162 絶望と後悔と懺悔と
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/* ptが尽きたけれど、飴貰えなくてもいい。 貰ったら貰っただけ喋ってしまう村だから……。
(-55) 2014/02/12(Wed) 13時半頃
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―回想>>2:*78>>2:*79―
[不意の出来事に、零瑠は目を瞬かせる。 理依の腕の中。聞こえたのは、唇動く音だけ。]
(*28) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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理依にとって、『家族』って、なんなのさ。
[この先、同じ問を投げるとは思いも知らず。>>2:483]
そうやって、黙って、ただ頷いて欲しい相手? 我慢するような、相手のこと?
[そろり指先を伸ばし。跳ねた髪の一房を引っ張る。]
仕舞っておかないで、よ。 これ以上閉じ込めてしまうなよ。
(*29) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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どんな事でも、俺は聞く。
理依だって、本当は…分かってる、だろ?
[どんな望みを聞かされたって。 孤児院で過ごした時間は、城で過ごした時間は、 そしてこれからの時間だって。 変わらない……はずだ。*]
(*30) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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[僕は知らないことがどれだけ――絶望や後悔を招くほどに愚かしいか知ってるんだ。 “何も知らなかった”ことを知ってから染みついた概念のひとつ。
だけど、小さな世界の中でみんな一緒で、何も知らずにいた頃、 僕は確かに幸せだった]
……。
[そうだね。元気なら、生きてるならきっとまた会える。>>82 でもキャロライナにーさん、また会った時どうするつもりなのかな。 もう一度手を差し伸べる? それとも今度こそ武器を向けてくる?
僕は――どうしたらいいのか分からなくなってる。これじゃあ人のこと言えないね]
(122) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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ごめん。ごめんね。
[僕は帽子を深くかぶる。>>77 いくらキャロライナにーさんが俯いてるからって、笑い顔が貼りついたまんま謝ってるところなんてさらしたくない]
……、っ。
[キャロライナにーさんのばかばか。僕らは――吸血鬼はそう簡単に死なないのに。 だからにーさんは僕らの心配をしなくたっていいのに]
(123) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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リッキィは、アヤワスカ(絢矢)に会えることなく、やがて帰還の命に従う**
2014/02/12(Wed) 14時頃
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― 帰還後・始祖の城 ―
どうして……。 どうして僕らの初陣の場に、みんなが……っ。
[集められ、直にーさんが殺されたことを知り、 “始祖様”からありがたくも一人前と認められた後。 僕は部屋に戻りながら、ずいぶんと久しぶりに何故と問うことをする。
僕らの中には先の初陣で、吸血鬼になってから初めて外に出た者もいる。僕もそうだし。 なんだろう。ずいぶんとよくできた話みたいだ。
もしも。これが本当に誰かの書いたよくできた話だとしたら、 書いたのはきっと――]
これは、…何かの陰謀ってやつなのかな。 そう言いそうだよね、直にーさんなら、きっと……。
(*31) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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/* にやにやにやにy…………(;ω;) >>114>>115
僕の最大モチベは! アヤに生きていてほしいことなのに! もういい相打ちだー(できるかどうかはさておき) さーてどうしよう やっぱ周にーさんには会っておきたいよね
(-56) 2014/02/12(Wed) 14時頃
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/*リッキィ……飴ありがとう(じーん)
やりたいこと ・円の削ぎ落とされた耳撫でる(整形で戻る?w) ・零瑠に誕生日プレゼント渡す ・理依に周と涼平の話を聞いて頼み事する ・ジャニスに聖水銀追加で貰う? ・キャロライナと絡む……
(-57) 2014/02/12(Wed) 14時半頃
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/* やりたいこと多すぎて色々漏れる。
・直円の死ぬとこ円に見せなくて良かった
(-58) 2014/02/12(Wed) 14時半頃
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―城中―
[零瑠が戦場から人間の一人を連れて帰った事は、 城内に居る者には既に知れ渡っていた。
どうするのか。問われても笑みを返すだけ。 答えるとすれば主人一人にだけ。]
理依。
[外出の身なりをした彼を呼び止める。]
サミュエルから、伝言。
(*32) 2014/02/12(Wed) 15時頃
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『――……おではあいつがら逃げた。 でも、今度は逃げねぇだよ。』
『おでは、家族を吸血鬼から護る。』
[5年振りの物真似は自信がない。 戦場で聞いた言葉をそのまま伝える。>>2:457>>2:468]
……逃したんだ。サミュエルのこと。
[ジと理依の顔に注いだ視線は自らの手に落ちる。 掌を開いて閉じて、刀を緩く掴む仕草を見せた。
刃の交わりがあったと言いたげに。]
(*33) 2014/02/12(Wed) 15時頃
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……サミュエルを逃がしたから、 直円が殺された――ようでなくて、良かったね。理依。
[自分は帰還命令が出たから、仕方なく逃しただけ。 戦うでもなく『退け』と言っていたサミュエルの、表情の変化を思い出し。>>35
小さく息を吐き、口端持ち上げる。
会話の終わりには、ひらり手を振り見送る。*]
(*34) 2014/02/12(Wed) 15時頃
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―回想―
[城で迎えた14歳の誕生日の日。 ふと意識が浮上し、明之進にホリーの牙が刺さるのがぼんやりと見れた。]
ひい、らぎ。
[明ではなく、苗字の方を呼び、再び瞼が落ちた。
後日。『柊』と呼び名を改めたのは、彼の言わんとする意味を教えられてから。>>1:*204
『たとへば桑の実の、初は赤きが、後黒となりたるが如しといへり』
桑の実の様だと俄かに思った緋の眸を覗き込むも、伏せて見えなくなった。]
……あぁ。それで。
(*35) 2014/02/12(Wed) 15時半頃
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明。手。
[沈黙を破り、手を出してと促す。 明之進の手に綴るのは『鬼』そして、『柊』。]
鬼を刺す為の…
[掌の肉厚な部分を撫で、唇を寄せた。 牙の側面を当てる。]
……刺が、ないじゃないか。
(*36) 2014/02/12(Wed) 16時頃
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[では、今は? 同じものが生えているだろうと、また牙を見せ。]
痛い?
