272 月食観光ツアー in JAPAN
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[混じった記憶がほどけていく。 どちらの国の血の味も香も遠く知っている。
もっとも。少なくとも片方は、人間の時に味わったもので、あるはずだが。当時は「奪う」側にいた、血の味だ。]
━━ゴチソウサマ。
[情事を済ませれば、口許を拭って。
自らのいのちを、友のそれで補わんとする彼女のことを、よもや止めることなど、するはずもなく。]
(*48) 2018/02/04(Sun) 00時頃
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[生娘達の「営み」が双眸に映る。 それは、穢れ(口許はともかく)のない、さぞ耽美な一時であろうが、 男は初めてブラックコーヒーを飲んだ少年のような顔をしていたであろう。]
━━彼女らと私、何がこんなにも、違う?
[>>37時を越えない限りと彼女は謂う。
では、我々はいったい何者だと言うのか。 時を越えた先に何があったと言うのか。]
[繋がった恒久の糸の端っこに、ぷつりと切って落とされそうな男があった**]
(*49) 2018/02/04(Sun) 00時頃
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ペトル?それならリーの方が好きな名だな 顔と合ってないあたりが良い
[名刺?それ靴べらかい、などと言いながら。 彼ら2人の交流具合を味見しただけ、のはずが]
んん
[ぢりぢり走る熱に、絡む舌。 不意に熱烈な恋人同士のような様を擬態する深い接吻。緩慢に眉を寄せた。 ついと引いた糸はごくごく薄い梅色]
…味がよくわかんなくなったではないか
(*50) 2018/02/04(Sun) 00時半頃
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おじさんが地べたに這い蹲るなら、その構図は記念に写真撮っておかねば
[シチュ萌え?というのか?]
三星の容姿を褒めるのは実に結構だけど、 お前さんは、私の姿が同じくらいおじさんでもそうなのかね
(*51) 2018/02/04(Sun) 00時半頃
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そんな写真、撮っても面白くないよー? 引き延ばして飾られたりしたら、恥ずかしくて表歩けなくなるなあ。
[なーんていう口はにやけてる。 はなはだ真剣みが足りない。]
なーにをおっしゃいますか、レナード老。 この前会った時は、今にも枯れそうなじいさんだったでしょ? あんときだって、足の親指にちゅーしたもの。
[いつかのことを引き合いに出して、博愛を主張する。 あの時の口づけは、どちらかといえば敬意を示すごあいさつだったけれど。でもやっぱり、ちろちろ舐めた覚えもあるけれど。]
(*52) 2018/02/04(Sun) 01時頃
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"あなた"が好きなんですよ。 たまにこうやって、捕まりにくるくらいには。
[にへら、と笑っておく。]
(*53) 2018/02/04(Sun) 01時頃
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枯れそうとは失敬な。セクシーシルバーと言いたまえよ
[ゆるゆるへなへなな頬肉を指先で摘んでやる。 この吸血鬼のこういう…]
そういう、正直なところは好きだよ 嘘つきなところも好きだとも
(*54) 2018/02/04(Sun) 01時頃
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たまにこうしてのこのこ来てくれるから、 喉笛を喰い破ってみたくなるな
[にへら、という笑みを映してみせて、 出した舌先には薄らと朱が滲むまま*]
(*55) 2018/02/04(Sun) 01時頃
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[へなへな頬肉は摘ままれても緩んだまま。 むしろ、さらに緩んだかも。]
やだなあ。俺ぁ嘘なんてついたことないって。
[口に出す瞬間は心底真実だと思うようにしてるから、嘘じゃない。たぶん。]
(*56) 2018/02/04(Sun) 01時半頃
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[だもんで、自分の正直な心も最近どこにあるかよくわからないけれど、けっこう素直に生きてる自覚はある。]
喉笛晒したら、枯れ果てるまで吸ってくれる?
……なーんて。
[これはとても素直な憧憬、のひとつ。 だから、韜晦する。
別に希死願望があるわけじゃあないけれど、このひとに喰い殺されるなら、そりゃあ甘美だよね、と、は、想像してみたり。]
(*57) 2018/02/04(Sun) 01時半頃
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けど、今の俺、ちょーっと薄まっちゃってるからなあ。 食べるなら、一番おいしいときにしてよ。
[想像に捕まらないうちに、するりと手を引いておく。 危ない危ない。危険な遊びだね、これは。
危なくないように、下がっておこう。 それでも手を伸ばされたら、くらっといっちゃうんだろうけれど**]
(*58) 2018/02/04(Sun) 01時半頃
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[痛かったらどうしようっていう思考は、ユミさんのつむじを見下ろした辺りでやっと出た。それくらい痛くなくて、採血とはまた違う、皮膚に何かが埋められている感覚も、何と言うかとっても――浅い>>*42]
[ユミさんの髪へ、そっと指先を絡ませる]
甘い……? ん……っ、ふしぎな、感じ……、ふ、
[……“糖蜜”なんて英語知らないのに、自然と甘いものだって理解する。 お風呂からもう時間も経ったのに、身体に熱が回っていく。ユミさんの牙が立ったそこだけ熱を失っているはずなのに、それがひんやりとして気持ちいい]
(*59) 2018/02/04(Sun) 02時半頃
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[片手は髪から背へと滑っていき、身体を合わせながら“もっと”って呟いてしまっていたから、牙が引き抜かれたときはすこし寂しくて]
――ユミさんの、も?
