60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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…ぁ…、 でも――…ん、ぅ…
[咎めの言葉にひくりと震えるとセピアを揺らして。 続けようとする言葉は許されず、舌を絡めとられてしまえば 上に、下に与えられる快楽を声で逃すこともできない。]
っふ…ん、んぅ、ん、ん――…!!
[声にならない分がくがくと身を震わせ 深い口付けにこくりと反らした喉が鳴る。 疼きを感じれば己を律して祈りを唱えてきた。 自らも多くは触れたことのない下肢、 巧みに触れられれば昇りつめるのはあっという間で きつく眉根を寄せて、絡み合う舌が強張って。]
(123) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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―自室―
[気を失っていたのは、それほど長い間ではなく。 もしかしたら、寝ている間に写真を撮られていたかもしれないが、それは少年の知る所ではない。
気が付けば、身は清められているようで。 ぽけっとしていたものの、甘い毒を一度吐き出したことで、意識は落ち着いていた。
否、甘い毒を移した、というのが正しい。]
………シャツ。ボタン付け…やんないと… あ〜…うん。ありがとう〜、っていうのが、正しいのかな〜? それとも、ごめんね、なのかな〜。 何て言えばいいんだろ、こんな時……
[困ったように、イアンから目を逸らした。 恥ずかしさから、目をあわすことができず。]
(124) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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……童貞より先に、処女失ってしまった……
[ふと気づいた事実に愕然として、思わず零した。]
(*16) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[青磁に浮かぶ狼狽を隠しきれない。
黒い薔薇の茨が、胸を締め付ける。 幼かったあの時の自分を責めるように、ぎしぎしと。]
『どうしてお兄様は、あのとき私を愛したの?』 『どうしてお兄様は、あのとき私を抱いたの?』
『どうして おにいさまも しんでくれなかった の?』
[軋む音。 脳裏に甘く響く、妹の声。]
(125) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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……嫌、だ……っ 何も、もう、何も要らない、何も要らないッ
何も望まない、もう、もう、……一人に、……――――――ッ!!
[逃れようと、後ずさる足が縺れる。 倒れこむように、壁に背を預けるように座り込むと、声にならない叫び声を上げる。
嫌だ嫌だ、と、駄々をこねる、幼い子供の泣き声に、似ていた。]
(126) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[何も望むべきではなかったのに。 救いなんて求めてはいけなかったのに。
自分を信じて、自分を友人と思ってくれていた彼の優しさに。
甘えて、溺れて。]
[もしかしたら、まだ、戻れるのかもしれない、なんて。]
[抱いてしまったのは、そんな、希望。]
(127) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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/* すいません、この人どこいくんでしょう……
(-59) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[それは繰り返される夢のよう。 明日でも今夜でもない。 昨夜起こった出来事は、取り返しがつかない。 過ぎた過去が、今に起こるはずがない]
――……ちがう、 あなたを助けるのは、俺じゃない。
あなたはその手を……、
[零れた呟きはきっと意味のわからぬもの、 夢の世界にもまた届かないだろう、ふるり首を振る。 近づいては、いけない。 そこにいるのが誰だろうと等しく距離を保って]
[>>122 遠く、聞こえた言葉今はその意味が遠い。 何か大事なことを聞いた気が、するのに]
(128) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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ん〜……ん?
