198 かるらさんのうなじ争奪村
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まあ、金魚の体重とか鱗の摩擦係数とかもあるし 生き物は暴れるから、運と勘は要るだろうけど。
[と、ここまで口出ししてから、しまった、と気付く。]
あ。 すんません、つい―― いや、俺はやったことないんですけど、ね。
[金魚すくいの実戦経験はゼロ。 構造とか計算式とか、なんというか、なんというか。
それでも、口出ししたからにはその1戦は見守る所存。 今はまだ、気付けない―― だって昔の彼は少女のようだったから**]
(124) 2014/10/05(Sun) 01時半頃
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―木の下―
……、気持ち? 僕 ら、の…… 、
[複数形に、疑問符を浮かべる。 白い人は、儚げにその指先を、差し伸べたようだった。
その指す先に導かれるように玲は甲斐の方を見て、 それから、うろたえる青年、そして―――]
―――、ぁ、
[――「ひと」が、また、 雑踏に立っているのを見つけた。>>118]
(125) 2014/10/05(Sun) 02時頃
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/* マサル氏にかける無茶振りを考え続けているのだが 理科室の君は今の所ご期待に応えられず申し訳な。。
(-46) 2014/10/05(Sun) 02時頃
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[綿飴を一つ手にして、祭りの中を歩く。 道行く知らない顔は、どうやらこちらが見えてもいないかのように通り過ぎていく。
では彼らは、言ってしまえばただのNPCだ。 手に楽器がないのはどこか手持ち無沙汰で綿飴を手にしてみたけれど、甘くて]
……。心残りなんて、有るはずない。
[できれば、小さい頃のことは忘れてしまいたい。 あの頃の自分はあまりにも、弱かったから]
(126) 2014/10/05(Sun) 02時半頃
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[よく泣いていた顔は、反対に表情を作らなくなった。 泣くのを我慢していたら、こうなったのだから仕方ない。
オケでは日本人はやはりまじめだななんてよく言われている。 音に感情は乗るのに、いつから僕はそれを出せなくなったんだろう。
弱さと一緒に、いろんなものをなくしてしまったような気がする]
――――、あれは。
[知らない顔がいくつも。知らない、あんな顔だったろうか。 そんなことを思いながら足を止める。 僕の視界に、知らない顔がいくつか、通り過ぎずにそこにいた。 知らないはずなのに、知っている顔]
(127) 2014/10/05(Sun) 02時半頃
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[散らばるように、彼らはそこにいて]
なん、で。
[思わず、屋台の陰に隠れた。 そんなところは、何一つ変わっていない**]
(128) 2014/10/05(Sun) 02時半頃
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はわぁあ。
こう、なんかすごく話しやすいというか… とってもする〜って入ってくるログでごじゃる…>勝丸ちゃん
やべぇ中身惚れそう。
(-47) 2014/10/05(Sun) 06時頃
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何そのお面。……。同じ、顔……あ、カミちゃん!
[カミ「ちゃん」という響きは相変わらず子供のようだったけれど、 ペルシャ猫のような潰れた顔は今思い出せば猫に…… やっぱり、見えない]
ソレに会った?…勝丸も、あれに会った? ってことは…お前、こいつから何かもらわなかったか? こう、花の蕾みたいなもんとか。
[頭に思い浮かぶ蕾の話。「ずっともってて」といわれたものだ。 自分のボディバッグの中にも入っている 既に、この空気でほころびかけているなんてまだ知らない 勝丸の視線の先、人の姿が見える。 おかしい、歩く「人のようなもの」は沢山いるのに、やけにはっきりとその人達の姿は見える。どこか既視感を覚えた]
(129) 2014/10/05(Sun) 07時頃
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[雑踏の向こうに見える人影に、昔の誰かの面影を見ることはまだできない。 けれど陸や勝丸と出会ったこと、蕾のこと、カミちゃんのことを思うと、 もしかしたらあの中に知っている人がいるのかもしれない
足は進みたくないというように古傷が痛むけれど、 頭に響く鈴はそれを許さない警音のようだった]
(130) 2014/10/05(Sun) 07時頃
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…勝丸、あっちには…俺、いかないから。 行きたくない。
[会えたら嬉しい人と同じくらい、会いたくない、会えない人のほうが記憶に残る まだ子供気分も抜けない、大人初心者な立場と年齢だけども。
変わった陸や勝丸を見て、誰かに会うことへの期待より それに付随するものへの不安が大きいんだ。 自分が、同性愛者だと気づいてまだ間もないこともあったから*]
(131) 2014/10/05(Sun) 07時半頃
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/* あ、やっぱりゲイってことだったのか!(まだ言ってる
(-48) 2014/10/05(Sun) 08時頃
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あれ、カミちゃんって言うのか……
随分と可愛らしい名前なんだな。
[口外に顔に似合わずと付け加えられているのは言うまでもない]
(-49) 2014/10/05(Sun) 08時頃
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>>129 [急かすように矢継ぎ早に言われ、少しだけ首をかしげる。
珍しいな。焦っている、のか? それとも不安、か…?
