240 なんかさ、全員が左を目指す村
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俺、優しくは出来ないかもよ? ヤられたことは倍返ししないと気が済まないタチでね。
[フン、と愉快に鼻を鳴らして顔を近づけ鼻を甘噛みする。 容赦なく何度も己の身体を貪ったからには、倍ぐらいヤり返さなければいけないなと。
俺の欲が早く突っ込みたいからと言う我儘を彼のせいにして優しくしないと言うのは致し方なし。 ちゅ、と頬へリップ音を立てながら数度口付けを落として、 己の両方の五指を彼の五指へと絡ませて、暫し彼を見つめながら。]
ディー、愛してる。 お互いの子を一緒に産んで、一緒に育てようぜ?
[耳許へ唇を寄せて甘く囁いて。 彼の希望も俺の希望も両方叶えばもう言う事はないだろう。
後は愛に溺れるだけの事だから。**]
(*120) ライラ 2015/11/16(Mon) 21時半頃
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[まだ触れ足りない。>>*112 けれど、同じくらい彼も大事にしたい。 理性はシーツに沈む身体を労ろうとするけれど、まだ収まらない煩悩は足を絡ませて触れる肌の範囲を少しずつ増やしていく。
年上の自分がこんなじゃだめだろう。 疲労が滲む掠れた声一つでまた貪りたくなるのを耐えて。>>*113
煮えきらない返事に、やっぱりそうかと早合点を。>>*114 畳みかけた提案に返ってきたのは、拒絶ではなく。戸惑い。 期待しても、いいだろうか。 この先を告げても、この手が振りほどかれないことを。 僅かな緊張で、鼓動が早くなるのを感じながら。
微かな吐息に、指を絡めたまま息を詰める。>>*115 握り返される指先に、祈るような想いで瞼を上げれば。視線が逸らされ落胆した。
けれど。]
(*121) SUZU 2015/11/16(Mon) 22時頃
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………え。
[了承の言葉と共に付け足されたのは、条件。 それの両方とも己にとっては、考えつきもしなかったもの。 必死だった分だけ気が抜けたせいで。思わず聞き返すような声を漏らしてしまい、慌てて釈明する。]
違う違う。 どっちも考えてもいなかったから驚いただけで…っ。
[本当にそれだけでいいのか。 彼の目を覗きこむように見つめて。ふ、と頬が緩んだ。
絡んだ指を押しこみ、硬く握るように繋ぎ直し。 背に回した腕に力を込めて、もう一度強く抱き締める。
その約束が、彼にとって言葉にするほど大事なものなら。 己も同じように、大事にしよう。]
(*122) SUZU 2015/11/16(Mon) 22時頃
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約束する。 浮気も二股も、絶対しない。
だから理津を全部、僕にちょうだい。 僕も全部、理津にあげる。
[曖昧さを取り払った『全部』が、彼に伝わればいい。]*
(*123) SUZU 2015/11/16(Mon) 22時頃
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[色気もムードもないとしても。 実質新婚ほやほやの雰囲気に割り込む闖入者。>>*117 元より人の視線には慣れている。 腕の中の彼と同じく、真っ最中でもなければ。向けられる視線に邪なものが混ざりらない限り、平然としたものだが。
ただ彼の口から聞こえた答えだけは。 わかっていても、面白くなかった。]
……ふぅん。 そうなんだ。
[思いの外拗ねた声が零れてしまったことに、ハッと気づいて。 なんでもない、と鬱血が散る彼の首筋に顔を埋めて誤魔化そうとした。
好みの対象が石膏像であることも。ヌードモデルのアルバイトのことを知るのも。 アルバイトを断らせるために彼の身体に定期的に痕をつけたがるようになるのも。
全ての真相とその顛末は、もう少しあとの話。]*
(*124) SUZU 2015/11/16(Mon) 22時頃
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[涙ぐむ姿が嘘泣きだってことくらい、分かっている。>>62 それでも甘やかしてやりたくて、静かに唇を寄せた。
その一方で身重だと気遣う体を放り投げるのだから、 呆れられても、見捨てられても、文句も言えない。>>*119]
いや、その。 ……乗れって言って、その行動はなんだ。
[照れ隠しだ、分かれ馬鹿と緩み切った口を睨み付け。 覆い被さって来た体に心臓が跳ね、肩を震わせた。
もっと屈辱的な想いをすると思っていた。 だが、実際、こうして押し倒されてみると照れ臭さや むず痒さはあっても、嫌な気がするどころか、むしろ。]
(*125) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
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その時は、その時だ。 体だけは頑丈なんだから、手加減せずに来い。
吾郎の全てを受け止めてやろう。
[噛み付かれた鼻に、くく、と喉を鳴らして片目を閉じて。 復讐に燃える吾郎を煽るように、腰を太腿で撫ぜてやる。>>*120
たかが上下が反転しただけだというのに、 頬に落ちる柔らかさと、絡む指の逞しさの落差に眩暈がした。 つい先程までは可愛いと囁いた吾郎に可愛いと囁かれて、 悔しいと思うよりも嬉しさがこみ上げるだなんて。]
互いに産めば、幸せも二倍になる。 政府から養育費をたんまりと毟り取ってやろう。
[くすくすと笑い声を共鳴させながら肌を合わせ、 激しくも甘い蜜の坩堝にただただ、落ちて行くだけ。**]
(*126) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
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