97 せかいがおわるひに。
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[独り言を呟き続ける。 それは全て、カメラに収められ続ける。]
あは、…
映画のせりふみたい……
――…
(*18) 2012/07/21(Sat) 15時頃
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でも現実なんだよね…
せかいの
おー わー 、り…
(*19) 2012/07/21(Sat) 15時頃
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/* しかし片思いて切ないな…
(-58) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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/* だって相手にはわからないんだぜ…!
(-59) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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―― 天文台・ドーム → 裏手 ――
ガキが多い、レンズに触ろうとするやつもいた。 気をつけとけ。
[交代に来た研究員に腕章を渡し、螺旋階段を下って外に出る。館内に喫煙できる場所はあれど、客に見られるのはあまりいいものではない。 研究室の裏口から、外に出た。]
は、何がそんなに珍しいんだか……
[ドームで嬉々として望遠鏡を覗く客。小さく独り言を落としながらスーツの内ポケットから煙草を取り出す。火をつけるそのアクションの後、紫煙の向こう側に人影を見つけた。]
また来てんのかよ、ヒュー。 皆勤賞狙えんぞ。賞金何もでねえけど。
[こんな裏手に来る人間は極限られている。確かセレストと同じ高校生のはずだが、彼は度々この天文台に姿を現していた。]
(+6) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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/* もしかして:セレストが片想いの方が展開美味しかった
(-60) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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なんなら望遠鏡監視員とか、推薦してやろうか。 ……あー、でもドーム禁煙だしな、それじゃ意味ねえか。
[未成年であるにも関わらず喫煙者である彼、けれどそれを咎めたことは一度としてない。セレストが彼に声をかけるのを見ていなければ、成人した暇な人間だと永遠と思い込んでいただろう。]
今日、セレストいるぞ。気をつけろ。
[売店からは遠く離れているにもかかわらず小声になるのは何故だろう。 果たして彼と彼女の遭遇はあったのだろうか、やはりそれも男は知らない。]
(+7) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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―― 天文台・研究室 ――
[一服の後、研究室から電話をかける。コールする相手は従兄、電話をするのも久しぶりのような気がした。]
……スー、俺だ。 悪いな、忙しいときに。
[医者であるスティーブンは、電話してもなかなか掴まらないときがある。だからこそ手短に用件を伝えようと]
ガキがよくホールで転んでさ、親が手当てしろってうるせえの。血も出てねえのに。 軽い打ち身なら手当ての必要ねえよな? 医者に聞いたつったら、手当てしなくて済みそうだからよ。
[スティーブンの返事を待ちながら、前回会ったのはいつだったかと考える。彼は男を律儀に「ルーカス君」と呼ぶ。年上で、真面目な従兄。]
(+8) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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……ん、了解。助かったわ。
[返事を聞き終えればすぐに通話を切ろうとして、しかし思い直る。]
近々暇だったら飯でも行かねえか。 勿論スーの奢りで。
[は、と軽く笑った声も、きっと向こうに届いている。]
(+9) 2012/07/21(Sat) 15時半頃
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/* んふぁー。 あー、にちよーびEPかー、ちょうどいいんじゃねー?
(-61) 2012/07/21(Sat) 16時頃
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―― 天文台・研究室:午後 ――
[午後一番に営業が来ると、朝から上司から伝えられていた。本来は研究員が相手をするようなことではないけれど、必然的に職員の中で一番若年である男は相手をすることになっている。]
………めんど………。
[まるでこの世の終わりのような声音を落とす。その瞬間に関係者の鳴らすインターフォンの音が響き、緩慢な動きで立ち上がって出迎えた。]
どうも、わざわざ来ていただいて。 ……研究員のルーカスと云う。
[律儀に礼をする営業は、初めて見る顔だった。 衝立で区切られた応接用のソファに通し挨拶を交わすが、男はやはり丁寧な接客態度ではなく。相手の自己紹介もぼんやりと聞き流していた。]
(+10) 2012/07/21(Sat) 16時頃
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[事務機器の資料を並べられ説明を聞けば、確かに必要なものが多いと気が付く。 他の研究員にもヒアリングしてみるべきなのだろうが、接客を任せたのが悪いと、勝手に注文をすることにした。]
……ああ、それもお願いしたい。 納期は、いつでも。暇なときでいい。
[こんないい加減な取引先もなかなか無いだろう。 けれど契約が結べるのだから、きっと営業の彼も嬉しいに違いないと、勝手に思い込んでいた。]
(+11) 2012/07/21(Sat) 16時頃
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―― 天文台・売店:午後 ――
[軽食を買おうとやってきた売店の前で、一人の女性に声をかけられる。 長い髪の、美しい女性。年齢は男よりも少し下だろうか、随分と綺麗な顔立ちに、珍しい人形を見るような視線を送っていた。]
セレスト? ああ、多分まだいるが……
[彼女はセレストの姉と名乗った。妹に会いに来たとう。そういえば目鼻立ちがどことなく似ているような気がした。]
セレスト、いるか。 姉貴が来てんぞ。
(+12) 2012/07/21(Sat) 16時頃
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[彼女は売店のどこにいたか、手招いて呼び寄せた。もう一人ホリーが居るのだから、少しは外しても問題ないだろう。]
お前、姉貴居たんだな。 ま、ゆっくりしてってもらえよ。
……あと売り上げにも貢献してもらえ。
[最後は姉の方に聞こえぬよう、小さな声で。 送り出すようにセレストの肩に軽く触れ、反対に売店の中へと男は入っていく。]
(+13) 2012/07/21(Sat) 16時頃
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/* 青春群像だよなぁ。切なさ含みの。 日本の学生、ちょい殺伐がちらりもしてきたので。
エンディングロールの音源は、ケツメイシの「S・O・S」で。 と、妄想。
(-62) 2012/07/21(Sat) 16時頃
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ホリー、メロンパンはまだある?