[頭をかこうとして、ふっと右手に目が行けば。 そこに、蔦の文様が刻まれているのに気づき、目を丸くする。ヴェスパタインの姿が脳裏をよぎった。全身をこれに覆われた時、彼は……]
……あ〜。 これ、俺もそんなに長くなさそうだね〜。
[けれど、呟かれる声は、どこまでも緊張感を感じさせない、のんびりとしたもの。]
(129) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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[セピアを塞ぐように寄せた顔。 深い口接けはフィリパの舌を絡め取り、互いの唾液を混ぜ合う度にぴちゃぴちゃと水音を奏でる。 混じり合った二人の唾液を嚥下し、こくりと鳴らす喉に煽られるように情動の侭に貪る唇は、まるで水蜜桃のように甘柔らかく、甘露だった。
その間も手は下肢の熱を悪戯にまさぐり続けて。 硬くなった竿を扱く様に動かし、先走りの汁が滲む先端を親指の腹でくにくにと押しつぶす様に撫ぜれば掌に感じる熱いうねり。 吐き出された白濁の熱さを受け止めて、くつくつと笑う]
ふふ……。これで漸く一つ目の扉を越えたな。 次は二つ目の扉をくぐろうか。
[スラックスの中から手を引き抜くと、ぬちゃりと濡れた手を見せ、羞恥を煽る。 指に絡む精を潤滑油の代わりにして、次に触れるのは後ろの菊座]
次の扉は此処だ。此処も、胸と同じように心地よくなれるようにできている。 貴様はただ、それを受け止めるだけで良い。
[皺の一つ一つを引き延ばす様に丁寧に撫でて、窄まりの入り口を解す様に繰り返す愛撫。 そしてゆっくりと顔を近づければ。先程唇を貪った舌でねとりと後孔を舐り始めた]
(130) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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―寮廊下― [サイモンの部屋を訪ねたが珍しく部屋の主は出かけているようで]
あいつ…どこに
[サイモンの姿を探して廊下を歩けば。 どこか空き部屋なはずの部屋から一段と強い薔薇の香りが漂よう。不思議に思いノックをする]
誰かいるか?
[はっきりとはしないがくぐもった人の声が聞こえた気がした>>123]
(131) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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/* サイモンさんの攻めがねっちょいよ!ねっちょいよ!!(褒め言葉
あぁぁいいなこういうの、こういうねっちょいのいいよね!!見てるだけでいいけど!!(
(-60) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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う そ つ き (お兄様は、私が い ら な い の ?)
[ルーカスの叫びを聴けば、一瞬心配そうな表情が浮かぶも、 すぐにどろりと艶やかな笑みに変わる。]
誰もいらないって、顔してないっすよ? (いらないなら、その手で 殺 し て )
ヤニクも、そう思わない? (なかったことにしたいなら、その手で )
[二人に、片手ずつ手をさしだす。 茨まとう手を……―――そう、終わらせたいなら 。]
(132) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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ノックスは、イアンに首を傾げてみせ。
2011/08/09(Tue) 20時半頃
テッドは、真に彼らがそう思っているかは別として、薔薇の香りは心の隙間にしみこんでいく。
2011/08/09(Tue) 20時半頃
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[くちくちと舌を使いフィリパの後孔を解していれば、ノックされる扉の音にちっと舌打ちを零す。 せっかく快楽に蕩けて落ちようとしている彼の意識が戻るのはまずいと、埋めていた顔をあげて]
今は取り込み中だ。後にしろ。
[返す言葉はにべもない]
(133) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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/* >>*16 セシルは未だに童貞ですがなにか?
薔薇村ではよくあること。 そういえば前回はテッドの処女を奪い今回はテッドの童貞を奪った。 なんで毎回テッドを食っちまうんだろう。 テッドフェロモンに引き寄せられてるのだろうか。
(-61) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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/* >>132 これは死亡フラグだよ NE
(-62) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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ちょ、なんてこと云うんですかっ。 あれ?先輩想いが通じたんですか?良かったですね。
[聴こえた声に、びくっとなって返す。 好きなもの同士で……という認識しかないので、 取り込み中って、どうこういいながらそういうことだったのかと、勝手に納得していたのだけれど。]
―――……っ
[突然、意識をどこかに持って行かれるような そんな感覚を覚え、悲鳴を噛み殺したような音を相手に伝えた。]
(*17) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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/* ヘクターの行動力がすげー。 こう、個人的にはルーピパ応援したいんだけど、 なんかピッパに避けられてたので、 邪魔しないで?ってことなのかと引いてみたけど。
こう、やっぱり純愛っぽいところ応援したい中の人(*ノノ)
で、そろそろ狼1落ちてもいいんじゃね?的フラグを建ててみる。俺はどこに行くのだか(おろろん
(-63) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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…ま〜、ちっちゃい頃から、病魔とは仲良くしてるから。 苦しい思い、何度もしてるし〜。
ちょっと寝るだけなら、楽なもんだよ〜。
[イアンに、のん気な様子を問われれば、そう答えた。]
あ〜……多分、病気ではないと思うけどね〜。 ちょっと、その…えろいことはしたくなっちゃうんじゃないかって気はするけど〜。
[歯切れ悪く。]
(134) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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[唇が微かに触れ合うかどうかで、ふっと顔を背け目を伏せた。]
…好きな人が、居たんだ。
[ぽつりと零れるのは、 深い傷の奥底に、それでも捨て切れずに抱えていた思い。]
周りとは何処か違う輝きを持っていて、ぶっきらぼうで何処か危うくて…でもなんだかほっとけなくてさ…。 悪い噂もあったけど、そんなの…信じないようにしてた。
…手紙貰ったんだ。とても嬉しかった。 中庭の、薔薇の木の下で…って。
(+18) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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/* あ、でもサイモン先輩も好きですよ。
セシル先輩とのあれこれ聴いて、きーってなって、 処女奪われる妄想とかしてみました。 機会なさそうでござるが。
あれですね、ここ数村スタートダッシュで色々出遅れてます(ごろる
(-64) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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/* >>133 だが断る。 とつい言いたくなる中の人。
(-65) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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……っ!
