3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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……約束、やくそくは。
[手首がじくりと痛む]
(*242) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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……
[呆然とたたずむ彼に振りおろすべき刃を止めて]
忘れてしまったの…?
[哀しげにそう呟き、唇がわななく]
忘れるなんて、ちがう。あなたじゃない……
(973) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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ちがうわ。 ちがう。あなたじゃない。
――忘れたりなんてしないもの……!
[ぴちゃりぴちゃり、血の海の中をあとずさる。 重なって混濁する記憶、みえない みえない 闇の中]
……どうして、
[はたり、瞳から雫がこぼれ落ちて]
(977) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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いっしょに しの う って
(*246) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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いったのは
(*247) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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あなたじゃない……
[ぽちゃり、刃を血の中にとりおとせば、 伸ばされる手を恐ろしげなものを見たように振り払った]
(984) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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……、
[>>981 左の手首を押さえ込めば ちがうちがうと首を振る。 響く緋色のこえ>>@120に問う]
ころすの? ちがうのに? このひとじゃない のに?
このひとを ころさなくちゃ い けない の?
…だれ?……このひとはだれ?!
[みえない やみのなかは なにも みえなくて。 >>988 捕らわれれば泣き叫びながら、暴れて腕を払う]
(994) 2010/02/28(Sun) 21時頃
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[>>1001 拘束から解き放たれれば、 水を湛えた瞳から、またぽろり、とこぼれ落ちて。
見知らぬ者を一度見据える。
やはり わからなかった けれど]
――……、……
[何かを悲しんでいるようにも見えて、足は一瞬止まった。 でも >>@121 やみが なかで うごめいて。]
……っ、
[逃げるように駆け出した。 逃げ場はどこにもなか っ た *けれ ど*]
(1008) 2010/02/28(Sun) 21時頃
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もうい や こわし て…
わたしをこわして**
(*253) 2010/02/28(Sun) 21時半頃
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きをつけ て
…あの子、ずっと わたしのなかに くらいくて つめたくて とてもさみし い…
[声は、とぎれる]
(*282) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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―体育館脇―
……っ、……ぁ… ……、
[それは羽化する蝶のように、背中から、抜けていった。 残された抜け殻は 2歩、3歩と、よろめいてくず折れる]
――……あの子、いってしったのね……
[ ここ から出たら、また誰かの中に入ってしまうかもしれない。留めておきたかった、けれど、無理だった。なにも上手にできなくて。
闇も憎悪も殺意も確かに残されたけれど、それを上回るのは――…]
ごめん な さ い……
[あたたかった の に]
(1106) 2010/02/28(Sun) 23時頃
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……きこえる。 [ききたくない、耳を塞いだ]
(*293) 2010/02/28(Sun) 23時頃
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―体育館脇―
[壁にもたれて座り込む。 浅い切り傷からの血は止まっていて、触れれば凝固した血液が指についた。
意味もなく耳を塞いでいれば、 いつの間にかまた涙が溢れていた。]
…いやだ、 しっかりしないと。
[ハンカチで目蓋を押さえる。 深く深く残された傷跡を辿る、体の傷は不思議と何もいたくない。けれど、心は痛みになれることはない。 あの泥のような闇は心の痛みのかたまりのようで。
だから冷たく深い闇に一人たゆたう少女は、傷ましい。]
(1146) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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…え?
[>>1167 不意に掛けられた声にびくり、と見上げた。]
ジェレミー君、どうしたの。 こんなところで。
[こんな所 に座っているのは自分の方だったのだけれど。 ハンカチを仕舞えば壁に手を付き立ち上がって、教師の顔を作った。 血に塗れたシャツや、首の傷跡は薄闇の中でも気付かれるだろうか、わからない]
(1176) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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理事長の孫 グロリアは、飼育委員 フィリップくんのこえをふと、思い出す
2010/03/01(Mon) 00時頃
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――……何言ってるの、もう。 お姫様なんて言葉は女の子たちに言ってあげなさい?
[ぱちくり、瞳を瞬かせれば、くす、と笑って。 こんな風に笑うのを随分久しぶりに感じて、 そのどこかおどけた仕草にやわらかに目を細めた]
――…行方不明、なんて。 心配かけていたのかしら、ごめんなさい。 ああ、あと私、ジェレミー君との約束、まだ……
[そこまで告げて、思い出す。彼はサイモンを探すとあの時言ってくれたのだ。 ケイトの目で見た、彼の最期を思い出して、瞳を伏せた。]
(1196) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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寂しい… [少女の忘れ物が囁いている]
(*313) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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そう、ヘクター君もやさしい子だものね。 怪我は、その…少し手が滑って…ああ、たいしたことはないから大丈夫よ。痛くもないから。
[ヘクターの名にはほんのり笑みに自嘲が混ざった。 切った首の言い訳はどうしたものかと思ったけれど、結局ろくなことが言えずに。]
……見つからない、というか。 探しに行こうとしたら、あちこちで色々とあって。 ――こんなところに用はないわよね、戻りましょうか。
[校舎を見る視線に促されたように足を進めようとすれば、 >>1210 口ごもる様子に察しはついた、全てを見ていたから。見ることしかできなかったから]
……サイモン君のことなら、君が気に病むことはないのよ。
[闇の残滓が軋んで痛む、眉根を顰めた]
(1227) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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ほんと、たいしたことないから、気にしないで。 塞がってるようなものだし。
[傷の痛みに頓着する様子もなく告げて、北棟へと目を向けた。行くとも行こうとも言えずに。ただ問われた問いに小さく息を吐いて]
さっきまで、あの子。 わたしのなかにいたの、ずっと。
だから、あの子の目で見たわ。全部。
[残る闇をしずめるように、そっと胸に触れた]
(1253) 2010/03/01(Mon) 01時頃
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