[なのにユミさんの言葉――意識が頭に響いて、新しい欲を自覚する。 返事は多分日本語だったけど、ユミさんには通じてるだろうという確信。それと彼女の、血を流したばかりの傷跡が、目線を引いて止まないということ]
[ユミさんのいうように、多分もう――できるんだろう]
(*60) 2018/02/04(Sun) 03時頃
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優しくできるかなあ、って オレ、そこだけが気懸かりです――よ。
[胸が触れるほどの傍へと寄って、首というより肩筋に近い場所へ、そろりと口を近づける。他者の肌を、こうして噛むこと自体したことがない。いや恋人同士でだって噛まないよと言われればそれまでだけど。 少しづつ力を込めていって――やがて訪れる、果皮を破くような感触]
[口にしているのは血液の筈なのに、ホットミルクの甘さだけを拾い上げているような、不思議な味わいだった]
(*61) 2018/02/04(Sun) 03時頃
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[だって、顔を上げてすぐに見えた、あの人の表情だって、晴海には分からない]
……どう、しました?
[ユミさんからひとくちふたくち貰ったものは、心を和ませる甘味だった。ユミさんだって、蜜のようだと言っていた。好みはあるんだろうけども、飲むのが苦手っていう素振りでもなかった>>*48]
[時を越えたばかりの身ではあるけども。 今後悔なんて無いし、越えた先にそんな――苦いものが待っているとも思えなくて、分からなくて。疑問がふと口を衝く]**
(*62) 2018/02/04(Sun) 03時頃
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ホント?やったー
[首から首から腕へと続く太い血脈を狙ってはいるけど。 もっと脇に近い方がいいかな。 滑らかな肌自体も気持ちよくて 遊ぶように唇をすりすりさせてる間に頭を撫でられた。]
ん、ニンゲンの血も美味しいけど 吸血鬼の血も独特で美味しいんだよね それに、こんな時じゃないと味わえないでしょ?
吸血鬼の血って酔うの?
[確かに酒に酔うのに近い感じあるかなぁ。 でも、飲みたいんだよね。]
二日酔いしたって言っとく
(*63) 2018/02/04(Sun) 17時半頃
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[俺も親父に怒られたくないから適当な言い訳。 血が混ざってるの、気配で知られちゃったら逃げらんないけど。
言葉と共に示されたのは、興味あった太腿! しっかり苦無仕込んでるとこも完璧。 そっかー、ガウンなら破らなくても飲めるよね。]
え、いいの? ここでそれはワガママかなーと思ったんだけど じゃあさ、膝付くから片足乗っけて
[名残惜しい肌から離れて、その場に跪いた。 両足なのはポロリ防止だよ!
三星さんの片足を膝の上に招いて より露わになった苦無と眩しいほどの太腿に視線を注いだ。 柔らかで張りのある太腿に顔を寄せてキス。]
(*64) 2018/02/04(Sun) 17時半頃
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[女の人のあらぬ場所すぐ近くで吸うなんて めっちゃ刺激的。 興奮の熱い息がかかるのも抑えられないまま ゆっくり深く牙を埋め込んでいく。
やっぱりニンゲンの血にはない旨味と酩酊。 フランクとも違う、ワインとウィスキーの味の違いみたいな。 同じなのは癖になりそうってこと。]
(*65) 2018/02/04(Sun) 17時半頃
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酔うとも ヒトならばその杯の底は浅いが、魔物は厄介だ 自制心など忘れて溺れて、愛して、抜き差しならぬ程に"中毒"になったころに、ふいに―― 不死と思い込んだ相手を殺してしまう
[腐り落ちそうに華やかな悲劇について語りながら、フランクの頬をむにむにむにむに]
吸血鬼に限らず、か。
天戸のように特定の人間と添い遂げるのは、奇蹟のような出来事だと思うよ私は まあ……私に勧められてつい深酒したと言っておけばいい あの男にお説教されるのは嫌いじゃない
(*66) 2018/02/04(Sun) 18時半頃
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私だってそれは、おすすめの飲み方をして欲しいからね
[片足を伶留の膝に乗せれば、黒絹の布は滑って更に下肢を露にする。 指を曲げて浴衣越しの大腿をくすぐった……そういえばこの仔ノーパンかな?
吐息の熱と、皮膚が破れる痛み 牙の埋め込まれた筋がうねるのさえ、膝が官能に震えるのさえ、甘く潤う蜜香が濃密になるのさえ、至近の伶留には伝わるだろう]
(*67) 2018/02/04(Sun) 18時半頃
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……は、 それで…? フランクよ、足首のキュッと締まって脹脛が綺麗な生娘にはもう会ったかい?
