182 【身内】白粉花の村
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/* みんなト書き上手いなぁ…
(-46) 2014/07/02(Wed) 08時半頃
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――ッ、
[左頬に感じた衝撃に踏ん張りきれず、そのまま蹌踉めく様に体制を崩す。 殴られた頬をそっと摩り、けれどもその痛みがそれほどでもないと気付けば、ちらと彼の拳を見た。赤く腫れ血を流すそこを見て、わざわざ傷ついた方の手でしなくてもいいだろうに、と。深く息を吐く。後で治療してやらないければ]
[ぽつぽつと吐き出される弱音に目を伏せて。俯き言葉だけを吐き出す彼が、もしかしたら泣いているのではないかと、そう思ったけれど、どうすることも出来なかった。 慰めの言葉をかけるのも、その肩を抱いて宥めるのも、どちらも違う気がして。結局馬鹿みたいに立ち尽くして、その震える肩を見つめる。
やがて声に嗚咽が混じってくれば、困った様に眉を寄せた。患者に泣かれるのは、いかなる理由であっても苦手だ]
(26) 2014/07/02(Wed) 08時半頃
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……死にませんよ。
[ひとつ、言葉を落とす。 彼にも、他の患者にも。何度も繰り返してきた言葉だ。……そして、一度も受け入れられたことの無かった言葉だ。 今なら伝わるのだろうか、と。掴まれた胸ぐらはそのままに、そっと彼の頭を撫でた]
――貴方は治るんです。 私が治します、から。
[震える声が彼に届くかも分からないけれど。ひたすら言葉を尽くして、彼が泣き止むのを待った]
(27) 2014/07/02(Wed) 08時半頃
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/* キリシマかっこいい。 やっぱり、キリシマさんのチップ好きだなー。 自分じゃ動かせないとおもうけど。(基本。好みのチップほど動かせない)
(-47) 2014/07/02(Wed) 08時半頃
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転勤? 笑えない冗談だな。
[そうであってくれと、半ば願う様な気持ちで言った。此方を追い詰める様に笑う相手を見れば、それが冗談ではないだろうとは分かっていたけれど]
こんな物要らん。 全部持って帰れ。
[差し出された紙袋を、これ以上無いくらい明確に拒絶する。 ――ただの嫌がらせにしては、随分と豪勢な見舞いの品だ。もしこれが本性を出す前の彼であれば、拒絶したりはしなかったのだろうけれど。とはいえ、あのまま騙されていたかったわけでもないが。
結局受け取らなかった紙袋を、机の上に置く彼をぼんやりと見る。渋々ながらもそれは受け取っても良いから、せめてこのまま帰ってはくれないだろうか。転勤したてというのならば、一人の患者にかかずらっている場合ではあるまい]
……っ、 さわる、な……!
[そんな事を考えていたからだろうか、近付いてくる彼に反応するのが遅れる。 気付けば彼は手の届く距離に居て。再び距離をとろうとした時には既に、頬に手が伸ばされていた。びくりと体が震えて、一瞬振り払う事すら忘れる。触れるその手のひらに、怯えた様な瞳を向けて――すぐに我に返れば、ようやくその手を振り払った]
(+25) 2014/07/02(Wed) 09時半頃
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[触れられた頬に上書きする様に己の手のひらを添える。彼の残した体温が酷く不快で、その瞬間だけは怯えを忘れ、強く強く目の前の相手を睨み付ける]
……もう、見舞いは済んだだろ。 いい加減帰れよ。
[彼が何をしてくるか分からない。そう思うと、素直に座る事も出来ず。 会話も、何もかもを拒絶する様にその場に立ち尽くした。
どうせ言っても帰らないとは分かっていたけれど、淡々と皮むきの準備を始める相手にため息を一つ。けれど彼がポケットから取り出したナイフを見れば、ひゅ、と。息を詰めた。