[――と問うた。 主人には向けられぬ牙。刺。
けれど。この刺は濡れ羽色には刺さる――…と。 この時は思っていた。]
(*37) 2014/02/12(Wed) 16時半頃
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[この牙が刺ではないというのなら。 やはり、まだ生えていないのだろう。 日と月を合わせた『明』の名ではなく。 『柊』と呼ぶのは。 彼がそう為らんとしている姿と知ってか。>>*227 手折る日が来ないようにと願ってか。*]
(*38) 2014/02/12(Wed) 16時半頃
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―『常磐』―
[部屋一面に、緑色の反物が用意される。 萌黄、若葉、若竹、緑青、千歳緑、常磐、深緑、鉄色、天鵞絨、革色……。]
『―――、わかるかい?』
[男児は首を振る。 すると男は障子を明け、小さな中庭の松を指さした。]
『松は桜と違い、秋になっても冬になっても、葉を落とすことがない。 つまり、』
(124) 2014/02/12(Wed) 17時頃
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『――――永久不変、
なんだよ。』
[男児はじっと松の葉を見ていた。触れれば刺さってしまいそうな、細い松葉を。 青みの濃い、緑色を。]
『……では、もう一度。―――。 自分の色を、探してみなさい。』
[柔らかな朝の日差しが室内を照らす。 深呼吸し、男児は目を凝らす。
日の当たる場所。陰る場所。 松葉と何度も往復させ。
小さな指は、やがて―――『常磐』を指す。**]
(125) 2014/02/12(Wed) 17時頃
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/* 自分で決めといてなんだけど 菖蒲に関するなんらかのエピソードを 捻り出すべきか……。
とこしえとみどりの二重の意味 伝わっていて嬉しい。
(-59) 2014/02/12(Wed) 17時頃
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/* お屋敷のあったのは京都の想定。
候補:凶都、狂都、鏡都、境都
かつて鏡都、今凶都とか。
(-60) 2014/02/12(Wed) 17時半頃
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―診療所前―
[作戦は完璧だった。が、想定外の事があった。
公衆電話から電話をかける為の、金が、ない。 小遣いを貰おうにも、言い難い。]
………あ。
道端にきらり、光るものを見付けた。 素早く飛び掛かるものの、小銭ではなく。
零瑠はがくりと項垂れた。**]
(-61) 2014/02/12(Wed) 17時半頃
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─ 帝都守護隊隊員宿舎 ─
[3日目の軍事報告。 周と涼平2名の失踪の話は軍の内部を揺れ動かした。
鬼に連れ去られる際の目撃情報があちらこちらで飛び交うと
どうやら新兵が臆したらしい… いや、裏切りではないか…など あやうる憶測やうわさが囁かれた。]
(126) 2014/02/12(Wed) 18時頃
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[さすがに好奇の目につかれて姉の姿を捜したが 単身宿舎を飛び出したっきり…まだ戻らぬと 警備兵からじろりと睨まれた]
しんきくせっ!
[くびをコキっとならしながら部屋に帰る
どんっ!
でっかい肉壁にぶつかった]
あんたは?
[筋肉もりもりの禿男…ニールと名乗った。 涼平と消えた鬼が刺した女>>2:344の恋人だと彼は名乗った]
(127) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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[どうして彼は消えた? 静かに彼は私に尋ねる。
女の親は生贄として城に閉じ込められているという 年老いた母を救うために彼女はここで戦っていたという
なぜ? 君のおにいさんは彼女を刺した鬼と一緒に消えた?]
(128) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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[周の武器を携え、次に向かったのは 駐屯地に程近い補給基地。
失踪者の情報を求め手当たり次第話を聞いたが 有力な情報は掴めなかった。
落胆を抱え補給基地を出る。
小袖の上には 丈の長いケープ風に改造を施した軍服。
さて次にどこへ向かおう──と辺り見渡して 見慣れない砂色の外套を纏った人影>>103を見つけた。]
(129) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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[腹を突き刺さされた兵士は命は助かったという。 しかしもう戦えない… かれは妻と子供を目の前で吸血鬼に殺されたという
なぜだ?
問う彼の眼は静かな怒りに満ちていた]
――ごめんなさい。
[直立不動で深く深く首を垂れる それいがいいう言葉がみつからなくて]
ごめんなさい。
[彼の姿が見えなくなってもずっと頭を下げていた]
(130) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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/* なんで切支丹か、って、単なる当て字ですーって書かれてあるんだが。
丹色、丹色。
牡丹の話はまだ先でも平気かな。
(-62) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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/* ありがとう円大好きだ 正直待ってたその展開 */
(-63) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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― その後 ―
[直円と接触した者のこと、 キャロライナがマユミとリッキィと接触したことを、報告として、知るだろう。
ただ、それを聞いても、表情を人前であからさまに変えることはなく]
――……
[円がキャロライナの布団に潜り込んだことを気づいた日には、 しばらくはいたが、ゆっくりそっと部屋を後にした。
そして、夜中の宿舎、屋上に登り、星を見る 昔はよく、これで溢れてた涙が、 もうさっぱりでなくなったことにも気づいたけれど
どうでもいいことだろう]
(131) 2014/02/12(Wed) 18時半頃
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