さっきの口直しにキスをし直してくれても。いいけれどね
[私は自分の血の味は嫌いなんだ、と。 伶留の頭を片手でふかふか撫でた。
軽く押し付けるようにすれば、より深く抉られて笑みを零す]
(*68) 2018/02/04(Sun) 18時半頃
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いや。 オメデトウ……ヨウコソ?
[甘美な瞬間に水を差すこともなかろう。 所詮は、老人の(なんて言ったらお館様達に怒られてしまうけれど)昔話に過ぎない。
まだ彼女の温もりが残る気がする口の端を、再度拭うついでに、 目元にある不快な温度の水を取り払おうと。
残念ながらその源泉はまだまだ尽きないのだけれど。]
新たな同胞に、幸あらんことを。
(*69) 2018/02/04(Sun) 19時頃
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………貴方もお優しい
[終えて、ごちそうさまを聞けば薄く笑って。 複数との交歓をするときは、たまに手酷い人種も混じっているから、吸血された側の感想を言うのも、マナーと言えばマナーかもしれない]
(*70) 2018/02/04(Sun) 20時半頃
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ミドリガメとウミガメの寿命は違いますね そういうものだと、私は。
[それは非道くさっぱりした考え方であろうか 実際にそうであるのだから、致し方ない]
…交われるのだから、それだけではない …そう思いたい気持ちも確かにあるのです
だから、同胞を増やしたいと思うこともあるのでしょうか?
[答えのない謎掛けのようであった]
(*71) 2018/02/04(Sun) 20時半頃
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[愛欲を強請るようなキヨちゃんの声は扇情的で。 かなうならばすい尽くしてしまいそうという気もしたけれど、 はじめてのそれは思いの外体力を消費したらしい ぎゅうと抱きしめて。終えて。 主様のいった「ぎゅーとちゅー」は完遂したみたいだと、少し笑った
永久の友となった彼女へ>>*60、身を預け] 気にしなくて、大丈夫 たぶんキヨちゃんは優しいはずですよ [さきほどそうしたように、頭を抱えるように抱きとめ、 糧を捧げた*]
(*72) 2018/02/04(Sun) 20時半頃
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ふふ、そうですね
[実際、置壱の表情が優れないままなことは気がついていて。けれど、キヨちゃんに祝福の言葉を投げかけている様子に、それ以上若輩が言えることなどなく
ややあってから、その塩味であるはずの源泉へと、白いハンカチを優しく押し当てただろう
あれも甘露だろうか、等思いながら]
(*73) 2018/02/04(Sun) 20時半頃
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[語られる華やかなりし悲劇には経験もないではないし、むしろ若い時にはそれで自棄になったこともあった。 なんて、語らないけどね。 一回くらいは経験してみるのもいいさ。 それで堕ちるなら、それも一興。
ま。かのひと相手に事故は無いだろうけれど。 なにしろ、お優しいから。
なんて。きりっとした顔で思う間にもむにむにされているので、まあ締まりはないね。]
(*74) 2018/02/04(Sun) 21時半頃
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[若人が豊潤の源へ唇寄せるさまは、おじさんには少々眩しすぎる。 くらくらする甘い香りと、耳をくすぐる舌啜の音だけでおなかいっぱい。 ああ。おいしそうだねえ。]
なに。そんな生娘まで参加してるの。 でも宴の宵も更けたからねえ。 生娘のままでいるかどうか、というところかな。
[饗膳の悦を堪能している主から水を向けられて、興動かされたような顔をする。 若い子は美味しいよね。 初々しい反応もまたご馳走。 でももう、初めてはだれかに頂かれちゃってるだろうなぁ。]
(*75) 2018/02/04(Sun) 21時半頃
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[ああ。魅力的なお誘い。 それに抗えるわけなんかないでしょ?]
口直し、ね。 いいよお?
[つんと尖った顎に指先添えて、さっきの逆を行くように薄い唇の中に舌を押し込んで、まさぐり触れた牙に自分の舌を押し付ける。 溢れる味は鉄臭くて。なんでか自分の血の味は好きになれない。 世の中、よくできている、というべきか。]
(*76) 2018/02/04(Sun) 21時半頃
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[赤い糸引く舌で唇を舐めてやれば、ほんのり紅差したようにも見えるだろう。 拭えばすぐにも消えてしまう、儚い刻印。]
また、気が向いたときには呼んでよ。 のこのこ来るからさ。
レイルクンも、あんまりご両親に心配かけないようにね。
[軽薄に言ってひらと手を振り歩き出す。 どこへ、って。そりゃ、宴の最初から向かっていた露天風呂に入りにさあ。雪見&月見風呂でココナツを実現させておかないと。*]
(*77) 2018/02/04(Sun) 21時半頃
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