――人を刺したナイフで林檎の皮むきだなんて、どういう神経してるんだこいつは。 呼吸が浅くなっていくのが、自分でもよく分かる。意識して深くしようとしても、震える喉は言う事を聞いてはくれない。青褪めた顔で口元を覆う様は、酷く滑稽に映っただろう。
彼が椅子に座り、林檎を剥き出すのを見れば、詰めていた息が漸く正常を取り戻して行く。 とはいえ、いつその切っ先が此方を向くかと思えば、安心する事は出来なかったけれど]
(+26) 2014/07/02(Wed) 09時半頃
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/* すっごい長いよ! 三つに分けた方がよかったか……
(-48) 2014/07/02(Wed) 09時半頃
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[しばらくキリシマの胸ぐらを掴んだままだったが、落ち着くと手を離し、静かにその場から離れた]
…殴ってごめん
[理不尽な事くらい知っていたが、動かずには居られなかった。右手に鈍い痛みは残っているが放っておけば治るだろう。もし前髪が無く目がキリシマにも見えていたら赤く腫れ上がっていただろうが、見えないのなら問題はなかった そのままフラフラと院長室を立ち去ろうとするが、扉の前で立ち止まり振り返ってはキリシマを見て視線を泳がせ、頬を人差し指で掻いた。キリシマから見ればそれはわけのわからない仕草だっただろう]
あり…が、と。その……
[照れ臭そうに言うが殴った相手にお礼を言うのもどうかしている、と言う考えが結局スムーズに言葉を出させてはくれなかった]
……キリシマ先生
[聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟くと逃げるように院長室を後にした。言葉を数回交わしたかもしれないが、そんな事は覚えていなかった。部屋を出たクシャミは耳まで赤く、鏡を見ていなくても色がわからなくてもそれは自分でもわかるくらいだった]
(28) 2014/07/02(Wed) 10時半頃
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/* クシャくんかわいいなーーーーもう!!!
(-49) 2014/07/02(Wed) 11時半頃
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…そんなに邪険にしなくても。 何が気に食わないんですか。
[何ともあからさまな拒絶を見せる相手>>+25に、"折角色々買って来たのに"、と態とらしく肩など竦めて見せながら。 悲しそうに眉を下げてはいるものの、こうも分かりやすく狼狽える彼の姿は自分にとって、愉快以外の何物でも無かったけれど。
彼の反応が遅れたのを良い事に、頬へと触れた手にびくりと震える様>>+26は何と滑稽だろうか。 こうまでも彼の心を蝕む事が出来たのか、と。そう思えば仄暗い充足感が胸を満たす。 手を払い、嫌悪や不快を隠そうともせずに此方を睨むその瞳。そこから寸刻怯えが消えているのを見取れば、小さく目を瞬かせてクスリと笑った]
あともう一つ用事があるので、それを済ませたら帰りますよ。
[スルリスルリと林檎の皮を剥きながら。尚も座ろうとはしない彼に、それ以上席を勧めはしなかったけれど。 小さく鳴った息に気付き其方に視線を向ければ、嗚呼。何とも青ざめた顔をしているではないか。 手で口元を押さえ、微かに震える彼に肩を竦めて"何もしませんよ"と伝えてみるも、今の彼にその言葉が伝わったかどうか]
(+27) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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………で。
[剥き終わった林檎を六つに切り分け、濡れた指を舌先でペロリと舐める。舐めた指先から口の中に広がる甘酸っぱさは、空っぽの胃袋をしこたま刺激してくれたけれど。 サクリ。切り分けた一欠片に軽くナイフを突き立て、青ざめた顔で此方を凝視するへと近付けた]
いつ、"泣いて"くれるんですか。
[立ち上がり、刺した林檎の一欠片をその唇へと軽く押し付けながら目を細めて。 そうして小さく首を傾げ、いつぞやの"約束"を口にする。
もしもその病が治ったのなら。 俺に真っ先に泣き顔を見せてくれると――そう言ったのは君でしょう?