[一人売店の中に居るホリーの声をかけ、頼んだ品があればそれを貰い、なければまた別の何かを持ってきてもらう。]
そういえばお前さ、先週の水曜シフト入ってた? ……あ、いなかったか。
なんかよ、屋上で演劇?みたいなのやってんの。コウコウセイが。 お嬢様かお姫様だかが何歩か歩けばすぐぶっ倒れる貧弱設定らしくてよ、撮影中ってわかっちゃいたんだが笑い死ぬかと思ったわ。
[ドームに隣接する、野外観測用の屋上スペース。そこで繰り広げられるドラマは色々な意味で見ごたえがあった。ホリーもセレストもその日はバイトに入っておらず、もし入っていたならば呼びに行っただろう。 まさかその貧血のお嬢様が、彼女達にとって従妹と友人という関係者であることは知らず。]
職員皆珍しいもんだから見に行ってさ。 惜しいことしたな、お前。
[支払いをしながら、ふと思い出し笑いを浮かべ、口元を手で覆った。]
(+14) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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――国道沿いの道――
[住宅街を抜ける頃には、不穏な気配も視線も感じなくなっていた。 煙が上がる方向を目指して走っていたせいで、喧騒は近くなりつつある。
――あれは、何だったんだろう。
建物の陰でまだ乱れている呼吸を整えながら、住宅街で見てきたばかりの人々を思う。
――集団自殺。集団心理。
極限が近くなると個体が一箇所に集まり、死に急ぐ行動を始める生き物は多いと言うが。
人間も、そうなる者は少なくないのかも知れない]
(84) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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[深く、息を吐く。
明らかに敵意が見えたが、捕まれば殺されていただろうか。
逃げてきた方の道を振り向き。 流れ落ちる汗を拭うと、ゆるゆると首を振ってから再び歩き出した]
(85) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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[黒煙の方から、絶え間無い喧騒は続いている。
そこに集まる人間達の様子は、予想がつく気がしたが。
見ておきたかった。
最後に男の名前を呼んで、別れを告げたルーカスの皮肉めいた笑顔。 何も躊躇わないような様が小さな子供のようで、それでいて時折、憂いを湛えていたホリーの目。 校舎前の、無邪気にカメラを回すクラリッサと言う少女と、傷だらけの姿で笑い声を上げていた少年。
彼等のような人間も、目にする事が出来た。 それは、それで、充分だろう]
(86) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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ブローリンは、商店街に向かって歩き出した。**
2012/07/21(Sat) 16時半頃
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―― 天文台・ドーム:閉館間際 ――
[腕時計を見れば、もう閉館の時間が迫っていた。やれやれと一つ溜息を落としながら、螺旋階段を登っていく。 今日も恐らく、ドームの中には――]
……今日も居たか。
[扉を開けば、望遠鏡を覗く女性の姿がすぐに飛び込んでくる。閉館間際にやってきては、こうして閉じることを知らせに行くまで望遠鏡を覗き続ける彼女。]
おい、閉館だ。 早く出ろ、閉め出すぞ。
[片手に鍵束を翳して、早く出るようにと促す。 こうして呼ぶまで熱心に宇宙を見ているのだから余程好きなのだろうと呆れつつも、どこか同士を見ているような錯覚も覚えて]
(+15) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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なあ、そんなに見てて飽きないわけ?
[螺旋階段を下りながら、彼女に一つ質問をする。 それは研究対象を宇宙にしている男にしても言えることなのだろうが、敢えてそこは気付かぬ振りをして。 彼女からの返事はどんなものだったか、どちらにせよ男は咽喉の奥で笑い]
……なんにしたってよ。 閉館の音楽が流れたら、外に出る準備くらいしててほしいもんだ。
[チャリ、と小さく鍵束が音を立てる。 螺旋階段を降り切り、ホールを抜ければ出口はすぐそこに。]
気をつけて帰れ。 またな。
[恐らく彼女はまたこうしてやってくる。 微かに浮かべたのは苦い笑み、腕時計の指し示す時間は閉館時間を少し過ぎていた。]
(+16) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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[館内の戸締りを確認し、灯りを全て消し。
鉄塔の傍を通り過ぎる頃には、昼間の賑やかさはなく辺りは静寂に包まれている。]
………さて。
[明日もまた、同じような一日だろう。 研究にも、接客にも、あっという間に時間は流れて。
こうして、男の一日は終わる。
季節が巡り、天の映し出す星々の瞬きが変化していったとしても。 変わるはずが無いと思っていた、日々が**]
(+17) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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/* つめるだけ つめた! 墓下からの無茶振りだぜ!
