73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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フィリップは、二人の声に、はっと現実に引き戻される。
2012/01/01(Sun) 02時頃
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そう。僕が怒ってるのは薔薇を折ったこと。 君が綺麗だろうが汚かろうが、 モリスと何かしようがどうでもいいんだよ?
自分の背徳へは自分で受ける罰を見つけるんだね。
僕は君の行為を蔑みもしないし美化もしないよ
(*17) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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その香りの噂は――…強ち嘘ではないと、思っているのですけどね
[眼鏡をかけ直した。好きと言うなら、彼もまた囚われた側の物か]
えぇ、見ましたよ。 あまり近くで見るものではありませんよ。少なくとも、私は…
(83) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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[3人分お皿をテーブルにおいて振り返る。我に返れば、今自分が口にしたこと、その相手がサイラスだとフィリップは知っているのだ。どう思われただろうか、伺うように見ればその瞳に光が見えて]
……どした?
[小さな声は聞こえなかったけれど、安心させるように笑みは作られていて。それはフィリップの目にどううつったろうか]
(84) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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…………うん……
[鮮やかなほうが、一足お先に、 と、言うようにテーブルに軽く飛び降りた。 フィリップは甲で涙をぬぐった後数度頭を振って。 今、話したのはサイラス。と、言う実際の人だと 視認して、懸命に自分に刷り込ませる。
卵がどうの、話している二人はいたって日常で。 カルヴィンに促されてフィリップも卓につく。 普段、人を避け、冷めたころ 食堂に向かうフィリップにとって 暖かい食事なんていつぶりだろうか?]
……俺……――
[何か言いかけて口を紡ぐ。 オムライスは美味しそうな筈なのに酷く場違いに見えたけど 場違いなのは自分なのだろうかと、思った。]
(85) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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……………えっと――
[向けられる笑みは、フィリップに向けてだろうか? それともサイラスと一緒にいるから? フィリップはふと、手を伸ばす。 ちょうど、先ほどサイラスがしたように カルヴィンの髪に触れようと]
(86) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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/* フィリップ可愛いんだけど傷つけ隊としてはうおう
(-29) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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[伸ばされた手を目で追って、なんとなく、本当になんとなく、同じように伸ばした手で受け止めて握り締めた]
…オムライス、食べよ?
[作り笑いは消され、案じるように繭を顰めて顔を覗き込む。鳥のフィリップにも何か用意しなきゃ、と頭の隅っこで考えながら]
(87) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 02時半頃
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/* あ、握り締めたはまずかったかな。
なんだろ今までのフィリップなら、と思ったけれど
今は振り払われるかもだし
あー
ごめんなさい…
(-30) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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/* そしてその独り言を表に誤爆しかけたとかしにたい
(-31) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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[柔らかなかにに触れる前に握り締められる。 暖かな手に触れて嬉しい。はずなのに。 どうしてだろう、酷く痛い。指先が、胸が。 けれど、痛いからと振りほどくこともできなかった。
ただ、案じる様子は、自分に向けられたものだとわかって。 それは、とても嬉しかった。]
うん……そうだね。……ありがとう。
[一緒にいるだけでいいと思ったはずなのに。 ずっと手をつないでいられればいいと思ったはずなのに。] [なのに、さっきサイラスが言っていたことが 頭から離れなかった。]
……俺のもの、でいいんだよね……
[そういって空いている手でスプーンを手にする。 サイラスが聞けば、目の前のオムライスに 言っているように見えるだろうか。]
(88) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 03時頃
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/* カルヴィンが愛されすぎてPLがPCにしtt
ふにゃあ
(-32) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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うん、座って?
[ぽんぽん、ともう片方の手でやっぱり冷たく思えた手を叩いて、ケチャップライスを小皿に乗せて紅い姿の前に置いた。
「俺のもの」 その言葉に、今、サイラスの前でどんな反応をしていいのか迷って]
そうだよ。 好きに、していいんたよ
[我慢させたくない、飲み込んで欲しくない。応えられるかどうかは、自分でもわからなかったけれど]
(89) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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[鮮やかな姿は出された皿に素直に嘴をつける。 フィリップもカルヴィンに促されるまま素直に座る。 触れる手はとても暖かくて、そう、とても。]
うん…………
[サイラスの前でも、そう言ってくれた事が嬉しかったし 言葉がそう返れば、満足しようと思っていた。 いたのだけれど、酷く薔薇の匂いが強くて。 フィリップの手は今度は逆に カルヴィンの手をつかんで、引く。 あんな風にサイラスに言ったばかりなのに、 やろうとしていることは……]
……俺とも、キス、して?
[強く引き寄せながら、そうささやく。 サイラス以外とだってしてるんだと、自分自身に言い訳しながら カルヴィンが避けなければそのまま口付けようと。]
(90) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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/* !???!!!!????????
え?!
び、
び、 くり、した
(-33) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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/* どどどどうしよう
リアルで むせ、た
どうしようwwww
(-34) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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/* 襲撃しずらくしてすいませ……ん…… 逃走してサイラス→カルヴィン襲撃? のほうがまとまりそうですよね……ね……orz
(-35) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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/* いや、逆に考えるんだ!! ここで拒否されて奪取で逃走!!でいいじゃまいか!!
(-36) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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…え?