せめてそのナイフの腹を、押し当てた唇と並行になるように向けたのは、医者なりの気遣いかもしれないが――まぁ、そんなもので目の前の彼の不安が削がれる訳も無いのだろうけれど]
(+28) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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[文句を言いたげ視線>>24には気付かないふりをして。退がろうとする身体は、なかば無理やり引きとどめた。自分から離れたいのは結構だけれど、今それをされたらかなわない。]
ッ痛、……っこの、
[押し開けていた口の中、指の付け根の辺りに鋭く食い込む痛み>>25に、思わず声を上げた。 僕だって好きでやってる訳でもない。相手が聞いたらまた激昂されそうな言葉を喉の奥にとどめて、短い悪態だけを吐いて。
僅かな抵抗にそのまま退がるのも癪で、あえてさらに奥へと、噛まれた指を突き入れる。 奥から込み上げるものに気付けば、今度こそその指は引き抜かれたけれど。]
………、っ、
[揺れる後頭部を押さえながら、水流に落ちて排水口へと飲み込まれてゆく吐瀉物を、無感動に眺めた。 激しく咳込む声に伸ばそうとした手は、触れる寸前で握り込んで止める。 何か、自分も知らない何かが、弟の腹から吐き出されるのではないか、と。そんな期待は、結局わけのわからない妄想に過ぎなかったかもしれない。]
…当然だ。
[むしろその思考こそが異常だと、自嘲するように呟いて。 シンクからは目を逸らして、胃の内容物を吐き出して震える背中を、ぼんやりと見詰め続けた。]
(29) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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[酷く激しく噎せ込む音に、はっと我に帰る。 思い出したように、今度は背に手を当てて、適当に上下させた。
何もかも飲み込んでしまったシンクに目を戻して、水を吐き出し続ける蛇口へと、手を伸ばして捻る。 ぎゅっと閉まった音を最後に、再びしんと静まり返った部屋の中、不規則な呼吸の音を聞きながら。]
……落ち着いたか、?
[しばらく言葉を探して、ようやく出した気遣いの言葉は、ずいぶんと白々しく響いた。 鈍い痛みを残した指を白衣でぞんざいに拭ってから、ハンカチを取り出す。]
(順序が、逆だ)
[手にしたハンカチに目を落としながら、そんな事をぼんやり思って。先からの流れに、自分の気持ちだってまだ落ち着いていないのだと、そこでようやく知る。]
…順序が成ってないのは、こっちもだ。
[シンクにもたれかかる弟の目の前にそれを突き出しながら、無感情にひとつ呟いた。先は本気で殺そうとすらしていた相手の介抱をする自分が、ひどく惨めに思えた。 それも、震える弟の背を見れば、それなりには慰められたのだけれど。]
(30) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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………可哀想に。
[思わず口に出た言葉は、哀れみでも同情でもない。ただ、それを有難いと思った。 ――原因不明の奇病に振り回される弟の存在こそが、自分の支えなのだから。 指に残る歯の痕を目を遣りながら、薄く嘆息した。]
(31) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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/* 木といえば この時期、私の地元では木の枝にたくさんの蜘蛛の巣がかけられるようになります。 不用意に近付くと引っかかります。 木は悪くないんだけどね。
(-50) 2014/07/02(Wed) 12時半頃
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/* このナイフ野郎は、病気の被害妄想のせいで外に出れなくなったけど、それまでに募った対人恐怖症でまた人と接するの怖いとか言い出しそう。
根源は無くなったけど、人との付き合い方が分からなさすぎて。 むしろ自分から嫌ってるんだよね、言い訳つけて人が怖い奴。
それでまた絶望して引きこもりそう。ナイフ野郎はとんだ甘ちゃんでした…。 そもそもナイフ(笑)の時点で色々頭おかしいのはお察しでしたね。
(-51) 2014/07/02(Wed) 12時半頃
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/* くっそくずい(頭抱え)
(-52) 2014/07/02(Wed) 12時半頃
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……あんな事をしておいて、よくそんな事が言えるな。
[人の事を刺しておいて全く悪びれない相手に、吐き捨てる様に言ってやる。 何が気に食わないか、なんて。分かりきった事だろう。何処の世界に自分を刺した人間に愛想良く出来る奴がいるというのか。
……漸く悪態を吐くまでに平静を取り戻した自分に、密かに安堵する。未だに体は震えこそすれ、逃げ出したいという気持ちは薄れていた。ただ、どうやってこいつを追い出そう、そういう思考にすり変わっただけかもしれないが]
――もう一つ?