[テオドールの声に、びくりと身を強張らせる。 浮かぶ怯えを、戸惑いを、隠そうとしないで。
縋る様に揺らぐ青磁の瞳を、そろりと上げて。]
もう、……求めては……いけないんだ…… 僕は……、僕は、……ぁ……
[震える指先を伸ばす。
黒薔薇の茨の絡んだ心は、近付く者を傷つける。 そうして、傷付けた事にまた後悔して。
結末はわかっているのに、見えているのに、縋るような指先は、その手に伸びる。]
……――――たす、けて。
[後悔と罪の海の中、空気を求めて、喘ぐように。]
(135) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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えっ、何、今の声に出てた…!?
[うっかり、あほなカミングアウトをしてしまったことに気づいてうろたえた声。想いが通じた…には、何とも言えず、沈黙を守っていたが。
悲鳴を飲み込むような音が聞こえた気がして、]
……オリオル君?
(*18) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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ルーカスは、テッドの掌に、指先が触れるのを、感じた。
2011/08/09(Tue) 21時頃
ルーカスは、ヤニクの呟きの意味を、考える余裕もなくて。
2011/08/09(Tue) 21時頃
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っふ――…ぁ…
[脳裏は香に侵され、耳は水音に冒され、 銀の糸引きながら漸く呼吸を許された唇からは 甘い声、離れ行く気配を名残惜しむ響きのようで。 達した余韻に息を荒がせ見せ付けられる精に濡れた手と 下肢に感じる濡れた下着の感触には粗相をしてしまったような錯覚に羞恥に潤んだセピアを歪ませる。]
……あ? 何…其処…は…?
[男同士のやり方など知らない、 触れられる新たな場所は自分でも触れたことがなく 困惑の声をあげて。窄まりを解されていく違和感に 眉を寄せたがぬちりと其処を開こうとする濡れた感触に セピアの瞳を見開いて、かくりと身をくの字に折った。]
あ―――……っ、ぁ……!?
[一際高く上がった声は部屋の外にも漏れたかもしれず]
(136) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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テッド……
きみが、すきだよ。
そばにいたい。
あいたい、よ……
[白き魂の願いすら、薔薇は糧とするのだろう]
[けれどそれを知る由も無く]
[幸せな夢に溺れたまま]
(+19) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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あの子は 泣きながら
どこかに 行っちゃった
(@4) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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ピッパは、扉を鳴らす音には気付くことができていない。*
2011/08/09(Tue) 21時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/09(Tue) 21時頃
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薔薇は 涙も 欲しがっているの?
(@5) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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[無数の薔薇に囲まれて]
[伸びる蔦は四肢に絡む]
[肌を伝うその感触が脳を溶かし]
[眠りの中、甘い陵辱に狂い続ける*]
(+20) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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…どうして、来てくれなかったんだろう。 俺の事なんか、なんとも思ってなかったのかな? 勝手に思い込んでのぼせ上がってた俺が馬鹿だったんだよね?
きっと…ホイホイ騙されて来ちゃった俺を、どっかで嘲笑ってたんだよね。
俺ってば…ホント馬鹿……。 [眉下げた、情けない泣き笑い。 思いは絶望に変わり、薔薇の毒に囚われてドス黒くそまってしまった。 その傷ついた心はきっと、さらなる花を咲かせる養分に…]
(+21) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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