あまり触れていなかった感情の露出は、少しだけ15年という月日を伺わせる。だがそれは誰しもあるだろう、と今はそこで切った。 何故なら、変わったのは自分もだから―]
ああ、持っている。 何やらそろそろ咲くらしいと言っていたが、俺のには微塵もその気配が…
[取り出した小袋の口を軽く開いて振る。 だが、出てこない。 不思議に思って中を覗くとどうやら花弁が少し開き、口に引っかかっているのがわかった]
(132) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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本当に咲く、のか?
[袋の口をめいいっぱい広げながら、そっと独りごちる。 信じていないわけじゃなかった。 そうでなければずっと秘密に、ずっと大切に、持っているわけがなかった。
ただなんとなく、自分のこの花は咲かないんじゃないかと思っていた。それはどうしてだったのか、その理由も根拠も、特にはなかったけれど]
……なんか、蕾がちょっとだけ開いてるみただけどな。
[そう言って取り出した2つの蕾。 赤い花はうっすらと口を、皓い花は三部ほど口を開かせていた]
そう言うなら友も持っているんだろう?
[自分ばかりは癪だと言うように、そっと促す]
(133) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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[雑踏から木の下に集まる人達を見るたびに、 耳の奥、いや頭の中から鈴の音が聞こえる。
それは強くもあったし弱くもあった。 ただただ何かを急かすようにも聞こえたが、それはもしかしたら自分の中から沸き上がるものなのかもしれなかった]
ああ……
なんだか呪いのようなものだなあ
[一人頭のなかで呟いて、そっと友の方をみた。
鈴の音が、リィン と また鳴った]
(-50) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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/* 雑踏への踏み込みは、友の蕾を確認してから突撃したい、とか(
なんか皆可愛いな。 てかセシルまた隠れてwwwwもうwwww かわいいよほんとかわいいwwwwwくっそwwww
(-51) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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[ポケットの中の蕾は、形をかえているようなそうでないような。 だが、彼はそれをぞんざいに扱っているほうだろう。
なぜなら]
気持ちか。 それが人にとっちゃ厄介なんだよな。
[子供の頃のあの、彼は、もう遠い物語。 バカみたいになにかが好きで、バカみたいにそのために気持ちを注ぎ続けていた。もう今となっては眩しすぎる存在。]
他に、も、いるのか?
[慌てたような奴、それ以外からも視線を感じ、見回した。]
(134) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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……、 やっかい…… か
[胸の奥、じくりと痛むものがある。
微かな歌が、 つむがれるのを聞く。 「─赤い花ゆれる あのこの髪に やさしい人の ほほえみにゆれる 白い花ゆれる あの人の胸に いとしい人の 口づけにゆれる──……>>#0」]
(135) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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/* とりあえず、玲と友を会わすのが役割だとは思うのだが、さて、どう動けばいいのか。
(-52) 2014/10/05(Sun) 08時半頃
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>>125
[そして、玲より少し遅れて、その向こうの存在を視界に移す。 間違いなく知っている奴だ。 なんの根拠もなく、そう思える。 きっとそれは玲も同じだろう。]
これは、どういう同窓会かな。
[>>110そして慌てたふうの彼はにてを差し伸べ、名を名乗る。]
俺は甲斐吾郎だ。 お前は見たことはある。確か、アーサーの…。
[そういえば、アーサー。あの猫とは、いつ最後の別れを交わしただろうか。]
(136) 2014/10/05(Sun) 09時頃
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>>135
[風鈴のようにも聞こえる歌声を、ただ耳に受け止めて。 つぶやき沈み込んだようにも見える玲をみやった。]
まぁ、厄介だけどよ。 子ども時代ならまだしも、大人になったなら、
解決しなきゃならない時もあんだよな。
[アーサーの飼い主とも言葉は交わしただろう。 そして、次には、彼らのほう、現れた人影のほうに足先を向ける。]
まぁ、行くぞ。
[それは、有無とはいわせない低い声の響き。 すっかり大人になってしまった。]
(137) 2014/10/05(Sun) 09時頃
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[その歌は、奇妙に黄昏の懐かしい光景を思い出させた。
そうして思い浮かぶ者たちの、かお。 其れとは今 一致しなくとも、 雑踏の向こう、ひとだと認識できる人影から、目が離せなくなった>>131>>132 目があった気も、する。
―――もしかして?]