[彼の言う用事に心当たりが無くて、怪訝そうにそちらを見る。けれど彼がクスリと笑えば、不機嫌を隠しもせずに舌打ちした。 依然として笑顔を崩さないその態度が気に入らない。自分ばかりが追い詰められて、疲弊している。どうすればこいつに一泡吹かせられるか、なんて考えてみるが、そもそも相手をするだけ無駄なのだろう。そこで素直に引けばいいのにムキになる辺り、自分も大概愚かだとは思うけれど]
(+29) 2014/07/02(Wed) 13時半頃
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……悲しくもないのに泣けるわけがないだろう。 そもそもあんな約束、真に受ける方がどうかしている。
[林檎の刺さったナイフを押し付けてくるその腕を、震える手で押しのけて。それでも思わず出たのは、呆れを含んだ声音だった。彼がまさか、そんなにもあの約束に固執しているとは思っていなかったから。
そもそもあの約束自体、治らないと思っていたからこそした戯れだ。それをいつまでも引きずられても、此方としても対応に困る。……内容も、随分と馬鹿げている事だし]
加虐趣味は構わないが、ぶつける相手を間違っているんじゃないか。
[私は曲がりなりにも患者だぞ、と。そう付け足して、また一歩後ずさる。 目の前に差し出されたナイフが、自分を傷つける目的でないと分かっていても、恐ろしくて仕方なかった。彼の気まぐれ一つで、自分を傷つける事が出来るのだから。
出来ればもっと距離を取りたいところだが、残念ながら後ろはベッドだ。大きなベッドを憎いと思う日がくるとは、思ってもみなかった]
(+30) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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/* なんか、うーん。上手くロルまわせん。ちょうしわるい
(-53) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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[聞こえた舌打ちに、そして不機嫌さを隠そうともしない彼>>29に対し、不服そうに目を細める。 しかしそれも表面だけの事。内心ではしっかりとほくそ笑みながら。 負の感情とは言えど、こうも真っ直ぐに――愚かな程に素直に感情をぶつけられるのは、実に心地良い]
…いらないんですか?美味しいですよ、林檎。
[震える手で押しのけられた林檎にはそんな一言を投げてよこし、"いらないなら頂きますね"、と自らの口へと運ぶ。 二口程で林檎を胃袋へと送り込み、手にしたナイフを紙皿の上へと放り。また一歩、離れた相手との距離を一歩進んで縮めておいた]
…しかし変なことを言いますね、君も。 患者だから何です。
[付け足された一言に零れたのは、失笑。 何を馬鹿げた事を。医者は患者を大事にするべきだと、患者は医者に丁寧に扱われるべきだと。彼はそう言いたいのだろうか。 嗚呼、まったく。世の人間から疎まれ、押しやられるような病を患った人間が…何ともおこがましい事を考えるではないか。 狭いケージの中でその生を終えるマウスと、あの閉ざされた施設の中で生を終えようとしていた患者と。 そこに一体、何の違いがあると言うのだろう]
(+31) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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[――もう、一歩。 精一杯の力を持って此方を睨み付ける、小さく哀れな鼠へと歩を進めながら]
……別に悲しい時にしか泣けない訳では無いでしょう。 嬉しくても、楽しくても。人は泣きますよ。
[どうしてそうも固執するのか、と。 まるでそう言いたげな視線を、肩を竦めて見つめ返す。 別にただ泣き顔を見たい訳ではない。 彼の事だ、自分に泣けと言われれば、意地でも泣くまいとするだろうから。その上で尚、動くようになった瞳から涙を流すとすれば…きっとその顔は屈辱に歪んでいるのだろう。
焦がれてようやく手に入れたその表情を、一番最初に涙で大きく歪ませるのはーー交わした約束の通り、他ならぬ自分であるべきだ。 ――その病が治癒したのならば。その代わりに消えぬ傷を抱え、永遠に自分の影に怯え続けていれば良いのに。
そんな思いを口に出す事は、これからもこの先も決して無いのだろうけれど。 自分の昏く歪んだ独占欲を、態々彼に見せてやる義理など無いのだから]
(+32) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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――勿論、悲しみや…恐怖でも泣きますけどね。
["あの時君が泣いたように"、と。 おどけたような声音で吐いたその言葉と共に、前に立つ彼の肩を手でぐっと押した。あまり体格の良く無い彼は、果たしてその手の力に抗う事が出来ただろうか。 抗えたのであれば、医者は予想外の出来事に目を見開いたかもしれない。
――抗えなかったのであれば、医者は倒れ込んだ相手の上で、シーツへと沈んだその顔の傷を…自分の付けたその傷を、機嫌良さげに目を細めて指先で擽っただろう]
(+33) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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/* うへへへ(((└(:D」┌)┘)))
(-54) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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なーに、狼になってほしかった?