[反応が、遅れた。サイラスがいて、一緒にご飯を食べられて。フィリップがいて、なんだか辛そうで。自分の気持ちにも整理がつかないうえに 薔薇の、香りが]
あ、
[嫌だ、と言いたかったけれど、フィリップのものだ、と言ったその口ですぐに否定するようなことが、できなくて。そして サイラスがどんな顔するだろう、って これも矛盾する気持ち。相反するものがあれば、身体は自由に動かなかった]
(91) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 03時半頃
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/* うひゃーい、拒否されるかと思った! が、キスしてもそれはそれで逃走でいいよな!!な!!
(-37) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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[小さく毀れた声、その先が何か言う前に 噛み付くように口付ける。 サイラスに見せ付けてやりたい、と、 頭のどこかで、確かに思った。]
[やわらかくて暖かくて……けれどどうしてだろうか、 嬉しい、と思うよりも先に、 離れた時の外気の冷たさが罪悪感を呼ぶ。 同時に、もっと欲しいと、身体の奥、燻ぶる。]
――――……あ、その……
[カルヴィンに一度翠を向けた、どんな表情をしていたか。 確認するよりも早く席を立つ。]
ご、ごめん!!俺……俺、 頭冷やしてくる!!
[そういって、鮮やかなほうを連れて行くのも忘れ、 フィリップはオムライスに手をつけず駆け出して。]
(92) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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[触れる唇はやけに熱く感じて、いつかの冷たいだけのものとは全く違っていた]
フィリ、
[離されたそれが物足りなくて、その考えに自分がわからなくなる]
ちょ、待っ
[想いのないキスと、あるもの。その違いが重くのしかかり、駆け出すフィリップを追う手は届かずに。その先では置いてかれた紅いフィリップが首を傾げていて。
サイラスは何か言っただろうか。反応が見たいと思ったはずなのに顔が見れなくて]
先食べてて!
[一瞬の迷いのあと皿をつついていた鳥のフィリップを抱き上げて去っていった彼を追いかけた]
(93) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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/* なんですとーーー!!! 追いかけなしを確認して落ち込むロールでしめようと していたのでびっくりだー!!
(-38) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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[声を振り切るように駆け出した。 きっと、呆然とするか、サイラスの前でと怒るか どちらにしても駆けてくる音はないと思っていた。が。]
…………っ!!
[それこそ、どんな顔をすればいいかなんてわからない。 フィリップは元生徒会長と、 オスカーを撒いた実績を生かそうと。 しかし、*どこへ?*]
(94) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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―自室―
[自分の部屋へ戻ってきたはずなのに 落ち着かないのは同室は自発的に 会話をしようとはしなかったからだ。 寝台に腰かけてこちらを見るものだから 思わず尋ねざるを得ない]
…それで。用事でもあるの。 サイラスとかロバートのところ 行かなくて、いいの。
[意識だけになったとはいえ、 大切な相手よりなぜ自分を優先させたのか。 少しも理解ができなかった**]
(+32) 2012/01/01(Sun) 04時半頃
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香は嘘じゃない… そうでしょうね、多分僕も捕まったのかも。
…貴方は? 先輩は、薔薇が嫌いですか?
薔薇へあんな…優しいキスをしていたのに。 薔薇に「望みは?」と聞いていたでしょう?
薔薇の望み、わかりましたか?
(95) 2012/01/01(Sun) 09時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 09時半頃
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……待て馬鹿っ
[スタートは出遅れたけれど、鮮やかな紅い姿を連れていなくてもその姿を見失うことはない]
逃げるってことは、しなきゃ良かった、って 思ってんだろ!
[口に出したらそれが本当にしか思えなくて、悔しくて…フィリップ(鳥)を
行けー!とばかりに
投げた。
それは何処まで走った時だったか。中庭へと通じる玄関の所だったかもしれない*]
(96) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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…どうして?
[フィリップの様子に、不思議そうに目を向ける。 薔薇の牢獄と化したこの寮内で、彼らが急速に惹かれあったことなど知らない。 それが本心なのか、香りに誑かされてのことなのかすらも。
ただ、彼の意識がカルヴィンに向けられれば、胸の奥がピリリとした。 同じ部屋で寝起きを共にして、食事を分けあったり、朝までくだらないことを話したり。 一緒なのが当然だと思っていたから、そうじゃなくなることは酷く腹立たしく思えてしまう。
二人の唇が重なることに、思った以上に動揺した。 スプーンを取り落として立ち上がりかけたけれど、それ以上動けなくて…]
(97) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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カル…
[判ってる。自分の所有物じゃない。 ペットでも、もちろん恋人でもない。
なのに、大事にしてきた花園を、踏み荒らされたようなそんな気がした。
自分が他の者達にそんな思いを抱かせてしまっていたのかもしれないとは知らぬ間に。]
(98) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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[迷うも結局後を追ったのは、何故だったのだろう。
一口しか手を付けられていない皿と、手付かずのままの皿は、 そのまま静かに冷めていく。]
(99) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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…判ってるよ。 そんな安易な救いなんて、もらえないって。
薔薇のせいなんじゃ無く、自分の心がしたことだって。
[責任転嫁してしまえば、楽になると知っているから。]
キス…しようか。 届くかどうかは、わからないけど。
(*18) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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