甲斐、くん ……、 だれか いる
[――同窓会、そう謂った甲斐の言葉に は、 と微かに咽喉の奥が笛じみた声を漏らす。 浮かべた表情は「――そうだね、そっちも、元気そうで、安心した」と、>>>>117甲斐に向けて浮かべた笑みとはまるで異なる。 あの日の記憶は、甘やかなものばかりでは、ない。]
(138) 2014/10/05(Sun) 09時頃
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/* 木の下への突撃を待とうかと思ったけど、視線をもらったので視線を返さねば、というココロ。
書くかー。
(-53) 2014/10/05(Sun) 09時頃
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アーサーって、……、あの、猫の? ――おれ、相賀 玲、だけど。覚えてる かな…? ん、飴がついた髪は、多分……水で洗った方がいい。
[自信なさそうに、うろたえた小柄な青年にも声をかけて。バーで初めましての客にするように、営業めいた仕草と表情は、身についたものだから――仕方がない。]
(139) 2014/10/05(Sun) 09時頃
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――っ、……
[甲斐の謂った言葉。>>137ずきん、と玲の胸に刺さる。 解決、できないままの、一番の悔恨を抉るような。]
―― か、い
[待って欲しい、と訴えるような声は、 有無を言わさぬ声音に打ち消された。
行くのを止める資格などない。彼は自分とは違う。 彼は玲にとって星、だった。だから。会いたい人ばかりなのではないだろうか。――たとえば。同じ、星のようにきらきらと光る少年。夕暮れの放課後、呼んでいた声。
結局のところ 重い足を引きずるように、甲斐の後、少し遅れて、ついて行く。]
(140) 2014/10/05(Sun) 09時頃
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[近づいていけば、遠目には分からなかった仔細な輪郭や顔の表情も見て取れる。
背の伸びたかつての少年たち。 濃淡あれど、残る面影。 その中でも――あまり、変らない者も、ある。
歩み寄りきれず、途中で足が止まった。]
(141) 2014/10/05(Sun) 09時半頃
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>>138
ああ、いるな。 俺は見に行こうと思うが、どうする?
[その時には、もうカケルの名もきいていただろう。] >>140 なんだ?行きたくないのか?
[だが、苦しげな声を聞けばさすがに止まる。]
じゃあ、ここで待ってろ。 誰だか確かめてくる。
[肩に手をおいて制止させる。]
(142) 2014/10/05(Sun) 09時半頃
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>>131 [行きたくない。 その言葉に同じように木の元へと視線をやっていたのに気づく。 向き直って見やれば、先ほどに比べてとても小さく、小さくみえた
――禍根か、それとも?
友の様子に少しだけ訝しむ。 先ほど視線をやった人物らには、見知った人物がいるのは確信できた。誰も彼も、纏う風が変わらないように思える。 それは友も同じだったが―…]
……行きたくはなかったとしても、あちらは来るようだが。
[本当に、こちらの目だけはよく見える。 片方の動きからは、どうやらこちらへ向かってくるだろう事は容易に見てとれた>>137]
(143) 2014/10/05(Sun) 09時半頃
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/* (`ェ´)ピャー
勝丸は全然気にならないだろうけれど、友は心配なんだよなあ。 結局高校以降もろくすっぽこいつ友達できなかったはずだし。 知ってる人がもんにょりしてるのは好きじゃないだろう。
(-54) 2014/10/05(Sun) 09時半頃
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>>141
無理させるつもりはねぇよ。 綿飴、少し残しとけよ。
[その甘さは、消えてしまうと口さみしいもの。 だから、その儚げな飴が人に愛されるのだな、と思いながら、
玲の足が止まれば、傍にいただろうカケルに託すようにして、彼らのほうへ。]
(144) 2014/10/05(Sun) 09時半頃
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