[あえて明るく振舞おうとする彼女>>14に合わせて、意地悪く笑う。レティーシャがそれでいいと言うのなら、自分が踏み込む問題ではないだろう。
顔を覗けば随分と顔色が良くなっていることに気付いて。お酒はほどほどにね、と頭をぽんぽん撫でた。]
……ん?あれ、なに?
[扉の下からはみ出ている封筒に気付いて、少女に尋ねる。手紙なんてずっと貰ってないなあ、なんてぼんやり考えながら。 中身が気にならないと言えば嘘になるが、プライベートなことだろうし、ひとりで見たいと言うならばこの場から立ち去るだろう。]
(32) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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/* ネルさんかわいいえっなんか好き 狼なの?すき
(-55) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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/* 自分のト書き苦手\\\\٩( 'ω' )و //// もっと良い感じにかきたいなー
(-56) 2014/07/02(Wed) 16時半頃
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[自室に向かっていたクシャミだが、階段を登ろうとした所で自身の空腹さに気付いてUターンをする]
…ここでのご飯最後になるかもだよね
[なら、部屋に篭るのは辞めよう。せめて少しの人でも会って自慢ではないが転院出来て生きれるかもしれない希望を話そう。そう考えて食堂へ足を向けた]
ニッハハ。ニハハハ
[ポケットに入れたままの髪飾り。外を見てみれば灰色の空と目によろしくない色の葉。これに色が付いたら、と想像すると笑わずには居られなかった]
治ったらディンさんに自慢しに行きたいなー。僕だって生きられるんだって。あの人、今何してるんだろ
[ふと、一悶着あった彼を思い出す。笑わず、人を見下したように見ていた彼の笑顔が見てみたい。物の大きさに恐怖したり、椅子に座るだけで怖がってしまう彼女が今どんな生活をしてるのか]
…想像しただけでも楽しみだにゃー
[転院する先に彼等は居るだろうか。ここを離れるのは寂しいが、その先にあるものを想像出来る喜びを今はただ味わいたかった]
(33) 2014/07/02(Wed) 16時半頃
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[彼がナイフを投げ捨てれば、ほう、と。深く息を吐いた。強ばっていた体がやっと解放された様な気がして、力が抜ける。 勿論、安心するのは早いと分かっていたけれど。それでもあの時の痛み以上のものが、そうそうあるようにも思えない]
……医者の風上にもおけん奴だな、あんたは。
[そんなのとうに知っていた事だけれど。こうも簡単に切って捨てられると、まるで自分が間違っているのではないかという気がしてくる。 別に患者という立場に胡座をかくつもりは無いけれど、医者が患者を慮るのは当然だろう。此方は治療の対価をしっかりと払っているのだから。
……とはいえ、今更そんな常識レベルの話が通じる相手とも思えない。彼はきっと、何を言っても自らの尺度に当てはめて返してくるのだろう]
その、見下した目を止めろ。 ……反吐が出る。
[一歩ずつ近付いて来る彼に、牽制する様に言葉を投げる。 まあ、それくらいで止まる相手であれば、そもそも部屋に押し掛けて来たりはしないだろうが]
(+34) 2014/07/02(Wed) 17時半頃
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[滔々と語られる言葉に耳を傾けながら、『あんたが居なくなったら嬉し泣きくらいはするかもな』なんて。尚も挑発する様な言葉を落とす。けれどその表情は、追い詰められた小動物そのものだっただろう。
がつ、と。ベッドの淵に足が当たった。 逃げ場が無くなってしまったと、咄嗟に考えて。けれどそんな自分が許せなくて、ぎゅうと唇を噛み締める。ここにきて未だ逃げ出そうと思っているだなんて――情けなくて堪らない]
――は? おっ、おい、一体どういう了見だ!
[彼の伸ばした腕を、振り払おうとしたのだけど。けれど思いの外強い力で押されたものだから、抵抗する間も無くベッドに倒れ込む。 予想外の事態に思わず声を荒げたが、傷に触れられれば、半ば反射でその手を払った]
さ、触るなと、言っているだろう、 ……気持ち悪い、
[震える声で吐き捨てた。目の前にある彼の顔を直視する事が出来なくて、そっと視線を下ろす。 今更取り繕っている余裕など無く。どうやってこの状況から逃げるか、そればかりを考えていた]
(+35) 2014/07/02(Wed) 17時半頃
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