶん、これからも、ずっとひとり。
でも。………でも。
――――――……あぁ。
(*17) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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ヤニクさん、メリクリウスさん。
ごめんなさい。
やっぱり、無理みたいです。
(*18) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
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メリクリウスさんが、生きているなら、 戦いましたけど。
……戦えましたけど。
(*19) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
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……………な、何が、起こったのでしょうか。
[少年の声は、茫然としている。 どうしてこんなことになったのかも、理解が追いつかない]
(*20) 2010/02/26(Fri) 00時頃
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たぶん、ぼくが、しぬまで。
(*21) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
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どうすれば。
どうすれば。
………どう、すれば。
(*22) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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………ヤニクさん。メリクリウスさん。
まだ、貴方達の魂は、ここにありますか?
僕、もう、呆れられちゃったかな…。
(*23) 2010/02/26(Fri) 21時頃
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ただ、生きたかっただけなのに。
それだけのことが、どうしてこんなに、難しいんだろう。
(*24) 2010/02/26(Fri) 21時頃
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――――――…僕が、人狼だから?
(*25) 2010/02/26(Fri) 21時頃
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……… ら る ふ さ ん ?
(*26) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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しにたくない。
……だけど。
(*27) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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こ ろ せ な い 。
(*28) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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………あぁ。ふふふ。 僕も嘘吐きになっちゃった。
[誰でも殺せると、告げたはずなのに]
ごめんなさい、ヤニクさん。
(*29) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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