(-63) 2012/07/21(Sat) 16時半頃
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/* そういやルーカスは、最初に絡んでくれてありがとう。
降霊会地上で見れて、俺は思い残す事もないよ! あっ!でも墓下行けない!!
(-64) 2012/07/21(Sat) 17時頃
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[閉め出すぞ。 ……そんな声が聞こえて、ようやく望遠鏡から目を離す。 声の方を振り向いて、ちゃらりと鍵がなるのを聞くと、肩を竦めた。 いつもどおりのことだ。 ぴょん、と台から降りて、鞄にいろいろと詰め込み、帰り支度を終えると、ドームを出る。 また明日も来るのに、やっぱりこの瞬間は後ろ髪引かれる思いがする]
へ?
[飽きないのか。 そんな質問に、うーん、と首を傾げ]
飽きたことないですよ。 毎日表情が変わりますし。 眺めていれば、嫌なことだって忘れちゃえますから。
(87) 2012/07/21(Sat) 18時頃
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[階段を降りながら、滔々と語る]
それに、わからないことだらけじゃないですか。 どれだけ見てても分からなくって。 あれもしりたい、これも知りたい、って、どんどん出てきて。 だから飽きないのかなぁ…?
[ゆる、と首を傾げつつ。 貴方は?なんて聞こうとしたけれど、螺旋階段を降り切ってしまったので、また次の機会にしようと後ろをついて歩く]
あ、はい、すいません。 …望遠鏡覗いてると、そんな音楽とか聞こえなくなっちゃって。
[今日も音楽が流れていたかどうかすら覚えていない。 もう誰も居ないホールを抜ける。 日の沈んだ外は、少しだけ寒かった]
はい、ではまた。
[こうしてまた明日も繰り返すのだ。この街を離れるまで、ずっと*]
(88) 2012/07/21(Sat) 18時頃
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/* どう動こうか悩み中。 セレスト的にはクラリッサに会いたいんだけど、中の人的にはどう動くのが美味しいかなーと。 クラリッサと会ったら、ルーカスさんが死んじゃったことも知っちゃうよねえ… ルーカスさんが死んだことは知らずに死にたいなーっていうのもあったり…。
(-65) 2012/07/21(Sat) 18時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/07/21(Sat) 18時頃
セレストは、アイリス先輩ありがと、と呟いて、勢いよく自転車で走り出す。
2012/07/21(Sat) 18時頃
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[きょろきょろと見落とさないように辺りを見回しながら、自転車をこぐ。 電話を掛けようとは思わなかった。屋上で会った時、クラリッサは携帯の電源を入れていなかったから。 一方的に電話を切った後、また電源を落としてる可能性がある。 だけど、また掛かってくるかもしれないから、絶対に気づくように自分の携帯の着信音量は最大にしておいた]
…………。
[家の近くを通る。寄ろうか、ちょっと迷った。 家には食べ物があるはずだし、家族だってどうしてるか心配だ]
お姉ちゃん……。
[大丈夫かな。ガラスを割られて不法侵入とか、されてないかな。 自慢の姉。だけどコンプレックスでもあった姉]
(89) 2012/07/21(Sat) 18時頃
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アイリスは、セレストの後ろ姿に手を振った。
2012/07/21(Sat) 18時頃
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[一ヶ月前のことを思い出す。 ちょうど店奥で品出しをしていた時、ルーカスさんに呼ばれた。名指しで呼ばれることなんてそんなになかったから、何かやらかしたのかと焦った]
はいっ!? え、お姉ちゃん!?
[思わず裏返った声で応答して、ルーカスさんの後ろに立っている姉の姿に目を見開いた。手招きをするルーカスさん、その後ろでこちらに手を振っている姉。 え? もしかして二人は知り合いだったりしたの!? 咄嗟にそんなことを考えて、なぜか胸がずきりとした]
(90) 2012/07/21(Sat) 18時半頃
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[実際は全然そういうことはなくて、たまたま私に会いにきた姉が声を掛けたのがルーカスさんだったらしい。 それがわかった時、肩に入っていた力が少し緩んだのはなぜだろう]
はい。似てないけど、そうなんです。 仕事中にすみません!
[言われてもないのに、「似てない」と自分で言うのはいつもの癖。自虐的だと思うけど、人から言われるより、自分で言った方が傷つかないから。 やたら謝るのは、対ルーカスさんの時の、やっぱりいつもの癖]
あ、はいっ! そうします!
[小さな声で言われた言葉に、大きな声で返事する。きっと姉には意味がわからないから大丈夫。貢献してもらえば、仕事中に抜け出したことの穴埋めになるかなあなんて思ったりして]
(91) 2012/07/21(Sat) 18時半頃
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